法人別リリース Mon, 18 Nov 2019 18:00:00 +0900 hourly 1 「TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020」2月に開催! /release/201911153560 Mon, 18 Nov 2019 18:00:00 +0900 PARC KAAT神奈川芸術劇場、Kosha33(神奈川県住宅供給公社)、横浜市開港記念会館、横浜ボートシアター、クリフサイド、関内新井ホール、横浜赤レンガ倉庫1号館、Amazon Club、ほか横浜・東京の複... 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 事務局
世界有数・国内唯一の舞台芸術プラットフォーム
「TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020」
ダンスと身体表現にフォーカスして2月に開催!
2020年2月8日(土)~ 2月16日(日)
KAAT神奈川芸術劇場、Kosha33(神奈川県住宅供給公社)、横浜市開港記念会館、横浜ボートシアター、クリフサイド、関内新井ホール、横浜赤レンガ倉庫1号館、Amazon Club、ほか横浜・東京の複数会場にて

TPAMとは
TPAM(ティーパム) – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜は、①アジアと世界の舞台芸術の最新動向を伝える公演プログラム、②国内外の重要フェスティバル・劇場・芸術文化団体から数百名の舞台芸術関係者が集まる交流プログラム、③日本の新人アーティストにとって観客開拓・海外公演のチャンスとなる公募プログラムから成る、世界有数・国内唯一の国際的舞台芸術プラットフォームです。1995年に「芸術見本市」として東京で開始し、今回が第24回、横浜に会場を移してからは10回目の開催となります。

近年はアジア・フォーカスを強化し、アジアとの国際共同製作にも参画。前回(2019年2月)のTPAMには、41ヵ国・地域から約400名、日本から約480名の舞台芸術のプロフェッショナルが参加しました。その一人一人が数百、数千、数万の未来の観客につながっています。また、ほとんどのプログラムは一般のお客様も観賞・参加可能です(前回の延べ入場者数26,883名)。

公演プログラム「TPAMディレクション」
プロフェッショナルのための国際プラットフォームであるTPAMならではの、アジアと世界の舞台芸術の動向をいち早く反映する公演プログラム。上演、観賞、参加を通して同時代の舞台芸術の可能性を多角的に考察するため、多様なバックグラウンドのディレクターと協力して組まれるラインナップは、一般のお客様にもご覧いただけます。5年間に渡るアジア・フォーカスの締めくくりとなる2020年は、身体表現という舞台芸術の「核心」にあえて立ち戻りそれを問い直すプログラムを展開します。各演目、各ディレクターのコンセプトについての詳細はウェブサイトをご覧ください。

演目一覧(公演日程順)
1) リー・レンシン[マレーシア]
『セクション19 – 地域でのダンス儀式』 2月8〜15日
自分の身体がどれだけの空間を占めることを許されるのか検証するため、クアラルンプール近郊の「19地区」でリーが18ヶ月にわたり続けている「儀式」としてのダンスを、横浜で試みる。最終日にはその経験を共有するトークセッションを開催。

2) fieldworks/ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子[ベルギー/ノルウェー/日本]
『nothing’s for something』 2月9日
物体、環境、パフォーマーを等価に扱うサイト・スペシフィック作品で独自のスタイルを確立し、ヨーロッパ有数の実験的フェスティバルや劇場との共同製作を重ねているカンパニーが、あえてプロセニアム型劇場空間に戻り発表した作品。

3) 劇団態変[日本]
『箱庭弁当』  2月9〜11日 ※黒子・エキストラ出演者を募集します(詳細は11月20日ごろウェブサイトで発表)
1983年金滿里(きむまんり)により大阪で旗揚げ、身体障碍者の障碍そのものを表現力に転じる芸術を追求し続けているグループによる、「さ迷える愛」三部作(序・破・急)の二作目(破)。捨てられた弁当の具が放浪し様々な存在と出会う、ユーモラスな異色作。

4) パドミニ・チェター[インド]
『哲学的実演 1&2』 2月10〜11日
インド伝統舞踊「バラタナティヤム」を現代化したチャンドラレーカ(1928〜2006)に学び、その試みをさらに突き詰めた抽象的なダンスを創り出してきたチェターが、自身のダンスについて書かれた他者の考察の朗読と対峙しながら踊るソロ。

5) エコ・スプリヤント[インドネシア]
『イブイブ・ベルー:国境の身体』 2月12日
インドネシアと東ティモールの国境付近の村々で伝承され、国境線が引かれる以前の人々のつながりを今に伝える伝統舞踊を、現地のダンサーたちと共に再解釈する新作(TPAM共同製作、世界初演)。

6) タナポン・ウィルンハグン[タイ]
『退避』 2月12〜15日
日常において忌まわしいとされるものからの「退避」のフォルムから振付を引き出し、身体を通して他者性の新たな理解を模索する方法論/プロジェクト。TPAM2019での公開ワークショップを経て、個性的な日本人ダンサーを迎えての上演として結実。

7) fieldworks/ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子[ベルギー/ノルウェー/日本]
『unannounced』 2月13〜15日
『nothing’s for something』のfieldworksが劇場を縦横に用いて展開する、「アナウンスなしの」驚きに満ちた体験。

8) 中間アヤカ[日本]
『フリーウェイ・ダンス』 2月14〜15日
非ダンサーの「最初のダンス」についての記憶を採集し、それらを振付の素材として、室内に作られた「庭」の中で踊る4時間のソロ。「ごはん休憩」1時間あり。

9) ピチェ・クランチェン[タイ]
『No. 60』 2月15〜16日
タイ古典舞踊の59の型(テーパノン)をマスターしたクランチェンが、まだ見ぬ来たるべき「60番」の理念を追求する新作(TPAM共同製作、世界初演)。

10) fieldworks/ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子 + サラ・ヤンセン[ベルギー/ノルウェー/日本]
『unwritten conversation』2月16日
パフォーマンス理論とジャパン・スタディーズを専門とするドラマトゥルク/ダンス研究者サラ・ヤンセンが『nothing’s for something』『unannounced』のfieldworksを論じる、パフォーマティブ・レクチャー。

11) ー毛魚(モア) & アキラ・ザ・ハスラー/捩子ぴじん[韓国/日本]
(タイトル未定) 2月16日
1946年創業のダンスホール「クリフサイド」での、一夜限りの日韓コラボレーション(世界初演)。

ディレクター
1) ジューン・タン(ファイブ・アーツ・センター プロデューサー)[マレーシア]
3) 小倉由佳子(ロームシアター京都 事業担当)[日本]
4) ヘリー・ミナルティ(インディペンデント研究者/キュレーター)[インドネシア]
8) 横堀ふみ(DANCE BOX プログラムディレクター)[日本]
11) コ・ジュヨン(インディペンデンント・プロデューサー)[韓国]

交流プログラム「TPAMエクスチェンジ」
作品やプロジェクトを紹介し合う、テーマを設定してミーティングを主催する、舞台芸術の状況をめぐるディスカッションに参加する—新しい情報を得てネットワークを広げるために様々に活用していただける、TPAMのベースとなるプログラムです。
劇場、音楽堂等連絡協議会(劇音協)によるシンポジウム、TPAMアドバイザーの平田オリザ氏による兵庫県豊岡市での新たな取り組みの紹介、舞台芸術におけるアーティスト・イン・レジデンス(AiR)を考える「舞台芸術AiR
ミーティング」、「舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)」やアジアのダンス関係者が立ち上げた「アジア・ネットワーク・フォー・ダンス(AND+)」によるディスカッション、横浜のアートと地域の関わりについて考える場「アートサイトラウンジ」、TPAM参加者が自分でテーマを提案し開催する「グループ・ミーティング」、国内外のフェスティバルディレクターや劇場プログラム担当者との1対1・10分間の予約制ミーティング「スピード・ネット
ワーキング」、また、CAPACOA/カナディアン・アーツ・プレゼンティング・アソシエーション、CINARS[カナダ/ケベック]、オーストラリア・カウンシル・フォー・ジ・アーツ、PAHN/パフォーミング・アーツ・ハブ・ノルウェー、ARTWAVE/国家文化芸術基金会[台湾]などの海外代表団によるレセプションほか、様々な交流プログラムを実施します。プロフェッショナルの関心に特化した一部のプログラム以外は、一般のお客様もご参加いただけます。最新情報はウェブサイトでご確認ください。


公募プログラム「TPAMフリンジ」 ジャンル不問の公募プログラム「TPAMフリンジ」では、TPAM会期中に横浜・東京エリアで実施される公演やプロジェクトをTPAM参加者と一般のお客様にご紹介。登録するアーティスト/カンパニー/オーガナイザーにとっては海外公演の機会や新しい観客層を開拓するチャンスとして、TPAMに参加するプロフェッショナルや一般のお客様にとっては新しい才能や作品を発見するチャンスとして、幅広く活用されているプログラムです。ラインナップ最新情報はウェブサイトやTPAMフリンジチラシにてご確認、あるいはお問い合わせください。

提携事業の横浜ダンスコレクションは、香港とソウルのダンスフェスティバルとの協働により展開している「HOTPOT 東アジア・ダンスプラットフォーム」を日本で初めて開催。ダンスにフォーカスするTPAMディレクションと合わせ、アジアの多様なコンテンポラリー・ダンスのプログラムが横浜で集中的に展開することになります。

