法人別リリース Fri, 02 Jun 2017 14:00:31 +0900 hourly 1 台湾の燃料電池発電システム開発・製造会社と販売契約を締結 /release/201705292171 Fri, 02 Jun 2017 14:00:31 +0900 豊田通商  豊田通商株式会社(本社:名古屋市、社長:加留部 淳、以下:豊田通商)は、ガス絶縁開閉装置(GIS)や発電機などを手掛ける中興電工機械股彬有限公司(本社:台湾 桃園市、董事長:江義福、以下:中興電工)... 豊田通商株式会社
台湾の燃料電池発電システム開発・製造会社と販売契約を締結
~多様なラインナップで燃料電池の新たな可能性の開拓を狙う~
 豊田通商株式会社(本社:名古屋市、社長:加留部 淳、以下:豊田通商)は、ガス絶縁開閉装置(GIS)や発電機などを手掛ける中興電工機械股彬有限公司(本社:台湾 桃園市、董事長:江義福、以下:中興電工)と日本市場でのメタノール改質型燃料電池の販売契約を本日6月2日に締結しました。

1.燃料電池のメリット
 燃料電池は燃料(メタノール)の持つエネルギーを熱や運動エネルギーに変換することなく、直接電気エネルギーに変換するため、その高い発電効率が特徴です。また、水素と酸素の化学反応を利用して発電を行うため、発電時に二酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質の排出量が少なく、環境にやさしいエネルギーシステムです。他にもエンジンやタービンがないため、騒音や振動が目立たないことや、消耗する部品が少ないため、メンテナンスする頻度が少ないといったメリットがあります。
 今回のメタノール改質型燃料電池はメタノールから水素を取り出し、発電します。そのため、水素と比べ燃料供給、保管が容易であり、すぐに導入することが可能です。また、中興電工の システム技術により、「省スペース化」、メタノール使用燃料電池として「高出力化」に成功して います。(下記 <中興電工性燃料電池の特長> をご参照ください。)

2.豊田通商の役割と今後の取り組み

 豊田通商は燃料電池発電システムの開発・製造に強みを持つ、中興電工の定置式燃料電池の販売・設置・メンテナンス・燃料供給を行います。携帯電話基地局、浄水場、鉄道駅舎向けには中興電工と豊田通商の間で専売契約を締結。これらの分野に注力すると同時に、当該燃料電池の新たな使用用途開拓を担っていきます。
 
<中興電工製 燃料電池の特長>

  ①メタノールタンク、改質機(中興電工製)、燃料電池(BALLARD社製)を中興電工が
   システムで一体化。ワンパッケージでの提供を可能に。


  ②出力5kW(1機)の定置式メタノール改質型燃料電池。
   (~10kW)…携帯基地局のバックアップ用電源として求められる電力出力基準



3.豊田通商の燃料電池事業への取り組み
 豊田通商は2015年にドイツの直接メタノール式燃料電池の開発・製造メーカーであるSFC Energy AG (エスエフシーエナジー社)、2016年に直接水素型燃料電池の開発・製造メーカーで
あるBallard Power Systems Inc. (バラードパワーシステムズ社)と日本国内における販売契約を
締結しています。
 豊田通商が保有する多様な燃料電池のラインナップを生かし、今後も定置用燃料電池販売を
行うとともに、運輸分野(商用車や鉄道、船舶など)における燃料電池の新たな活用に向けた開発・販売を推進していきます。

<豊田通商が取扱う燃料電池群>


■中興電工機会股彬有限公司 概要
・社名:中興電工機会股彬有限公司
・所在地:台湾 桃園市
・設立日:1956年
・代表者:董事長 江義福
・従業員数:1,992人
・資本金:NT$ 4,200 million (約150億円)
・売上高:NT$ 12,717million [2017/3月期] (約470億円)
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カナダ燃料電池開発・製造会社と販売契約を締結 /release/201608173443 Thu, 18 Aug 2016 14:00:47 +0900 豊田通商 豊田通商株式会社(本社:名古屋市、社長:加留部 淳 、以下:豊田通商)は、水素と酸素で発電する燃料電池において世界有数の開発・製造会社であるBallard Power Systems Inc. (本社... 豊田通商株式会社
カナダ燃料電池開発・製造会社と販売契約を締結
~日本における「水素社会」の実現に貢献~
豊田通商株式会社(本社:名古屋市、社長:加留部 淳 、以下:豊田通商)は、水素と酸素で発電する燃料電池において世界有数の開発・製造会社であるBallard Power Systems Inc. (本社:カナダ バンクーバー市、社長:Randall Mac Ewen、以下:バラード社)と日本国内市場での販売契約を締結しました。

1.水素を取り巻く環境

新エネルギーとして注目される水素の利活用は、国の成長戦略として「水素・燃料電池戦略ロードマップ(2014年)」が策定され、2016年中に燃料電池バス・フォークリフトの市場投入を行うことや、2030年までにFCV(燃料電池自動車)を80万台程度普及させることを目指す目標が掲げられています。また東京都でも、2020年東京オリンピック・パラリンピックでの活用に向けた環境整備が進められています。
しかしながら、トラックや農業機械、船舶、鉄道といったさまざまな分野で燃料電池の実証開発を行う海外に比べて、日本では、FCV(燃料電池自動車)や家庭用燃料電池「エネファーム」といった一部の分野に向けた燃料電池の製造販売は行われているものの、水素を燃料として利活用する機会が少ないことが課題の一つとなっています。

