法人別リリース Fri, 26 Apr 2024 15:00:00 +0900 hourly 1 ユーグレナ創業 きっかけの地 バングラデシュでのソーシャルビジネス 「ユーグレナGENKIプログラム」10周年 /release/202404260037 Fri, 26 Apr 2024 15:00:00 +0900 ユーグレナ 株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、バングラデシュの子どもたちの栄養問題の解決を目指して、豊富な栄養素を持つ微細藻類ユーグレナ入りクッキー(以下「ユーグレナクッキー」)... 株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、バングラデシュの子どもたちの栄養問題の解決を目指して、豊富な栄養素を持つ微細藻類ユーグレナ入りクッキー(以下「ユーグレナクッキー」)を無償で配布する「ユーグレナGENKIプログラム」が、2024年4月で10周年を迎えることをお知らせします。
「ユーグレナGENKIプログラム」10周年を機に、一人でも多くの子どもを支援できるよう、プログラムの規模を拡大するため、法人を対象にGENKIプログラム寄付金制度「GENKI-Yell(エール)」を新設します。
 

バングラデシュの小学校でユーグレナクッキーを配布する
当社社長の出雲(『ユーグレナGENKIプログラム』を開始した頃)
 
 
当社は、社長の出雲が学生時代に訪れたバングラデシュで、栄養失調に苦しむ子どもたちを目の当たりにし、栄養問題の解決を決意したことをきっかけとして創業した会社です。
2014年4月から、バングラデシュの子どもたちの栄養問題解決を目指し、現地の子どもたちに特に不足している栄養素1日分を1食分で摂取できるユーグレナクッキーを無償で配布する「ユーグレナGENKIプログラム」(https://euglena.jp/genki/)を開始しました。この「ユーグレナGENKIプログラム」の活動は、ユーグレナ・グループの全商品およびパートナー企業のプログラム対象商品の売上の一部を協賛金として充てることで運営しています※。プログラム開始以降、これまでに累計1,793万食のユーグレナクッキーを配布しました(2024年3月末時点)。当初は首都ダッカのスラム街で始まった活動ですが、現在はバングラデシュ全土へと支援範囲が広がっています。
 
※ このほか2017年9月より、一部の小学校の子どもたちに関して、現地のNGOや学校の方々にユーグレナクッキー1袋あたり4~5円をご支援いただいています
 
 
このたび「ユーグレナGENKIプログラム」が10周年を迎えるにあたり、一人でも多くの子どもを支援できるよう、プログラムの規模を拡大するため、法人を対象にGENKIプログラム寄付金制度「GENKI-Yell(エール)」を新設します。さらに、「ユーグレナGENKIプログラム」対象の学校の先生や保護者の方から「子どもが病気をしづらくなった」「(給食となる)クッキーがあるから学校に行くようになった」というお声をいただいており、健康診断等をとおして、プログラムが子どもたちの健康に与える影響についての効果測定を行います。
 
 
GENKIプログラム寄付金制度「GENKI-Yell(エール)」とは バングラデシュの子どもたちの栄養問題の解決を目指して、豊富な栄養素を持つユーグレナ入りクッキーを無償で配布する「ユーグレナGENKIプログラム」の法人を対象とした新たな寄付金制度。1口50,000円で、約10人の子どもたちに1年間継続してユーグレナクッキーを届けることができます。
 
 
ソーシャルビジネス領域で人を健康に。原点回帰へ、創業の想いから発展したソーシャルビジネスの現在地とこれから(2024年4 月25日公開)
https://www.euglena.jp/times/archives/22863
 
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を展開。2014年より、バングラデシュの子どもたちに豊富な素栄養を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を、継続的に実施している。https://euglena.jp
 
 
 
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シニアの花粉症に関するアンケート調査とアレルギー専門医に聞く今年の傾向と対策 /release/202401305908 Tue, 30 Jan 2024 11:00:00 +0900 ユーグレナ いよいよ本格的な花粉シーズンが到来します。以前から花粉症を自覚している人はもちろん、花粉症は年齢を経てから発症する人もいるので、現在症状がない人も体調に注目しておきたいものです。原因不明の体調不良が...  
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、年々高齢化が進む日本において、シニアの花粉症との向き合い方に注目しました。「シニアは花粉症にならない」という通説を耳にすることもあると思いますが、それは果たして事実なのでしょうか?
当社は、2023年12月に、全国の60歳以上の花粉症の男女300人を対象に、花粉症に関するアンケート調査を実施しました。また、シニアの花粉症について、耳鼻科医・アレルギー専門医の瀬尾 達(せお・わたる)先生に、今年の傾向と対策を伺いました。
 

 
「何歳から花粉症になりましたか?」という質問に対して、「60代以上で発症した」という人は29.3%となり、約3割の人が60歳を過ぎてから発症していることがわかりました。次いで30代で発症(19.7%)、20代(15.7%)、40代(17.3%)と続き、花粉症の発症はどの年齢でも起こりうることがわかりました。
 