参加アーティスト/カンパニー/プロジェクト(公演日程順)
東京タンバリンわのわ、KPR/開幕ペナントレース、黒沼千春、富山のはるか、ロロ、青年団、横浜ダンスコレクション2020(コンペティションⅠ、青空ダンス、黒須育海、ジュゼッペ・キコ & バルバラ・マティアヴィッチ、田村興一郎、HOTPOT 東アジア・ダンスプラットフォーム)、BRDG、SCOOLセレクション2020(福井裕孝、荒木優光)、STスポットセレクション vol.3(ヌトミック、岡田智代 × 大谷能生)、劇団現代古典主義、FURUTAMARU.、佐藤朋子、Co. Ruri Mito、鮭スペアレ、IDIOT SAVANT × Belloo Creative、ARICA、*birdname、伊藤キム、EPOCH MAN、若手振付家ショーケース(北尾亘[Baobab]、中村蓉、田村興一郎、井田亜彩実、岡本優 × 岡田太郎、和太鼓 + ダンスユニット<まだこばやし>、仁田晶凱)、台北表演芸術センター × オランコソン、劇団かかし座、N₂、アートウェーヴ/梅田宏明/ムーバー(ダンサー)、WONG, Pik Kei, Blue Ka Wing、アブラクサス、劇団あはひ、共生共創事業(OiBokkeShi、インテグレイテッド・ダンス・カンパニー響-Kyo)、メイド・イン・マカオ Vol. 3(ポイントビューアート & ミュージックピクニック、マカオ実験劇場、ポイントビューアート、BOK × 高凱琳 × 福島章嗣、BOK × Choi-Buttinger)、Theatre Qfun Theater & Theatre Company shelf、ケベック フォーカス(アンドレア・ペナ、シモン・グルニエ-ポワリエ & ドリアン・ヌスキン-オデー)、冨士山アネット、岩渕貞太/岩渕貞太 身体地図、few phew pur、mooncuproof、y/n、Annachan、ゼロコ、はらぺこ満月、JDS ARTWORKS/カワサキアリス、追手門学院高校表現コミュニケーションコース、劇団鳥獣戯画 、OM-2 × 柴田恵美、イエデイヌ企画、7度、櫛田祥光/Dance company Lasta、gallop、庭劇団ペニノ、M.M.S.T、敷地理、さんぴん、烏丸ストロークロック

プロフェッショナル(舞台芸術関係者)
参加登録料 5,000円、2019年2月3日(月)18:00締切
登録 → www.tpam.or.jp/2020/registration/
TPAMディレクション
プロフェッショナルレートで各演目/定額5,000円で全演目をオンライン予約可能
TPAMエクスチェンジ
無料(グループ・ミーティングにホスト登録する場合は別途登録料 5,000〜24,000円)
TPAMフリンジ
割引などの特典つきでオンライン予約可能

オーディエンス(一般のお客様)
TPAMディレクション
チケットかながわ(KAAT神奈川芸術劇場での上演作品のみ)、Peatixにて2019年1月11日(土)チケット発売
TPAMエクスチェンジ
プログラムの一部は500円〜(当日のみ)でご参加いただけます
TPAMフリンジ
チケット価格とお取り扱い先は公演ごとに異なります

開催概要 名称 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020(TPAM2020)
会期 2029年2月8日(土)~ 16日(日)
会場 KAAT神奈川芸術劇場、Kosha33(神奈川県住宅供給公社)、横浜市開港記念会館、横浜ボートシアター、クリフサイド、関内新井ホール、横浜赤レンガ倉庫1号館、Amazon Clubほか横浜・東京の複数会場
主催 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020 実行委員会(国際交流基金アジアセンター、公益財団法人
 神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC – 国際舞台芸術交流センター)
助成 公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー、損保ジャパン日本興亜「SOMPO アート・ファンド」(企業メセナ協議会 2021 Arts Fund)、アジアン・カルチュラル・カウンシル
後援 外務省、文化庁、神奈川県、横浜市
提携事業 横浜ダンスコレクション2020、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)、アートサイトラウンジ vol. 25
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「TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019」2月に開催! /release/201811160464 Mon, 19 Nov 2018 14:54:07 +0900 PARC KAAT神奈川芸術劇場、Kosha33(神奈川県住宅供給公社)、横浜市開港記念会館、象の鼻テラス、横浜赤レンガ倉庫1号館、mass×mass 関内フューチャーセンター、Amazon Clubほか横浜・... 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 事務局
世界有数・国内唯一の舞台芸術プラットフォーム
「TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019」
2月9日(土)~ 2月17日(日)に開催!
KAAT神奈川芸術劇場、Kosha33(神奈川県住宅供給公社)、横浜市開港記念会館、象の鼻テラス、横浜赤レンガ倉庫1号館、mass×mass 関内フューチャーセンター、Amazon Clubほか横浜・東京の複数会場にて

TPAMとは
TPAM (ティーパム) – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜とは、①アジアと世界の舞台芸術の最新動向を伝える公演プログラム、②国内外の重要フェスティバル・劇場・芸術文化団体から数百名の舞台芸術関係者が集まる交流プログラム、③日本の新人アーティストにとって観客開拓・海外公演のチャンスとなる公募プログラムの3つのセクションから成る、世界有数・国内唯一の国際的舞台芸術プラットフォームです。1995年に「芸術見本市」として東京で開始し、今回が第23回、横浜に会場を移してからは9回目の開催となります。

近年はアジア・フォーカスを強化し、アジアとの国際共同製作にも参画。前回(2018年2月)のTPAMには、46ヵ国・地域から約400名、日本から約450名の舞台芸術のプロフェッショナルが参加しました。その一人一人が数百、数千、数万の未来の観客につながっています。また、ほとんどのプログラムは一般のお客様も観賞・参加可能です(前回の延べ入場者数28,203名)。

公演プログラム「TPAMディレクション」 多様なバックグラウンドのディレクターと協力して作られる公演プログラム「TPAMディレクション」には、アジアと世界の舞台芸術シーンの最新動向を反映する作品やプロジェクトが並びます。今年のプログラムはホセ・マセダ(フィリピン、1917〜2004)作曲の100人のボランティア演奏者によるマルチメディア・パフォーマンス『カセット100』(前頁写真)で開幕。東南アジアの脱植民地史と共産主義をめぐる3カ国の作品、独立以来初の政権交代を起こした2018年マレーシア総選挙への応答、北京出身のアーティストが提案する「ポスト資本主義」の現代美術オークションなど、多様な形式のパフォーマンスを、プロフェッショナルのための国際プラットフォームならではの濃度とスピード感でご紹介します。

演目一覧

1 ホセ・マセダ作曲『カセット100』(1971)
民族音楽のフィールド・レコーディングがおさめられたカセット・プレーヤー(近年はMP3プレーヤーで代用)を手に、100人が空間を回遊するマセダの代表作。東野祥子、カジワラトシオ(ANTIBODIES Collective)が振付・演出を担当。

2 ホセ・マセダ作曲『5台のピアノのための音楽』(1993)『2台のピアノと4本の管楽器』(1996)
『5台の〜』は、優れたピアニストでもあったマセダが、高橋アキたっての依頼で1990年代に初めて書いたピアノ曲。最高スペックのピアノを5台取り揃え、高橋アキ、高橋悠治ほか豪華メンバーを迎えての貴重なコンサート。

3 タナポン・ウィルンハグン『退避』(ワーク・イン・プログレス 公開ワークショップ)[タイ]
日常における他人、物、知られざるものからの「退避」のフォルムから振付を引き出そうとするリサーチ・プロセス、その背後にあるタイの現代史を反映した思考とアプローチを、公開ワークショップの形で紹介。

4 ホー・ツーニェン『神秘のライ・テク』[シンガポール]
1939〜1947年にマラヤ共産党の書記長を務めながら、仏英日の諜報機関とつながる三重スパイだったと言われるライ・テクをめぐる、亡霊と空隙に満ちたモノローグ/ポリローグ。

5 エコ・スプリヤント『ソルト』[インドネシア]
インドネシア・北マルク県の若者たちと共に伝統的な戦いの踊りを再解釈し世界各地をツアーした『Cry Jailolo』『Balabala』に続き、3部作を完結する、振付家自身によるソロダンス作品。

6 ジンイ・ワン『ポスト資本主義オークション』[中国/ノルウェー]
お金だけでなく「理解」「機会」「交換」でも入札できる、オルタナティブでパフォーマティブな現代美術オークション。落札「価格」を決めるのはその作品を作ったアーティスト自身。

7 テーリ・テムリッツ『不産主義』[米国/日本]
LGBT運動の主張と家父長制、文化的生産と生物学的再生産の間で分析を展開し、再生産しないことを選ぶ人々の文化的擁護を提案するアンチライブ・オーディオヴィジュアル・パフォーマンス。

8 ファーミ・ファジール + 山下残『GE14』[マレーシア/日本]
2018年の第14回マレーシア総選挙(GE14)に当選して国会議員となったアーティストの選挙活動を、長年彼のコラボレーターであり友人だった日本の振付家が密着取材、パフォーマンスとして紹介。

9 ファイブ・アーツ・センター『仮構の歴史』(仮題、ワーク・イン・プログレス)[マレーシア]
マーク・テ『Baling』(2015)でも素材の一部が使用されたマラヤ共産党に関する未完のドキュメンタリーを再訪しながら、新しいマレーシアの可能な複数の歴史を探究するワーク・イン・プログレス。

10 イルワン・アーメット『暴力の星座』[インドネシア]
1965年にインドネシアで起きた「9月30日事件」、それを引き金に起こった共産主義者の大量虐殺。未解明の歴史とその支配的ナラティヴに批判的・想像的にアプローチするパフォーマンス。

ディレクター
1, 2) 恩田晃(サウンドアーティスト/キュレーター)[米国/日本]
4) マックス=フィリップ・アッシェンブレンナー(ルールトリエンナーレ ヘッドドラマトゥルク)[ドイツ]
8) ジューン・タン(ファイブ・アーツ・センター プロデューサー)[マレーシア] 

交流プログラム「TPAMエクスチェンジ」
作品のプロモーション、情報交流、ネットワーキングの機会としてプロフェッショナルに活用されているプログラム「TPAMエクスチェンジ」。職業的な目的に特化した一部のミーティング以外は、一般のお客様にもご参加いただけます。TPAMアドバイザーの平田オリザ氏、岡田利規氏とアジアのアーティストがTPAMの2015年以来のアジア・フォーカスを振り返るオープニング・シンポジウム、舞台芸術のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)のネットワーキングを目的としたシンポジウム「舞台芸術AiRミーティング」、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)による公開シンポジウム、横浜のアートと地域の関わりについて考える場「アートサイトラウンジ」、国際的な次世代クリエイターの育成プログラムなど、多彩なプログラムを予定しています。最新情報はウェブサイトでご確認、あるいはお問い合わせください。

