法人別リリース Tue, 21 May 2024 13:54:41 +0900 hourly 1 【日本のサウナ実態調査2024】愛好家はどこに行ったのか?Japan Sauna Survey 2024 /release/202405170903 Mon, 20 May 2024 10:30:00 +0900 日本サウナ総研 一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所は、2017年より続けている日本におけるサウナ・温冷浴の実態調査を行い、その調査結果を発表している。 これまでのリリース https://kyodonewsp... 一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所
一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所は、2017年より続けている日本におけるサウナ・温冷浴の実態調査を行い、その調査結果を発表している。
これまでのリリース /author/H104337


Revised to attach the English version of the report on May 21st, 2024English follows Japanese
<調査背景>
一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所(本社:千葉県船橋市。代表:立花玲二。以下、日本サウナ総研)は、2024年3月に日本全国1万人の成人男女を対象とした『日本のサウナ実態調査』を実施した。
(調査方法・インターネット調査 対象18~69歳の男性5015人 女性4985人、また推計人口に関しては各年の総務省統計局人口推計を用いたウエイトバックを行っている)
 
<主な調査結果>
1.①サウナ愛好家人口推移 図1.①A:サウナ愛好家推計(人口)(2016~2023)


調査開始以降「年に1回以上サウナに入る人」「月に1回以上サウナに入る人」「月に4回以上サウナに入る人」をそれぞれ「ライトサウナー」「ミドルサウナー」「ヘビーサウナー」と区分し調査・推計を行ってきた。サウナ・温冷浴に関して、ブームが来ているとの報道があるが、人口推移を分析すると大きな変化は観察されないということが当研究所の調査結果であった。昨年リリースにおいてはコロナの影響で全般的にサウナに行く頻度が減ったユーザーがすべての層で復調傾向にあり、全体人口も微増した。一方で昨年から今年にかけては、全体人口とライトユーザーは増加(それぞれ1681万→1779万、845万→1128万)したものの、ヘビーユーザー、ミドルユーザーは減少(それぞれ、287万→219万、548万→431万)した。いずれの層もコロナ前の2020年までには復調していない(図1.①AB参照)
頻度ごとの増加を細かく見ても「半年に1回程度」「1年に1回程度」の層が増えているのみで利用頻度の多い愛好家が全般的に減っている。
 
 
図1.①B:サウナ愛好家の人口推移(2016~2024)
 
利用頻度ごとの増減の詳細を示した図1.①Cからも分かる通り、2022-23愛好家人口動向においても増加を後押ししているのは「半年に1回程度」「1年に1回程度」で、利用頻度の高いユーザーは概ね20%程度減っている。
 
 
図1.①C:2021-22年サウナ愛好家人口動向
 
1.②サウナ愛好家人口推移の地域差 図1.②A:サウナ愛好家推定人口(対前年比)地域別比較


サウナ愛好家の地域差の検証のため「関東都市圏」「関西都市圏」「その他」で比較したが、ヘビーサウナー、ミドルサウナーともに減少、ライトサウナーが増、と大きな地域差は見受けられなかった。
 
2.温冷浴の認知度 図2:温冷浴認知度の推移
 
温冷浴(「熱気浴/蒸気浴→冷水浴→外気浴」のサイクル)に関しては調査開始以来減少し続けていた「知らない」がやや増加(16.8%→20.4%)。同様に調査以来増加し続けていた「知っていて、実践している」が減少した(40.8%→35.8%)。
愛好家の減とともに温冷浴の認知・実践者ともに減った。
 
3.その他サウナ利用に関しての調査 その他サウナの利用に関する調査としてサウナー・非サウナー双方に「サウナにいくらかけてもいいか?」、非サウナー対して「サウナに行かない背景」「どうすればサウナに行くか」なども行った。
 
 
図3①:サウナにいくらかけてもいいか?

「サウナにいくらかけてもいいか?」(図3①)に関しては、サウナーは500円以上1000円未満、非サウナーは500円未満が多い。全国の公衆浴場価格が概ね500円以下であることを考えると、サウナーであれば公衆浴場価格以上でも構わないが、非サウナーは公衆浴場価格を適正価格としているようである。



図3②:サウナに行かない背景
 
非サウナーに「サウナに行かない背景」(図3②)を聞いたところ、「サウナに興味がない」の回答が53%、以降「サウナを気持ちよいと思わない」(19%)、「サウナよりも優先すべき趣味を持っている」(12%)、サウナに行く時間がない」(12%)、「他人と裸で同じ空間にいることが苦手だ」(11%)、「値段が高い」(10%)などが挙げられた。



図3③:どうすればサウナに行くか?

そんな非サウナーに対して「どうすればサウナに行くか」(図3③)を聞いたところ、「変化や改善があってもサウナには行かない」の回答が25%はともかく、「時間的余裕があれば行きたい」(14%)、「金銭的余裕があれば行きたい」(13%)、「便利な立地にサウナがあれば行きたい」(12%)、「価格が安くなれば行きたい」(10%)など、時間・場所・価格などの要因が解消されれば、サウナーが増える可能性がある。
 
 
Japan Sauna Survey 2024 Where have all the heavy and medium sauna enthusiasts gone? The population of sauna enthusiasts is still on an upward trend, showing a recovery from Covid. But the downward trend of heavy and medium sauna enthusiasts is worrying


Executive Summary •The number of sauna enthusiasts (saunners) in Japan increased to 17.8 million from 16.8 million the previous year.
•We saw a strong recovery of Covid in the light segment, while the medium and heavy segments declined.
•The willingness of non-saunners to pay is low. 60% of respondents said they would not pay more than 500 yen (≒$3.2).
•The main reason for not visiting a sauna is "I'm not interested in sauna" (53%), followed by "I don't think sauna is a pleasant experience" (19%).



1_Estimated_population_of_sauna_enthusiasts_in_Japan
 
Categorization of Saunners in this survey
•Heavy Saunners : People who use a sauna at least four times a month
•Medium Saunners: People who use a sauna at least once a month
•Light Saunners : People who use a sauna at least once a year 
 
Upward trend continues, driven by “light” sauna fans
In 2023, the sauna population continued to grow, adding about one million people compared to 2022. However, when we look at the segment-level trend, the number of Heavy Saunners and Medium Saunners both decreased by around 20%. This divergence in the trend of different segments is observed in different regions of Japan.
 
2_Estimated_population_of_sauna_enthusiasts_in_Japan
 
3_Change_in__population_2023vs2022
 
How much would you pay for sauna?
In the Japan Sauna Survey 2024, we asked a million-dollar question: how much would you pay for a sauna (sauna itself. This doesn't include other services such as food and massage). 60% of respondents who don't go to sauna said they wouldn't pay more than 500 yen (≒ $3.2), while 47% of sauna enthusiasts said they would pay 500-999 yen (≒ $3.2 to $6.4). This may make non-Japanese audiences wonder why Japanese people seem to have a tight budget for sauna despite the popularity and tradition of the bathhouse, but one explanation is that public bathhouses in Japan are regulated and their prices are typically less than 500 yen.
 