花粉症によっておこる日常生活の困りごととしては、「鼻が痒くなる」(109人/300人中。以下同)、「鼻づまりが強く、夜なかなか眠れない」(92人)、「普段マスクをしていなかったがせざるを得ない」(78人)が上位となりました。また、「外出を控えてしまう」(31人)や「普段やっているウォーキングやランニングといった習慣を控えてしまう」(13人)という回答も一定数あり、花粉症をきっかけに運動不足や運動習慣が断絶されてしまうことも懸念されます。
 
シニアの花粉症に関する今年の傾向と対策について、耳鼻科医の瀬尾 達(せお・わたる)先生に伺います。
 
【監修】

 
瀬尾記念会 瀬尾クリニック 
耳鼻咽喉科医・アレルギー専門医 瀬尾 達先生
大阪星光学院高校から兵庫医科大学医学部卒業、京都大学医学部大学院修了。日本耳鼻咽喉科学会 専門医、厚生労働省指定臨床研修医療機関 指導医。瀬尾クリニックでの診療の他、京都大学医学部、兵庫医科大学、大阪歯科大学、兵庫県立大学などで講師を務め、瀬尾クリニックでも、臨床研修医や医学生の教育を行っている。
 
「シニアは花粉症にならない…」は、誤解。 花粉症やアレルギーは、シニアになるともうならない(若いうちにしか発症しない)、といった思い込みがある方もいるようですが、調査の結果でも出ているように、これは誤りです。
 
かつては、花粉症を発症しやすい年齢は、幼児と高齢層を除く年齢層という傾向もみられましたが、最近では花粉を抗原とするアレルギー鼻炎は、低年齢から高齢まで、年代を問わず発症率が増加しているといえます。75歳以上の後期高齢者でも一定数発症する人がいます。
 
実は医学的な診断の仕方が10年以上前と現在で変わったということが大きな要因です。10年以上前は、耳鼻咽喉学会やアレルギー学会などにおける共通見解としても、アレルギー反応が若い層に比べて弱いといわれる65歳以上の方に鼻水やくしゃみ等の花粉症と同じ症状が現れた場合に、「花粉症」ではなく「血管運動性鼻炎※」という診断がなされるのが一般的でした。現在は、抗原が花粉だと特定できれば、年齢問わずに「花粉症」と診断されるようになりました。            
※ 寒暖差などに由来する自律神経の異常によって、鼻炎の症状を示す病気。いわゆる寒暖差アレルギー
 
また、これは年齢層を問わずですが、単純に花粉症という疾患の認知度が上がったこともあり、症状が出ている人が花粉症を疑って積極的に診療を受けるケースが増えたことも、花粉症患者増加の要因のひとつでしょう。 
通常約8~9割の患者さんは花粉症を疑っても自己診断や市販薬品などで済ましてしまい、耳鼻咽喉科・アレルギー専門科の診療を訪れる方はわずかである印象です。
 
花粉症の「コップ理論」と「シーソー理論」、どちらが正解?   年齢を経て初めて花粉症を発症するという傾向に関して、その要因は長きにわたって研究されてきています。従来は「コップ理論(学説)」と呼ばれる、コップの容器に水を注ぎ、一定量を超えると水が溢れるように、一定量以上の抗原(花粉)が身体に入ることでアレルギー症状が出現するという理論が主流でした。
 
しかし、近年では、花粉の飛散量やストレスが増して、身体の持つ抵抗力を上回るとシーソーが大きく傾き、アレルギー症状を発症する、つまり、免疫バランスが崩れるとアレルギーを発症するという「シーソー理論(学説)」のほうが適切なのでは、と唱える医師も増えています。
 
コップ理論だと、花粉症を発症してから年数を重ねると症状が重くなりそうなものですが、実際は身体の抵抗力を大きく上回る花粉の量(抗原)が飛散することで免疫が過剰に反応し、抗体が過剰に産生された結果アレルギーが発症する、と考えるシーソー理論のほうが理に適っています。シーソー理論では、免疫バランスのまだ整っていない小さい子供、ないしは加齢とともに免疫バランスが崩れるシニアが花粉症を発症することの説明もつきます。
 
2024年の花粉症の傾向は例年より早い 花粉は前年の気候に影響されます。2023年は夏が暑く、雨が少なかったので着花が少なく、飛散する花粉の量自体は少ないと想定されるのですが、2023年の12月下旬から、前駆症状(むずむずするかゆみなど、「即時相」といわれる、花粉を吸って比較的すぐに出る症状。反対に、数時間から数日経って反応が出る鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状は「遅発相」と呼ばれる)で診療に来る人が見受けられるので、流行時期が早い印象です。
 
新型コロナウイルスの流行がひと段落してマスクを着用しなくなった等の環境の変化も、免疫バランスの崩れなどを招いている可能性があると思います。花粉の飛散量が話題になることが多いですが、花粉の量が患者さんの自覚症状にそのままむすびつくわけではなく、その人その人の免疫状態との兼ね合いで症状の差が出ます。 
 
