法人別リリース Wed, 06 Sep 2023 13:00:00 +0900 hourly 1 ワシントン・ウィザーズによるバスケットボールクリニック&ダンスクリニックを9月2日(土)に開催 /release/202308298617 Wed, 06 Sep 2023 13:00:00 +0900 玉川学園 NBA「ワシントン・ウィザーズ」が 当学園と町田市の小中学生にバスケットボールの技術を指導 Washington Wizards による バスケットボールクリニック&ダンスクリニックを9月2日(土)... 玉川学園
NBA「ワシントン・ウィザーズ」が 当学園と町田市の小中学生にバスケットボールの技術を指導
Washington Wizards による バスケットボールクリニック&ダンスクリニックを9月2日(土)に開催
同チームダンサーの指導によるダンスクリニックも実施
海外のプロチームとの交流を通じて、子どもたちに「本物に触れる教育」を提供
 
 学校法人玉川学園(東京都町田市/理事長:小原芳明)は、全米プロバスケットボール協会(以下、NBA)所属チームの「ワシントン・ウィザーズ」のOB選手・コーチなどを招き、当学園の児童・生徒と町田市の小中学生にバスケットボールの技術を指導するWashington Wizardsによるバスケットボールクリニック&ダンスクリニックを2023年9月2日(土)に、玉川学園記念体育館において開催しました。
 バスケットボールクリニックは、当学園の生徒約70名と、一般公募による参加者約70名を対象に2回開催し、子どもたちは同チームの指導のもと、基本技術のトレーニングを受けました。
当日は、同チームのダンサーが講師となるダンスクリニックも開催しました。当学園の幼稚園の園児から小学・中学・高校生まで幅広い年齢の子どもたちが参加し、指導を受けるとともにスポーツを通じた交流を深めました。
 また本イベントでの通訳は本学園の国際バカロレアクラスの生徒、バスケットボールクリニックのサポートは高校・大学のバスケットボール部員、ダンスクリニックのサポートは大学ダンスドリルチームが担当しました。
 

 
NBAのチームから指導を受ける機会を提供し、子どもたちの健康増進と地域活性化に貢献  本学園は、創業者が掲げた「本物に触れる教育」を実践し、子どもたちがスポーツや国際親善に関心を深める機会を提供することを目的に、NBA所属チームの「ワシントン・ウィザーズ」などを運営するモニュメンタル・スポーツ&エンターテイメント社(米国/社長:Jim Van Stone)(以下、MSE社)とのパートナーシップ契約を2022年に引き続き2023年6月に締結しました。
 これに基づき開催されるWashington Wizards によるバスケットボールクリニック&ダンスクリニックでは、NBAで活躍したバスケットボール選手やダンサーからの指導と交流の機会を提供することで、子どもたちにスポーツの楽しさを伝え、健康増進と地域活性化に貢献します。
 
【セレモニー】                             なごやかな雰囲気のなかで選手たちを出迎え、理事長・小原芳明は「拍手で迎えたい」と挨拶  開催にあたって歓迎の意を込めたセレモニーが行われ、MSE社社長Jim Van Stone氏は「NBAはグローバルなスポーツであり今回のクリニックを通じて交流できることをうれしく思う」、玉川学園理事長・小原芳明は、昨年のクリニック開催を機に生徒が「ワシントン・ウィザーズ」を訪問するなど交流が深まっていることに触れ、同チームの皆さんに謝意を示すとともに「拍手で迎えたい」と歓迎の言葉を述べました。続いて、記念品の交換や大学のダンスドリルチームによるウエルカムダンスの披露も行われ、なごやかな雰囲気の中でクリニックはスタートしました。
 

 

 

 

