法人別リリース Fri, 10 May 2024 15:00:00 +0900 hourly 1 乳酸菌の研究で皮脂腺調整剤 特許取得 /release/202405080481 Fri, 10 May 2024 15:00:00 +0900 ニチニチ製薬                     NEWS RELEASE 2024年5月10日 乳酸菌の研究で皮脂腺調整剤 特許取得 ~乳酸菌素材MK-116の化粧品分野での応用拡大へ~   ニチニチ製薬株... NEWS RELEASE
2024年5月10日
乳酸菌の研究で皮脂腺調整剤 特許取得 ~乳酸菌素材MK-116の化粧品分野での応用拡大へ~
 
ニチニチ製薬株式会社(社長:北村良一、三重県伊賀市、以下 ニチニチ製薬)は、自社乳酸菌素材を用いた研究により、4月18日、「皮脂腺調整剤」の特許を取得しました(特許 第7474990号)。
 
本特許の実施例で使用したのは、エンテロコッカス・フェカリス乳酸菌に、加熱処理や酵素処理をほどこしたニチニチ製薬独自の乳酸菌素材です。ヒト皮脂腺細胞は、アクネ菌存在下で過剰な皮脂を産生します。しかし、乳酸菌素材を添加したところ、過剰な皮脂産生を抑制することが確認できました。また、アクネ菌がない状態では、乳酸菌素材の添加により、皮脂産生が適度に促されました。
 
スキンケアは女性の約76%、男性の約36%が実施しており、男女ともに最も実施している美容ケアとなっています。10代後半の男性では約45%と男性においても今後スキンケアは日常的なものになることが予想されます※。皮脂は過剰に分泌されると毛穴トラブルやニキビの原因になります。一方、肌のバリア機能を保つためには適度な皮脂分泌が必要です。肌を健康に保つためには、皮脂量のコントロールが重要となります。
 
ニチニチ製薬は、現在、スキンケア用途の乳酸菌素材として加熱処理および酵素処理乳酸菌を特殊加工した「MK-116」を開発しています。「MK-116」は自社製品に配合するほか、化粧品原料として外販も行っています。ニチニチ製薬は今回の特許取得により「MK-116」のさらなる応用拡大をはかります。
※(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー 男性 の美容ケアに関する意識・実態調査2023
 
【本件に関する一般の問い合わせ先】
ニチニチ製薬 お客様相談室 TEL:0120-171-868 E-mail:inqury@nichinichi-phar.co.jp
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本資料は、三重県政記者クラブ、伊賀記者会、東商記者クラブで配布します。
別紙
 
光っているのが皮脂。アクネ菌存在下では皮脂が過剰に分泌されて皮脂量が多くなっているが、乳酸菌素材「FK-23」もしくは「LFK」添加で皮脂量が抑えられている。
一方、アクネ菌のない環境下では、FK-23またはLFKの添加で適度に皮脂が分泌されている。
 
 
MK‐116について
MK-116は、加熱処理した乳酸菌「FK-23」と、加熱処理と酵素処理の両方をほどこした乳酸菌「LFK」の二つの素材を特殊加工した乳酸菌素材。

 
]]>
日本と中国で、育毛用又は脱毛防止用外用剤の特許取得 乳酸菌素材「MK-116」の応用拡大へ /release/202402156610 Thu, 15 Feb 2024 13:00:00 +0900 ニチニチ製薬 NEWS RELEASE                        2024年2月15日 日本と中国で、育毛用又は脱毛防止用外用剤の特許取得 乳酸菌素材「MK-116」の応用拡大へ       ... ニチニチ製薬株式会社
NEWS RELEASE
 
 
                  
2024年2月15日

日本と中国で、育毛用又は脱毛防止用外用剤の特許取得 乳酸菌素材「MK-116」の応用拡大へ
 
 
 
 
 
 
 
ニチニチ製薬株式会社(社長:森下 政彦、三重県伊賀市、以下 ニチニチ製薬)は、2024年1月24日、自社の乳酸菌素材を用いた研究で、「育毛用又は脱毛防止用外用剤」の特許を取得しました(特許第7426100号)。なお、日本に先立って、2023年12月15日に中国でも特許登録しています(专利号:ZL 2019 8 0073170.3)。
 