花粉症の症状を軽くするための生活習慣 基本的なことですが、質の良い睡眠を十分にとり、バランスよく食事をして、ストレスを溜めないということが基礎です。
 
睡眠時間は、シニアの場合はできれば良質な睡眠を8時間はとりましょう。時間的に不規則な生活や、アルコール飲料は免疫機能を低下させるので控えるのがおすすめです。
 
おすすめできる食品としては、乳酸菌をとれるヨーグルト、抗ヒスタミン作用が期待できるDHA・EPAが豊富なサバなどの青身の魚、免疫バランスを整える効果がわかっているパラミロンという食物繊維の一種を含むユーグレナ、ビタミンC、食物繊維、免疫ビタミンとも呼ばれるLPS(リポポリサッカライド)を含むレンコンやゴボウ、ポリフェノールを含むチョコレート、クエン酸を含む梅干しなどがあります。
またユーグレナは、スギ花粉症の症状を緩和する可能性も示されています。
 
適度な運動はストレス解消にもつながり、ぜひ習慣にしてほしいです。
無酸素運動である筋力トレーニングなどよりも、ヨガやストレッチといった有酸素運動がおすすめ。
花粉症は交感神経と副交感神経のアンバランスも発症の原因です。運動自体は、どちらかというと交感神経を優位にする行為なのですが、無酸素運動は交感神経のみを強く刺激し、副交感神経を抑制してしまいます。なるべく交感神経と副交感神経の両方を高められる有酸素運動を心がけましょう。継続することが大切なので、時間は5分程度で構わないので、できるだけ毎日行いましょう。
運動は夜ではなく朝や昼にするのが、日中の行動時の交感神経を活発にしてくれるのでおすすめです。
 
 
花粉の物理的なガードを徹底するテクニック マスクやゴーグルなど、抗原の除去隔離を目的とした工夫をする方も多いですが、どんなに努力しても完全に取り除くことは難しいです。ただ、花粉がついたマスクやゴーグルをこまめに取り換えることは非常に有効。マスクやゴーグルは立派なものを終日つけるより、安価なものを複数用意しておいて、数時間ごとに取り換えるのがおすすめです。
洋服の花粉をブラッシングで除去する方は、ブラシ自体に花粉が付着してしまい再度使用するときに服を再汚染してしまう可能性があるので、ガムテープを利用してきてください。粘着力も高く、1度使用したらそのまま捨てられるので花粉の再汚染のリスクがありません。
 
花粉症は正しい対策や免疫バランスを整える努力で症状を軽減できる可能性がある病気です。
花粉の本格シーズンインに備えて、ぜひ、健康的な体作り、万全なガード対策を心掛けましょう。
 
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管理栄養士に聞く、日常習慣でできる免疫対策 ”食べ合わせの妙”で栄養をアップするテクニック /release/202310251730 Thu, 26 Oct 2023 12:00:00 +0900 ユーグレナ  例年、冬に流行するインフルエンザですが、今年は早く感染が拡大しています。そこで、株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、2023年10月に、全国20代~60代の男女100...  
今年は季節性インフルエンザが異例の流行!日本人の5人に1人が感染しやすい体質! 全国的にインフルエンザの流行時期が例年より早まっており、今年は特に、新型コロナウイルスの感染拡大、インフルエンザとの同時流行も懸念されています。ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストが展開する「遺伝子解析サービス※1」によると、日本人の5人に1人がインフルエンザに感染しやすい体質※2だということもわかっており、多くの人が感染対策をすることが必要です。
 
※1 個人の健康リスク・体質・祖先について350項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて結果を提供するサービスです(https://myhealth.euglena.jp/products/gene_analysis/
※2 遺伝子解析項目「インフルエンザ感受性(かかりやすさ)(SNP:rs1143627)」に関して、日本人における遺伝子型の割合は、「感受性が高めのタイプ(遺伝子型:CC)」が21.5%、「感受性が一般的なタイプ(遺伝子型:CT)」が48.9%、「感受性が低めのタイプ(遺伝子型:TT)」が29.6%でした。つまり、この遺伝子に注目すると、日本人の5人に1人が感染しやすいタイプと言えます。
 
免疫対策につながる栄養素の認知は広がるも、習慣として摂取している人は少ない傾向に
マスクの着用、手洗い、うがいなどの基本的な対策はもちろん不可欠ですが、感染症にかかりにくい状況になるよう整えるための免疫対策にも積極的に取り組みたいものです。そこでこの度、当社は、2023年10月に、全国20代~60代の男女1000名を対象に、免疫対策に関するアンケート調査を実施しました。
 