公募プログラム「TPAMフリンジ」 ジャンル不問の公募プログラム「TPAMフリンジ」では、TPAM会期中に横浜・東京エリアで実施される公演やプロジェクトをTPAM参加者と一般のお客様にご紹介。登録するアーティスト/カンパニー/オーガナイザーにとっては海外公演の機会や新しい観客層を開拓するチャンスとして、TPAMに参加するプロフェッショナルや一般のお客様にとっては新しい才能や作品を発見するチャンスとして、幅広く活用されているプログラムです。ラインナップ最新情報はウェブサイトやTPAMフリンジチラシにてご確認、あるいはお問い合わせください。

 参加アーティスト/カンパニー/プロジェクト(2018年11月19日現在)
東京造形大学、Dance and Media Japan、NPO法人ダンスアーカイヴ構想、ICUモダンダンス部、mizhen、blanClass Anthology #4(高山玲子、眞島竜男)、横浜ダンスコレクション2019(青空ダンス、コンペティションI、ナッシュ/アンヌ=マリ・ヴァン、鈴木竜)、お布団、ニブロール、Unit Dance Bookshelf/吉福敦子、フルタ丸、STスポットセレクション vol.2(隣屋、ハイドロブラスト、Aokid)、岡崎藝術座、富山のはるか、パッチワークス、鮭スペアレ、RE/PLAY Dance Edit実行委員会、タシロリエ/AYATORI、かもめマシーン、トポス、冨士山アネット、BRDG/したため、佐々木すーじん/野口英律/浦裕幸、カンパニーデラシネラ、空間現代、IDIOT SAVANT theater company、Contemporary Dance Showcase of Young Choreographer
(北尾亘[Baobab]、デルトーカ、下島礼紗、中屋敷南、悪童、水中めがね∞、久保田舞、他)、フィジカルシアターカンパニー GERO、ラファエル・アルヴァレス|BODYBUILDERS、くるくるシルクDX、アートウェーブ(林其蔚[リン・チーウェイ]、王虹凱[ワン・ホンカイ]、鄭尹真[ヂェン・インジェン]、林宜瑾[リン・イージン])藤田陽介、ZINKandSILENTLISTEN、笛井事務所、贅沢貧乏、劇団かかし座、ジェラード・レビック × 赤間涼子、ナムディ、鉄秀、N///K(ナチュラル・キラー)、86B210、NPO法人芸術文化ワークス(加藤訓子)、ドロシー・メランダー・デートン、譜面絵画、ARICA、Dance Lab実行委員会、武本拓也、仮面劇おもて、櫛田祥光/Dance Company Lasta、N₂、安藤洋子/ZOU-NO-HANA BALLET PROJECT、
サファリ・P、世田谷シルク、Co. 山田うん、ほか(一部調整中。最新情報はウェブサイトでご確認、あるいはお問い合わせください)

プロフェッショナル(舞台芸術関係者)
参加登録料 5,000円、2019年2月4日(月)18:00締切
登録 → www.tpam.or.jp/2019/registration/
TPAMディレクション
プロフェッショナルレートで各演目/定額4,000円で全演目をオンライン予約可能
TPAMエクスチェンジ
無料(グループ・ミーティングにホスト登録する場合は別途登録料 4,000〜20,000円)
TPAMフリンジ
割引などの特典つきでオンライン予約可能

オーディエンス(一般のお客様)
TPAMディレクション
チケットかながわ(KAAT神奈川芸術劇場での上演作品のみ)、Peatixにて2019年1月12日(土)チケット発売
TPAMエクスチェンジ
プログラムの一部は500円〜(当日のみ)でご参加いただけます
TPAMフリンジ
チケット価格とお取り扱い先は公演ごとに異なります

開催概要 名称 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019(TPAM2019)
会期 2019年2月9日(土)~ 17日(日)
会場 KAAT神奈川芸術劇場、Kosha33(神奈川県住宅供給公社)、横浜市開港記念会館、象の鼻テラス、
 横浜赤レンガ倉庫1号館、mass×mass 関内フューチャーセンター、Amazon Clubほか横浜・東京の複数会場
主催 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019 実行委員会(国際交流基金アジアセンター、公益財団法人
 神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC – 国際舞台芸術交流センター)
助成 公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー
後援 外務省、文化庁、神奈川県、横浜市
提携事業 横浜ダンスコレクション2019、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)、アートサイトラウンジ「場づくりとアートの営み」
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世界有数・国内唯一の舞台芸術プラットフォーム、TPAM2018開催概要決定! /release/201711248336 Wed, 29 Nov 2017 13:17:43 +0900 PARC 世界有数・国内唯一の舞台芸術プラットフォーム 「TPAM - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2018」2月に開催! KAAT神奈川芸術劇場、BankART Studio NYK、横浜赤レンガ倉庫1号館、YCC ヨコハマ創造都市センター、Bayani’s Kitchen、急な坂スタジオ、Amazon Clubほか横浜・東京の複数会場にて 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 事務局(PARC - 国際舞台芸術交流センター)
国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2018(TPAM2018)開催概要決定!
TPAM(ティーパム) - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜は、アジアと世界の舞台芸術の最新動向を伝える公演プログラム、国内外の重要フェスティバル・劇場・芸術文化団体から数百名の舞台芸術関係者が集まる交流プログラム、日本の新人アーティストにとって観客開拓・海外公演のチャンスとなる公募プログラムから成る、世界有数・国内唯一の国際的舞台芸術プラットフォームです。

近年はアジア・フォーカスを強化し、アジアとの国際共同製作にも参画。前回(2017年2月)のTPAMには、41ヵ国・地域から423名、日本から529名の舞台芸術のプロフェッショナルが参加しました。その一人一人が数百、数千、数万の未来の観客につながっています。また、ほとんどのプログラムは一般のお客様も観賞・参加可能です(前回の述べ入場者数2万人以上)。

公演プログラム「TPAMディレクション」 多様なバックグラウンドのディレクターと協力して作られる公演プログラム「TPAMディレクション」には、プロフェッショナルのための国際プラットフォームならではのスピード感で、アジアと世界の舞台芸術シーンの最新動向を反映する作品やプロジェクトが並びます。昨年は、タイの映画作家/美術家アピチャッポン・ウィーラセタクン初の舞台作品『フィーバー・ルーム』が、一般のお客様の間でも大きな話題となりました。

アジアや欧州の新しい劇場やフェスティバルにおいて、異分野のアーティストへの舞台芸術作品委嘱が増加しています。今年のプログラムでは、サウンドアーティストとして国際的に注目を集めるサムソン・ヤン(楊嘉輝、香港)による「非殺傷音響兵器」を用いたパフォーマンス『カノン』、今年「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」展で高く評価された映画作家ホー・ツーニェン(何子彦、シンガポール)の映像インスタレーション『2匹または3匹のトラ』に東南アジアの影絵人形劇の要素が導入された最終形『一頭あるいは数頭のトラ』、音楽・美術・パフォーマンスを横断する活動を展開する梅田哲也(日本)が劇場スタッフと共に劇場の機構そのものを「上演/演奏」するコンサート/パフォーマンス『インターンシップ』、その他ヴィジュアルアーティスト、作家、DJ、バンド、リサーチャーなどの異分野の才能による舞台芸術へのコンセプチュアルな、ユーモラスな、あるいは深遠な取り組みを中心にご紹介します。舞台芸術と社会が結びつつある新たな関係を指し示す潮流を反映したラインナップをお見逃しなく!

TPAMディレクション 演目一覧 1『カノン』サムソン・ヤン[香港]
国際的な注目を集めているサウンドアーティストによる、非殺傷兵器「LRAD(長距離音響発生装置)」を用いた長時間パフォーマンス。
2『群衆の音像(仮)』コンタクト・ゴンゾ featuring スカイチャーチ[日本/フィリピン]
殴り合いをコンタクト・インプロヴィゼーションに昇華した大阪のグループとマニラのメタルコアバンドのコラボレーション。
3『プログラミングのポリティクス:プラットフォーム、プレッシャー、パティシペーション』[マレーシア、インド、ドイツ、タイ、スペイン]*対談
フェスティバルディレクター、アーティスト、社会活動家などのゲストスピーカー6名が副題の3つの「P」を語る連続対談。
4『一頭あるいは数頭のトラ』ホー・ツーニェン[シンガポール]
映像と人形劇が、物語と歴史が、一過性と客観性が、人間とトラが、植民者と被植民者が遭遇する、自動化された影絵劇。
5『パサ・パサ』ライトニング・スタディーズ:圧迫・抗争・汚染翻訳センター(CTCCCs)[フィリピン]*展示、対談
合衆国によるフィリピンの再植民地化に伴う疫学的リサーチの記録をチャートに「翻訳」した展示。ホー・ツーニェンとの連続対談あり。
6『インターンシップ』梅田哲也[日本]
梅田がKAAT神奈川芸術劇場の技術スタッフとともに劇場の機構そのものを「上演/演奏」するコンサート/パフォーマンス。
7『ホセ・マセダについて』恩田晃 + 高橋悠治[米国/日本]*対談
TPAM2019のプログラムに向けた恩田のリサーチの中間報告を兼ね、フィリピン現代音楽における異色の巨人の業績を自由に語る対談。
8『存在の耐えられない暗黒』チョイ・カファイ[シンガポール/ドイツ]*ワーク・イン・プログレス
ヴィジュアルアーツとテクノロジーを駆使し、暗黒舞踏と土方巽の魂に非正統的なアプローチで迫るプロジェクト。
9『BankART Studio NYK kawamata Hall』ク・ジャヘ[韓国]
演技、照明、音響、映像、制作を全て一人で舞台上で行なう完全一人芝居。上演会場の名称がタイトルになる。
10『急な坂ショーケース』オフィスマウンテン、福留麻里、橋本清、他後日発表[日本]
アーティスト、作品の「紹介」の仕方そのものを問い直す、新しい形のショーケース。
11『ソウルネスレス』テーリ・テムリッツ[日本]
「非本質主義的トランスジェンダリズム」を標榜するDJの思考が合衆国、フィリピン、日本を横断して展開する上映=パフォーマンス。
12『1565年から幸福を輸出し続けて:世界征服プロジェクト』ジェシカ・ザフラ + ラヤ・マーティン[フィリピン]
フィリピン人外国労働者のイメージを刷新する、ユーモラスでコンセプチュアルなレクチャー・パフォーマンスとパーティー。
13『変則のファンタジー_日本版』サイレン・チョン・ウニョン[韓国]
女性のみの出演による韓国の大衆演劇様式「ヨソン・グック」を軸にジェンダーと存在をめぐる問いが交錯するパフォーマンス。
14『アジアン・アーティスト・インタビュー』[カンボジア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム、日本]*展示
2015年から展開。東南アジア6ヵ国9都市のアーティスト17組に加え、アジアとの演劇交流の先駆者・津野海太郎氏との対話の記録を展示。