 
【クリニック:午前の部】(対象:当学園の児童・生徒)             「ワシントン・ウィザーズ」と同じコートに立ってトレーニングを体験!2回目の開催となるバスケットボールクリニックを実施。  午前の部では、当学園の小学4年生から中学3年生まで約70名が参加したバスケットボールクリニック、幼稚園児と小学4年生までの児童約60名を対象にしたダンスクリニックが実施されました。当学園の生徒を対象にしたクリニックは昨年に続いて2回目の開催になります。
 バスケットボールクリニックの講師には、パワフルなダンクシュートで知られる Maurice Evans 元選手や、フォワードとして活躍した Harvey Grant 元選手が参加し、基本のトレーニングから指導を開始。その後、シュートとドリブル、ドライブの練習が始まると、講師陣は一人ひとりに実技を交えたアドバイスを贈りました。日本にいながらにしてアメリカの憧れの選手の指導を受けた子どもたちは、目を輝かせてプレイに取り組んでいました。
 指導を受けたバスケットボール部員の齋藤梨麻さん(中3)は「NBAでもクラブ活動と同じようなトレーニングに取り組んでおり基礎が大事であることを実感した。これからも毎日の練習を大切にしたい」、同部員の今野友莉子さん(中2)は「具体的なアドバイスをもらえて練習の励みになり、バスケットボールがさらに好きになった」と話し、スポーツの楽しさを実感したようでした。
 ダンスクリニックでは、同チームのダンサーが、幼稚園児や小学生にも覚えやすい日本語の曲も交えてダンスを指導。日本語での「イチ、ニ、サン」という声掛けに合わせて子どもたちはリズミカルに体を動かし、笑顔でダンスを楽しんでいました。
 

 

 

 

 
【クリニック:午後の部】(対象:一般募集による町田市内の小中学生、当学園児童・生徒)                                 「ワシントン・ウィザーズ」選手からの指導のほか、ダンスチームによるショーも楽しみ、スポーツを通じた国際交流を体験。  午後の部では、一般から募集した町田市内の小学4年生から中学3年生まで約70名が参加したバスケットボールクリニック、本学園のチアダンス部所属の中高校生と延長教育プログラムチアダンス受講者の小学4年生から中学1年生約25名を対象にした、ダンスクリニックが実施されました。
 バスケットボールクリニックには、午前の部と同様に、Maurice Evans元選手やHarvey Grant元選手が参加し、基本のトレーニングから指導を開始。その後、シュートやドリブル、ドライブ、フットワークの練習が始まると、講師陣は一人ひとりに実技を交えたアドバイスを贈りました。講師の見事なフットワークやテクニックを目の当たりにした参加者は、目を輝かせながらともにトレーニングを行っていました。
 指導を受けた参加者からは、「英語がわからなくてもコーチが伝えたいことがわかって、トレーニングが楽しかった。もっと上達したいという気持ちになり、これからもバスケットボールを続けようと思った」(町田市在住 小 6 )、「シュートが決まった時にコーチや参加者のみんなが喜んでハイタッチをしてくれた。楽しく練習ができて、ますますバスケットボールが好きになった」(町田市在住 中 2 )と話し、スポーツの楽しさを実感したようでした。
 当学園の生徒が「ワシントン・ウィザーズ」のチアダンサーから指導を受けるダンスクリニックでは、音楽に合わせた振り付けのレッスンを受けました。ここで覚えたダンスは、バスケットボールクリニックを終了した参加者や講師陣の前で披露し、講師のダンサーとともに息の合ったパフォーマンスを見せました。
 参加した成川美優さん(小4)は「テンポが速くて難しかったけれど、レッスンを受けて楽しかった。私もコーチのように笑顔で踊れるようになりたい」、小原花奈さん(中1)は「アメリカのダンサーや上級生と一緒に踊ることができて楽しかった。大きな動きで踊ることや楽しんで踊ることの大切さを教えてもらったので、これからのレッスンにいかしてもっとうまくなりたい」と話しました。
 今回のクリニックでは、終了後に一緒に記念撮影をする時間が設けられ、通訳を介して話をするなどの交流を楽しみました。
 

 

 

 