調査の結果、上位には「手洗いうがいをする」(669人)、「マスクをする」(542人)、「睡眠を十分に摂る」(405人)、「バランスの良い食生活」(312人)と続き、基本的な感染症対策・免疫対策についての知識が多くの方に浸透していることがわかりました。また、免疫対策として摂取している栄養素に着目すると、「乳酸菌を摂る」(215人)、「ビタミンを摂る」(171人)、「食物繊維を摂る」(154人)、「たんぱく質を摂る」(145人)、「抗酸化物質を摂る」(54人)と続きました。免疫対策につながる栄養素の認知も徐々に拡がっているようですが、習慣として摂取している人はまだ少ないと言えそうです。
 
東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 部長で 管理栄養士の濱裕宣先生によると、同じ栄養素を摂るにしても、調理方法や食べ合わせの工夫により、より高い免疫効果を得られるといいます。
 
 
 
【監修】管理栄養士 濱裕宣先生 
東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 部長
『その調理、9割の栄養捨ててます!』や、レシピ本『慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ』など多数の栄養、健康レシピ本にかかわる。日常習慣に取り入れやすい免疫対策につながる栄養素とその摂り方のコツを濱先生に伺います。
 
 
免疫対策になる栄養素と摂り方のコツ 免疫機能を正常に働かせる効果がわかっている成分がいくつかあります。
また、免疫細胞は腸の中に多数存在していますので、腸内環境を整えることも考慮することが大切です。腸内環境を整えるために有効な食物繊維や乳酸菌、免疫細胞の働き自体を調整してくれるビタミンやミネラルなどがあります。また、免疫力の向上をサポートする成分として、タウリン、たんぱく質、ポリフェノールなども有効です。
 
いつものお味噌汁に加えるだけでより高い免疫調整効果が期待「玉ねぎユーグレナ味噌汁」 ユーグレナは、ワカメや昆布、クロレラと同じ藻の一種で、動物と植物の両方の特徴を持つ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素をバランスよく含んだ食品です。ユーグレナの継続的な摂取が、感冒症状(かぜ様症状)の発生および諸症状の重症化を抑制することがわかっています。また、ユーグレナの継続摂取により、主にユーグレナ特有の成分で食物繊維の一種であるパラミロンが、免疫バランスを保ちインフルエンザウイルス感染症状を緩和するなど、免疫が関わる諸症状を緩和する可能性も報告されています。パラミロンは睡眠の質の改善やストレス緩和にも寄与することがわかっているので、その意味でも免疫対策にぜひ取り入れたい食品です。
 
ユーグレナはケルセチンという、玉ねぎやブロッコリーに含まれるポリフェノールとあわせるとより高い抗ウイルス効果が期待できるので、玉ねぎのお味噌汁にユーグレナパウダーを入れるなどもおすすめです。
 
腸を整えて免疫力アップをサポート!食物繊維たっぷり「フルーツヨーグルト」 疲労や不規則な生活、不摂生によって腸内環境が乱れると、自律神経のバランスが崩れ、免疫機能も正常に働かなくなってしまいます。乳酸菌は、腸内細菌叢のバランスを整えるので、免疫バランスに寄与すると考えられます。乳酸菌はチーズやヨーグルトに含まれており、食物繊維たっぷりのフルーツやユーグレナと食べ合わせても効果的です。ユーグレナは乳酸菌の働きを活性化することがわかっています。
 
免疫バランスの向上に「いかのカレー炒め」 タウリンは異物を見つけて即座に攻撃する自然免疫の役割を果たす好中球の殺菌作用を強化したり、異物を記憶して再び体内に異物が侵入した時に攻撃する免疫細胞であるT細胞の増殖や機能向上、B細胞を活性化させて抗体の産生を促すことで免疫バランスを向上してくれる働きがあることがわかっています。
タウリンはアミノ酸の1種で、肉類、乳製品、魚介類に多く含まれ、特に牡蠣やしじみ、あさりなどの貝類や、たこ、いかなどの軟体動物に多く含まれています。タウリンを多く含むいかのおすすめの調理法は、カレー炒め。カレーの香辛料である、ターメリックに含まれるクルクミンという栄養素が肝機能を強化してくれ、解毒作用や食べ物の消化能力の維持に役立ちます。
 
ビタミンBは茹でるのではなく焼くのが正解!免疫細胞の働きをサポート「豚肉と長ネギ炒め」ビタミン類を上手に摂取するコツ 摂取した栄養素の働きを円滑にさせるためには、「補酵素(英語では「コエンザイム」)と言われる成分たちが必要です。それにあたるのがビタミン類です。
 
・ビタミンB
ビタミンBは、食べ物をエネルギーとして代謝し、活動のためのエネルギーを作る栄養素です。また、免疫細胞のもとになる免疫グロブリン(「抗体」の機能を持つたんぱく質)はビタミンB群がないと作れません。ビタミンBは、豚肉やレバー、アボカド、バナナなどに豊富に含まれています。ビタミンB群は水溶性なので茹でると水に流れでてしまい、例えば豚肉は茹でるとビタミンB1が50%以上流れ出てしまうといわれます。そのため、調理方法としては焼く方がおすすめです。さらに、豚肉は長ネギやニラと一緒に食べると、長ネギやニラに含まれるアリシンという成分がビタミンB1の吸収率を高めてくれると言われています。
 