TPAMディレクション ディレクター
ジューン・タン(ファイブ・アーツ・センター プロデューサー)[マレーシア]
マックス=フィリップ・アッシェンブレンナー(舞台芸術プレゼンター)[ドイツ]
恩田晃(サウンドアーティスト/キュレーター)[米国]
コ・ジュヨン(舞台芸術プロデューサー)[韓国]
加藤弓奈(急な坂スタジオ ディレクター)[日本]

各公演詳細については、ウェブサイトをご参照ください。

交流プログラム「TPAMエクスチェンジ」 作品のプロモーション、情報交流、ネットワーキングの機会としてプロフェッショナルに活用されているプログラム「TPAMエクスチェンジ」。職業的な目的に特化した一部のミーティング以外は、一般のお客様にもご参加いただけます。2年連続での参加となるアジアン・ドラマトゥルク・ネットワークによる「ドラマトゥルギーと政治的なるもの」と題してのミーティング、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)による公開シンポジウム、地域と共に活動する芸術文化の発展と成長をサポートするヨコハマアートサイト「アートサイトラウンジ」、TPAMディレクションのディレクターからの共同製作の提案、世界各地のフェスティバルとの協働に向けた大学研究者の取り組みの紹介、アジアにおけるダンスハウス・ネットワークの立ち上げに関するシンポジウム、平田オリザ『光速・日本近代演劇史』など、多彩なプレゼンテーションやセミナーを予定しています。最新情報はウェブサイトでご確認、あるいはお問い合わせください。

公募プログラム「TPAMフリンジ」 ジャンル不問の公募プログラム「TPAMフリンジ」では、TPAM会期中に横浜・東京エリアで実施される公演やプロジェクトをTPAM参加者と一般のお客様にご紹介。登録される公演の数と多様性は年々広がりを見せています。登録するアーティスト/カンパニー/オーガナイザーにとっては海外公演の機会や新しい観客層を開拓するチャンスとして、TPAMに参加するプロフェッショナルや一般のお客様にとっては新しい才能や作品を発見するチャンスとして活用されているプログラムです。

参加アーティスト/カンパニー/プロジェクト(2017年11月29日現在) プロジェクト大山|MOKK|Super Theater 小池博史ブリッジプロジェクト|康本雅子|GRINDERE-MAN|mimimal|人形劇団望ノ社|福留麻里/村社祐太朗|Q|高山玲子|Whales + けのび|前後(高嶋晋一 + No Collective + 神村恵)|M.M.S.T|ゲッコーパレード|フルタ丸|日本美術サウンドアーカイヴ|横浜ダンスコレクション 2018[日本/フランス/韓国/ブラジル]|シルクロード能楽会|劇団TremendousCircus|le 9 juin|日置あつし/プロダクション航路延長|藤原ちから(BricolaQ)|大城真/川口貴大|Doukyusei.|鮭スペアレ|StageNoMore[中国]|冨士山アネット|Hugh Cho / Kenneth Sze / TS Studio[香港]|ASUNA(アスナ)|In search for new theatre language - Throughout the 20 years of Grzegorz Jarzyna’s TR Warszawa Theatre to its latest - The World Premiere of “G.E.N. VR”[ポーランド]|世田谷シルク|Daniel Belton and Good Company Arts[ニュージーランド]|オフィスマウンテン|福留麻里|橋本清|浦裕幸 + 金沢健一 + 井上郷子、Suidobashi Chamber Ensemble|インテグレイテッド・ダンスカンパニー響-Kyo|アンチボディズ コレクティブ|梅田宏明 × 東京藝術大学|芝居企画花鳥風月|N₂|革命アイドル暴走ちゃん|篠田千明|Gwen Rakotovao + Rafael Alvarez / BODYBUILDERS[フランス/ポルトガル]|ふたりっこプロデュース|平原慎太郎/OrganWorks|Co. 山田うん|カワサキアリス|MIRA|譜面絵画|Water Singers & Rolling Puppets Alternative Theatre[マカオ]|東京タンバリン|村山公一/パッチワークス|岡田智代|国際ダンス交流プロジェクト〈Odori-Dawns-Dance〉|うんなま|スタジオアーキタンツ|ムイボ|シガール姉妹|Mr’Scot|他(一部調整中。最新情報はウェブサイトでご確認、あるいはお問い合わせください)

参加方法 プロフェッショナル(舞台芸術関係者)
参加登録料 5,000円、2018年2月5日(月)18:00締切
登録 → www.tpam.or.jp/2018/registration/
TPAMディレクション
プロフェッショナルレートで各演目/定額4,000円で全演目をオンライン予約可能
TPAMエクスチェンジ
無料(グループ・ミーティングにホスト登録する場合は別途登録料 4,000〜17,000円)
TPAMフリンジ
割引などの特典つきでオンライン予約可能

オーディエンス(一般のお客様)
TPAMディレクション
チケットかながわ(KAAT神奈川芸術劇場での上演作品のみ)、Peatixにて2018年1月13日(土)チケット発売
TPAMエクスチェンジ
無料〜当日500円(一部のプログラムはご参加いただけません)
TPAMフリンジ
チケット価格とお取り扱い先は公演ごとに異なります

開催概要 名称:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2018(TPAM2018/TPAM in Yokohama 2018)
会期:2018年2月10日(土)〜18日(日)
会場:KAAT神奈川芸術劇場、BankART Studio NYK、横浜赤レンガ倉庫1号館、YCC ヨコハマ創造都市センター、Bayani’s Kitchen、急な坂スタジオ、Amazon Clubほか横浜・東京の複数会場
主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2018 実行委員会(国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC - 国際舞台芸術交流センター)
助成:公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー、損保ジャパン日本興亜「SOMPO アート・ファンド」(企業メセナ協議会 2021 Arts Fund)
協賛:株式会社 資生堂
後援:外務省、文化庁、神奈川県、横浜市
提携事業:横浜ダンスコレクション 2018、アジアン・ドラマトゥルク・ネットワーク・サテライトシンポジウム 2018、舞台芸術制作者オープンネットワーク、ヨコハマアートサイト「アートサイトラウンジ vol.17」

広報協力:ダンス プレス トウキョウ
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「TPAM - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2017」2 月に開催! /release/201611146237 Tue, 15 Nov 2016 13:44:45 +0900 PARC TPAMとはアジアと世界の舞台芸術の最新動向を伝える公演プログラム、国内外の重要フェスティバル・劇場・芸術文化団体から数百名の舞台芸術関係者が集まる交流プログラム、世界有数・国内唯一の国際的舞台芸術プラットフォームです。 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 事務局
世界有数・国内唯一の舞台芸術プラットフォーム
「TPAM - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2017」2 月に開催!
TPAMとは、アジアと世界の舞台芸術の最新動向を伝える公演プログラム、国内外の重要フェスティバル・劇場・芸術文化団体から数百名の舞台芸術関係者が集まる交流プログラム、日本の新人アーティストにとって観客開拓・海外公演のチャンスとなる公募プログラムから成る、世界有数・国内唯一の国際的舞台芸術プラットフォームです。近年はアジア・フォーカスを強化し、アジアとの国際共同製作にも参画。前回(2016年2月)は40ヵ国・地域から292名、日本から424名の舞台芸術のプロフェッショナルが参加しました。その一人一人が数百、数千、数万の未来の観客につながっています。また、ほとんどのプログラムは、一般のお客様もリーズナブルな入場料で観賞・参加可能です(前回の述べ入場者数18,773名)。


■公演プログラム「TPAMディレクション」

公演プログラム「TPAMディレクション」には、アジアと世界の舞台芸術の最新動向を体現する13作品/プロジェクトが並びます。

●アピチャッポン・ウィーラセタクン『フィーバー・ルーム』(日本初演)
カンヌ国際映画祭パルムドール賞をはじめ数多くの受賞歴を持ち、今年日本で特集上映や展示が盛んに行なわれている注目の映画作家/美術家、アピチャッポン・ウィーラセタクン(タイ)が初めて取り組んだ舞台作品。映画と演劇の枠組みを超える全く新しい劇場体験として、世界各地のフェスティバルで高い評価を得ています。

●エコ・スプリヤント『BALABALA』(日本初演・TPAM国際共同製作)
TPAMが参画する3本目のアジア国際共同製作。振付家/ダンサーとしてマドンナのショーをはじめとするメインストリームの仕事をこなしてきたエコ・スプリヤント(インドネシア)が、東インドネシアの離島ジャイロロの伝統舞踊を地元の若い女性ダンサー5人とともに現代の視点で再解釈。ジェンダーと文化の壁を超える瑞々しいパフォーマンスです。

●平田オリザ + 盗火劇団『台北ノート』(世界初演)
15ヶ国語に翻訳され世界各地で上演されてきた平田オリザの代表作『東京ノート』(1994年岸田國士戯曲賞受賞)を、作者自ら盗火劇団(台湾)と250名以上から選抜されたキャストとのコラボレーションで翻案。舞台は近未来の美術館。横浜美術館のシンボルとも言える「グランドギャラリー」の広々とした空間で世界初演します。

◎TPAMディレクション演目一覧

●アピチャッポン・ウィーラセタクン『フィーバー・ルーム』[チェンマイ]
●エコ・スプリヤント『BALABALA』[ソロ(スラカルタ)]
●平田オリザ + 盗火劇団『台北ノート』[東京/台北]
●チョン・ウニョン『変則のファンタジー』[ソウル]
●パブリック・レコーディングス『パフォーマンスの百科事典』[トロント]
●アジアン・アーティスト・インタビュー(東南アジア6ヵ国8都市のアーティスト15組のインタビュー映像展示)