 
Washington Wizards によるバスケットボールクリニック&ダンスクリニック ■日時 :2023年9月2日(土)9:00~17:30
■場所 :玉川学園記念体育館(東京都町田市)
■参加者:【午前の部 バスケットボールクリニック】
     当学園の小学4年生から中学3年生 約70名
     【午前の部 ダンスクリニック】
     当学園の幼稚部年少・年中・年長から小学4年生 約60名
     【午後の部 バスケットボールクリニック】
     町田市在住・在学・保護者が町田市在職の小学4年生から中学3年生 約70名
     【午後の部 ダンスクリニック】
     当学園の延長教育プログラムチアダンス受講者
     小学4年生から中学1年生と中高チアダンス部員 約25名
■主なイベント内容:
 ・歓迎セレモニー
 ・ご挨拶 登壇者:MSE社社長JimVan Stone氏、玉川学園理事長・小原芳明
 ・<午前の部>
   - バスケットボールクリニック(対象:当学園生徒)
   - ダンスクリニック(対象:当学園児童・生徒)
・<午後の部>
   - バスケットボールクリニック(対象:町田市内の小中学生)
   - ダンスクリニック(対象:当学園生徒)
   - 「ワシントン・ウィザーズ」のダンサーと、ダンスクリニック参加者によるダンスショー
■主催 :学校法人玉川学園 玉川アスレチック・デパートメント
■後援 :町田市、町田市教育委員会、町田商工会議所、小田急電鉄株式会社
■協賛 :株式会社ギオン、株式会社SVOLME、Any株式会社、株式会社きらぼし銀行、株式会社ゼルビア、株式会社タマガワ イー サポート、株式会社内藤電誠町田製作所、町田神永法律事務所、株式会社アグレッソ、株式会社Gravis、株式会社グリーンハウス、有限会社スタースポーツ、町田モダンゴルフクラブ
※午後の一般向けバスケットボールクリニックプログラムにご後援・ご協賛いただいております。
 
                                              以上
 
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米国モニュメンタル・スポーツ&エンターテイメント社とのパートナーシップ契約調印式を10月1日(土)に実施 /release/202210017550 Sat, 01 Oct 2022 21:44:02 +0900 玉川学園 「ワシントン・ウィザーズ」の往年の名選手や町田瑠唯選手などが 中学・高校生を指導するバスケットボール・ダンスクリニックを開催 NBA「ワシントン・ウィザーズ」などを運営する 米国モニュメンタル・スポ... 玉川学園
「ワシントン・ウィザーズ」の往年の名選手や町田瑠唯選手などが
中学・高校生を指導するバスケットボール・ダンスクリニックを開催
NBA「ワシントン・ウィザーズ」などを運営する
米国モニュメンタル・スポーツ&エンターテイメント社との
パートナーシップ契約調印式を10月1日(土)に実施
 
 
 学校法人玉川学園(東京都町田市/理事長:小原芳明)は、全米プロバスケットボール協会(以下、NBA)所属チーム「ワシントン・ウィザーズ」などを運営するモニュメンタル・スポーツ&エンターテイメント社(米国/社長:Jim Van Stone)(以下MSE社)と2022年9月16日(金)にパートナーシップ契約を締結したことに伴い、10月1日(土)に調印式を実施しました。
 
 
玉川学園と「ワシントン・ウィザーズ」とのパートナーシップ契約調印式を実施  本学園の記念体育館で調印式に臨んだ玉川学園理事長・小原芳明は「ワシントン・ウィザーズが教育機関と締結するのは初めてとなりますが、本学が目指す「本物に触れる教育」という観点から、より良い関係を築いていきたいと考えています。また、今回のパートナーシップ契約によって、子供たちにはさらに(スポーツや国際親善への)関心を深めてもらいたいと考えています」と期待の言葉を述べました。
 MSE社のPatrick Duffy副社長は「スポーツの基礎となるものは教育です。玉川学園は大変素晴らしい環境にある学校で、今回のパートナーシップ締結について大いに期待を持っています」とコメントしました。
 
 調印式の後、スポーツ強化・推進を図る本学・玉川アスレチック・デパートメント部長の川崎登志喜は、日本の学校法人とNBA所属チームとのパートナーシップ契約は初の事例であることと、MSE社が運営するNBA、NHL、e-スポーツなどのプロチームとの連携教育の展開について説明し、「ワシントン・ウィザーズ」との連携については、調印式当日に実施されるバスケットボールとダンスのクリニック「Court Dedication」のほか、「ワシントン・ウィザーズ」のホームゲーム観戦、練習見学を予定していることを発表しました。
 さらに、本契約は、創立者が掲げた「本物に触れる教育」の一環として実現したものであり、「同チームのホームタウンのワシントンDCは、本学の芸術学部生が毎年開催される「桜まつり」において和太鼓の演奏に行くなど交流を深めてきた町でもあることから、今回の契約を締結しました。今後は大学生や体育専攻の学生との交流や、現地でのインターンシップ研修を実現したい」と話しました。
 


