法人別リリース Fri, 15 Jun 2018 15:30:00 +0900 hourly 1 第34回(2018)京都賞受賞者の決定<神経科学者・数学者・美術家の3氏へ、本賞史上最年少での受賞も> /release/201806155038 Fri, 15 Jun 2018 15:30:00 +0900 稲盛財団 公益財団法人 稲盛財団は、第34回京都賞の受賞者を決定しましたので、お知らせいたします。京都賞は、科学や文明の発展、また人類の精神的深化・高揚に著しく貢献した方々を讃える国際賞です。授賞式は11月10日に国立京都国際会館で開催し、受賞者にはディプロマ、京都賞メダルおよび賞金1億円が贈られます。 公益財団法人稲盛財団
第34回(2018)京都賞受賞者の決定
―神経科学者(米国)・数学者(日本)・美術家(米国)の3氏へ、本賞史上最年少での受賞も―
公益財団法人 稲盛財団(理事長 稲盛和夫)は、第34回(2018)京都賞の受賞者を決定しましたので、お知らせいたします。京都賞は、科学や文明の発展、また人類の精神的深化・高揚に著しく貢献した方々を讃える国際賞です。授賞式は11月10日に国立京都国際会館で開催し、受賞者にはディプロマ、京都賞メダル(20K)および賞金1億円が贈られます。
なお、先端技術部門のカール・ダイセロス博士(46)は、本賞史上、最年少での受賞となります。

◆先端技術部門 カール・ダイセロス博士
 神経科学者/アメリカ(1971年11月18日生 46歳)
 スタンフォード大学 教授/ハワード・ヒューズ医学研究所 研究員
 授賞対象分野:バイオテクノロジー及びメディカルテクノロジー
 <光遺伝学の創成と因果関係を証明するシステム神経科学の展開>
  緑藻類の光依存的イオンチャネルであるチャネルロドプシンに着目し、ミリ秒単位で
  神経活動を光で制御できる方法を開発し、新たな学問領域「光遺伝学(Optogenetics)」
  を創成した。これにより、システム神経科学に神経集団活動と脳機能の因果関係を証
  明可能とする方法論を与え、大きな変革を引き起こした。

◆基礎科学部門 柏原 正樹 博士 
 数学者/日本(1947年1月30日生 71歳)
 京都大学 数理解析研究所 特任教授
 授賞対象分野:数理科学(純粋数学を含む)
 <現代数学諸分野への多大な貢献:D加群の理論の基礎からの展開>
  D加群の理論を確立し、代数解析学の構築に決定的な役割を果たした。特にその展開
  において、リーマン-ヒルベルト対応の確立と表現論への応用、結晶基底理論の構築
  をはじめとした多くの業績により数学の諸分野にわたって影響を与え、その発展に大
  きく貢献している。

◆思想・芸術部門 ジョーン・ジョナス氏
 美術家/アメリカ(1936年7月13日 81歳)
 マサチューセッツ工科大学 名誉教授
 授賞対象分野:美術(絵画・彫刻・工芸・建築・写真・デザイン等)
 <パフォーマンスとニューメディアを融合させた新しい芸術表現の先駆者であり、50年
  にわたり現代美術の最先端を走り続ける芸術家>
  パフォーマンスとビデオアートを融合させた新しい表現形式を創始し、進化・洗練さ
  せることで現代美術の最先端を走り続けてきた。観る者に多様な解釈を許す迷宮的な
  作品によって、1960年代アヴァンギャルドの遺産をポストモダン芸術の枠組みへ発展
  的に継承し、後続世代へ多大な影響を与えてきた。
(年齢は2018年6月15日現在)
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理事長 稲盛和夫、2019年創立35周年に向け「『利他の心』を永久に」を発表 /release/201804112871 Thu, 12 Apr 2018 14:00:00 +0900 稲盛財団 稲盛財団の創立記念日にあたる本日4月12日(木)、理事長・稲盛和夫は稲盛財団設立と京都賞創設35周年を迎える2019年をまえに、国際賞「京都賞」や、自らを支えてきた哲学に触れ、「『利他の心』を永久に」を発表しましたのでお知らせいたします。 公益財団法人 稲盛財団
理事長 稲盛和夫、2019年創立35周年に向け
「『利他の心』を永久に」を発表
稲盛財団の創立記念日にあたる本日4月12日(木)、理事長・稲盛和夫は稲盛財団設立と京都賞創設35周年を迎える2019年をまえに、国際賞「京都賞」や、自らを支えてきた哲学に触れ、「『利他の心』を永久(とわ)に」を発表しましたのでお知らせいたします。