・ビタミンA
皮膚や粘膜を作り、健康維持するのに役立つ栄養素です。皮膚や粘膜が健康であることで、ウイルスの第一関門である体表面におけるウイルス侵入を防ぐことにもつながります。侵入するウイルスの量が減ると、ウイルスと戦う免疫機能への負担も減ります。ビタミンAは、レバーや緑黄色野菜に豊富に含まれています。ビタミンAは脂溶性なので、油で炒めたり、オイルの入ったドレッシングをかけたりすると吸収率が高まります。
 
・ビタミンC
様々な細胞同士をつなげる結合たんぱく質であるコラーゲンの生成に必須の栄養素です。攻撃された細胞の炎症を抑え、免疫機能の抵抗力を上げることにつながります。ビタミンCは、必要量以上のものは尿で出て行ってしまうので、1日3回に分けてこまめに摂るのがおすすめ。ビタミンCはブロッコリー、ピーマン、小松菜などの野菜に豊富ですが、野菜が苦手な人はキウイフルーツやみかんなどのフルーツから摂ると良いでしょう。
 
・ビタミンE
体内の脂の部分の抗酸化に役立つビタミンEは、血管を丈夫にしなやかにすることに一役買います。血管が元気であることで、血流がスムーズになり、臓器に栄養や酸素が行き渡るので、免疫細胞を作る肝臓や骨髄などの臓器も活性化し、免疫機能の正常化につながります。ビタミンEは、オリーブオイル、卵、アーモンドなどに豊富に含まれます。ビタミンCと合わせて摂ると、ビタミンEの抗酸化作用を長持ちさせてくれます。
 
免疫バランス向上に加え、老化抑制、肥満予防にも期待!ポリフェノールが豊富「レモンティー」 免疫バランス向上、老化抑制、肥満予防などの健康に生きる手助けをしてくれる機能性成分をフィトケミカルといい、代表的なものにポリフェノールがあります。ポリフェノールは、身体の中で日々作られ、細胞を破壊してしまう活性酸素を不活化する働きがあります。活性酸素が過剰になると免疫細胞にも障害が出るので、ポリフェノールを摂取することで活性酸素を抑制することが、免疫バランスの維持に寄与します。
ポリフェノールはゴボウやチョコレート、紅茶に豊富に含まれていますが、不安定な性質を持っています。酸性寄りの条件では比較的安定するため、紅茶の場合はレモンを入れてpH値を下げると安定するので、レモンティーは理に適った飲み方といえます。
 
 
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寝づらい猛暑… 睡眠栄養指導士に聞く、“睡眠の質”向上対策 /release/202307287579 Mon, 31 Jul 2023 15:00:00 +0900 ユーグレナ 株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充、以下「ユーグレナ社」)は、2023年7月に、日本全国の20~60代の男女1000名を対象に、「寝づらい夏の夜に工夫していること」を調査し...  
調査の結果、圧倒的な1位が「エアコンをつけたまま寝る」(537人)、「扇風機を使用する」(406人)、「窓を開けたまま寝る」(232人)、「ふとんをかけずに寝る」(224人)、「涼感ふとんやマットを使用する」(168人)の順で、温度調整対策が上位にあがりました。それ以外にも、入浴や食事、アロマやBGMといった、身体機能を入眠にむけて調節するための積極的な対策を講じている人も少数ながらいました。
 
平年以上とも言われている今年の猛暑。寝苦しくて良質な睡眠がとれず、日中のパフォーマンスも落ちてしまうという方も多いのではないでしょうか?身体を十分に休める良質な睡眠をとるための対策を、一般社団法人 睡眠栄養指導士協会 代表理事で睡眠栄養指導士である河野記代子さんに伺います。
 
 

株式会社ユーグレナ調査
(調査期間:2023年7月14日~16日 N=1000人(全国20代~60代の男女・年齢性別均等割付)複数回答 調査方法:インターネット調査)
 
 
 
【監修】

一般社団法人 睡眠栄養指導士協会 代表理事 河野記代子さん
1979年3月生まれ。専門学校を卒業後、渡豪し3年を過ごしたのちエステティックサロン開業。その後も東京都内に鍼灸院、整体院をオープン。38歳の時に関節炎がひどくなり、ミドルエイジからも健康に生活するためのコンディションづくりへの意識がますます高まり、睡眠栄養指導士の資格を取得。睡眠の質向上には脳と腸への深い理解が必須と実感し、睡眠、脳、腸、遺伝子に関して学べる資格習得スクールを開校。睡眠栄養指導士協会にて講師として従事し、2022年10月より睡眠栄養指導士協会 代表理事に就任。
 