 
4_How_much_would_you_pay_for_sauna
Why don't you sauna? Sorry, we're not interested
After seeing a sluggish recovery of the sauna population in the last survey, we wanted to get to the bottom of the cause. However, the results don't look good. The reasons given by non-saunners as to why they don't go to the sauna don't seem to be easy problems to solve. By far the most common answer was "I'm not interested in sauna" (53%), followed by "I don't think sauna is a pleasant experience" (19%) and "I have a more important hobby than sauna" (12%).  This result indicates that there is no single solution to increase the sauna population and that a grassroots effort to raise public awareness is needed.
6_I_dont_use_sauna_because
 
Here are some things saunas can do
We also asked these non-saunners what changes would be necessary for them to go to a sauna. Unsurprisingly, a large proportion of people (25%) replied that they would not go to the sauna no matter what, but the responses of a not insignificant number of people show some possibilities. The second most common answer was "I would go to the sauna if I had more time" (14%), followed by "I would go to the sauna if I had more money" (13%) and "I would go to the sauna if it was conveniently located" (12%).
7_I_would_use_sauna_if
 
Recognition of hot and cold bathing
Recognition of hot and cold bathing (a sequence of "sauna→cold plunge→open air") has slightly decreased this year, with "I know hot and cold bathing and I practice" decreasing from 40.8% in 2022 to 35.8% in 2023. The percentage of people who answered "I don't know hot and cold bathing" increased for the first time since we started this survey.
 
8_Recognition_of_hot_and_cold_bathing
 
Methodology of survey
•When: March 2024 •Sample: 5,015 males and 4,985 females aged 18-69 in Japan •Method:  Internet survey (the estimated population was calculated using estimates from the Statistics Bureau of the Ministry of Internal Affairs and Communications).
]]>
【日本のサウナ実態調査2023】/Japan Sauna Survey 2023 Sauna enthusiast population is on a rise. /release/202303063628 Mon, 06 Mar 2023 15:00:00 +0900 日本サウナ総研 【日本のサウナ実態調査2023】 3月7日は「サウナの日」(※1) サウナ愛好家人口、昨年の減少から復調の傾向に。サウナ利用者の4人に1人が個室型貸切サウナの利用経験あり ※1:「サウナの日」とは、... ※1:「サウナの日」とは、公益社団法人 日本サウナ・スパ協会が申請し、一般社団法人 日本記念日協会に登録された。いわれは、サ(3)ウナ(7)の語呂合わせによるもの。日本各地でサウナシーンを盛り上げるイベントが開催される。

Revised to attach the English version of the report on March 14th, 2023
English follows Japanese


一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所は、2017年より続けている日本におけるサウナ・温冷浴の実態調査を行い、3/7のサウナの日に先立ってその調査結果を発表している。
これまでのリリース /author/H104337
<調査背景>
一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所(本社:千葉県船橋市。代表:立花玲二。以下、日本サウナ総研)は、2023年1月に日本全国1万人の成人男女を対象とした『日本のサウナ実態調査』を実施した。
(調査方法・インターネット調査 対象18~69歳の男性5015人 女性4985人、また推計人口に関しては各年の総務省統計局人口推計を用いたウエイトバックを行っている)
 
<主な調査結果>
1.①サウナ愛好家人口推移
 
図1.①A:サウナ愛好家推計(人口)(2016~2022)
 
調査開始以降「年に1回以上サウナに入る人」「月に1回以上サウナに入る人」「月に4回以上サウナに入る人」をそれぞれ「ライトサウナー」「ミドルサウナー」「ヘビーサウナー」と区分し調査・推計を行ってきた。サウナ・温冷浴に関して、ブームが来ているとの報道があるが、人口推移を分析すると大きな変化は観察されないということが当研究所の調査結果であった。昨年リリースにおいてはコロナの影響で全般的にサウナに行く頻度が減り、愛好家人口も減少傾向にあったが、今年はすべての層で増加した。ヘビーサウナーが255万人から287万人、ミドルサウナーが521万人から547万人、ライトサウナーが796万人から845万人に増えた結果となった。(図1.①AB参照)
コロナ前(2020リリース時)と比べるとライトサウナーの減は大きいものの、ミドルサウナー・ヘビーサウナーでは2020時点にかなり近づいていることからも愛好家数が復調しつつある。
 
図1.①B:サウナ愛好家の人口推移(2016~2022)
 
図1.①C:2021-22年サウナ愛好家人口動向
 
 
図1.①Cからも分かる通り、2021-22愛好家人口動向においても減少しているのは「1年に1回程度」のライトユーザーの中でもサウナの利用頻度の低い層のみであり、それ以上の愛好家層は復調している。
 
1.②サウナ愛好家人口推移の地域差
図1.②A:サウナ愛好家推定人口(対前年比)地域別比較
 
サウナ愛好家の地域差を検証したところ、大きな地域差があった。関東圏ではヘビーサウナーが22%増、ミドルサウナーが6.8%減の一方で、関西圏では逆にヘビーサウナーが12%減、ミドルサウナーが32%増となっている。この背景に関しては今後の経年変化も追っていきたい。
 
2.温冷浴の認知度
温冷浴(「熱気浴/蒸気浴→冷水浴→外気浴」のサイクル)に関しては調査開始以来「知らない」が減少し、「知っていて、実践している」が増加し続けていた。2019年ごろから温冷浴の認知と実践が増えていて、この傾向は続いており前回と比べ「知らない」がさらに減った。
 
図2:温冷浴認知度の推移
 
3.その他サウナ利用に関しての調査
近年都心部で増加傾向にある「個室型貸切サウナの利用」についても調査を行った。男女とも25%以上が個室型貸切サウナを利用したことがあることが分かる。特筆すべきは11回以上の利用者も男女ともに5%程度ある。また1回当たりの利用金額も3,000円以上が60%を超えている。このカテゴリは今後も一定のニーズがあり伸びていくことが予想される。
 
図3①:個室型貸切サウナの利用状況
また、逆に「かつてはサウナを利用していたが、現在は行く回数が減った、もしくはやめてしまった」割合や理由を調査したところ40%程度が該当した。理由としては、最も多いのが「コロナが流行っている」ことが挙げられたが、次いで「サウナが混んでいる」「体調不良を起こす」「飽きた」「一緒に行く人がいなくなった」等のコロナと関係ない理由も約1割ずつ挙げられた。
図3②:サウナ利用減の割合や背景
 
 
 
<団体概要>
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(通称:日本サウナ総研)は、「サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→ 外気浴」に関わる全てを対象に専門的な調査研究を行い、かけがえのない価値を実証し、進化させ、振興することにより、世界中の人々の健康と平和に寄与することを目的に活動しております。
 
団体名    一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所
略称     日本サウナ総研
設立     2015年10月15日
代表理事   立花玲二
 
公式HP     http://saunasoken.jp
 
 
【転載・引用に関するお願い】
本調査の著作権は、一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所が保有します。
調査レポートの内容についてはご自由に転載・引用いただいて構いませんが、引用・転載時には、必ず「日本サウナ総研調べ」など、当団体クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
また、Webサイト(http://saunners.saunasoken.jp)へのリンクも貼っていただけますと幸いです。
※ 記事などで取り上げていただく際は、info@saunasoken.jp宛てにご一報をお願いします。

 
Japan Sauna Survey 2022 March 7th is the “Sauna Day” in Japan! Sauna enthusiast population is on a rise from last year's decline
One in four sauna users has used a private-room sauna
 
Executive Summary ▪The population of sauna enthusiasts (Saunners) in Japan rebounded to 16.8 million from 15.7 million last year.
▪The Heavy and Medium segments showed a robust recovery, while there's still a significant gap with the pre-covid population in the light segment.
▪More than 25% of respondents said they had used a private-room sauna, highlighting a new trend in the Japanese sauna community.
▪53.9% of respondents indicated that Covid is the main reason for "not going to the sauna", followed by crowdedness (12.3%) and post-sauna sickness (10.6%).
 