エンテロコッカス・フェカリス乳酸菌
試験例で使用したのは、エンテロコッカス・フェカリス乳酸菌に加熱処理や酵素処理を施したニチニチ製薬独自の乳酸菌素材です。主に食品原料として用いられていますが、近年は化粧品用途での有用性についても大学と共同研究を行っています。今回、外用剤として頭皮に塗布した際の効果を確認し、特許取得に至りました。
 
 
本特許の実施例では、40~70代の男女被験者5人に対して頭皮の地肌が見えて気になる部分に1日1回主に就寝前、洗髪時には髪を乾燥させた後に使用しました。その結果、早い被験者で使用から4週間目、遅い被験者でも8週間目には地肌が目立たなくなっていることが確認できました。(別紙 図1参照)
 
薄毛は男女共にみられ、日本人の20歳以上で薄毛の人の割合は2割弱、将来の薄毛に不安を感じる人が4割弱と言われています※。対策として、外用薬や内服薬、植毛などがありますが、外用薬や内服薬の中には性別や年齢によって使えなかったり、副作用の心配があったりするものもあります。ニチニチ製薬の乳酸菌素材には医薬成分が含まれないことから、副作用の心配や年齢や性別の制限なく誰でも使える製品の開発が可能です。
 
ニチニチ製薬は、現在、養毛用途の乳酸菌素材として「MK-116」を自社製品に配合するほか、原料の外販も行っています。今回の特許取得により「MK-116」のさらなる応用拡大をはかります。
 
※ (株)リクルートホットペッパービューティーアカデミー「薄毛に関する意識調査2022」
 
【本件に関する一般の問い合わせ先】
ニチニチ製薬 お客様相談室
TEL:0120-171-868 E-mail:inquiry@nichinichi-phar.co.jp
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本資料は、三重県政記者クラブ、伊賀記者会、東商記者クラブで配布します。
 
 
―記―
【日本特許概要】
特許番号:7426100号
発明の名称: 育毛用又は脱毛防止用外用剤
特許権者:ニチニチ製薬株式会社
 
【中国特許概要】
专利号:ZL 2019 8 0073170.3
発明の名称:用于生发或防止脱发的外用剂
特許権者:ニチニチ製薬株式会社
 
図1

 
図2
特許証

]]>
酵素処理乳酸菌「LFK」でがんの転移を抑制、特許を取得 /release/202211049260 Fri, 04 Nov 2022 17:00:00 +0900 ニチニチ製薬 お知らせ 2022年11月4日 酵素処理乳酸菌「LFK」でがんの転移を抑制、特許を取得 ~東京大学との共同研究※により、がん転移抑制効果を確認~ ※東京大学 大学院 農学生命科学研究科 日下部守昭 ... 2022年11月4日
酵素処理乳酸菌「LFK」でがんの転移を抑制、特許を取得 ~東京大学との共同研究※により、がん転移抑制効果を確認~
※東京大学 大学院 農学生命科学研究科 日下部守昭 特任教授との共同研究 
 
ニチニチ製薬株式会社(社長:森下政彦、三重県伊賀市、以下 ニチニチ製薬)は、東京大学 大学院農学生命科学研究科 食の安全研究センター 日下部守昭特任教授との共同研究により、酵素処理乳酸菌素材「LFK」のがん転移抑制効果を証明し、東京大学との共同出願により10月4日に特許を取得しました(特許第7152733号)。

LFKは、エンテロコッカス・フェカリス菌の細胞壁を酵素で溶解し、菌体内成分を溶出させた、ニチニチ製薬独自の乳酸菌素材です。今回、東京大学との共同研究により、LFKあるいはその水溶性の成分を経口投与することで、乳がんやメラノーマの肺への転移を抑制できることを確認し、「がん転移抑制剤」として特許登録を受けました。
 
本特許の実施例では、マウスを2群に分け、対照群には生理食塩水、LFK群には水に混ぜたLFKを連日経口投与しました。LFK投与3日目に乳がん細胞を静脈内に接種し、乳がん細胞接種7日目に肺を摘出しました。摘出した肺の切片上の腫瘍コロニーを観察した結果、対照群では全体にがんの転移巣が見られ、コロニーサイズも大きかったのに対し、LFK群では、がんの生着がほとんど見られませんでした。また、転移しやすいがんとして知られるメラノーマを用いた試験では、LFKの水溶性成分を投与しましたが、こちらも同様の効果が確認されました。
 