 
質のいい睡眠とは? 睡眠に関する悩みで圧倒的に多く聞かれるのが、「寝起きが悪い」という悩みです。目覚めが悪く、朝、疲れが取れていないのは、睡眠サイクルのリズムが理想的な状態ではないからです。理想的な睡眠サイクルについてご説明します。
 
理想的な睡眠サイクルのポイント
 
 
1. 寝付くまでの時間は8~16分間
2. 深い眠りと浅い眠りを繰り返している
3. 深い眠りが徐々に浅くなっていく
4. 最初の深い睡眠(深睡眠)が一番深いのが理想
 
 
寝入りまでの時間がおよそ8分~16分であれば、呼吸、脈拍が整い、きれいな眠りにつけると言われます。
「ノンレム睡眠」と呼ばれる深い眠りと「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りが、一晩の間に2回、ないしは3回繰り返されるのが理想だと言われています。
浅い睡眠が訪れる間隔が、グラフのように106分→105分→100分→80分と短くなっていくこと、また、最初の深い睡眠が最も深く、それ以降、朝に向かって徐々にノンレム睡眠が浅くなっていくという波形がもっとも理想的です。正常な人は、自然に起きる3時間前から目覚めのホルモンが分泌されはじめ、その働きで徐々にノンレム睡眠が浅く、そして短くなります。そのおかげで、朝自然にスッキリと目覚めることができるのです。
「浅い眠りを90分ごとに繰り返すのがいい」という話を聞いたことがある人もいると思いますが、これは深い眠りから浅い眠りへのサイクルの“平均”が約90分ということで、誤った情報ですのでご注意ください。
 
深い睡眠には、脳を休ませ、記憶を定着させる働きがあります。深い眠りの間は、実は体は休んでおらず、寝返りを打つのも深い眠りの時です。対し、浅い睡眠の時に脳は、記憶した内容の要・不要のふりわけ(重要なことのみ憶える、嫌なことを忘れる、といった判別)をしたり、バラバラに記憶したことを関連づけて整理します。この時は、逆に体はしっかり休んでいます。なので、明け方に向かってある程度のノンレム睡眠(浅い睡眠)の時間が確保されることも、記憶を知識として定着させたり、嫌な気持ちを翌日に持ち越さないためには重要で、体力の回復にも不可欠なのです。
きちんと7時間程度の睡眠をとり、理想的なノンレム睡眠・レム睡眠サイクルを目指しましょう。
 
 
睡眠の質が落ちる原因の大きなひとつ、副腎疲労症候群  

 
現代社会において睡眠の質を妨げる要因の一つとして、副腎疲労が挙げられます。
 副腎は腎臓の上に位置する、親指の第1関節くらいの小さいながらも50種類程の重要なホルモンを分泌する臓器です。副腎は、ストレスのせいで、ストレスに対応するホルモン(コルチゾール)を過剰に分泌し続けてしまい、疲弊してしまう危険があります。アメリカなどでは、ちょっとした体調不良や病気も副腎疲労の症状として疑うほどに副腎疲労への理解が進んでいますが、日本ではまだまだ認識が広まっていません。現代のストレス過多な状況下では、ほとんどの人が副腎疲労を起こしているのではないでしょうか。猛暑による不快感など、日々僅かであってもストレス要因になっていると思われます。
副腎が分泌するホルモンの一つにコルチゾールという、抗ストレスホルモンでもありながら睡眠からすっきり目覚めさせてくれる覚醒物質があります。副腎疲労によってこのコルチゾールの分泌が乱れることも、睡眠障害につながります。コルチゾールは通常夜中には分泌されないようになっていますが、現代の社会のストレスや不規則な生活による自律神経の乱れが原因で、寝入りや睡眠の真っただ中にもコルチゾールが分泌されてしまうことも。そのせいで、脳や体が十分に休まらない、質の悪い睡眠につながります。睡眠の質を向上させるためには、ストレスを管理し、副腎の負担を軽減することが大切です。
 
 
副腎疲労がある人は腸内環境も悪いことが多い? 副腎疲労の傾向がある人の多くの腸内環境に、乳酸菌が少ない、免疫異常がある、炎症を起こしている、などの異常がみられています。副腎が疲れている人は腸も疲れており、それが睡眠の質に影響を及ぼしている可能性があります。
 睡眠に欠かせないホルモンの代表格で“睡眠ホルモン”と呼ばれるメラトニンの前駆体のホルモン、セロトニンの8~9割は腸で作られていると言われますので、腸内環境のケアも睡眠の質向上のためには意識すべきポイントです。
セロトニンはトリプトファンというアミノ酸を材料に作られますが、トリプトファンを豊富に摂取しつつ、腸内環境を整えることで、メラトニンを安定的に生成できるようになります。
 
 
おすすめはユーグレナ、ひまわりの種、アーモンドなど 睡眠ホルモンであるメラトニンを安定的に作るには、トリプトファンを含む食品を積極的に摂取することがおすすめです。
 