Categorization of Saunners in this survey
▪Heavy Saunners : People who use a sauna at least four times a month
▪Medium Saunners: People who use a sauna at least once a month
▪Light Saunners : People who use a sauna at least once a year
 
 
01_Population trends 2016 to2022
 
Overall trend from 2016
Our previous surveys have shown that there hasn't been a huge change in the population of sauna enthusiasts, contrary to the sensationalist reports in the mainstream media. While we saw a decline in the sauna population in the 2021 survey, in the 2022 survey, we found that the sauna population rebounded across all segments. The changes by segment are as follows: Heavy: 2.87mil (2.55mil in 2021), Medium: 5.47mil (5.21mil in 2021), Light: 8.45mil (7.96mil in 2021).Compared to the pre-covid numbers (2020), there was a significant decline in the population of the Light segment, while the Medium and Heavy segments showed a steady recovery.
 
02_Population estimate
 
03_Change from 2021 to 2022
 
 
Regional analysis
The regional analysis showed a large gap in the trend between different regions in Japan. In Kanto, there was a 22% increase in the heavy segment and a 7% decrease in the medium segment. In contrast, there was a 12% decrease in the heavy segment and a 32% increase in the Kansai region. We will continue to monitor the regional trend to identify factors contributing to the discrepancy between regions.
04_Percentage change from 2021
 
Private-room sauna
In recent years, private-room saunas have become increasingly popular in major metropolitan areas. In this survey, we found that over 25% of respondents (both male and female) have used a private-room sauna. It's worth noting that over 5% of both male and female respondents said they had been to a private room sauna more than 10 times. We expect this category to continue to grow, reflecting a steady demand from sauna enthusiasts.
 
05_Percentage of usage of private-room sauna in 2022 & Fee per visit
 
Reason for not going to sauna
40% of respondents answered "I used to go to the sauna, but the number of visits has decreased or I stopped going". Covid was the most common reason, but several other reasons unrelated to the pandemic were also mentioned.
 
06_Do you go to the sauna less often or have you stopped going
 
 
Recognition of hot and cold bathing
For hot/cold bathing (a sequence of "sauna→cold plunge→open air"), "don't know" has decreased since the survey began, while "know and practice" has been on an upward trend. Awareness and practice of hot/cold bathing has been increasing since 2019. We observed the same trend in the 2022 survey, and "I don't know" has continued to decrease since last year.
 
07_Recognition of hot and cold bathing
 
Methodology
•When: January 2023
•Sample: 5,015 males and 4,985 females aged 18-69 in Japan
•Method:  Internet survey (the estimated population was calculated using estimates from the Statistics Bureau of the Ministry of Internal Affairs and Communications).
]]>
【日本のサウナ実態調査2022】サウナ愛好者人口1000万減/Japan Sauna Survey 2022 /release/202203048199 Fri, 04 Mar 2022 11:00:00 +0900 日本サウナ総研 ※1:「サウナの日」とは、公益社団法人 日本サウナ・スパ協会が申請し、一般社団法人 日本記念日協会に登録された。いわれは、サ(3)ウナ(7)の語呂合わせによるもの。日本各地でサウナシーンを盛り上げる...
Revised to attach the English version of the report on March 7th, 2022
English follows Japanese


一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所は、2017年より続けている日本におけるサウナ・温冷浴の実態調査を行い、3/7のサウナの日に先立ってその調査結果を発表している。
これまでのリリース /author/H104337
<調査背景>
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(本社:千葉県船橋市。代表:立花玲二。以下、日本サウナ総研)は、2021年12月に日本全国1万人の成人男女を対象とした『日本のサウナ実態調査』を実施した。
(調査方法・インターネット調査 対象18~69歳の男性5015人 女性4985人、また推計人口に関しては各年の総務省統計局人口推計を用いたウエイトバックを行っている)
 
<主な調査結果>
 
1.①サウナ愛好家人口推移  
図1.①A:サウナ愛好家推計(人口)(2016~2021)
 
 
図1.①B:サウナ愛好家の人口推移(2016~2021)
 
調査開始以降「年に1回以上サウナに入る人」「月に1回以上サウナに入る人」「月に4回以上サウナに入る人」をそれぞれ「ライトサウナー」「ミドルサウナー」「ヘビーサウナー」と区分し調査・推計を行ってきた。サウナ・温冷浴に関して、ブームが来ているとの報道があるが、人口推移を分析すると大きな変化は観察されないということが当研究所の調査結果であった。しかし今回調査開始以来初、ヘビー・ミドル・ライトの全ての層で大幅な減少がみられた。ヘビーサウナーが昨年339万人が255万人、ミドルサウナーが昨年592万人が521万人、ライトユーザーが昨年1651万が796万人、となった。合計すると昨年の2583万人が1573万人と、1000万人が減った結果となった。(図1.①AB参照)


図1.①C:2020→2021年サウナ愛好家人口動向
 
また、各層の前年からの人口減や割合を図1.①Cに示す。人口減に大きな影響を与えたのは、もともと人口の大きかった「ライトサウナー」であり、800万人以上の減となっている。
 
1.②サウナ愛好家人口推移の地域差  
 
図1.②A:サウナ愛好家推定人口(対前年比)地域別比較
 
サウナ人口減の地域差を検証したところ、関東圏ではミドルに関しては若干の増(4.7%)、関西圏ではヘビーが若干の減(5.1%)となり、地域差が明らかであった。
近年のサウナのメディア露出頻度の高まりにより、いわゆる「サウナブーム」が唱えられている。この分析結果は、都市部でのブームの高まりにより、コロナによる利用客減少が相殺されたと考察される。
一方で、都市圏以外のサウナ愛好家人口が減っていることは、地方で愛されてきた施設の閉鎖とも相関があると考えられる。
 
 
2.コロナによるサウナ入浴動向変化  
 
図2A:2021年のコロナによる入浴動向変化
 
コロナによる愛好家頻度別の影響を見てみると、ヘビーサウナーほど「回数が減った」と回答する人が少なく、「回数が増えた」と回答する人が多い。一方でライトサウナーほど逆の結果が出ている。サウナ愛好家のセグメント自体が変化し、かつてミドルサウナーだった層がライトサウナー層へ、ライトサウナーだった層がサウナに行かなくなってしまった、なども考えられ、愛好家人口減少に大きく影響していると思われる。
 
 
図2B:2021年のコロナによる入浴動向変化
 
3.温冷浴の認知度  
図3:温冷浴認知度の推移
 
温冷浴(「熱気浴/蒸気浴→冷水浴→外気浴」のサイクル)に関しては調査開始以来「知らない」が減少し、「知っていて、実践している」が増加し続けていた。2019年ごろから温冷浴の認知と実践が増えている。「サウナブーム」と言われる各種報道等で温冷浴の認知や実践する人が増えていることがうかがえる。
 
 
<団体概要>
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(通称:日本サウナ総研)は、「サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→ 外気浴」に関わる全てを対象に専門的な調査研究を行い、かけがえのない価値を実証し、進化させ、振興することにより、世界中の人々の健康と平和に寄与することを目的に活動しております。
 
団体名    一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所
略称     日本サウナ総研
設立     2015年10月15日
代表理事   立花玲二
公式HP   http://saunasoken.jp
メール  info@saunasoken.jp
 
□ WEBマガジン「SAUNNERS(サウナーズ)」(http://saunners.saunasoken.jp
 サウナの魅力を様々な角度から紐解いたコンテンツを配信。
 
□ サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)
 サウナ調査員が全国のサウナ施設を訪れ、定期的にレポートをアップ!
 