 
町田瑠唯選手や「ワシントン・ウィザーズ」の元選手と同じコートでプレイ!  一流の選手から基本を教わる「バスケットボールクリニック」
調印式に続いて当学園の記念体育館で開催された、教育連携の第一弾の事業「Court Dedication」では、「ワシントン・ウィザーズ」の往年の名選手やコーチ、女子プロバスケットボールリーグのWNBA所属チーム「ワシントンミスティックス」の町田瑠唯選手が生徒たちを指導する、バスケットクリニックが実施されました。
 
 参加した生徒は、本学園のバスケットボール部に所属する中学・高校生約40名で、通訳は本学園の国際バカロレアクラスの生徒、クリニックのサポートは大学生が担当し、学園の生徒・学生の参加のもとで講師となる選手たちをお迎えしました。
 
 クリニックでは、NBA史上もっとも長身の選手と言われるGheorghe Muresan(ゲオルゲ・ムレシャン)元選手や、町田瑠唯選手などが講師となり、基本のトレーニングから指導を開始。その後、シュートとドリブル、フットワークの練習が始まると、講師陣は一人ひとりに実技を交えたアドバイスを贈りました。町田選手はファイトあるプレイを見せた選手に手を差し出し、グータッチをするなど生徒たちとの交流を楽しんでいました。
 

 

 


 クリニックの終了後、町田選手から「久しぶりに中高校生に接して楽しかった」と話し、トレーニングに取り組む学生に向けて「心から楽しみ、目標に向かって努力をしてほしい」とメッセージを贈りました。日本にいながらにしてアメリカのプロ選手や憧れの選手の指導を受けた生徒たちは、目を輝かせてプレイに取り組み、スポーツの楽しさや、それを通じて成長する喜びを実感したようでした。
 指導を受けた男子バスケットボール部・キャプテンの大河内輝和さん(高2)は「声を出してのトレーニングを教わるなど貴重な体験ができました。チームワークが深まり、バスケットボールがさらに好きになりました」と話しました。
 
 
プロのチアダンサー、eスポーツプロ選手から直接指導を受けるクリニックやイベントを開催  続いて「ワシントン・ウィザーズ」のダンスチームのダンサー4名によるダンスクリニックも開催されました。大学のダンスドリルチームの学生たちが、歓迎の気持ちを込めたウエルカムダンスを披露した後、本学園チアダンス部とエアロビック部が指導を受けました。
 講師たちは、日本語で「イチ、ニ、サン」とカウントを取って、オリジナルの振り付けを生徒たちに指導。最後にチームごとに演技を披露しあうと、皆で喝采を送りあいました。
 指導を受けたチアダンス部・主将の小林寿理さん(高3)は「プロのダンスに接することができ、チアとは人を応援し、楽しむものであるということを改めて実感しました」、エアロビック部・主将の湯浅智晶さん(高2)は、「言葉が通じなくてもダンスで分かり合う体験ができました。これからの部活動に教わった振り付けを取り入れたりして楽しみたい」と話しました。
 
 当日は、このほか、eスポーツプロ選手によるNBA公認バスケットボールゲームである「NBA2k」のデモンストレーションも実施し、プロ選手ならではの卓越した技術を生徒たちに伝えました。プレイを体験した女子バスケットボール部の本田眞琴さん(中3)は、「リアルのバスケットボールとは違って、ゲーム上では複数の視点を持ってプレイに参加できるので、バスケットボールの上達に役立てたい」と、eスポーツの魅力を話しました。また当日は「ワシントン・ウィザーズ」のマスコット「G‐Wiz」も登場してイベントを盛り上げました。
 

 

 

 


 
調印式および「Court Dedication」(クリニック)概要

■日時:2022年10月1日(土)10:00~15:00
 
■場所:玉川学園記念体育館 他
 
■主なイベント内容
・MSE社・学校法人玉川学園パートナーシップ調印式
・NBA「ワシントン・ウィザーズ」引退選手、WNBA「ワシントンミスティックス」町田瑠唯選手による中高バスケットボール部のためのバスケットボールクリニック
・NBA「ワシントン・ウィザーズ」ダンスチームによる、中高生チアダンス部・エアロビック部生のためのダンスクリニック
・「NBA2k」(eスポーツ)のデモンストレーション、チュートリアル、ゲームプレイ
・「ワシントン・ウィザーズ」のマスコットとの記念撮影