・トリプトファンを豊富に含む食品の例
乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズなど/肉類:鶏肉、豚肉など/魚介類:サーモン、マグロ、えびなど
豆類:大豆、納豆、豆腐など/ナッツ類:アーモンド、カシューナッツ、ピーナッツなど/穀物:玄米、オートミール、大麦など
 
そのほか、睡眠の質を意識したうえで注目したい栄養素は、トリプトファンをセロトニンに変換するために必要なビタミンB6、同じくセロトニン生成に必要で体内の活性酸素を取り除いでくれることでストレスも軽減するといわれるビタミンC、セロトニンをメラトニンに変換されるのに役立つビタミンDや亜鉛、神経の興奮を抑えるマグネシウムなどが挙げられます。そのほか、ホルモンも細胞なので、もちろん細胞自体を作ってくれるたんぱく質も重要ですし、腸内環境を整える食物繊維や乳酸菌も必須です。
ただ、特定の栄養素ばかりを摂るのではなく、各栄養素は相互補完しながら働くので、微量栄養素をまんべんなく摂取するという意識が必要です。

 
微量栄養をバランスよく摂取するためには、マルチビタミンサプリメントやトリプトファンのほか、微量栄養素、オメガオイルに至るまで59種類の豊富な栄養素を含むユーグレナの飲料やパウダー、ないしはサプリメントの活用がおすすめです。特に、ユーグレナに含まれる「パラミロン」という食物繊維はストレス緩和や睡眠の質向上に直接有効であることがわかっていますし、乳酸菌入りのものを選ぶと、腸内環境づくりにもより役立ちます。
 豊富なビタミンB群、抗酸化作用のあるビタミンE、タンパク質、マグネシウムと睡眠対策になる栄養素を豊富に含むひまわりの種を食生活にプラスするのもおすすめです。
トリプトファンは接種後14~16時間後にメラトニンに変わるので、夜就寝すると考えると主に朝食でたっぷり摂るのがおすすめです。朝食に焼鮭に豆腐のお味噌汁といった和食でもいいですし、ヨーグルトにユーグレナパウダーとかぼちゃの種をまぶしたものも理想的です。
 トリプトファンは1日に500mg摂取することが推奨されているので、おやつなども活用して積極的に。トリプトファンが100gあたり、201mgも摂れるアーモンドにユーグレナをまぶしたものや、ヨーグルトに甘いユーグレナパウダーをかけるのも手軽です。
 
 
寝るときの環境づくり 電気代を節約するためにエアコンを消して寝るのは避けましょう。電気代を節約しようとしてエアコンを消して寝てしまうと睡眠の質が落ち、日中のパフォーマンス下がります。暑さで目が醒めることを避けるために、エアコンはつけっぱなしがおすすめ。
具体的な理想の温度、というものがあるわけでなく、自分が快適だと思う温度に設定してください。ただ、寒すぎて目が醒めてしまうのはストレスにつながったり、部屋の温度が低すぎることで起床前に体温や血圧が上がらずに寝起きが怠いということに繋がります。あくまで快適な温度に。エアコンで冷やしすぎず、扇風機で送風することで涼しくするのも良いです。
 
 
プラウシオン®を使用したロータストリートメントウェア


寝るときの服装も睡眠の質に影響を及ぼします。自分が心地いい感触であるということが重要です。
綿やシルクなど、汗を吸い取る素材のものを選ぶといいでしょう。涼感素材のパジャマやふとん、タオルケットなどは、触るとひんやりしても素材によっては汗を溜め込みやすく、睡眠の質を低下させる恐れがありますので注意して選びましょう。筋肉がゆるみリラックスすることで良い睡眠に導いてくれる、血流をよくする素材のパジャマなどもおすすめです。複数種の鉱石を特殊配合したミネラル混合体、有害物質を含まない天然鉱石を組み合わせたプラウシオン ®という素材を使用したパジャマなど、血行促進対策になる製品も発売されているので試してみてもいいかもしれません。
 
 エアコンでお腹が冷えるのが心配という方、ふとんをはいでしまうお子様などにおいては、通気性のよい腹巻きの活用はOKです。靴下や手袋をつけて寝るという人もいそうですが、手のひら、足の裏は、体が放熱する部位で、そこをふさいだり、温めてしまうのはよくないので、夏は靴下、手袋はしないで寝ましょう。
 
脳温を下げることで入眠しやすくなります。涼感の枕などは使用OKですが、あまりに冷やしすぎてしまうのは不快感からストレスになったり、血流を悪化させるのでおすすめできません。
 
また、入眠の際BGMをかけるという人は、なるべく小さな音で、寝ている間はフェイドアウトさせることでα波が出て、脳が活発に動いでしまうのを抑えることができます。窓を開けて寝る人もいると思いますが、窓からの雑音も睡眠の質を下げる要因になるのでできれば、エアコンをかけて窓を閉めて寝るほうがおすすめです。
 