【転載・引用に関するお願い】
本調査の著作権は、一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所が保有します。
調査レポートの内容についてはご自由に転載・引用いただいて構いませんが、引用・転載時には、必ず「日本サウナ総研調べ」など、当団体クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
また、Webサイト(http://saunners.saunasoken.jp)へのリンクも貼っていただけますと幸いです。
※ 記事などで取り上げていただく際は、info@saunasoken.jp宛てにご一報をお願いします。


 
Japan Sauna Survey 2022  
Population of sauna enthusiasts in Japan dropped by 10 million, marking largest decline since 2016
While urban areas remain strong, the decline is more obvious in rural areas.
 
Executive Summary ・The population of sauna enthusiasts(saunners) in Japan dropped from 25.8 million to 15.7 million probably due to Covid-19.
・When we look at the change by segment, the light user segment saw the biggest percentage decline. ・The decline in urban areas (Kanto, Kansai) was not big, which indicates that the recent sauna boom offset the negative impact of Covid-19.
・In 2021, people less frequently visit a sauna, which might have caused a ”downward” segment shift (for example, “Heavy Saunner” to “Medium Saunner”, and so forth)
 
 
01_change_in_the_population_of_saunners
 
Categorization of Saunners in this survey ・Heavy Saunners : Those who use a sauna at least four times a month
・Medium Saunners: Those who use a sauna at least once a month those
・Light Saunners : Those who use a sauna at least once a year
 
 
Overall trend from 2016 For the first time since the survey began, there was a significant decrease across all segments in 2021. Particularly, the light saunner segment led the overall declining trend, decreasing by more than 8 million people.
From 2020 to 2021, the heavy saunners decreased from 3.39 million to 2.55 million, the middle saunners from 5.92 million to 5.21 million, and the light saunners from 16.51 to 7.96 million. The total number decreased by roughly 10 million people from last year's 25.83 million to 15.73 million.
 
 
02_Population_estimate
 
03a_Population_Change_from_2020_to_2021
 
 
03b_Population_Change_from_2020_to_2021
 
Regional analysis The trend varied depending on the region: for instance, there was a moderate increase in the middle segment of Kanto(+4.7%) and a moderate decrease in the heavy segment in Kansai(-5.1%). In recent years, ”sauna boom” has been reported in various medias. The survey suggests that the sauna boom in urban areas may have offset the negative impact caused by Covid-19. On the other hand, the decrease in saunners outside of the urban areas may be partly explained by the closure of old-style bathhouses loved by locals.
 
 
04_The_population_estimate_2021
 
 
05_The_population_estimate_of_2021_vs_2020
 
Covid’s impact on bathing Looking at the impact of Covid-19 by segment, heavy saunners were less likely to answer that the frequency of visits has decreased and more likely to answer that their frequency has increased. On the other hand, the opposite is true for light saunners. It is possible that there was a shift across different segments. For instance, some former middle saunners might have become light sauners, while some former light sauners might have stopped going to the sauna, which may have a significant impact on the decline in the number of saunners.
 
 
06a_Impact_of_Covid_on_sauna_visit_2021
 
 
06b_Impact_of_Covid_on_sauna_visit_2021
 
 
Recognition of hot and cold bathing As for hot/cold bathing (cycle of ”sauna→ cold plunge→ open-air "), ”I don't know" has decreased since the survey began, while ”I know and practice" is on an upward trend. Awareness and practice of hot/cold bathing has been increasing since around 2019 thanks to the sauna boom.
 
 
07a_Recognition_of_hot_and_cold_bathing
 
 
07b_Recognition_of_hot_and_cold_bathing
 
 
Methodology of survey When: December 2021
Sample: 5,015 males and 4,985 females aged 18-69 in Japan
Method:  Internet survey (the estimated population was calculated using estimates from the Statistics Bureau of the Ministry of Internal Affairs and Communications).
 
 
<About us> Japan Sauna & Hot and Cold Bathing Research Institute (commonly known as Japan Sauna Institute) is a general incorporated association. We conduct a wide range of research on sauna to promote the mental and physical health of people around the world.
 
Organization:  Japan Sauna & Hot and Cold Bathing Research Institute
Abbreviated name:  Japan Sauna Institute
Establishment date:  October 15, 2015
Representative Director:   Reiji Tachibana
Official website:  http://saunasoken.jp
Email address:  info@saunasoken.jp
]]>
【日本のサウナ実態調査2021】 /release/202103041811 Thu, 04 Mar 2021 15:07:00 +0900 日本サウナ総研 【日本のサウナ実態調査2021】 3月7日は「サウナの日」※1 累計5年間のサウナ・温冷浴人口推移調査発表 サウナブームと言われるものの、利用者人口はほぼ横ばい。コロナの影響もあってか利用者数は過去... 一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所
【日本のサウナ実態調査2021】 3月7日は「サウナの日」※1 累計5年間のサウナ・温冷浴人口推移調査発表
サウナブームと言われるものの、利用者人口はほぼ横ばい。コロナの影響もあってか利用者数は過去最低。
 
※1:「サウナの日」とは、公益社団法人 日本サウナ・スパ協会が申請し、一般社団法人 日本記念日協会に登録された。いわれは、サ(3)ウナ(7)の語呂合わせによるもの。
日本各地でサウナシーンを盛り上げるイベントが開催される。
※2:温冷浴とは「熱気浴/蒸気浴→冷水浴→外気浴」のサイクルのこと
 
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(以下:日本サウナ総研)は、  2017年より続けている日本におけるサウナ・温冷浴の実態調査を行い、3/7のサウナの日に先立ってその調査結果を発表している。
 これまでのリリース /author/H104337
 
<調査背景>
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(本社:千葉県船橋市。代表:立花玲二。以下、日本サウナ総研)は、2020年12月に日本全国1万人の成人男女を対象とした『日本のサウナ実態調査』を実施した。
   (調査方法・インターネット調査 対象18~69歳の男性5015人 女性4985人)
 
<主な調査結果>
1.サウナ愛好家人口推移  
 
図1-1:サウナ愛好家推計人口(2017~2021)
 