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心変わりはなぜ起こるのか? 心変わりのメカニズムが、脳の活動から初めて明らかに /release/201310025075 Wed, 02 Oct 2013 10:00:48 +0900 玉川学園 玉川大学脳科学研究所(町田市玉川学園 6-1-1 所長代行:坂上 雅道)の伊藤岳人研究員※1と松田哲也准教授らは、米国カリフォルニア工科大学下條信輔教授らとの共同研究により、心変わりが起こるメカニズムを明らかにした。 玉川大学脳科学研究所
心変わりはなぜ起こるのか? 心変わりのメカニズムが、脳の活動から初めて明らかに――玉川大学脳科学研究所
玉川大学脳科学研究所(町田市玉川学園 6-1-1 所長代行:坂上 雅道)の伊藤岳人研究員※1と松田哲也准教授らは、米国カリフォルニア工科大学下條信輔教授らとの共同研究により、心変わりが起こるメカニズムを明らかにした。

 好みの選択判断(=選好意思決定)は正解がなく、人によって答えがちがったりするため、伝統的な心理学や脳科学が苦手としてきたテーマである。しかし半面、人間の自由の根幹に関わり、また政治や消費者行動など社会面での重要性は極めて高いテーマでもある。ごく最近の脳科学研究によって、私たちの好みの選択(意思決定)が脳でどのように処理しているかについては少しずつ明らかにされてきている。一方で、好みの選択は不変ではなく、途中で変わる時もしばしばあるが、それがなぜ起こるかについては、ほとんど分かっていなかった。

 今回の研究では心変わりに着目し、fMRI※2により脳活動を測定することで好みの選択が変わるメカニズムを解明することにした。実験では、被験者に2枚1組の顔を見て、どちらがより好みかという質問をした。その後、もう一度同じペア-の顔を見せ、同様の質問をした。1回目と2回目の質問で、その回答が変わった時と変わらなかった時の脳活動を比較した。その結果、尾状核(びじょうかく)という価値判断に関係している脳領域の神経活動と好みの選択に乖離がある時に、心変わりが起こることがわかった。

 つまり、1回目の選択時に尾状核の活動が強い方の顔を選んだ時には心変わりは起こらないが、1回目の選択時に尾状核の活動が低い方の顔を選んでしまった時には、2回目の選択時に心変わりが起こる確立が高いことが明らかになった。また、記憶に関係する海馬と価値判断に関係する眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)との強い機能的つながりができると心変わりが起こる可能性が低くなることも明らかになった。

 今回の研究は、我々の心変わりがなぜ起こるか?という問いに答えた、世界で最初の研究成果である。
 本成果は、英国科学雑誌「Social Cognitive and Affective Neuroscience誌」オンライン版に2013年9月13日に掲載された。URLは以下のとおり。

http://scan.oxfordjournals.org/content/early/2013/09/13/scan.nst147.long

1.研究の背景と目的
 日常生活の中において二者択一の選択を迫られる機会は非常に多くある。喉が渇いたから水を買おうと思ってコンビニに行くと似た商品がいくつか並んでおり、どちらにしようか悩む時がある。また、このような日常的なことから、高校・大学への進学、就職、さらには人生の伴侶の選択においてまで私たちは選択を迫られる機会に常に取り囲まれている。

 そんな選択を行う時、例えば、コンビニやスーパーで飲み物を買いたいと思った時、Aという飲み物に手を伸ばしたのにも関わらず、やはりBという飲み物に変えているときがある。このように途中で気持ちが変わることは誰もが経験することである。

 これまでに、私たちがある種の選択を行う(意思決定)時の脳の処理過程については近年明らかになってきたが、気持ちが変わり途中でその選択を変える時に脳がどのような処理をしているかについては、未だ明らかにされていなかった。そこで私たちは、このような日常的に経験する気持ち(意思決定)の変化、すなわち心変わりがなぜ起こるのかを明らかにする研究を行った。特に、今回の研究では誰もが興味のある顔の好みの変化について、脳の活動を測定することで、心変わりの原因を明らかにすることにした。