稲盛和夫 「『利他の心』を永久に」 より一部抜粋
「日本人の持つ美徳の一つである「利他」という心を顕彰事業に体現させたい、との思いを込めた京都賞が、今後さらに「光」を増し、文明や科学、思想、芸術の発展に大いなる貢献をされてきた受賞者の方々が、世界に向け燦然と「輝き」続けることを願い、このたび賞金額を一億円に増額することにいたしました。日本の古都、そして知性と文化の薫りに溢れた、この京都に生まれた「京都賞」という光が、ささやかながら人類に勇気を与え、次代を担う人々に希望をつなぐ役割を果たすことを心より祈念いたします。」
(全文はこちら http://www.inamori-f.or.jp/35th/img/index/rita_everlasting.pdf

稲盛財団では、2018年から2020年までの3カ年を35周年の周年イヤーと位置づけ、既存の主要3事業(「『京都賞』顕彰事業」、「研究助成事業」、「社会啓発事業」)の内容をさらに充実させ、稲盛和夫の説く「利他の心」を行動指針に、ローカル/グローバルの両面で地域や市民をつなげ、より豊かな未来社会を創造するための実践者として、新たな価値共創に貢献してまいります。

 ◆2018年度
  ・京都賞の賞金増額、1賞につき5,000万円から1億円に増額

 ◆2019年度-2020年度
  ・新規長期大型助成を含む助成事業の拡充を検討
  ・サイエンスをテーマに子どもの探求心や未来の夢を育む定期イベントの検討
 ◆その他
  ・35周年を記念したイベントを企画・開催

 ■稲盛財団35周年記念サイト http://www.inamori-f.or.jp/35th

この度の京都賞の賞金増額の発表に引きつづき、弊財団では2019年度、2020年度にも新たな事業の発表を予定しております。今後の動きにも、ぜひ、ご期待ください。創立35周年という節目を、次なる50周年、100周年の歩みのためのイノベーションの時機ととらえ、更なる進化をめざしてまいります。
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世界の叡智が集う 第33回(2017)京都賞 記念講演会およびワークショップ開催 /release/201710106634 Tue, 10 Oct 2017 16:40:02 +0900 稲盛財団 公益財団法人稲盛財団(京都市下京区、理事長 稲盛和夫)は、11月11日(土)・12日(日)の2日間、第33回(2017)京都賞記念講演会およびワークショップを開催します。 京都賞は1984年に稲盛財団... 公益財団法人稲盛財団
世界の叡智が集う
第33回(2017)京都賞 記念講演会およびワークショップ開催
公益財団法人稲盛財団(京都市下京区、理事長 稲盛和夫)は、11月11日(土)・12日(日)の2日間、第33回(2017)京都賞記念講演会およびワークショップを開催します。
京都賞は1984年に稲盛財団が創設、1985年から顕彰が始まった国際賞で、科学や文明の発展、また人類の精神的深化・高揚に著しく貢献した方々の功績を讃えています。授賞対象部門は先端技術、基礎科学、思想・芸術の3部門。歴代の京都賞受賞者には、大隅良典博士や山中伸弥博士のように京都賞受賞後にノーベル賞を受賞された方々をはじめ、科学・技術や文化・芸術等の分野で世界的に著名な賞に輝かれることも多くなりました。京都賞の先見性に国際的な評価が高まりを見せています。
第33回(2017)京都賞は、三村髙志博士(半導体工学者)、オーストラリア初の受賞者となるグレアム・ファーカー博士(植物生理学者)、作曲家や演奏家など実演家への顕彰が続いてきた音楽分野では研究者初となるリチャード・タラスキン博士(音楽学者)が受賞。この3名を迎え、広く一般の皆様に開かれる「記念講演会」、主に専門家を対象とする「ワークショップ」を開催します。
申込受付は、京都賞公式ウェブサイト内の専用ページ(http://www.kyotoprize.org/registration)より行っております。定員になり次第、締め切り。ご関心向きの方はお早めにお申し込みください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
※京都賞受賞者でノーベル賞を受賞している受賞者は現在9名(2017年10月現在)

◆京都賞記念講演会(一般対象)
日時:11月11日(土) 13:00-16:30
会場:国立京都国際会館 
先端技術、基礎科学、思想・芸術の3部門において、それぞれの分野を究め、科学や文明の発展、そして人類の精神的深化・高揚に著しく貢献した世界の叡智が京都に集い、自らの研究エピソードはもちろん、わたしたちの目指すべき未来について語りかけてくれます。
(定員1,700名、同時通訳有)
講演タイトル:
先端技術部門受賞者 三村 髙志 博士
「トランジスタと歩んだ半世紀」
基礎科学部門受賞者 グレアム・ファーカー博士
「マジカル・ミステリー・ツアー:物理学・応用数学から植物生理学へ」
思想・芸術部門受賞者 リチャード・タラスキン博士
「思い通りの人生/思いがけない人生」
申込専用サイト http://www.kyotoprize.org/registration