2.豊田通商の水素事業への取り組み

豊田通商は現在、東京都および愛知県で固定式/移動式水素ステーションを運営するほか、福岡県で下水バイオガスを活用した水素製造販売や風力で発電した電気からCO2フリーの水素を製造する実証実験を行っています。これらを通じ、環境に配慮した次世代モビリティの動力や家庭用/産業用エネルギーとして利活用が期待される水素の環境整備に注力しています。

3.両社の役割と今後の取り組み

バラード社は燃料電池の開発・製造における世界的先駆者企業であり、高い技術と多種多様な採用実績を持っています。自動車向けに限らず、自動車以外の駆動用やバックアップ用など幅広い用途の製品を有し、特に1kw~100kwの中小型燃料電池の技術力を強みとしています。
今回のバラード社との販売契約締結により、豊田通商は
1)すでに需要のある携帯電話用基地局の非常用電源として使用される定置用燃料電池販売を行うとともに、
2)運輸分野(バス、トラックなどの商用車や鉄道、船舶など)での新たな活用に向けた開発・販売を推進していきます。
豊田通商は、水素製造事業や水素ステーション事業などに続き、今回のバラード社との協業を通じ、燃料電池普及の側面からも、日本における「水素社会の実現」に貢献していきます。

 【燃料電池のメリット】
  ①発電時に二酸化炭素や窒素酸化物を排出しないため、環境負担が少ない。
  ②化学エネルギーを直接電力に変換するため、発電効率が高い。
  ③エンジンやタービンがないため、騒音や振動が発生しない。

■Ballard Power Systems Inc.概要
社名  : Ballard Power Systems Inc./ バラード パワー システム インコーポレイテッド
所在地 :カナダ バンクーバー市
製造拠点:カナダ、メキシコ、デンマーク
設立日 : 1984年3月30日
代表者 :Randall Mac Ewen, President and Chief Executive Officer/ランダル マック イーウェン
従業員数:395人(単体)
資本金 :303 million USD (NASDAQ上場)
売上高 :56.5 million USD(FY2015)
概要  :1989年から燃料電池の開発・製造を開始した燃料電池業界の先駆者であり、すでに世界中で10,000ユニット以上の導入実績あり。
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直接メタノール燃料電池の本格販売開始 /release/201606211808 Tue, 21 Jun 2016 15:26:58 +0900 豊田通商  豊田通商株式会社(本社:名古屋市、社長:加留部 淳、以下:豊田通商)はこのたび、 ドイツの直接メタノール燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell、以下:DMFC)の開発・製造会社... 豊田通商株式会社
直接メタノール燃料電池の本格販売開始
~燃料電池社会の実現に向けた新たな取り組み~
 豊田通商株式会社(本社:名古屋市、社長:加留部 淳、以下:豊田通商)はこのたび、
ドイツの直接メタノール燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell、以下:DMFC)の開発・製造会社であるSFC Energy AG (本社:ドイツ・ミュンヘン市、社長:Dr. Peter Podesser、以下:SFC社)のDMFCの本格販売を開始致しました。

 豊田通商はSFC社のDMFCを日本へ本格導入致します。無電源エリアにおける長時間の電力供給ニーズに応え、クリーンな電源確保を通じた経済および、燃料電池社会の発展へ貢献していきます。

 SFC社は、全世界で一般的に消費されており取り扱いの容易なメタノールから、高効率で発電可能な燃料電池の開発に成功し、本製品を通して世界中の無電源エリアでの長時間の電力供給需要に応えることを目指しております。既に欧州を中心に、同社の製品は高い評価を受けており、33,000ユニット以上のDMFCを納入しております。
 欧州では過酷な環境下でのさまざまなデータ測定機器、風力発電の事前調査機器、監視カメラなど、多種多様な用途にて無電源エリアで使用されております。

 豊田通商では、日本国内におきましても今後のさらなる情報化社会、IoT社会の進展の中で需要が増加し、燃料電池社会の実現に向けた一歩になると考え、今回の本格販売にいたりました。

≪SFC Energy AG社の製品 ≫
■燃料電池型名   :EFOY Pro800
最大出力      :45 W
電圧        :12 VDC / 24 VDC
サイズ(DxWxH):433x188x278 mm
重量        :8.0 kg

■燃料電池型名   :EFOY Pro800 Duo
最大出力      :45 W
電圧        :12 VDC / 24 VDC
サイズ(DxWxH):433x188x278 mm
重量        :8.3 kg

■燃料電池型名   :EFOY Pro2400
最大出力      :110 W
電圧          :12 VDC / 24 VDC
サイズ(DxWxH):433x188x278 mm
重量        :9.0 kg

■燃料電池型名   :EFOY Pro2400 Duo
最大出力      :110 W
電圧        :12 VDC / 24 VDC
サイズ(DxWxH):433x188x278 mm
重量        :9.3 kg

■燃料電池型名   :EFOY Pro12000 Duo
最大出力      :500W
電圧        :24VDC / 48VDC
サイズ(DxWxH):310x640x441 mm
重量        :33kg

≪SFC Energy AG社の会社概要 ≫
会社名    :  SFC Energy AG
本社所在地  :  ドイツ・ミュンヘン市
代表者    :  Dr. Peter Podesser
従業員数     :  235名
事業内容     :  DMFCの開発、設計、製造、販売

製品ウェブサイト http://ttc-fuelcell.com/
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