恩田晃 ディレクション(サウンドアーティスト/キュレーター、ニューヨーク)
●ゴック・ダイ[ハノイ]/センヤワ[ジョグジャカルタ]
●ジェン・シュー『独儀:7つの息』[ニューヨーク]

タン・フクエン ディレクション(ドラマトゥルク/キュレーター/プロデューサー、バンコク)
●テンタクルズ、タイキ・サクピシット、ピチェ・クランチェン[バンコク]ほか『サムート・タイ:未完の歴史たち』

横堀ふみ ディレクション(NPO法人 DANCE BOX プログラム・ディレクター、神戸)
●余越保子『ZERO ONE』[ニューヨーク/京都]
●山下残『悪霊への道』[京都]

加藤弓奈 ディレクション(急な坂スタジオ ディレクター、横浜)
●酒井幸菜 × 藤田貴大 × 吉田聡子『Layer/Angle/Composition』[横浜/東京]
●2人(金氏徹平 × 山田晋平 × 青柳いづみ)『TOWER (theater)』[京都/東京]

各公演詳細については、ウェブサイトをご参照ください。

https://www.tpam.or.jp/2017/cat/tpamdirection


■交流プログラム「TPAMエクスチェンジ」

舞台芸術と社会をつなぐ様々なトピックにアプローチするシンポジウムやトークなど、国内外のプロフェッショナルの情報交換とネットワーキングのためのプログラムです。2016年には公式なものだけでも309件のミーティングが行なわれました。ここでの出会いが作品の国際的な流通につながった事例も少なくありません。商談、交渉や職業的な内容に特化した一部のプログラム以外は、一般のお客様にもご参加いただけます。詳細は後日ウェブサイトにて発表します。

https://www.tpam.or.jp/2017/cat/tpamexchange


■公募プログラム「TPAMフリンジ」

ジャンル不問・無審査の公募プログラム「TPAMフリンジ」では、TPAMの会期中に横浜・東京エリアで実施される公演やプロジェクトをTPAM参加者に紹介。新進気鋭の若手アーティストから国際経験豊かなカンパニーまで幅広い世代が登録し、その規模と多様性は年々広がりを見せています。登録するアーティスト/カンパニー/オーガナイザーにとっては海外公演の機会や新しい観客層を開拓するチャンスとして、TPAMに参加するプロフェッショナルや一般のお客様にとっては新しい才能や作品を発見するチャンスとして活用されているプログラムです。現在のラインナップは以下の通りです。最終的なラインナップと各公演詳細については公募締切の11月21日(月)以降にウェブサイトをご覧ください。

https://www.tpam.or.jp/2017/cat/tpamfringe


●参加アーティスト/カンパニー/プロジェクト(11月15日現在、公募締切11月21日)

鉄秀、庭劇団ペニノ、アンサンブル・ゾネ、演劇集団砂地、shelf、開幕ペナントレース、インテグレイテッド・ダンス・カンパニー 響-Kyo、冨士山アネット、t t u、仕立て屋のサーカス、H-TOA、かもめマシーン、永守輝如、佐々木すーじん × 白井愛咲、石山雄三/A.P.I.、快快、カタルシツ演芸会、カズマ・グレン/bodypoet、Easternmost (nomad music company)[韓国]、チーム・チープロ、贅沢貧乏、世田谷シルク、7度、ヌトミック、M.M.S.T、Point View Art / Creative Links[マカオ]、小野彩加 & 中澤陽、Co. 山田うん、横浜ダンスコレクション2017(多田淳之介、アイサ・ホクソン[フィリピン])、ダンスアーカイヴ・プロジェクト 2017、KAMINI MANIKAM[マレーシア]、小池博史ブリッジプロジェクト、マージナル・コンソート、西原尚とつむぎね、Ftarri Presents New Waves of Improv in Tokyo、duennlabel、七里圭、サンガツ


■参加方法

●プロフェッショナル(舞台芸術関係者)

参加登録料 3,500円(www.tpam.or.jp/2017/registration/)

TPAMディレクション
オンライン予約(無料 - 定額4,000円で全演目予約可能)

TPAMエクスチェンジ
無料(グループ・ミーティングホスト登録料 6,000 - 17,000円)

TPAMフリンジ
オンライン予約(割引などのTPAM参加登録者特典が受けられます)

●オーディエンス(一般のお客様)

TPAMディレクション
12月3日(土)チケット発売:『フィーバー・ルーム』『BALABALA』『台北ノート』
1月14日(土)チケット発売:他演目(『アジアン・アーティスト・インタビュー』は無料・予約不要)
お取り扱い:Peatix(全演目)、チケットかながわ(KAAT神奈川芸術劇場、横浜美術館での公演のみ)

TPAMエクスチェンジ
一部のプログラムを除き、無料 - 当日500円

TPAMフリンジ
公演ごとにチケット価格とお取り扱い先が異なります


■開催概要

名称:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2017(TPAM2017/TPAM in Yokohama 2017)
会期:2017年2月11日(土) - 19日(日)
会場:KAAT神奈川芸術劇場、横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、BankART Studio NYK、YCCヨコハマ創造都市センター、象の鼻テラス、Amazon Clubほか横浜・東京の複数会場
主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2017 実行委員会(国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC - 国際舞台芸術交流センター)
協力:BankART1929、特定非営利活動法人YCC、象の鼻テラス
助成:公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー、損保ジャパン日本興亜「SOMPO アート・ファンド」(企業メセナ協議会 2021 Arts Fund)
後援:外務省、文化庁、神奈川県、横浜市
提携事業:横浜ダンスコレクション 2017、ダンスアーカイヴ・プロジェクト 2017、アジアン・ドラマトゥルク・ネットワーク・ミーティング 2017、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)


広報協力:ダンス プレス トウキョウ


■このリリースに関するお問い合わせ

国際舞台芸術ミーティング in 横浜 事務局
広報担当 雨宮士郎(あめみや・しろう)
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3-1-2-3F
Tel 03-5724-4660(平日11:00 - 18:30)
Fax 03-5724-4661
amemiya@tpam.or.jp
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貪欲な耳と疲弊した耳のための音楽フェスティバル「サウンド・ライブ・トーキョー」9月開催決定! /release/201606141605 Tue, 21 Jun 2016 09:00:07 +0900 PARC 「音」と「音楽」をテーマに、ジャンルを問わず国内外のアーティスト・作品を紹介するフェスティバル。オバマ大統領の歴史的広島訪問の年、ジェームズ・テニー『Pika-Don』日本初演で開幕。2016年9月11日(日)から10月1日(土)にかけての、9日間のプログラムです。 PARC - 国際舞台芸術交流センター
オバマ大統領の歴史的広島訪問の年、
ジェームズ・テニー『Pika-Don』日本初演、
世界最高齢のジャズバンド初の東京公演など、
9月11日(日)から10月1日(土)にかけての9日間のプログラム
サウンド・ライブ・トーキョー(以下SLT)は、「音」と「音楽」をテーマにジャンルを問わず国内外のアーティスト・作品を紹介するフェスティバルです。2012年から毎年開催、今年5回目を迎えます。これまで音/音楽を手がかりに、ニューヨーク最重要の前衛劇団ウースター・グループの初来日公演(2015年)など、世界の本格的な演劇/映画/アートフェスティバルに匹敵する企画を実現してきました。また、昨年他界した菊地雅章氏による2012年のソロ・コンサートの録音が『黒いオルフェ~東京ソロ2012』としてドイツの名門レーベルECMから今年発売され、ニューヨーク・タイムズをはじめとする各国メディアで絶賛されるなど、「音楽フェスティバル」としての質の高さでも注目を集めています。

現職合衆国大統領初の広島訪問が実現した今年のプログラムは、ニューメキシコ州の核実験場近くで幼少期を過ごした合衆国の作曲家、ジェームズ・テニーによる4チャンネルの「証言」と4人の打楽器奏者のための作品『ピカ=ドン』の日本初演で、9月11日に幕を開けます。ドイツを中心とした異色のアンサンブル「ツァイトクラッツァー」は、灰野敬二とのコラボレーションによるカールハインツ・シュトックハウゼンの「直観音楽」をはじめとする3日公演で初来日。さらに、ソ連崩壊5年前にカザフ・ソビエト社会主義共和国で生まれたヴァイオリニスト、アイシャ・オラズバエヴァによるルイジ・ノーノ晩年の作品の演奏など、「現代音楽」の新しい実践を示し今日的意義を問うプログラムとなっています。

マイケル・スノウ(当時85歳)、ケン・ジェイコブス(当時82歳)など高齢のアーティストの若々しく自由な表現を紹介してきたSLTですが、今年はとうとう世界最高齢のバンドとしてギネスブックに登録されている関西拠点のジャズバンド「ゴールデン・シニア・トリオ」(現在90歳、82歳、79歳)が登場、初の東京公演となります。また、昨年85歳で他界したオーネット・コールマンの理論「ハーモロディクス」のユーラシア的展開を目指すSoon Kimが和太鼓を取り入れて結成した新しいトリオ「Old School」、世界的に評価を高めている集団即興プロジェクト「マージナル・コンソート」と、ジャズ/即興音楽の文脈でもユニークな演目が並びます。

モントリオールを拠点とする劇作家/演出家ジェイコブ・レンは、アマチュアのシンガー・ソングライターとして作曲した知られざる58曲を「共有する」プロジェクトで登場。レンが最も敬愛するミュージシャン2人(モーマス、工藤礼子)のほか、強力なゲスト陣を迎えます。『ピカ=ドン』と同日に上演するテーリ・テムリッツ『愛の爆弾』は、メインストリームの音楽に充満するイデオロギー装置としての「愛」と暴力の諸形態をめぐる映像作品/パフォーマンス。2003年の発表以来、その先見性を示し続けている作品です。