◆京都賞記念ワークショップ
それぞれの分野を代表する専門家たちが受賞者を囲み、その業績に関連した講演や活発な討論を行います。

先端技術部門(エレクトロニクス):三村 髙志 博士
「化合物半導体電子デバイス:発展の経緯と未来」
(定員100名、同時通訳有)
日時:11月12日(日) 13:00-17:10
場所:国立京都国際会館
申込専用サイト http://www.kyotoprize.org/registration/advanced_technology

基礎科学部門(生物科学[進化・行動・生態・環境]):グレアム・ファーカー博士
「植物の生き方を知り地球環境の変化を予測する」
(定員150名、同時通訳有)
日時:11月12日(日) 13:00-16:50
場所:国立京都国際会館
申込専用サイト http://www.kyotoprize.org/registration/basic_sciences

思想・芸術部門(音楽):リチャード・タラスキン博士
「ストラヴィンスキーのオペラ《マヴラ》~レクチャーと上演」
タラスキン博士による講演およびオペラ上演
(定員160名、同時通訳有)
日時:11月12日(日) 17:00-(開場16:30)
場所:東京藝術大学上野キャンパス 音楽学部4号館 第6ホール
内容: http://www.kyotoprize.org/registration/arts_and_philosophy
※定員に達しましたので受付を終了しております。

【申込に関するお問い合わせ】
稲盛財団 京都賞事務局 TEL:075-371-7177

【参考URL】
京都賞について http://www.kyotoprize.org/about
第33回京都賞受賞者の詳細 http://www.kyotoprize.org/laureates/latest
京都賞の歴代受賞者 http://www.kyotoprize.org/laureates/list_by_year
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第33回(2017)京都賞 受賞者、決まる。オセアニアから初、音楽分野で研究者が初の受賞 /release/201706152802 Fri, 16 Jun 2017 15:45:13 +0900 稲盛財団 公益財団法人稲盛財団(京都市下京区、理事長 稲盛和夫)は、2017年の「京都賞」受賞者を決定いたしましたので、お知らせします。授賞対象分野はエレクトロニクス、生物科学、音楽。京都賞は、科学や文明の発展... 公益財団法人稲盛財団
第33回(2017)京都賞 受賞者、決まる。
オセアニアから初、音楽分野で研究者が初の受賞
公益財団法人稲盛財団(京都市下京区、理事長 稲盛和夫)は、2017年の「京都賞」受賞者を決定いたしましたので、お知らせします。授賞対象分野はエレクトロニクス、生物科学、音楽。京都賞は、科学や文明の発展、また人類の精神的深化・高揚に著しく貢献した人々を讃える国際賞です。
 授賞式は11月10日、国立京都国際会館(京都市左京区)で開催し、受賞者にはディプロマ(妙心寺 管長猊下の揮毫による賞状)、京都賞メダル(20K)および賞金5,000万円が贈られます。

■受賞者
◇先端技術部門 三村 高志 博士 半導体工学者/日本 
◇基礎科学部門 グレアム・ファーカー博士 植物生理学者/オーストラリア
◇思想・芸術部門 リチャード・タラスキン博士 音楽学者/アメリカ

■受賞者と社会へのインパクト・プロフィール
◇ 三村 高志 博士
<社会へのインパクト>
新構造のトランジスタ「HEMT」を発明。情報・通信技術のイノベーションにより、ICT社会を豊かに
<プロフィール>
株式会社富士通研究所  名誉フェロー
情報通信研究機構 未来ICT研究所 統括特別研究員
1944年、大阪市生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程を修了後、富士通株式会社へ入社。75年より(株)富士通研究所。大阪大学工学博士。主な受賞に、IEEEモーリス・N・リーブマン記念賞、恩賜発明賞、紫綬褒章など。

◇ グレアム・ファーカー博士
<社会へのインパクト>
世界基準の光合成モデルを開発。
地球規模の気候変動の解析や乾燥地域での農業生産向上にも貢献
<プロフィール>
オーストラリア国立大学 特別教授
1947年、豪タスマニア州ホバート生まれ。オーストラリア国立大学(ANU)で博士号を取得し、米国へ留学。帰国後はANUで研究に従事。2003年より現職。オーストラリア代表として京都議定書会議、COP3にも参加。主な受賞に、フンボルト賞、オーストラリア勲章、オーストラリア首相科学賞など。