2.研究手法と結果
 実験参加者(被験者)に2つの顔をペア-にして見せ、どちらの顔がより自分の好みであるかを答えてもらった(1回目の選択)。その後、その顔を何回か繰り返し見せた。同じ2つの顔を繰り返し見せたあと、もう一度同じペア-の2つの顔を見せ、自分の好みの顔はどちらかもう一度答えてもらった(2回目の選択)。

 この課題を行っている時の脳機能メカニズムを明らかにするために、fMRIを用い脳活動の測定を行った。1回目と2回目の選択時に同じ顔を選んだ場合(心変わりなし)と1回目と2回目の選択時に別な顔を選んだ場合(心変わりあり)の脳の活動を比較した。つまり、心変わりありの時には1日目の選択時に尾状核は正しい評価をしているにも関わらず、その通りに好みの顔を選択できていない時に、心変わりが起こることが明らかになった。

 また、さらに1回目の選択時に海馬と眼窩前頭皮質の脳活動の強さの相関が高い時は心変わりが起こらないが、これらの部位の脳活動の強さの相関が低い時は、心変わりが起こることも明らかになった。

 これらの結果から、好みの選択時には尾状核が重要な役割を担っていることが明らかになった。尾状核はモノの価値を判断する機能を持った部位である。また、尾状核以外にも価値判断に重要であると考えられている眼窩前頭皮質や、また記憶を司る海馬も好みの選択に重要な役割をもつことが明らかになった。

3.本研究成果と今後の展望
 今回の研究結果は、日常的に誰もが経験する心変わりの原因を明らかにし、その本質に迫ると同時に、認知神経科学の大きな潮流に一石を投じるものとなった。脳の中での対象の価値判断と選択の結果がその判断と違う時には、結果的に心変わりが起こる。つまり、脳では正しい価値判断ができているにも関わらず、選択時に何らかのノイズにより違った選択をしてしまったと解釈することができる。

 これらの結果から、予め脳の中では正しい価値判断ができているということを考えると、本質的には心変わりは起こっていないのかもしれない。視点を変えれば、尾状核の活動を調べれば今下された選択が偽りであるか否かを知ることができる、そんな可能性を秘めている。また、学問的な視点から見れば、尾状核の活動は常に行動と一致するという不文律を揺るがしかねない結果であるとも考えられる。

 本研究の成果の一部は、米国カリフォルニア工科大学、日本医科大学との共同研究であり、玉川大学グローバルCOEプログラム「社会に生きる心の創成」、日本学術振興会「科研費基盤研究A」「科研費若手研究B」の一環として行われたものである。

※1 現在の所属(平成25年4月より)
独立行政法人放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター研究員

※2 fMRI
機能的核磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging;fMRI)のこと。MRI を高速に撮像して、神経細胞の活動に伴う血流動態反応を視覚化することにより、運動・知覚・認知・情動などに関連した脳活動を画像化する手法である。
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玉川大学・桜美林大学FC町田ゼルビアとの教育連携事業COUMZマッチ 6/30(日)開催! /release/201305232039 Thu, 23 May 2013 18:12:02 +0900 玉川学園 6月30日(日)に「COUMZマッチ」を開催!!熱い試合を観戦しよう!! 玉川大学と桜美林大学は地域貢献・スポーツ振興・教育連携を目的にFC町田ゼルビアとオフィシャルスポンサー契約を締結しています。「... 玉川大学
玉川大学・桜美林大学FC町田ゼルビアとの教育連携事業COUMZマッチ 6/30(日)開催!
6月30日(日)に「COUMZマッチ」を開催!!熱い試合を観戦しよう!!