 
図1-2:サウナ愛好家推移割合(2017~2021)
 2017年の調査開始以降「年に1回以上サウナに入る人」「月に1回以上サウナに入る人」「月に4回以上サウナに入る人」をそれぞれ「ライトサウナー」「ミドルサウナー」「ヘビーサウナー」と区分し調査・推計を行ってきた。5年前に比べてサウナを取り巻く環境も変化してきたので今回のリリースを機により細分化した推計数値を算出した(経年変化を捕捉するにあたり集計推計方法を変更したため、過去のリリースと一部・数値が変動している。)
 サウナ・温冷浴に関しては、ブームが来ているとの報道はあるが人口推移を取ってみると、そこまでの大きな変化は見られていない。2017年(2879万人/26.6%)から2019(2747万人/25.4%)まで微減が続き、2020年に復調(2824万/26.1%)した。今回の2021年は2584万人/23.9%と調査開始以来最低の利用者数となった。
 利用頻度別での数値を見ると、 2021年の年1回以上月1回未満の「ライトサウナー」は1652万人/15.3%で、月1回以上月4回未満の「ミドルサウナー」は523万人/5.5%で、双方過去最低となる一方で、月4回以上サウナを利用する「ヘビーサウナー」は339万人/3.1%でこの層のみ2019年以来微増しており根強い愛好者たちがいることがわかる。
 
2.温冷浴認知度について  
 
図2-1:温冷浴認知度の推移(2017~2021)
 温冷浴(「熱気浴/蒸気浴→冷水浴→外気浴」のサイクル)に関しては調査開始以来「知らない」が減少し(2021年31.1%)、「知っていて、実践している」が増加し(2021年27.3%)続けている。また昨年リリースのとおり2020年には「聞いたことがあるがやっていない」が「知らない」を超えた。温冷浴の認知と実践が増えていることが伺える。
 
 
図2-2:サウナ利用頻度ごとの温冷浴実践割合
 一方サウナ利用頻度ごとの温冷浴実践割合に関しては利用頻度が高くなればなるほど、実践割合も高くなっている。(月15回以上の集計結果は、他の層と比較し相対的にサンプルサイズが小さい点に注意が必要であり、統計的には参考値情報に留める)
サウナブームに関する報道や、漫画やドラマなどのサウナに関するコンテンツや、サウナに関する団体などが増えたことで、温冷浴というものを知る機会も増えた影響が出ているのかもしれない。
 
3.コロナによるサウナ利用回数の変化  
 
図3-1:コロナによるサウナ利用回数の変化
 前述「1.サウナ愛好家人口推移」のように2020年から2021年で愛好者人口が減少した。この大きな要因の一つと思われるコロナによる影響を調査したところ60.6%が「サウナに行く回数が減った」と回答した。
 
 
図3-2:サウナ利用頻度ごとのコロナによるサウナ利用回数の変化
 サウナの利用頻度ごとに集計したところ、「行く機会が減った」と回答した人が概ねどの頻度の層でも60%程度だった。一方サウナに行く頻度が高い層では「サウナに行く回数が増えた」と回答する方も一定量見受けられる(月15回以上の集計結果は、他の層と比較し相対的にサンプルサイズが小さい点に注意が必要であり、統計的には参考値情報に留める)。
 
 
 
=====
日本サウナ総研では研究員がサウナ施設に赴き、下記の「サウナ浴の3大要素」を中心に独自評価を行い、サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)で配信している。
 
ツイート例
 
ツイート例
https://twitter.com/sauna_soken/status/1343459880976322564
 
 ①サウナ室     段数、表示温度、輻射熱の強弱、湿度、換気 
 ②水風呂     水温、水位(深さ)、循環、塩素臭
 ③外気浴     スペースの有無
 ④一言コメント  混雑具合や綺麗さ、研究員の所感
 
日本サウナ・温冷浴総合研究所としては、さらなる温冷浴の普及・認知拡大のため上記の現地調査と情報発信を行い、また日本におけるサウナ浴に関して、引き続き定期的に調査を実施し実態とその経年推移の把握に努め、日本のサウナ・温冷浴の発展への貢献を続けていく。
 
<団体概要>
 
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(通称:日本サウナ総研)は、「サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→ 外気浴」に関わる全てを対象に専門的な調査研究を行い、かけがえのない価値を実証し、進化させ、振興することにより、世界中の人々の健康と平和に寄与することを目的に活動しております。
 
団体名    一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所
略称     日本サウナ総研
設立     2015年10月15日
代表理事   立花玲二
公式HP   http://saunasoken.jp
メール  info@saunasoken.jp
 
□ WEBマガジン「SAUNNERS(サウナーズ)」(http://saunners.saunasoken.jp
 サウナの魅力を様々な角度から紐解いたコンテンツを配信。
 
□ サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)
 サウナ調査員が全国のサウナ施設を訪れ、定期的にレポートをアップ!
 
【転載・引用に関するご注意】
本アンケートの著作権は、一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所が保有します。
調査レポートの内容についてはご自由に転載・引用いただいて構いませんが、引用・転載時には、必ず「日本サウナ総研調べ」など、当団体クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
また、Webサイト(http://saunners.saunasoken.jp)へのリンクも貼っていただけますと幸いです。
 
※ 記事などで取り上げていただく際は、info@saunasoken.jp宛てにご一報をお願いします。
]]>
【日本のサウナ実態調査2020】 /release/202003037629 Thu, 05 Mar 2020 13:30:00 +0900 日本サウナ総研 3月7日は「サウナの日」※1 【日本のサウナ実態調査2020】 温冷浴※2の認知度が上がり、「聞いたとこがある」が「知らない」を逆転。 ※1:「サウナの日」とは、公益社団法人 日本サウナ・スパ協会が... http://saunasoken.jp/日本サウナ総研
3月7日は「サウナの日」※1
 
【日本のサウナ実態調査2020】
温冷浴※2の認知度が上がり、「聞いたとこがある」が「知らない」を逆転。
 
※1:「サウナの日」とは、公益社団法人 日本サウナ・スパ協会が申請し、一般社団法人 日本記念日協会に登録された。いわれは、サ(3)ウナ(7)の語呂合わせによるもの。日本各地でサウナシーンを盛り上げるイベントが開催される。
※2:温冷浴とは「熱気浴/蒸気浴→冷水浴→外気浴」のサイクルのこと
 
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(以下:日本サウナ総研)は、  2017年より続けている日本におけるサウナ・温冷浴の実態調査を行い、3/7のサウナの日に先立ってその調査結果を発表している。
 2017年リリース /release/201703019433
 2018年リリース /release/201803071671
 2019年リリース /release/201903013736
 
調査を開始した2017年以降「温冷浴のことを知らない」は50%以上であったが、「図A-1:温冷浴の認知度の推移」のように、今回の調査で初めて50%を切り、「聞いたことがあるがやっていない」の方が上回る結果となった。ただ、依然として「知っていて、実践している」の数値は16%弱のままで、サウナブームと呼ばれるものの影響でサウナ・温冷浴について知る機会は増えるものの、実践する人はそこまで増えてはいない。また「図A-2:温冷浴の男女別認知率(2020年)」のように、温冷浴を実践している人は男性が18%、女性が13%となり、男性の方が高い数値を示した。
 
 
図A-1:温冷浴の認知度の推移(2020年)
図A-2:温冷浴の男女別認知率(2020年)
 
< 調査背景 >
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(本社:東京都港区。代表:小西健太郎。以下、日本サウナ総研)は、2019年12月に日本全国1万人の成人男女を対象とした『日本のサウナ実態調査』を実施しました。
   (調査方法・インターネット調査 対象18~69歳の男性5015人 女性4985人)
 