新しい発見を意欲的に求める方にも、蔓延する大量の音楽と音声情報に疲れた方にも、コンセプチュアルで高水準なコンサート/パフォーマンスをドリンク付き2,500円でお楽しみいただける9日間。会場は国内外の実験音楽シーンを刺激し続けてきた六本木スーパー・デラックス。総勢13組・35名以上の出演者プロフィール、その他詳細についてはウェブサイトをご覧ください。


【開催概要】

名称:サウンド・ライブ・トーキョー/Sound Live Tokyo
会期:2016年9月11日(日) - 10月1日(土)
会場:スーパー・デラックス(東京都港区西麻布3-1-25 B1F)
主催:PARC - 国際舞台芸術交流センター
平成28年度文化庁国際芸術交流支援事業
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、ドイツ連邦共和国外務省
協力:東京ドイツ文化センター

公式サイト:soundlivetokyo.com

料金:各日前売、当日とも2,500円(1ドリンクつき)
前売:Peatix(peatix.com/group/24201)にて7月1日(金)発売
*9月17日(土)は投げ銭制(1ドリンクご注文下さい)

ディレクター:新井知行(PARC - 国際舞台芸術交流センター)


【プログラム】

9月11日(日)18:30開場/19:00開演
『ピカ=ドン』(ジェームズ・テニー作曲、1991)
演奏:神田佳子、佐々木啓恵、稲野珠緒、服部恵(以上打楽器)、有馬純寿(エレクトロニクス)
『機械仕掛けの神』(同、1982)
演奏:神田佳子(打楽器)、有馬純寿(エレクトロニクス)
『愛の爆弾』
出演:テーリ・テムリッツ(上映・パフォーマンス)

9月17日(土)15:30開場/16:00開演
『私がこれまでに書いたすべての歌:ソロ』
出演:ジェイコブ・レン

9月18日(日)18:00開場/18:30開演
『私がこれまでに書いたすべての歌:バンド・ナイト』
出演:モーマス、工藤礼子、マヘル・シャラル・ハシュ・バズ、他1組(後日発表)、ジェイコブ・レン

9月21日(水)19:00開場/19:30開演
マージナル・コンソート
メンバー:今井和雄、越川T、椎啓、多田正美

9月22日(木・祝)18:30開場/19:00開演
ゴールデン・シニア・トリオ
メンバー:鍋島直昶(ヴィブラフォン)、大塚善章(ピアノ)、宮本直介(ベース)
Old School
メンバー:Soon Kim(サックス)、壱太郎(和太鼓)、井野信義(ベース)

9月27日(火)19:30開場/20:00開演
『七つの日より』(カールハインツ・シュトックハウゼン作曲、1968)
演奏:ツァイトクラッツァー、灰野敬二

9月29日(木)19:30開場/20:00開演
『パーカッションのために一音も書いたことがなく』(ジェームズ・テニー作曲[以下同]、1971)
『スウェル・ピース 第3番』(1971)
『臨界帯域』(1988/2000)
『ハルモニウム 第1番』(1976)
『たぶんパーカッションのための、あるいは....(夜)』(1971)
演奏:ツァイトクラッツァー

9月30日(金)19:30開場/20:00開演
『スーパーボーナス』(テーリ・テムリッツ作曲[以下同]、1999)
『500年間の軌道』(1997)
『42丁目のべとべと2連チャン』(1998)
『上作延村立』(2006)
『タートルネック』(1997)
『浮浪者』(2006)
演奏:ツァイトクラッツァー、テーリ・テムリッツ

10月1日(土)18:30開場/19:00開演
『6つの幻想曲』(ゲオルク・フィリップ・テレマン作曲、1735)
演奏:アイシャ・オラズバエヴァ(ヴァイオリン)
『夢みながら “歩かねばならない”』(ルイジ・ノーノ作曲、1989)
演奏:アイシャ・オラズバエヴァ(ヴァイオリン)、エロイザ=フルール・トム(ヴァイオリン)
『未来のノスタルジー的ユートピア的遠方』(同、1988)
演奏:アイシャ・オラズバエヴァ(ヴァイオリン)、ペイマン・コスラヴィ(エレクトロニクス)


【お問い合わせ】

PARC - 国際舞台芸術交流センター
Tel 03-5724-4660
soundlivetokyo.com/contact
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TPAM 2016プレスリリース vol.2 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016 注目のプログラム紹介 /release/201512146450 Mon, 14 Dec 2015 15:04:46 +0900 PARC 今回20回目を迎えるTPAM(国際舞台芸術ミーティング in 横浜)は、2011年より横浜市が推進する「創造界隈」の拠点となる文化施設を中心に、多様な演目の公演や、舞台芸術に関する国際会議を多数開催し... PARC - 国際舞台芸術交流センター
TPAM 2016プレスリリース vol.2 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016 注目のプログラム紹介
今回20回目を迎えるTPAM(国際舞台芸術ミーティング in 横浜)は、2011年より横浜市が推進する「創造界隈」の拠点となる文化施設を中心に、多様な演目の公演や、舞台芸術に関する国際会議を多数開催しております。世界中からアーティスト、フェスティバルディレクター、劇場プロデューサー、ファシリテーター、カンパニーの制作担当者、プレゼンター、その他舞台芸術を創造するプロフェッショナルが集まり、情報交換、議論、交流を行います。
本プレスリリースではvol.1のTPAM紹介に続き、vol.2としてTPAMのショーイング・プログラム(公演プログラム)から特に注目される4作品を中心に主要プログラムをご紹介します。アジア最大の国際舞台芸術専門のプラットフォームのひとつであるTPAMだからこそ実現できる多様なプログラムをぜひご高覧ください。

[国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016開催概要]
主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016 実行委員会
  (国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、
PARC - 国際舞台芸術交流センター)
後援:外務省、文化庁、神奈川県、横浜市
会期:2016年2月6日(土)ー14日(日)
会場:KAAT神奈川芸術劇場、横浜赤レンガ倉庫1号館、BankART Studio NYK、YCC ヨコハマ創造都市センター、
   神奈川県民ホール 小ホール、AMAZON CLUB ほか
ウェブサイト:www.tpam.or.jp  


[1. TPAMコプロダクション] プログラムNo.1
ピチェ・クランチェン『Dancing with Death』世界初演
タイ北東部ルーイ県の伝統的な祭事、ピーターコーン・フェスティバルからインスピレーションを得た作品。ピーターコーンでは、地元住民がさまざまな精霊をまつるために色彩ゆたかな仮面や衣装、小道具で仮装し、通りを練り歩いて陽気に祝い、精霊と人間が自由に交流し、2つの世界が混在となってダンスが生まれる。『Dancing with Death』では、これまでクランチェンがタイ古典舞踊をもとに作り上げてきたコンテンポラリーダンスの技法と、ピーターコーンの即興的、有機的、直観的な性質とが融合して、新たな舞踊言語が生み出されている。これにより、ダンサーたちはさまざまに異なるポーズ、身振り、姿勢を常に更新しながら即興で踊り続ける。それゆえこの作品の振付は創造性が永遠に循環し、あたかも「死後の生」のイメージを想起させるものとなっている。

日時:2月7日(日)14:00開演、2月8日(月)18:00開演
会場:KAAT神奈川芸術劇場 ホール
料金:3,000円 (プロフェッショナル * 1,500円) *プロフェッショナルについては本プレスリリースの10ページをご覧ください。


[1. TPAMコプロダクション]プログラム No.2
マーク・テ『Baling』日本初演
1955年12月28日に北マラヤの小さな教室で行なわれ、後に「バリン会談」と呼ばれることになる会談は、戦争で荒廃したマレー半島に和平をもたらすための異例の試みだった。公開されている記録を用いてこの歴史的会談を再現することで、マーク・テは、会談参加者たちと政治的見解を共有する、あるいは異にするパフォーマー=リサーチャーたちと共に、国(民)・忠誠・テロリズム・和解・犠牲・降伏・独立といったネーションの形成をめぐる諸概念が、絶えず変形され修正されてゆくプロセスを検証し、彼らが演じる「役」も不明瞭さの中で横滑りし続ける。韓国・光州に2015年に開設されたアジアン・アーツ・シアターのオープニング・フェスティバルで最も注目された作品のひとつ。

日程:2月9日(火)18:00開演、2月10日(水)16:00開演、19:30開演
会場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
料金:2,500円(プロフェッショナル 1,500円)


[2. TPAMコンテンポラリー・クラシックス]プログラムNo.4
宮城聰 SPAC ー 静岡県舞台芸術センター[静岡]『メフィストと呼ばれた男』
原作は1936年に書かれたクラウス・マンの小説『メフィスト』。当時、ドイツ最高の俳優と謳われ、国立劇場の芸術監督でもあった実在の人物グリュントゲンスをモデルとし、発禁状態にまでなったこの小説は、フランスの太陽劇団により舞台化され、ハンガリーのサボー監督による映画でも知られる。時代に翻弄される天才俳優の姿を通し、「劇場とは、芸術とは何か?」を問いかける社会派作品に、気鋭の劇作家トム・ラノワはさらに自由かつ大胆な翻案を試み、劇中劇として古今の有名戯曲の名場面を織り交ぜた。2015年春、宮城聰がSPAC俳優陣と共に日本初演。

日時:2月14日(日)11:00開演、18:00開演
会場:KAAT神奈川芸術劇場 ホール
料金:3,000円(プロフェッショナル 1,500円)


[3. TPAMディレクション:タン・フクエン/恩田晃(音楽プログラム)]プログラム No.12
ジ・オブザバトリー『Continuum』日本初演
2015年にリリースされた同名のアルバムのフル・コンサート。彼らにとって7枚目となるこのアルバムは、ガムランに用いる青銅楽器をフィーチャーし独自に考案した6音階が絡み合う、妖艶かつダークな作品。バリで活動する作曲家との出会いを通して得た「文化は博物館ではなく、常に変わり続けている」という感触を、シンガポールの多文化的アイデンティティに重ね、ロックに留まらない包括的な音楽性を獲得した。

日時:2月9日(火)20:00開演
会場:神奈川県民ホール 小ホール
料金:2,500円(プロフェッショナル 1,500円)