◇リチャード・タラスキン博士
<社会へのインパクト>
斬新な音楽史研究と批評によって音楽における言論の創造的価値を提示
<プロフィール>
カリフォルニア大学バークレー校 名誉教授
1945年、米ニューヨーク市生まれ。コロンビア大学で博士号を取得後、同大学准教授を経て、カリフォルニア大学バークレー校教授を務めた。主な受賞に、デント・メダル、ロイヤル・フィルハーモニック協会音楽賞。主著にThe Oxford History of Western Music (2005)、Stravinsky and the Russian Traditions (1996)など。

■受賞者の業績ダイジェスト
◇先端技術部門 三村 高志 博士  授賞対象分野:エレクトロニクス
(稲盛財団公式発表ダイジェスト)
高電子移動度トランジスタの発明とその開発による情報通信技術の発展への貢献
2種類の半導体を積層化した新構造の「高電子移動度トランジスタ(HEMT)」を発明し、伝導層内の電子移動度が高くなる ため優れた高周波特性を持つことを示した。この発明により、情報通信技術の発展に大きく貢献するとともに、極薄伝導層内 の電子の物性研究の進展にも寄与した。
優れた低雑音性と高周波特性を持つ新構造のトランジスタ「HEMT」を発明。衛星放送の爆発的普及に貢献するとともに、自 動車の衝突防止用レーダー、携帯電話基地局やカーナビの受信機などに使われることでICT社会を広く支えている。さらに、電波望遠鏡などの受信機にも利用されたり低次元電子の物理学の発展にも寄与したりするなど、基礎科学への貢献も大きい。

◇基礎科学部門 グレアム・ファーカー博士  授賞対象分野:生物科学(進化・行動・生態・環境)
(稲盛財団公式発表ダイジェスト)
光合成の機能モデルの開拓と地球環境変化の科学への貢献
光合成の炭素同化反応の機能モデルを開発することで、植生と大気の間での二酸化炭素交換の環境応答が予測できるようにし、加えて光合成や蒸散における炭素と酸素の安定同位体が分別される反応の数理モデルを開発して、環境科学と気候変動科 学の発展に寄与してきた。
1980年に発表した光合成の機能モデルをはじめ、博士らが開発してきた植物の生理現象の数理モデルは、水分量や二酸化炭素 濃度などの環境変化に対する植物の応答を解析・予測するためにさまざまな分野に応用されている。とくに環境科学や気候変 動科学の発展に大きく貢献してきた。また、水分欠乏に強い小麦やピーナッツの選別にも成功し、乾燥地域での農業生産の向 上などにも寄与している。

◇思想・芸術部門 リチャード・タラスキン博士  授賞対象分野:音楽
(稲盛財団公式発表ダイジェスト)
音楽史研究と批評を通じて基本概念や作曲家像を決定的に更新し、音楽観の変革を促してきた知の巨人
従来の歴史記述の方法を乗り越えた斬新な音楽史研究と、該博な知識に裏打ちされた先鋭的な批評によって、西洋の音楽文化に新たな次元を切り拓いてきた。他の追随を許さないその仕事は、音楽において言論が創造的価値を持つことを示し、音楽の世界に大きな足跡を残した。
文化や社会についての幅広い知識と深い考察に基づく斬新な音楽史研究を行ってきた。21世紀の音楽学における金字塔『オックスフォード西洋音楽史』は、一人の著者による音楽通史として最大のものである。こうした研究と同時に活発な批評活動を 行うことによって、音楽をめぐる言論が創造的価値を持つことを示し、世界の音楽文化に貢献した。

■京都賞とは
 1984年、稲盛和夫(京セラ(株)名誉会長)が私財約200億円相当を投じて稲盛財団を設立。同年、「科学や文明の発展」また「人類の精神的深化・高揚」に大きく貢献された方々を讃えるための国際賞として「京都賞」を創設いたしました。毎年、「先端技術」「基礎科学」「思想・芸術」の3部門の受賞者に、ディプロマ(妙心寺 管長猊下の揮毫による賞状)、京都賞メダル、賞金5,000万円をそれぞれに贈呈。
 受賞者は11月に京都賞ウイーク、翌年3月に米国での京都賞シンポジウム(2002年開始)、5月に英国オックスフォード大学でのKyoto Prize at Oxford(2017年開始)において、記念講演やワークショップなどを行い、世界でおよそ9,000名もの皆様が京都賞行事に参加しています。

◇授賞対象分野:3部門 4分野
  2017年   先端技術部門/エレクトロニクス
       基礎科学部門/生物科学(進化・行動・生態・環境) 
       思想・芸術部門/音楽
  2018年   先端技術部門/バイオテクノロジー及びメディカルテクノロジー
       基礎科学部門/数理科学(純粋数学を含む)
       思想・芸術部門/美術(絵画・彫刻・工芸・建築・写真・デザイン等)
  2019年    先端技術部門/材料科学
       基礎科学部門/地球科学・宇宙科学
       思想・芸術部門/映画・演劇
  2020年    先端技術部門/ 情報科学
       基礎科学部門/生命科学(分子生物学・細胞生物学・神経生物学)
       思想・芸術部門/思想・倫理