< 主な調査結果 >
1.サウナ人口  
日本には月 1 回以上サウナ浴をする“ミドルサウナー”は推計 651.2 万人※3 (昨年678万)、月に4 回以上サウナ浴をする“ヘビーサウナー”は推計 342万人※3(昨年335万)との結果が出た。年に 1 回以上サウナ浴をするライトサウナーと併せて、約2761万人※3が(昨年2714万)年に1回以上サウナを利用することが伺え(図1-1)、人数としては昨年より若干の上昇傾向がみられる。サウナが好きと答えた人は約32 % (推計2549万人※3 )(昨年31%推計2531万)となり、好きと答えた人は昨年から微増した(図1-2) 。
 
図1-1:サウナ愛好者比率(2020年)
図1-2:サウナは好きか?(2020年)
 
2.水風呂の利用実態
サウナ利用者における水風呂の利用実態は 「入らない」「シャワー・かけ水のみ」の温冷浴をしない人が6割以上となる(図2-1 )。また男女で比較すると、男性の水風呂の利用率は43%(図2-1)、女性の水風呂の利用率は24%(図2-3)となり、男性の方が水風呂の利用率は高く温冷浴を実践している人が多いことがわかる。
 
図2-1:水風呂の利用(全体)(2020年)
図2-2:水風呂の利用(男性)(2020年)
図2-3:水風呂の利用(女性)(2020年)
 
3.サウナ愛好家別、水風呂の利用実態  
サウナを利用すると回答した者のうち、水風呂を常用している割合は依然として少なく全体の34%に留まる。
月4回以上サウナに入るヘビーサウナーでは53%、月1回以上サウナに入るミドルサウナーは47%が水風呂に浸かっているが、それでも約半数だった。
前述のとおり、温冷浴の認知度が上昇してきたものの、日本国内におけるサウナーの水風呂利用率は依然として低い。



図3:水風呂利用実態(サウナ愛好家別割合)(2020年)
 
日本サウナ総研では研究員がサウナ施設に赴き、下記の「サウナ浴の3大要素」を中心に独自評価を行い、サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)で配信しております。
 
 
 ①サウナ室     段数、表示温度、輻射熱の強弱、湿度、換気 
 ②水風呂     水温、水位(深さ)、循環、塩素臭
 ③外気浴     スペースの有無
 ④一言コメント  混雑具合や綺麗さ、研究員の所感
 
ツイート例 
https://twitter.com/sauna_soken/status/1176865491073110016


日本サウナ・温冷浴総合研究所としては、さらなる温冷浴の普及・認知拡大のため上記の現地調査と情報発信を行い、また日本におけるサウナ浴に関して、引き続き定期的に調査を実施し実態とその経年推移の把握に努め、日本のサウナ・温冷浴の発展に貢献していきたいと考えております。



<団体概要>
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(通称:日本サウナ総研)は、「サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→ 外気浴」に関わる全てを対象に専門的な調査研究を行い、かけがえのない価値を実証し、進化させ、振興することにより、世界中の人々の健康と平和に寄与することを目的に活動しております。
 
団体名    一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所
略称     日本サウナ総研
設立     2015年10月15日
代表理事   小西健太郎
公式HP   http://saunasoken.jp
メール  info@saunasoken.jp
 
□ WEBマガジン「SAUNNERS(サウナーズ)」(http://saunners.saunasoken.jp
 サウナの魅力を様々な角度から紐解いたコンテンツを配信。
 
□ サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)
 サウナ調査員が全国のサウナ施設を訪れ、ほぼ毎日レポートをアップ!
 
【転載・引用に関するご注意】
本アンケートの著作権は、一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所が保有します。
調査レポートの内容についてはご自由に転載・引用いただいて構いませんが、引用・転載時には、必ず「日本サウナ総研調べ」など、当団体クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
また、Webサイト(http://saunners.saunasoken.jp)へのリンクも貼っていただけますと幸いです。
 
※ 記事などで取り上げていただく際は、info@saunasoken.jp宛てにご一報をお願いします。
]]>
【日本のサウナ実態調査2019】 /release/201903013736 Fri, 01 Mar 2019 12:50:50 +0900 日本サウナ総研 報道関係各位 3月7日は「サウナの日」※1 【日本のサウナ実態調査2019】 サウナ室の後に水風呂に入らない人は約半数。 温冷浴※2を実践している人は2割に満たず、 約3割は「聞いたことはあるがやった... 一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所
サウナ室の後に水風呂に入らない人は約半数。温冷浴を実践している人は2割に満たず、 約3割は「聞いたことはあるがやったことはない」との結果に
報道関係各位

3月7日は「サウナの日」※1

【日本のサウナ実態調査2019】
サウナ室の後に水風呂に入らない人は約半数。
温冷浴※2を実践している人は2割に満たず、
約3割は「聞いたことはあるがやったことはない」との結果に

※1:「サウナの日」とは、公益社団法人 日本サウナ・スパ協会が申請し、一般社団法人 日本記念日協会に登録された。いわれは、サ(3)ウナ(7)の語呂合わせによるもの。日本各地でサウナシーンを盛り上げるイベントが開催される。
※2:温冷浴とは「熱波浴→水冷浴→外気浴」のサイクルのこと




一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(以下:日本サウナ総研)は、 2017年・2018年に続き日本におけるサウナ浴の実態調査を行い、3/7のサウナの日に先立ってその調査結果発表することにしました。
 2017年リリース /release/201703019433
 2018年リリース /release/201803071671

 水風呂に入らない人は約半数(図A:水風呂の利用)、温冷浴(熱波浴→水冷浴→外気浴)を実践している人は2割に満たない(図B:温冷浴の認知・回数)という結果となり、水風呂ならびに温冷浴の良さを知らない、体感できていない人がいまだ多く、サウナブームはまだまだ拡大の余地があると考えられます。

< 調査背景 >
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(本社:東京都港区。代表:小西健太郎。以下、日本サウナ総研)は、2018年12月に日本全国1万人の成人男女を対象とした『日本のサウナ実態調査』を実施しました。
   (調査方法・インターネット調査 対象18~69歳の男性5,015人 女性4,985人)

< 主な調査結果 >

1.水風呂の利用実態




サウナ利用者における水風呂の利用実態は 図A(再掲)・図1-1・図1-2 のようになりました。
 「入らない」「シャワー・かけ水のみ」の温冷浴をしない人が5割前後いることになります。また水風呂の利用率は男性のほうがやや高い傾向が見られます(図1-1)。

2.温冷浴の認知度の推移



サウナ利用者における温冷浴の認知度は図2-1・図2-2 のようになりました。
 図2-1「温冷浴の認知率の推移」より、「知っていて実践している」が、2017年(11.3 %)から2019年(15.8 %)にかけて 4.5 ポイントも上昇しており、近年のサウナ・ブームと呼ばれているものの影響か、温冷浴を実践する人は増えているものの、その全体像は 55 % (2017年) から 54 % (2019年)と、まだまだ半数以上が温冷浴を「知らない」と回答しています。
 一方「図2-2:温冷浴の男女別認知率(2019年)」を見ると、温冷浴を実践している人は男性が18.1%、女性が12.8%となり、男性の方が高い数値を示しています。