ニチニチ製薬は1987年の創業以来、エンテロコッカス・フェカリス菌の機能性について研究を重ね、がん細胞の増殖抑制や、抗がん剤使用時の白血球減少抑制、毒性軽減などの免疫機能を中心に13件の特許を取得しています(今回取得の特許を含む)。今後も企業理念である「健康で生きがいのある、素晴らしい人生への貢献」を実現するため、大学や医療機関との共同研究を推進します。
本件に関する一般の問い合わせ先
ニチニチ製薬株式会社
    E-mail:inquiry@nichinichi-phar.co.jp
 
 
報道関係者の問い合わせ先
広報宣伝部 伏木野(ふしきの)
電話03-5825-5211
E-mail:a-fushikino@nichinichi-phar.co.jp
 
 

※本資料は伊賀記者会、東商記者クラブで同時配布しています。
また、東京大学HP(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/)にも掲載予定です。
 
]]>
酵素処理乳酸菌「MK-116」配合 「ラポーテ チホ シートマスク」を発売 /release/202203158629 Wed, 16 Mar 2022 12:00:00 +0900 ニチニチ製薬 ニチニチ製薬株式会社(代表取締役社長 森下政彦、三重県伊賀市富永239-1、以下ニチニチ製薬)は、整肌成分として酵素処理乳酸菌「MK-116」を配合したスキンケアシリーズの新商品として、「ラポーテ チ... ニチニチ製薬株式会社
酵素処理乳酸菌「MK-116」配合 「ラポーテ チホ シートマスク」を発売
ニチニチ製薬株式会社(代表取締役社長 森下政彦、三重県伊賀市富永239-1、以下ニチニチ製薬)は、整肌成分として酵素処理乳酸菌「MK-116」を配合したスキンケアシリーズの新商品として、「ラポーテ チホ シートマスク」を3月18日より販売します。

「ラポーテ チホ シートマスク」は、酵素処理乳酸菌「MK-116」配合の美容液をたっぷり27ml使用したシートマスクです。「MK-116」配合で肌のキメを整え肌荒れなどのトラブルを防ぐほか、保湿成分として9種類のセラミド(ヒト型5種、ゆず、こんにゃく、米、ミルク)を配合しています。肌への優しさにこだわった処方で、防腐剤無添加、石油系界面活性剤不使用、エタノールフリー、無香料、無着色、弱酸性となっています。

ラポーテ チホ シートマスクは、顔のカーブに合わせた3D形状シートを採用しフェイシャルエステ並みの満足感を目指しました。手が吸い付くような密着感で、保湿成分を顔のすみずみまで届けます。シートは低刺激の素材にこだわり、丸い長繊維のコットン(キュプラ)を使用しています。敏感肌対象のパッチテスト、スティンギングテスト済みです。

ニチニチ製薬は30年以上にわたる乳酸菌研究によって、乳酸菌が肌のコンディションに及ぼすはたらきを発見しました。ニチニチ製薬が開発した乳酸菌素材「MK-116」を配合した「ラポーテ チホ」シリーズは、今回発売するシートマスクのほか、保湿ローションやオールインワンジェル、ナイトクリームなどのラインナップがあります。

商品の概要は別記の通りです。
]]>
ペットも腸活! ペットのための乳酸菌情報ページをリニューアルOPEN /release/202107147651 Wed, 14 Jul 2021 11:56:57 +0900 ニチニチ製薬 ニチニチ製薬株式会社(代表取締役社長 森下政彦、三重県伊賀市富永239-1、以下ニチニチ製薬)はペットのための腸活情報サイト「乳酸菌素材FK-23、LFKでペットも腸活!」(http://fk-23p... ニチニチ製薬株式会社
ペットも腸活! ペットのための乳酸菌情報ページをリニューアルOPEN
ニチニチ製薬株式会社(代表取締役社長 森下政彦、三重県伊賀市富永239-1、以下ニチニチ製薬)はペットのための腸活情報サイト「乳酸菌素材FK-23、LFKでペットも腸活!」(http://fk-23pet.com/)を7月1日より、リニューアル公開しました。FK-23による犬アトピー性皮膚炎の臨床試験データや、慢性腎臓病の進行抑制に関する研究データを掲載しています。