◇歴代の受賞者一例
イサム・ノグチ氏 彫刻家/アメリカ(1986)
アンジェイ・ワイダ氏 映画監督/ポーランド(1987)
ジェーン・グドール博士 霊長類学者/イギリス(1990)
黒澤 明 氏 映画監督/日本(1994)
ロイ・リキテンスタイン氏 造形芸術家/アメリカ(1995)
マリオ・レナト・カペッキ博士 分子遺伝学者/アメリカ(1996)
安藤 忠雄 氏 建築家/日本(2002)
アラン・カーティス・ケイ博士 コンピュータ科学者/アメリカ(2004)
ピナ・バウシュ氏 振付家・演出家/ドイツ(2007)
ピエール・ブーレーズ氏 作曲家・指揮者/フランス(2009)
山中 伸弥 博士 医学者/日本(2010)
五代目 坂東 玉三郎 丈 歌舞伎俳優/日本(2011)
大隅 良典 博士 分子細胞生物学者/日本(2012)
ミシェル・マイヨール博士 宇宙物理学者/スイス(2015)
本庶 佑 博士 医学者/日本(2016)
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Inamori Foundation Announces Three Laureates of 2017 Kyoto Prize /release/201706122608 Fri, 16 Jun 2017 15:30:16 +0900 Inamori Foundation The Inamori Foundation announced on June 16 three laureates of the 2017 Kyoto Prize for their contributions in the fields of Electronics, Biological Sciences and Music. The laureates are Dr. ... Inamori Foundation
Inamori Foundation Announces Three Laureates of 2017 Kyoto Prize
- Semiconductor Engineer, Plant Physiologist, Musicologist Share Award -
The Inamori Foundation announced on June 16 three laureates of the 2017 Kyoto Prize for their contributions in the fields of Electronics, Biological Sciences and Music. The laureates are Dr. Takashi Mimura, a Japanese semiconductor engineer and honorary fellow at Fujitsu Laboratories Ltd., Dr. Graham Farquhar, an Australian plant physiologist and distinguished professor at Australian National University, and Dr. Richard Taruskin, an American musicologist and professor emeritus at the University of California, Berkeley.

   The three laureates will each receive a diploma, the 20-karat gold Kyoto Prize medal and prize money of 50 million yen. The prize presentation ceremony and a joint press conference will be held at the Kyoto International Conference Center on Nov. 10. The laureates will give commemorative lectures on Nov. 11 and will each attend respective workshops on Nov. 12.

   Dr. Takashi Mimura has invented a high electron mobility transistor (HEMT), stacking two different semiconductors. He led the development of HEMTs which have excellent high-frequency characteristics due to the high mobility of their electrons and promoted their applications to microwave receivers for radio astronomy and receivers for broadcasting satellite and GPS systems, mobile phones and their base stations, and millimeter-wave car-borne radars for collision avoidance. The HEMT has greatly contributed to the progress of information and communications technology as well as to physics studies of electrons with reduced dimensions, immensely influencing the foundation of modern society. He is an executive visiting researcher at the Advanced ICT Research Institute of the National Institute of Information and Communications Technology. Dr. Mimura, 72, from Osaka is a recipient of various awards and honors, including the Medal with Purple Ribbon from the Japanese government, the ISCS Heinrich Welker Award and the Japan Society of Applied Physics Achievement Award.

(Photo1: Dr. Takashi Mimura
http://prw.kyodonews.jp/prwfile/release/M103875/201706122608/_prw_PI1fl_F83GRFWH.jpg)   

Dr. Graham Farquhar has developed a series of process models of photosynthesis, making possible the prediction of the environmental responses of carbon dioxide exchange between vegetation and the atmosphere. The models are extremely important in that it is incorporated in almost all of the existing models of the terrestrial biosphere and carbon cycles and is indispensable for climate change science and environmental science. He has also assisted in the selection of drought-resistant varieties of wheat and peanut by deploying his process-based models. He has served as a member of the Intergovernmental Panel on Climate Change and a scientific adviser and Australian representative to the Kyoto Protocol negotiations. Dr. Farquhar, 69, from Tasmania once served as research associate and specialist at the Michigan State University-U.S. Department of Energy Plant Research Laboratory before returning to his alma mater, Australian National University. He has received the Humboldt Research Award and the Prime Minister's Prize for Science, and is an Officer of the Order of Australia.