3.サウナ人口



日本には月 1 回以上サウナ浴をする“ミドルサウナー”は推計 678 万人※3 、月に4 回以上サウナ浴をする“ヘビーサウナー”は推計 335 万人※3いるとの結果が出ました。年に 1 回以上サウナ浴をするライトサウナーと併せて、約2714 万人※3が年に1回以上サウナを利用することが伺えます(図3-1)。また図3-2より、サウナが好きと答えた人は約31 % (推計2531万人※3 )となりました。


日本サウナ総研では研究員がサウナ施設に赴き、下記の「サウナ浴の3大要素」を中心に独自評価を行い、サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)で配信しております。


 ①サウナ室   段数、表示温度、輻射熱の強弱、湿度、換気 
 ②水風呂   水温、水位(深さ)、循環、塩素臭
 ③外気浴   スペースの有無
 ④一言コメント 混雑具合や綺麗さ、研究員の所感


https://twitter.com/sauna_soken/status/1089859628475633664


日本サウナ・温冷浴総合研究所としては、さらなる温冷浴の普及・認知拡大のため上記の現地調査と情報発信を行い、また日本におけるサウナ浴に関して、引き続き定期的に調査を実施し実態とその経年推移の把握に努め、日本のサウナ・温冷浴の発展に貢献していきたいと考えております。


<団体概要>

一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(通称:日本サウナ総研)は、「サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→ 外気浴」に関わる全てを対象に専門的な調査研究を行い、かけがえのない価値を実証し、進化させ、振興することにより、世界中の人々の健康と平和に寄与することを目的に活動しております。



□ WEBマガジン「SAUNNERS(サウナーズ)」(http://saunners.saunasoken.jp
 サウナの魅力を様々な角度から紐解いたコンテンツを配信。

□ サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)
 サウナ調査員が全国のサウナ施設を訪れ、ほぼ毎日レポートをアップ!


団体名   一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所
略称    日本サウナ総研
設立    2015年10月15日
代表理事  小西健太郎
公式HP  http://saunasoken.jp
メール info@saunasoken.jp



【この件に関するお問い合わせ先】
[会社名]一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所
[部署名]事務局宛
[TEL]03-5425-1437
[Email]info@saunasoken.jp
]]>
日本のサウナ実態調査2018 徐々に増えるサウナ人口 /release/201803071671 Wed, 07 Mar 2018 15:07:00 +0900 日本サウナ総研 3月7日は「サウナの日」 月1回以上サウナ浴する“ミドルサウナー”は、推計1159万人 月4回上サウナ浴する“ヘビーサウナー”は、推計386万人 サウナがブームとの風潮もあり数値的には微増。サウナ浴が「サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→ 外気浴」のサイクルだと知っているか(=温冷浴の認知)はいまだ低い。 一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所
日本のサウナ実態調査2018
3月7日は「サウナの日」

日本のサウナ人口
 ・月1回以上サウナ浴する“ミドルサウナー”は、推計1159万人
 ・月4回以上サウナ浴する“ヘビーサウナー”は、推計386万人
サウナがブームとの風潮もあり数値的には微増。
※「サウナの日」とは、公益社団法人 日本サウナ・スパ協会が申請し、一般社団法人 日本記念日協会に登録された。
 いわれは、サ(3)ウナ(7)の語呂合わせによるもの。日本各地でサウナシーンを盛り上げるイベントが開催される。

一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(以下:日本サウナ総研)は、昨年に引き続き日本におけるサウナ浴の実態調査を行い、3/7のサウナの日にその調査結果発表することにしました。

< 調査背景 >
一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(本社:東京都港区。代表:小西健太郎。以下、日本サウナ総研)は、2018年2月に日本全国1万人の成人男女を対象とした『日本のサウナ実態調査』を実施しました。
   (調査方法・インターネット調査 対象18~69歳の男性5,015人 女性4,985人)

< 主な調査結果 >
1.サウナ人口
 日本には月1回以上サウナ浴をする“ミドルサウナー”は推計1159万人(昨年1042万人)、月に4回以上サウナ浴をする“ヘビーサウナー”は推計386万人(昨年358万人)との結果が出ました。昨今のサウナブームから愛好者もわずかながら増加しました。


また「サウナが好き」(とても好き、やや好き)と答えた人は、2640万人 31.4%(昨年2610万人 31.3%)となりました(図2)。



2.サウナ/風呂/温泉の比較
 次に昨年同様、サウナ/風呂/温泉が好きか、について調べると、「とても好き」+「やや好き」と答えた人の割合は、サウナ32.2%(昨年32.5% )、風呂78.2%(昨年78.6%)、温泉77.0%(昨年78.4%)となり、ほぼ昨年同様の結果が出ました。サウナはまだまだ「苦手・やや苦手」の人の割合が、風呂・温泉と比べ割合が高く占めていることがわかります。



3.リピートしたいサウナはどんなサウナか?
 今年、増加したサウナ愛好者が、リピートしたいサウナはどんなサウナなのか?について調べてみると、「住まい・職場からの距離(23%)」「利用料金(23%)」の回答がほぼ同率。次いで「清潔さ(17%)」となりました。



サウナのサウナ浴の3大要素であるサウナ室・水風呂・外気浴に関しては意外と数値が低く、「サウナ室の温度・湿度・広さ(6%)」「水風呂の温度・水質・広さ(1%)」「外気浴の有無(1%)」となった。このことから、まずは日常的に通いやすいことが重視されていることが推察される。

4.温冷浴の認知
「サウナ浴」は、【サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→ 外気浴】のサイクルだと知っているか(=温冷浴の認知)に関して調べてみると(図5) 、知らないが過半数を占め、まだまだ認知が低いことがうかがえます。さらに月4回サウナ浴に行く“ヘビーサウナー”においは、過半数は言っているものの、「知っていて、実践している」は37%にとどまり、「聞いたことはあるがやっていない」が31%でした。



 また、「知っていて、実践している」と回答した人の中で、一度の施設利用で何回の温冷浴を繰り返すか聞いたものが図6となります。全体として、温冷浴の回数は2回が多いものの、「温冷浴を知っていて実践しる」という人の中でも1回しかしない人も全体では1/4程度いるようです。月4回以上サウナ浴に行く“ヘビーサウナー”においては温冷浴の回数は増える傾向がありますが、それでも1回と回答する人が19%いるようです。



 サウナの愛好者は増えているものの、温冷浴の認知は低く、実践している人はまだ少なく、サウナ浴の楽しさをもっと伝えていく必要があると思われます。

 日本サウナ総研では研究員がサウナ施設に赴き、下記の「サウナ浴の3大要素」を中心に独自評価を行い、サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)で配信しておりました。
 ①サウナ室  段数、表示温度、輻射熱の強弱、湿度、換気
 ②水風呂  水温、水位(深さ)、循環、塩素臭
 ③外気浴  スペースの有無
 ④一言コメント 混雑具合や綺麗さ、研究員の所感
こちらはサウナ総研としては温冷浴の基礎情報となるもの、という考えから今回の調査結果を踏まえ、引き続き情報発信を続けていきます。

日本サウナ総研としては、日本におけるサウナ浴に関して、今後も定期的に調査を実施し、サウナ浴の実態とその経年推移の把握に努め、日本のサウナ浴の発展に貢献していきたいと考えております。


==========
<団体概要>

一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(通称:日本サウナ総研)は、「サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→ 外気浴」に関わる全てを対象に専門的な調査研究を行い、かけがえのない価値を実証し、進化させ、振興することにより、世界中の人々の健康と平和に寄与することを目的に活動しております。



団体名   一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所
略称    日本サウナ総研
設立    2015年10月15日
代表理事  小西健太郎
公式HP  http://saunasoken.jp
メール info@saunasoken.jp

□ WEBマガジン「SAUNNERS(サウナーズ)」(http://saunners.saunasoken.jp
 サウナの魅力を様々な角度から紐解いたコンテンツを配信。

□ サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)
 サウナ調査員が全国のサウナ施設を訪れ、ほぼ毎日レポートをアップ!