FK-23、LFKは、健康な人の便から発見した「エンテロコッカス・フェカリス乳酸菌」にニチニチ製薬が独自の加熱処理や酵素処理を施した素材です。
「抗腫瘍」や「抗アレルギー」などの合計11種類の特許取得実績があり、ペット用のフードやサプリメントにも使われています。近年は、さらに、犬アトピー性皮膚炎の改善効果や、ラットにおける慢性腎臓病の進行抑制などの効果が確認されています。
(サイトトップイメージ)

大手ペット保険会社であるアニコム損保の発表によると、犬猫の保険請求は、「消化器疾患」がいずれもトップとなっています(※)。当社は、FK-23、LFKの摂取による腸内細菌叢の改善をさらに啓蒙し、ペットの健康に貢献したいと考えます。

※「アニコム家庭どうぶつ白書2020」(発行:アニコム ホールディングス株式会社)
]]>
フィーカリ菌を大腸炎モデルマウスに投与し 腸炎発症抑制効果を確認することに成功 /release/201910081877 Tue, 08 Oct 2019 15:40:44 +0900 ニチニチ製薬 ニチニチ製薬株式会社(代表取締役社長 森下政彦、三重県伊賀市富永239-1、以下ニチニチ製薬)は、培養の難しいフィーカリバクテリウム プラウスニッツイ(以下、フィーカリ菌)を大腸炎モデルマウスに投与し... ニチニチ製薬株式会社
フィーカリ菌を大腸炎モデルマウスに投与し腸炎発症抑制効果を確認することに成功
~メディカル・サイエンス・ダイジェストに総説が掲載されました~
ニチニチ製薬株式会社(代表取締役社長 森下政彦、三重県伊賀市富永239-1、以下ニチニチ製薬)は、培養の難しいフィーカリバクテリウム プラウスニッツイ(以下、フィーカリ菌)を大腸炎モデルマウスに投与し、腸炎発症抑制効果を確認することに成功しました。この研究成果は2019年9月25日、ニューサイエンス社が発行する医学情報誌「メディカル・サイエンス・ダイジェスト 10月臨時増刊号」に掲載されました。(マウス大腸炎モデルにおけるFarcalibacterium prausnitzii投与による腸炎発症抑制効果 川出雄二郎・嶋田貴志)
総説の要旨は下記のとおりです。
【試験方法】
デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)を摂取させて大腸炎を誘発したマウスに、フェーカリ菌(生菌)、フィーカリ菌(死菌)をDSS投与前(予防)または投与後(治療)にそれぞれ与えました。8日後、盲腸下から肛門までの大腸の長さ、体重、便性状、血便性状を比較して、大腸炎の発症について調べました。

【結果】
DSSを摂取すると、すべてのマウスにおいて翌日には軟便が、5日後には血便が見られ、体重が減少し始めました。フィーカリ菌(生菌)を予防的にDSS投与前からマウスは便性状、血便性状のスコアが優位に低い値を示し、体重減少も抑えられ、大腸の短縮も軽減していました。一方、治療的にDSS投与後に与えたマウスには効果は認められませんでした。さらに、フィーカリ菌(死菌)では、予防および治療のいずれにおいても、大腸炎の抑制効果は見られませんでした。これらのことからフィーカリ菌(生菌)は、DSS誘発大腸炎の発症を抑制することがわかり、ヒトにおいても炎症性腸疾患の予防に役立つことが期待できます。

【今後の展望】
フィーカリ菌は、人の腸内細菌の一種で、健康な人の腸では3~4%を占め、多い人では20%にもなります。潰瘍性大腸炎やクローン病の患者において寛解期に増加し、活動期には減少することが報告されています。嫌気性のため、従来型の培養法では研究が進みませんでしたが、ニチニチ製薬は30年以上に及ぶ腸内細菌研究の技術により、今回の実験に成功しました。今後も研究技術の向上に努め、独自の乳酸菌素材FK-23、LFK、MK-116の研究、商品開発を進めます。
]]>