(Photo2: Dr. Graham Farquhar
http://prw.kyodonews.jp/prwfile/release/M103875/201706122608/_prw_PI2fl_R783emw4.jpg)

Dr. Richard Taruskin is a musicologist and critic who has defied conventional critical paradigms, transforming contemporary perspectives on music through his historical research and essays. He argued that contemporary performances of early music were not true examples of "authenticity" but rather reflections of late 20th century aesthetics. He has said that no rigorous analysis of musical texts can ever really reveal the true intentions of the composer, which must remain a "mystique." This argument influenced the performance world of early music. His revolutionary method of analyzing original compositions alongside studies of contextual circumstances has reflected his extensive knowledge of history, culture, politics, art, literature and religion. His widely acclaimed books include The Oxford History of Western Music, the most extensive overview of Western music history ever written by a single author. The quality and volume of his work reveal that in music, creativity can be found not only in composition and performance, but also in meticulous discourse contextualizing the art. A native of New York City, Dr. Taruskin, 72, has received numerous prizes and honors, including the Dent Medal and the Royal Philharmonic Society Music Award.

(Photo3: Dr. Richard Taruskin
http://prw.kyodonews.jp/prwfile/release/M103875/201706122608/_prw_PI3fl_gka3j95A.jpg)
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「第32回 京都賞」記念講演会&ワークショップ開催します。 /release/201610125218 Mon, 17 Oct 2016 14:00:40 +0900 稲盛財団  公益財団法人稲盛財団(理事長 稲盛和夫)は、11月11日(金)、11月12日(土)の2日間、「第32回 京都賞」の記念講演会およびワークショップを開催します。京都賞は、1985年から始まり、今年で第... 公益財団法人稲盛財団
「第32回 京都賞」記念講演会&ワークショップ開催します。
 公益財団法人稲盛財団(理事長 稲盛和夫)は、11月11日(金)、11月12日(土)の2日間、「第32回 京都賞」の記念講演会およびワークショップを開催します。京都賞は、1985年から始まり、今年で第32回を迎える国際賞で、科学や文明の発展、また人類の精神的深化・高揚に著しく貢献した方々の功績を讃えるものです。
 授賞対象部門は先端技術部門、基礎科学部門、思想・芸術部門の3部門。歴代受賞者には、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典博士(※1)をはじめ、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥博士(※2)などが名前を連ねており、ノーベル賞などの国際賞に先駆けて、各分野の最高峰に位置する方々が受賞しています(※3)。

 「第32回 京都賞」ではロボット工学者の金出武雄博士、医学者の本庶佑博士、哲学者のマーサ・クレイヴン・ヌスバウム博士の3名の受賞が決定しており、今回、一般の皆様を対象とした「記念講演会」および「京都賞RITAフォーラム」、専門家の皆様を対象とした「ワークショップ」(3部門)を開催します。参加者の募集は公式ホームページにて行っており、先着順で定員になり次第、締め切りとさせていただきます。ご関心のある方は下記リンクから詳細をご確認の上、お早めにお申し込みください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

※1……第28回(2012)京都賞基礎科学部門 受賞
※2……第26回(2010)京都賞先端技術部門 受賞
※3……京都賞受賞者でノーベル賞を受賞している受賞者は現在9名(2016年10月現在)

◆京都賞記念講演会(一般対象)
 日時:11月11日(金)13:00-16:30
 会場:国立京都国際会館
 定員:1,700人(先着順)
 内容:世界レベルで人類社会に貢献してきた受賞者がご自身の人生観や世界観などについて
    語ります。
    ①金出武雄博士(ロボット工学者)
     「素人のように考え、玄人として実行する:楽しく役に立つビジョンとロボットの研究」
    ②本庶佑博士(医学者)
     「獲得免疫の驚くべき幸運」
    ③マーサ・クレイヴン・ヌスバウム博士(哲学者)
     「人間的であろうとする哲学」
 URL:http://www.kyotoprize.org/registration/

◆京都賞記念ワークショップ(専門家対象)
 日時:11月12日(土)
 内容:受賞者をはじめ、第一線の研究者や専門家が研究発表や討論を行います。
    ①先端技術部門(情報科学)
     「コンピュータビジョン研究が描く20年後の社会」
     金出 武雄博士に加えて第一線の研究者らが多数出演
     10:30~17:30 於)国立京都国際会館 (定員200名、日英同時通訳有)
     (URL)http://www.kyotoprize.org/registration/advanced_technology/

    ②基礎科学部門(生命科学[分子生物学・細胞生物学・神経生物学])
     「免疫分子遺伝学からがん制圧への道」
     本庶 佑博士に加えて第一線の研究者らが多数出演
     13:30-17:30 於)京都大学百周年時計台記念館 (定員450名、日英同時通訳有)
     (URL)http://www.kyotoprize.org/registration/basic_sciences/