[3. TPAMディレクション:恩田晃] プログラム No.13
鈴木昭男[京丹後]、堀尾寛太 [東京]、ビン・イドリス[バンドゥン]  『Music Opening Night』
恩田晃をディレクターに迎えた音楽プログラムのキックオフプログラム。  
日時:2月8日(月)20:00開演  会場:BankART Studio NYK 3F  
料金:2,500円(プロフェッショナル 1,500円)


[1. TPAMコプロダクション] プログラム No.3   
アジアン・アーティスト・インタビュー(映像展示)
国際恊働の次なるステップを探るための、アーティストによるアーティストへのインタビュー。
日時:2月6日(土)ー14日(日) 11:00 - 19:00
料金:無料


[3. TPAMディレクション:タン・フクエン]プログラム No.6
ホー・ルイ・アン[シンガポール]『Solar: A Meltdown』 日本初演
美術、映像、文学などジャンル横断的に活躍し注目をあびる新進気鋭のアーティスト。昨年コーチ・ビエンナーレ2015などで発表し話題をよんだ『The waves』、『Sun, Sweat, Solar Queens』を元に、今回初の劇場作品に挑む。
日時:2月7日(日)16:00開演、20:00開演
会場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
料金:2,000円(プロフェッショナル 1,000円)


[3. TPAMディレクション:タン・フクエン] プログラム No.7
ダニエル・コック/ディスコダニー アンド ルーク・ジョージ[シンガポール & メルボルン]『Bunny』日本初演 
観客がBunny(縄で拘束された人)になったらどうなるのか?
“Power & Sexuality”をテーマに、出演者/観客の関係を浮きぼりにしてゆく作品。
日時:2月11日(木・祝)16:00開演
会場:BankART Studio NYK kawamata hall
料金:2,000円(プロフェッショナル 1,000円)


[3. TPAMディレクション:タン・フクエン] プログラム No.8
タラ・トランジトリー aka ワン・マン・ネイション[インターナショナル ]『//gender|o|noise\\』日本初演
ジェンダーとノイズと儀礼が出会う交錯点を探る現在進行中のパフォーマンス&レクチャー。
日時:2月12日(金)21:00開演
会場:AMAZON CLUB
料金:1,000円(プロフェッショナル 500円)


[3. TPAMディレクション:コ・ジュヨン]プログラム No.9 
グリーンピグ[ソウル]『語りの方式、歌いの方式―デモバージョン』日本初演 
韓国の伝統的口承芸能パンソリを舞台上で習うというパフォーマンスを通して「伝統」と「現代」の繋がりを探る作品。
日時:2月10日(水)20:30開演、2月11日(木・祝)14:00開演、
2月12日(金)16:30開演、2月13日(土)19:30開演、 2月14日(日)18:00開演
会場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
料金:2,500円(プロフェッショナル 1,500円)


[3. TPAMディレクション:加藤弓奈]プログラム No.10
ドキュントメント(北尾亘、山本卓卓)[東京]『となり街の知らない踊り子』 
気鋭の注目株Baobab北尾亘と、範宙遊泳山本卓卓がタッグを組み、
全てが無関心的に交差する街を舞台に、旅する孤独なダンサーを描く。
日時:2月11日(木・祝)19:30開演、2月12日(金)19:00開演
会場:YCC ヨコハマ創造都市センター 3F
料金:2,500円(プロフェッショナル 1,500円)


[3. TPAMディレクション:中島那奈子]プログラム No.11
ダンスアーカイブボックス@TPAM2016(パフォーマンス、シンポジウム、展示)
振付家自ら作る、保存ではなく上演を目的としたダンスアーカイブ、アーカイブがつめ込まれた箱を元に、ダンスの遺産を問うプロジェクト。
1. ユーザーとアーキビストのパフォーマンス+ダイアローグ
日時:2月10日(水)16:00開演
[ユーザー]ナフテージ・ジョハール × [アーキビスト] 鈴木ユキオ
[ユーザー]チェイ・チャンケトヤ × [アーキビスト] 白井剛
       2月13日(土)13:30開演
[ユーザー]ヴェヌーリ・ペレラ × [アーキビスト] 手塚夏子
[ユーザー]花柳大日翠  ×  [アーキビスト] 伊藤千枝  ほか
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2階 スペース
料金:1,000円(プロフェッショナル 500円)
※アーキビストとは、自らの作品をアーカイブし、アーカイブボックスを作った人で、第一期では伊藤千枝、黒田育世、白井剛、鈴木ユキオ、手塚夏子、矢内原美邦、山下残の七人。
ユーザーとは、アーカイブボックスを受け取りパフォーマンスを行った人で、第二期ではラニ・ナイル、パドミニ・チェター 、
チェイ・チャンケトヤ、プリティ・アトレーヤ、ヴェヌーリ・ペレラ、マーギー・メドリン、マンディープ・ライキーの七人。
2. ダンスのアーカイブと老いを巡るシンポジウム
日時:2月14日(日)11:00開演
会場:BankART 2F
3. ダンスアーカイブボックスプロジェクトの展示
日時:1月30日(土)ー2月14日(日)
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2階 スペース

TPAMプログラムについて
[1. TPAMコプロダクション]
舞台芸術に携わるプロフェッショナルが国内外から集まるTPAMは、その特性を活かして、アジアの複数のプレゼンター(製作側)がアーティストと共同で作品を製作し巡演する「TPAMコプロダクション」を開始しました。上演にとどまらず、リサーチプロジェクトやその報告などを行い、同時代のアジアの作品へのアプローチを学び合います。


[2. TPAMコンテンポラリー・クラシックス]
同時代的古典と名づけたこのプログラムでは、成熟した経験を持つ作家が歴史や社会に対して今、ダイナミックかつ、新たな挑戦として柔軟に取り組む作品を紹介します。


[3. TPAMディレクション]
選任されたディレクター達が自由なコンセプトと新鮮な目線から作品を紹介します。それぞれのディレクションを通して同時代に関する思考や課題を共有し、ともに舞台芸術の可能性を考察します。


[4. TPAMショーケース](公募プログラム)
TPAM 期間中に横浜、東京エリアで行われる公演をTPAMのショーケースとして紹介するプログラムです。ここから海外公演へつながる事例は多く、海外への窓口の一つとなっています。

その他のTPAMプログラムについて
[5. TPAMエクスチェンジ]
TPAM エクスチェンジは、舞台芸術関係者がお互いの活動や作品、プロジェクトなどを紹介しながら参加者のネットワークを広げるために活用いただくプログラムです。参加者が提示したテーマについて複数人で話し合う「グループ・ミーティング」、国内外のプレゼンターと1対1で話せる「スピード・ネットワーキング」があります。新しい知識と出会いを得て、次なるプロジェクトや協働の機会を見つけるきっかけを作るプログラムです。
    

[6. ミーティング・プログラム]
期間中を通して、国際的視野に立った舞台芸術に関するセミナー、ミーティング、プレゼンテーションも多数実施します。
● 特別鼎談 開催決定! 
姜尚中(熊本県立劇場 理事長兼館長)x平田オリザ(TPAMアドバイザー)x岡田利規(TPAMアドバイザー) 
日時:2月9日(火)16:00 開演  会場:BankART Studio NYK 2F

提携事業
・横浜ダンスコレクション 2016 主催:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
・アジアン・ミーティング・フェスティバル2016 東京公演 主催:国際交流基金アジアセンター 他
・ダンスアーカイブプロジェクト2016 主催:大野一雄舞踏研究所
・障害 × パフォーミングアーツ特集 主催:国際交流基金


[チケット取り扱い]
一般チケット発売 1月16日(土)
※プロフェッショナルは12月14日(月)から参加登録開始。
プロフェッショナルとは→舞台作品と観客をつなぐ仕事に携わる方(アーティスト、制作者、キュレーター、ディレクター、プロデューサー、プログラマー、ファシリテーター、研究者、批評家、文化機関、中間支援団体 など)
プロフェッショナルレート(チケット料金)とは→上記の方々が対象となり、TPAMエクスチェンジやミーティング・プログラムにご参加頂ける、参加登録を(3500円別途かかります)して頂いたうえでの単券販売での料金となります。何演目観ても4000円定額になるなどの料金設定もありますので詳しくはウェブサイト「参加方法/チケット」ページをご覧ください。

■ チケットかながわ
窓口:KAAT 神奈川芸術劇場(10:00-18:00)、神奈川県民ホール(10:00-18:00)、神奈川県立音楽堂(13:00-17:00、月休)TEL:0570-015-415(10:00-18:00)、ウェブサイト:www.kanagawa-arts.or.jp/tc/

■ Peatix  ウェブサイト:peatix.com 
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アジアで最も歴史ある舞台芸術専門の国際的なプラットフォーム、TPAM 2016 開催概要決定! /release/201512026127 Fri, 04 Dec 2015 16:50:22 +0900 PARC ☆アジアで最も歴史ある舞台芸術専門の国際的なプラットフォームです。 ☆舞台芸術に取り組むプロフェッショナルのコミュニケーションの場を提供します。 ☆舞台作品の国際共同製作(コプロダクション)を促進します。 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016 実行委員会
国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016 (TPAM 2016)開催概要決定!
☆アジアで最も歴史ある舞台芸術専門の国際的なプラットフォームです。
☆舞台芸術に取り組むプロフェッショナルのコミュニケーションの場を提供します。
☆舞台作品の国際共同製作(コプロダクション)を促進します。


【国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016開催概要】
主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016 実行委員会(国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC - 国際舞台芸術交流センター)
後援:外務省、文化庁、神奈川県、横浜市
会期:2016年2月6日(土)-14日(日)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場、横浜赤レンガ倉庫1号館、BankART Studio NYK、YCC ヨコハマ創造都市センター、神奈川県民ホール 小ホール、AMAZON CLUB ほか
TPAMウェブサイト:www.tpam.or.jp