玉川大学と桜美林大学は地域貢献・スポーツ振興・教育連携を目的にFC町田ゼルビアとオフィシャルスポンサー契約を締結しています。「COUMZ-FC町田ゼルビア大学連携-」(Consortium of Universities in MACHIDA ZELVIA)は、二つの大学が中心となり、町田市内にキャンパスを持つ大学とも連携をしながら、サッカーを通して児童・生徒・学生との交流やスポーツ事業への参画、インターンシップ、ボランティアなど、さまざまな産学事業を創出しています。

その一環として当日は、様々なイベントでFC町田ゼルビアを応援します。


日   時:2013年6月30日(日) 15:00キックオフ
試 合 会 場:町田市立陸上競技場 小田急線鶴川駅他より路線バスなどを利用
対戦チーム:ソニー仙台
チ ケ ッ ト:PCや携帯電話からインターネットで予約購入し、コンビニエンスストアで受け取り可能
                 詳細はhttp://www.zelvia.co.jp/support/buy/ にアクセス


「COUMZ初夏の合同大学祭 in ゼルビア」
玉川大学、桜美林大学以外の町田市近隣大学に呼びかけをし、ゼルビーランド(試合前イベント会場)を大学祭のように盛り上げます。

●ワークショップ・テントブース企画 (12:30~15:00まで)
 ・COUMZ学生ブース「フェイスペイント&うちわつくり」
 ・玉川大学 環境エデュケーターブース
 ・桜美林大学 草の根国際理解教育支援プロジェクトブース
 ・玉川大学・桜美林大学オリジナルグッズ販売(各1テント)

●東日本大震災復興支援活動
 FC町田ゼルビアが毎試合行っている「ALL POWER FOOTBALL MACHIDA 東日本大震災 復興支援 募金活動」を、COUMZ 学生が選手と一緒に行います。
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玉川大学が「大学は美味しい!!」フェアに出展 ―今年も新宿高島屋で玉川オリジナル商品を即売― /release/201305221987 Wed, 22 May 2013 15:04:48 +0900 玉川学園 学校法人玉川学園(理事長 小原 芳明)購買部は、5月29日(水)~6月4日(火)に、東京・新宿高島屋で開催される 第6回「大学は美味しい!!」フェア に今年も出展します。 学校法人玉川学園
玉川大学が「大学は美味しい!!」フェアに出展 ―今年も新宿高島屋で玉川オリジナル商品を即売―
学校法人玉川学園(理事長 小原 芳明)購買部は、5月29日(水)~6月4日(火)に、東京・新宿高島屋で開催される 第6回「大学は美味しい!!」フェア に今年も出展します。

このフェアは、全国の大学が独自に開発した大学のブランド食品を集めた催し物で、“論文の代わりに、製品で「食」の研究成果を伝える”をテーマに、過去5回にわたり「食の学園祭」として人気を博してきました。全国の大学が独自に開発した大学のブランド商品を集めた即売会で、毎年この時期に開催されています。

期間中は、玉川オリジナル商品の紹介と販売を行います。昨秋にたまがわアイスシリーズの新顔として登場した「抹茶アイス」をはじめ、ジャムの新シリーズ「オリジナルジャム いちご」「同 きんかん」や、5月に発売を開始したばかりの「はちみつパウンドケーキ」など、今回初出品の商品が盛り沢山です。また、今年2月よりOdakyu OXの店舗で発売を開始したLEDレタス「夢菜」(ゆめさい)をこのフェアでは特別に数量限定で販売します。

もちろん、玉川大学ミツバチ科学研究センターと農学部生産加工室が監修した「たまがわはちみつ」他の定番商品も用意しています。皆様お誘いあわせの上ぜひご来場ください!