    ③思想・芸術部門(思想・倫理)
     「感情とコスモポリタニズム」
     マーサ・クレイヴン・ヌスバウム博士に加えて第一線の研究者らが多数出演
     14:00-17:30 於)国立京都国際会館 (定員200名、日英同時通訳有)
     (URL)http://www.kyotoprize.org/registration/arts_and_philosophy/

◆京都賞 RITAフォーラム(一般対象)
 日時:11月13日(日)
 会場:立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム
 内容:ケイパビリティ・アプローチによる正義論の深化とその実践について語ります。
    ①講演:マーサ・クレイヴン・ヌスバウム博士[思想・芸術部門 受賞者]
        「利他×ケイパビリティ ――新たな世界への扉」
    ②鼎談:マーサ・クレイヴン・ヌスバウム博士
        後藤玲子教授[一橋大学]、サトウタツヤ教授[立命館大学]
 URL:http://www.kyotoprize.org/registration/
 
【参考URL】
 京都賞について     :http://www.kyotoprize.org/about/
 第32回京都賞受賞者の詳細:http://www.kyotoprize.org/laureates/latest/
 京都賞の歴代受賞者   :http://www.kyotoprize.org/laureates/list_by_year/
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Inamori Foundation Announces Three Laureates of 2016 Kyoto Prize /release/201606141608 Fri, 17 Jun 2016 15:30:22 +0900 Inamori Foundation - 2 Japanese Scientists and U.S. Philosopher Share Award - The Inamori Foundation announced on June 17 three laureates of the 2016 Kyoto Prize for their contributions in the fields ... The Inamori Foundation
Inamori Foundation Announces Three Laureates of 2016 Kyoto Prize
- 2 Japanese Scientists and U.S. Philosopher Share Award -

The Inamori Foundation announced on June 17 three laureates of the 2016 Kyoto Prize for their contributions in the fields of Advanced Technology, Basic Sciences, and Arts and Philosophy. The laureates are Dr. Takeo Kanade, a roboticist and U.A. and Helen Whitaker University Professor, Carnegie Mellon University in the United States, Dr. Tasuku Honjo, a medical scientist and professor at Kyoto University, and Dr. Martha Craven Nussbaum, a philosopher and Ernst Freund Distinguished Service Professor of Law and Ethics, The University of Chicago.  

The three laureates will each receive a diploma, the 20-karat gold Kyoto Prize medal and prize money of 50 million yen. The prize presentation ceremony and a joint press conference will be held at the Kyoto International Conference Center on Nov. 10. The laureates will give commemorative lectures on Nov. 11 and will each attend respective workshops on Nov. 12.

Dr. Takeo Kanade has made groundbreaking theoretical and practical contributions to the basic theory of computer vision and developed various innovative applied technologies in robotics, including pioneering achievements in the field of automated driving. His research on computer-based image recognition resulted in a method for developing face detection technologies using neural networks and subsequently commercial face-detection applications in many fields. He also came up with a theory for modeling three-dimensional structures from two-dimensional images.  The epoch-making developer of an artificial intelligence system capable of self-driving, he conducted a 4,500-kilometer demonstration "No Hands Across America" project. A native of Hyogo Prefecture, Dr. Kanade, 70, is a recipient of various awards and honors, including the Azriel Rosenfeld Lifetime Achievement Award and Bower Award and Prize for Achievement in Science.

Dr. Tasuku Honjo has discovered the mechanism responsible for the functional diversification of antibodies, immunoregulatory molecules and clinical applications of PD-1, whose function has led to the development of effective cancer immunotherapy. His discoveries and their clinical applications have greatly influenced research in the life sciences and medicine, making far-reaching contributions to human welfare.  He proposed the class switch recombination (CSR) model of antibody diversification and cloned activation-induced cytidine deaminase (AID), responsible for the CSR. Furthermore, he identified several important immune-regulatory molecules, including PD-1. Clinical trials, employing the humanized anti-PD-1 antibody, showed marked efficacy against many kinds of cancer, and the antibody is now applied to the patients. Dr. Honjo, 74, from Kyoto, has received many prizes and honors including the Robert-Koch-Preis and the Order of Culture from the Japanese government. He is a member of Leopoldina, the National Academy of Sciences, the American Association of Immunologists and the Japan Academy.

Dr. Martha Craven Nussbaum has established herself as the developer of a new theory of justice by introducing the notion of incorporating human capabilities into the criteria for social justice, criticizing the conventional theory of equality. Her initial encounter with ancient Greek tragedy and Aristotelian philosophy led her  to question the rational individualism in modern Western society. She proposed a list of capabilities as central requirements of a life with dignity.  She taught philosophy and classics at Harvard University, her alma mater, and Brown University and served as a research adviser at the World Institute for Development Economics Research of the United Nations University. She has been a professor of law and ethics at the University of Chicago since 1995. Dr. Nussbaum, 69, is a recipient of the Prince of Asturias Award for Social Sciences and the Order of the White Rose of Finland, First Class Knight, and a member of the American Academy of Arts and Sciences.