■TPAMとは
1995年に「東京芸術見本市(Tokyo Performing Arts Market)」としてスタートしたTPAMは今回で20回目を迎えます。2011年より横浜市が推進する「創造界隈」の拠点となる文化施設を中心に、多様な演目の公演や、舞台芸術に関する国際会議を多数開催しております。世界中からフェスティバルディレクター、劇場プロデューサー、ファシリテーター、カンパニーの制作担当者、プレゼンター、その他舞台芸術を創造するプロフェッショナルが集まり、情報交換、議論、交流を行います。
2011年に「TPAM」の「M」を「Market」から「Meeting」に改め、対象を同時代の舞台芸術作品にして、より明確なブランディングを行いました。それ以降、アジアで最も影響力のある舞台芸術プラットフォームのひとつとして国際的な地位を確立しています。昨年のプロフェッショナルの参加者数は639名、うち海外から41カ国183名、国内からは456名が参加しました。


■アジアフォーカス
*アジアの同時代の舞台芸術作品を、より多く、より身近に感じていただける場を提供します
*アジアにおいて情報交換、議論、交流が十分できるよう、国際ネットワーキングの場を提供します
アジアにおける舞台芸術のネットワークを築く場、つまり専門家や関係者がまとまって出会い意見交換などをすることのできる場を作るため、TPAMでは昨年よりアジアにフォーカスしています。専門家たちがここで出会い、アジアの舞台芸術の動向に触れながらアジアの同時代の舞台芸術作品が各地の劇場やフェスティバルで多く上演されるなど、もっと多く、もっと身近に、アジアおよび世界の観客に届けられるための試みです。


■なぜコプロダクションか?
異なる国のアーティストが協働して作品をつくるインターナショナル・コラボレーションは90年代以降数多く試みられ、多くの成果をあげてきました。この背景には公的な支援制度が国際的に活用される際、一方向から双方向へ向かう大きな流れを作る事に成功し、制度がその共同体を越えて芸術を支える価値の認知を広めましたが、例えば支援する国家の同国人が参加するなどの「条件」が「学習」以上の成果の可能性を阻むこともあり、「制度的」とその限界を問われることもあります。
一方、作品創作にあたり複数の組織が国境を越えて支え合う国際共同製作=コプロダクションは近年数多くのフェスティバルや劇場が取り入れています。コラボレーションよりも創作そのものに寄り添う仕組みですが、経済的同条件や文化的文脈の類似などが前提とされ、芸術への支援状況の格差や社会制度の違いを越えての協働が難しいなどの課題があり、アジア域を見渡すとまだまだマイナーな仕組みです。
これら課題を乗り越えアジア域での国際共同製作を実現するにあたり、昨年からアーティストの声を集める「アジア・アーティスト・インタビュー」を始めました。また、その過程で、アジアでのコプロダクションの課題と展望を共有する、日本、韓国、マレーシア、香港、シンガポール、豪州、欧州各地の劇場やフェスティバルなどと出会うことができました。TPAM自身が共同製作の当事者となることで、この実践と実験をTPAMの参加者に、よりその問題と可能性を分かち合うことが出来ると考え、今回から作品製作も始めることにしました。


【TPAMコプロダクション】
1、ピチェ・クランチェン ダンス・カンパニー [バンコク]
 『Dancing with Death』世界初演
 日程:2月7日(日)、8日(月)
 会場:KAAT神奈川芸術劇場 ホール
共同製作: Esplanade Theatres on the Bay[シンガポール]、国際舞台芸術ミーティング in 横浜[横浜]、※以下予定OzAsia Festival[アデレード]、Melbourne Arts Centre[メルボルン]、Georgetown Festival[ペナン]
古典仮面舞踊劇「コーン」の技法を駆使し、既存のコンテンポラリー・ダンスとは異なる独特な舞台を生み出すピチェ・クランチェンは、伝統舞踊と、現在を生きるダンサーとの関係性について考察する振付家です。本作のクリエーションにあたりピチェは、地元民が精霊に扮するタイ北部の祭事「ピーターコーン」を取材し、祭で出会う人々の創造性や世界観からインスピレーションを受けました。人間の存在とは何かを、見る者に問いかける作品です。

2、マーク・テ[クアラルンプール]
 『Baling』日本初演
 日程:2月9日(火)、10日(水)
 会場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
1955年に紛争の終結と和平交渉を行なうため開かれた歴史的な「バリン会談」。その採録をひもときつつ作られたドキュメンタリー・パフォーマンスです。イギリスからの独立にむけて描かれた、別のマレーシアの姿や、実現しなかったシンガポールの想いは、会談から60年経った現在も多くの問いを投げかけます。韓国の光州市(昨年の東アジア文化都市のひとつ)に本年オープンした、国立アジア文化殿堂Asian Arts Theatreのオープニングフェスティバルで、もっとも注目を集めた作品の一つです。

3、アジアン・アーティスト・インタビュー 映像展示
国際的な協働の次なるステップを探るため、アジア各地で活動する次代を担うアーティストの創造における思考、その背景や状況を聞き取り、映像に収めてアーカイブしていくプロジェクトです。昨年度より始めた本プロジェクトは、今年度にはすでにアジアの一国から展示招聘を受けるなど好評を得ています。今回は新たにマニラとプノンペンのアーティストにインタビュー、昨年ジャカルタ、ジョグジャカルタ、クアラルンプール、シンガポールで収録したインタビュー映像とともに展示します。


【TPAMコンテンポラリー・クラシックス】
時代が大きく変化するとき、アーティストやプロデューサーはその創作において、自分たちの中にある固定概念をどのように越え、いかなる応答を試み得るのでしょうか?同時代的古典と名づけたこのプログラムでは、成熟した経験を持つ作家が歴史や社会に対して今、ダイナミック且つ、新たな挑戦として柔軟に取り組む作品を紹介するものです。
今回は、今年4月に静岡芸術劇場にて上演され、舞台芸術関係者のあいだでも大きな話題を呼んだ宮城聰氏の作品をご紹介します。この作品で氏が行った問題提起は、国内のみならず国境を越えて共有されるものではないでしょうか。扱われているテーマも重要ですが、上演形態の美学的洗練だけにとらわれる事なく、「演劇」自体の社会的役割をも問う作品です。
このプログラムでは、もう一作、アジアからの作品の上演を予定しています。

SPAC-静岡県舞台芸術センター 宮城聰[静岡]
 『メフィストと呼ばれた男』
 日程:2月14日(日) 
 会場:KAAT神奈川芸術劇場 ホール
原作は、1936年に書かれたクラウス・マンの小説『メフィスト』。当時、ドイツ最高の俳優と謳われ、国立劇場の芸術監督でもあった実在の人物グリュントゲンスをモデルとし、発禁状態にまでなった小説は、フランスの太陽劇団により舞台化され、ハンガリーのサボー監督による映画でも知られる。時代に翻弄される天才俳優の姿を通し、「劇場とは、芸術とは何か?」を問いかける社会派作品に、気鋭の劇作家トム・ラノワはさらに自由かつ大胆な翻案を試み、劇中劇として古今の有名戯曲の名場面を織り交ぜた。2015年春、宮城聰がSPAC俳優陣と共に日本初演。


【TPAMディレクション】 
選任されたディレクター達が自由なコンセプトと新鮮な目線から作品を紹介します。それぞれのディレクションを通して同時代に関する思考や課題を共有し、ともに舞台芸術の可能性を考察します。

[TPAMディレクション ディレクター]
タン・フクエン[シンガポール/バンコク](ドラマトゥルグ/キュレーター/プロデューサー)
コ・ジュヨン[ソウル] (インディペンデント・舞台芸術プロデューサー)               
加藤弓奈[横浜](急な坂スタジオ ディレクター)
中島那奈子[大阪/東京/ベルリン](ダンスドラマトゥルク/ダンス研究)
恩田晃[ニューヨーク]「音楽プログラム」

[TPAMディレクション 演目]
●タン・フクエン ディレクション ーシンガポール・フォーカスー
 ダニエル・コック&ルーク・ジョージ[シンガポール/メルボルン]『Bunny』日本初演
 ホー・ルイアン[シンガポール]『Solar: A Meltdown』日本初演
 タラ・トランジトリー[シンガポール]『//gender|o|noise//』日本初演
 ジ・オブザーバトリー[シンガポール]『Continuum』日本初演

●コ・ジュヨン ディレクション
 ユン・ハンソル[ソウル]『語りの方式、歌いの方式ーデモバージョン』日本初演
 ※他一作品を予定

●加藤弓奈 ディレクション
 ドキュントメント(北尾亘、山本卓卓)[東京]『となり街の知らない踊り子』
 ※他一作品を予定

●中島那奈子 ディレクション
 『ダンスアーカイブボックス@TPAM2016』

●恩田晃ディレクション &ー音楽プログラムー
 ジ・オブザーバトリー[シンガポール]『Continuum』
 日程:2月9日(火) 
 会場:神奈川県民ホール 小ホール
2015年にリリースされた同名のアルバムのフルコンサート。彼らの7枚目となるこのアルバムは、ガムランに用いる青銅楽器をフィーチャーし独自に考案した6音階が絡み合う、妖艶かつダークな作品。バリで活動する作曲家との出会いを通して得た「文化は博物館ではなく、常に変わり続けている」という感触を、シンガポールの多文化的アイデンティティに重ね、ロックに留まらない包括的な音楽性を獲得していると評価されるアルバム楽曲の実演です。


■その他のTPAMプログラムについて
【TPAMエクスチェンジ】
TPAMエクスチェンジは、舞台芸術関係者がお互いの活動や作品、プロジェクトなどを紹介しながら参加者のネットワークを広げるために活用いただくプログラムです。参加者が提示したテーマについて複数人で話し合う「グループ・ミーティング」、国内外のプレゼンターと1対1で話せる「スピード・ネットワーキング」があります。新しい知識と出会いを得て、次なるプロジェクトや協働の機会を見つけ出すきっかけとなるプログラムです。

【TPAMショーケース】(公募プログラム)
TPAM期間中に横浜、東京エリアで行われる公演をTPAMのショーケースとして紹介するプログラムです。昨年は35団体の登録がありました。ここから海外公演へつながる事例は多く、海外への窓口の一つとなっています。

【ミーティング・プログラム】
期間中を通して、国際的視野に立った舞台芸術に関するセミナー、ミーティング、プレゼンテーションも多数実施します。

【提携事業】
横浜ダンスコレクション 2016 主催:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
アジアン・ミーティング・フェスティバル2016 東京公演 主催:国際交流基金アジアセンター  他
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