名  称:「大学は美味しい!!」フェア
開催期間:5月29日(水)~6月4日(火)※土日含む7日間
時  間:連日午後8時まで開催。ただし、6月1日(土)は午後8時30分まで。最終日は午後6時閉場。
場  所:新宿高島屋11階 催会場 〒151-8580渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 ℡03-5361-1111
主  催:NPO法人「プロジェクト88」
後  援:小学館、フード・アクション・ニッポン推進本部、タイ王国大使館
販売品目:
LEDレタス「夢菜」 ※特別販売(数量限定)
たまがわアイスクリーム (ミルク&はちみつ・チョコレート・ぽんかん・ストロベリー・抹茶★
                  ポンカンアイスキャンディー・はちみつアイスキャンディー)
たまがわはちみつジャム(りんご・いちご・ブルーベリー・梅)
たまがわオリジナルジャム(いちご★・きんかん★)
たまがわはちみつ(アカシア・百花蜜・トチ・ソバ・ケンポナシ)
たまがわクッキー(ハニー・チョコマーブル・フロランタン)
はちみつパウンドケーキ(プレーン・オレンジ・紅茶・チョコ)★
はちみつカレー(缶詰タイプ)
はちみつハヤシ(缶詰タイプ)
はちみつおこし たまがわ固形はちみつアカシア
たまがわはちみつせっけん
 ★は初出品
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5/4(土・祝)~5/6(月・祝)玉川学園キャンパス内で開催 ロボカップジャパンオープン2013東京 /release/201304241438 Wed, 24 Apr 2013 18:18:55 +0900 玉川学園 玉川大学・玉川学園(学長・学園長 小原 芳明)とNPO法人ロボカップ日本委員会(会長 野田五十樹)は、5月4日(土・祝)~6日(月・祝)に、「ロボカップジャパンオープン2013東京」を東京都町田市の玉... 学校法人 玉川学園
5/4(土・祝)~5/6(月・祝)玉川学園キャンパス内で開催 ロボカップジャパンオープン2013東京
玉川大学・玉川学園(学長・学園長 小原 芳明)とNPO法人ロボカップ日本委員会(会長 野田五十樹)は、5月4日(土・祝)~6日(月・祝)に、「ロボカップジャパンオープン2013東京」を東京都町田市の玉川大学・玉川学園キャンパス内で開催。全国の小学生から大学生・研究者まで293チームが世界を目指して集結します!さらに、広く一般の方も競技の様子をご覧いただけるよう競技会は全て一般公開。ロボットの高度な動きがみどころです。5月の連休は、家族みんなでロボカップを見に行きませんか。
  
■大会概要 ※参加チーム一覧・大会スケジュール等詳細は
 http://www.tamagawa.ac.jp/robocup2013/ をご覧ください。
競技種目:サッカー、レスキュー、@ホーム、ダンス
開催日時:2013年5月4日(土・祝)~6日(月・祝)10:00~18:00(最終日は17:00まで)
会  場:玉川大学・玉川学園キャンパス(入場無料)
     東京都町田市玉川学園6-1-1  TEL.042-739-8899・7439
     小田急線「玉川学園前」駅下車www.tamagawa.jp
主  催:学校法人玉川学園、NPO法人ロボカップ日本委員会共同開催
    (学校法人玉川学園創立85周年記念事業)
【参考】 ロボカップ日本委員会ホームページ http://www.robocup.or.jp/

■特別講演「大規模災害に挑む -ロボティクスの挑戦-」  ※予約不要
開催日時:5月4日(土・祝)15:00~16:30
会  場:玉川学園チャペル
講 演 者 :田所 諭 氏(東北大学大学院 情報科学研究科 教授)
東日本大震災で福島第一原発原子炉建屋内に投入された災害対応ロボット「Quince」*の開発者の1人であり、原発でのミッションに関わった田所教授に、日本のレスキューロボットの課題と未来についてご講演いただきます。

■特別展示
震災被災地におけるレスキューロボットの活用
災害対応ロボット「Quince」実機展示
開催日時:開催期間中
会  場:玉川学園低学年校舎 西棟1F ホール
福島第一原子力発電所・原子炉建屋内において、放射能線量測定等で活用された「Quince」*の同型を展示します。
*Quince:千葉工業大学、東北大学、国際レスキューシステム研究機構を中心とするグループで開発             

■ロボカップジャパンオープン2013東京 大会公式グッズのご案内
Campus Store Tamagawa(玉川学園購買部)で4月22日(月)より販売中!
※大会開催期間中(5月4日~6日)は特設テントで販売します。

玉川学園では、「玉川ロボットチャレンジプロジェクト」において、脳科学研究所や工学部機械情報システム学科でのロボット研究を始め、児童から大学院生までを対象にロボット関連の教育研究活動を展開しています。
玉川大学・玉川学園キャンパスにおいて「ロボカップジャパンオープン2013東京」を開催することで、科学技術を担う人材の育成はもとより、次世代ロボットのユーザーとなる市民が科学技術へ触れる機会を提供します。また、科学技術への関心を喚起するとともに、研究者間および研究者と産業界の交流の機会提供に貢献したいと考えています。
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