【転載・引用に関するご注意】
本アンケートの著作権は、一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所が保有します。
調査レポートの内容についてはご自由に転載・引用いただいて構いませんが、引用・転載時には、必ず「日本サウナ総研調べ」など、当団体クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
また、Webサイト(http://saunners.saunasoken.jp)へのリンクも貼っていただけますと幸いです。

※ 記事などで取り上げていただく際は、info@saunasoken.jp宛てにご一報いただけると幸甚に存じます。
]]>
「日本のサウナ実態調査」 /release/201703019433 Tue, 07 Mar 2017 00:00:04 +0900 日本サウナ総研 2017年2月に全国1万人を対象とした『日本のサウナ実態調査』を実施した結果、 月1回以上サウナ浴する”ミドルサウナー”は、推計1,042万人! 週1回以上サウナ浴する“ヘビーサウナー”は、推計 358万人! 日本人の5人に1人はお風呂よりサウナ好き! であることがわかりました。 一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所
3月7日は「サウナの日」/『日本のサウナ実態調査』ニュース。
月1回以上サウナ浴する”ミドルサウナー”は、推計1,042万人!
日本人の5人に1人はお風呂よりサウナ好き!
 一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(以下、日本サウナ総研)は、3月7日の「サウナの日」に合わせて、2017年2月に日本全国1万人の成人男女を対象とした 『日本のサウナ実態調査』を実施した。

 温泉やお風呂に隠れて、これまでその実態があまりよく把握されていたかった日本人とサウナ浴について、興味深い調査結果が得られた。

1)日本のサウナ人口
 日本には想像以上のサウナ愛好家とサウナ浴を実践している人がいた。サウナ浴人口は、ロシアやフィンランドに並ぶ世界クラスであった。
 サウナが好きと回答した人と、実際に年に1回以上サウナに入る人の数は、ほぼ同数であった。調査の対象年齢である18~69歳の人口は、8341.8万人。月に1回以上サウナ浴を楽しむ人は、登山・ハイキング人口972.7万人と同じ規模であった。

・年に1回以上サウナに入る人(ライトサウナー): 推計2,877万人 (34.5%)
 ・月に1回以上サウナに入る人(ミドルサウナー): 推計1,042万人 (12.5%)
 ・週に1回以上サウナに入る人(ヘビーサウナー): 推計 358万人 ( 4.3%)
 ・サウナが好きな人              : 推計2,610万人 (31.3%)

2)サウナ/お風呂/温泉
日本人の温泉好き、暮らしの中でのお風呂好きは常識ともいえる事実であるが、サウナ(熱気浴/蒸気浴)好きはそれに対抗する軸として確固としたボリュームを持っていた。
 温泉浴と共に日本の蒸気浴は古い歴史を有している。湯船に浸かるだけではなく、熱気や蒸気に身を包むことも、また日本人の暮らしの中に溶け込んだ習慣の一つであることが分かった。

(複数選択可能な設問の結果)
 ・サウナ(とても好き+やや好き) : 32.5%
 ・お風呂(とても好き+やや好き) : 78.6%
 ・温泉 (とても好き+やや好き) : 78.4%
 
 日本人の5人に1人は、お風呂よりサウナ好きでした。
・サウナ派(21.8%)・お風呂派(66.0%)・どちらともいえない(12.2%)
(どちらが好きか?という質問に対する回答)

3)サウナ好きの多い地域ランキング。
サウナが好きと回答した人の比率が日本で一番高かった地域は、宮崎県であった。

・サウナ好き人口比率
宮崎県:42.6% / 沖縄県:40.3% / 新潟県:37.6% / 群馬県:37.6%
/ 大阪府:35.9%

・サウナ好き人口
東京都:319万人 / 大阪府:209万人 / 神奈川県:198万人 / 埼玉県:160万人
/ 愛知県 :139万人

4)サウナと風邪の因果関係
「サウナに入って風邪を引きにくくなった」と実感している人がヘビーサウナー程、多いという結果がでた。サウナ総研の見解は、月に1回以上サウナ浴をしている人の47.6%は水風呂を利用し、温冷交代浴を実践しているという結果もでていることから、交感神経・副交感神経が刺激され、自律神経のバランスを整え、免疫力がアップしているためと推察している。

 ・サウナ浴で風邪をひかなくなったと回答した人
週1回以上サウナ浴(ヘビーサウナー)/全くひかない17.5%・ひく回数減った40.9%
月1回以上サウナ浴(ミドルサウナー)/全くひかない 8.7%・ひく回数減った30.9%
数カ月に1回以下 (ライトサウナー)/全くひかない 3.6%・ひく回数減った 8.8%

以上、実態調査概要。

(引用、及び参照)
※「サウナの日」とは、公益社団法人 日本サウナ・スパ協会が申請し、一般社団法人 日本記念日協会に登録された。いわれは サ(3)ウナ(7)の語呂合わせによるもの。日本各地でサウナシーンを盛り上げるイベントが開催される。
※サウナ愛好家を、サウナ総研では「サウナー」と称している。
※ 推計人口は総務省統計局「人口推計」(平成27年)による調査対象の年齢人口(8341.8万人)に調査結果の割合を乗じて算出。
※サウナ発祥の地として知られるフィンランドの人口は549万人(2016年4月末の外務省ホームページより)。
※登山・ハイキング人口は、総務省の社会性格基本調査(平成28年)より。

日本サウナ総研は、日本におけるサウナ浴に関して、今後も定期的に調査を実施し、サウナ浴の実態とその経年推移の把握に努め、日本のサウナ浴の発展に貢献していきたいと考えている。

今回の調査結果をもとにした「サウナ白書(2017版)」の制作も計画している。リリースできるタイミングがきたら、弊団体ホームページ上でお知らせする予定。

【団体概要】
日本サウナ総研は、サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→ 外気浴」に関わる全てを対象に専門的な調査研究を行い、かけがえのない価値を実証し、進化させ、振興することにより、世界中の人々の健康と平和に寄与することを目的に活動している。

公式HP  http://saunasoken.jp/
メール  info@saunasoken.jp

WEBマガジン「サウナーズ」 http://saunners.saunasoken.jp/
サウナの魅力を様々な角度から紐解いたコンテンツを配信。

サウナ総研ツイッター(@sauna_soken)
サウナ調査員が全国のサウナ施設を訪れ、ほぼ毎日レポートをアップ!
]]>