The Inamori Foundation was established in 1984 by Kazuo Inamori, founder and now chairman emeritus of Kyocera Corp., a widely diversified ceramic, semiconductor and office equipment company based in Kyoto. The foundation awards the Kyoto Prize annually to people who have made significant contributions in the categories of advanced technology, basic sciences, and arts and philosophy.  
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Inamori Foundation Announces Three Laureates of 2015 Kyoto Prize /release/201506181236 Fri, 19 Jun 2015 15:30:00 +0900 Inamori Foundation - Japanese Chemist, Swiss Astrophysicist and American-born Choreographer in Germany Share Award - The Inamori Foundation announced on June 19 three laureates of the 2015 Kyoto Prize for their contributions ... Inamori Foundation

Inamori Foundation Announces Three Laureates of 2015 Kyoto Prize

- Japanese Chemist, Swiss Astrophysicist and American-born Choreographer in Germany Share Award -

The Inamori Foundation announced on June 19 three laureates of the 2015 Kyoto Prize for their contributions in the fields of Advanced Technology, Basic Sciences and Arts and Philosophy. They are Dr. Toyoki Kunitake, a chemist and president of the Kitakyushu Foundation for the Advancement of Industry, Science and Technology, Dr. Michel Mayor, an astrophysicist and professor emeritus at the University of Geneva, and Mr. John Neumeier, an American-born choreographer and artistic director of the Hamburg Ballet.

The three laureates will each receive a diploma, the 20K gold Kyoto Prize medal and prize money of 50 million yen. The Prize Presentation Ceremony and a joint press conference will be held at the Kyoto International Conference Center on Nov. 10. The laureates will give commemorative lectures on Nov. 11.

Dr. Toyoki Kunitake, a pioneer in the field of Materials Science, is best known as the first scientist to discover synthetic bilayer membranes and as the creator of the new field of chemistry based on molecular self-assembly. After his epoch-making discovery in 1977, Dr. Kunitake helped to illuminate the formation of bilayer membranes as a universal phenomenon. He is credited with developing various methods for bilayer membrane immobilization, synthesizing two-dimensional polymer and two-dimensional ultrathin silica films using thin layer structures built by organic molecular assembly as molds, and developing a technique for manufacturing large, free-standing nanostructured thin films. His molecular self-assembly is widely recognized as one of the most useful concepts in advanced materials design. A native of Fukuoka Prefecture, Dr. Kunitake, 79, is a recipient of various awards and honors, including the Chemical Society of Japan Award, Japan Academy Prize and Person of Cultural Merit.


Dr. Michel Mayor has made outstanding contributions to a new vision of the universe by discovering the first extrasolar planet orbiting a Sun-like star. He achieved this feat by continuously refining and improving observation technology, including the development of a series of spectrographs. He deployed a technique known as the radial velocity method with the use of the spectrographs to measure the velocity of exoplanets. The exoplanet research stimulated by Dr. Mayor is raising expectations that an exoplanet similar to Earth will be discovered in the not-too-distant future. Dr. Mayor, 73, from Lausanne, Switzerland, has received many prizes including the Albert Einstein Medal, Shaw Prize in Astronomy and Gold Medal of the Royal Astronomical Society, and is a member of the American Academy of Arts and Sciences, European Academy of Sciences and National Academy of Sciences.


Mr. John Neumeier is a globally known choreographer who has successfully applied traditional ballet techniques and vocabulary to maximize the potential for bodily expression and capture the details of human psychology. He has combined the essence of two genres, dramatic ballet and abstract ballet, raising the art to a new level. A native of Milwaukee, Wisconsin, Mr. Neumeier studied English Literature and Theater Studies in college before moving to Europe, where he quickly established himself as a full-fledged choreographer. His masterpieces, such as Illusions - like "Swan Lake," are performed not only in Germany but around the world. Mr. Neumeier, 73, has been artistic director and chief choreographer of the Hamburg Ballet for more than four decades. He is a recipient of many awards including Nijinsky Award and German Dance Prize.


The Inamori Foundation was founded in 1984 by Kazuo Inamori, founder and now chairman emeritus of Kyocera Corp., a widely diversified fine ceramic and semiconductor components and electronic devices company based in Kyoto. The foundation awards the Kyoto Prize annually to people who have made significant contributions in the categories of Advanced Technology, Basic Sciences and Arts and Philosophy.


Source: Inamori Foundation
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