照明は暗い方がおすすめですが、足元をほんのり照らす程度の極弱い光なら、深い睡眠に入りやすいという研究データもあります。明るすぎる環境で寝ることや、テレビをつけっぱなしで寝ることを習慣にすると、自律神経が乱れて太りやすくなるという説もあります。まぶたのすぐ下が脳です。弱い光でも差し込むことでメラトニンが一気に減少し、眠りづらくなってしまいます。月明りより明るいとNGとも言われます。真っ暗だと眠れないという人は、間接照明で微かな灯りにしてください。
 
入浴は就寝前1時間半から2時間前に。マグネシウムの経皮吸収の時間に 入浴は就寝の1時間半から2時間前に済ませると、入浴で上がった脳温や深部体温が就寝時頃に下がり、眠気を生じます。
入浴剤はマグネシウムを含むものを使用するのがおすすめです。マグネシウムはメラトニンの前駆体であるセロトニンの生成を促進してくれ、また、血行促進により体温調節もスムーズになりますし、筋肉が緩んでリラックスできる効果もあります。マグネシウムは経口摂取をしすぎるとお腹が緩くなることもあるので、入浴剤などで経皮吸収させるのがおすすめです。
 
 
マグネシウム入りの入浴剤の例
(販売元:睡眠栄養指導士協会)
https://suimin-association.stores.jp/
 
 
 
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2023年夏休み、約3人に1人が国内旅行に。お土産マイスターに聞く!人気旅行先「沖縄」おすすめお土産品5選 /release/202305265896 Fri, 26 May 2023 15:00:00 +0900 ユーグレナ     2023年5月8日から新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類感染症」になったこともあり、この夏休みは旅行の計画を立てているという人も多いのではないでしょうか。 株式会社ユーグレナ(本社:...  
  2023年5月8日から新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類感染症」になったこともあり、この夏休みは旅行の計画を立てているという人も多いのではないでしょうか。
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、2023年5月に20~60代の働く男女1000人を対象に、今年の夏の国内旅行に関する調査を行いました。
その結果、約3人に1人が今年の夏、国内旅行に行きたい、ないしは行く予定があると答えました。
 
 
Q:今年の夏休み、国内旅行に行く予定がある、ないしは行きたいと思いますか?
 

 
株式会社ユーグレナ 2023年5月調査 
N=1000 (20代~60代の年代・性別均等割付)
 
 
 国内旅行の中でも、自然や食文化が魅力の沖縄は、リゾート地の定番として人気が高い場所のひとつです。また、旅行といえば、旅の思い出になるものや特産品をお土産として購入し、友人知人へお渡しする他、自宅でも楽しみたいという方もいらっしゃるかもしれません。そんな中、沖縄には、美味しく、さらに身体にも優しい名産品が数多くあります。沖縄地方の言葉で「食や自然に触れ、心もからだも元気になる」ことを “ぬちぐすい”と表現しますが、まさにその言葉を体現した、沖縄ならではの素材を使った健康志向のお土産を、今回は、「お土産マイスター」の嶋田コータローさんに、5つ厳選していただきました。
 
 
【監修者プロフィール】 お土産マイスター 嶋田コータローさん
 

 
兵庫県在住のお土産マイスター/観光特産士マイスター。各地の銘菓やご当地モノに目がなくこれまでに600以上のお土産菓子を食す。お土産品を扱うWebメディアや自身のブログで、食べて美味しかったお土産を紹介している。
メディア出演歴:フジテレビ系クイズ番組「99人の壁」、テレビ東京「よじごじDays」、FM番組「レコレール」ほか。
ブログ「Rokota Style」:https://rokotastyle.com/
Twitter:https://twitter.com/SRokota
 
 
 
お土産マイスター嶋田さん厳選! 絶対試してほしい沖縄土産5つ  
1.「ぬちまーす」  
  「ぬちまーす」は、沖縄県うるま市勝連半島と海中道路でつながる宮城島の海水100%で作られた塩です。沖縄の方言では、命のことを「ぬち」、塩のことを「まーす」と呼ぶため、「命の塩」という意味。ぬちまーすは、一般的な食塩よりも塩分が25%も低く、ミネラルが21種類も含まれているのが特徴です。
 
 
●おすすめ商品

株式会社ぬちまーす「ぬちまーす(250g)」1,242円(税込)
https://www.nutima-su.com/
 
 世界で唯一の塩工場で、自然の恵みの海水をそのままの状態で結晶化させる「常温瞬間空中結晶製塩法」によって作られています。一般的な塩と比べてミネラルが多いこともあり、しっかりした旨みが特徴です。ご飯を炊くときに入れてもよし、ゆでたまごや天ぷらのつけ塩として味わうのもよし。特に塩むすびは最高です。現地のショップや通販で購入できます。
 
 
 
2.「紅芋」  
 今や沖縄を代表する食物の一つの紅芋。琉球王国の時代から沖縄の人々の暮らしを支え続け、ビタミンA、Cのほかにもカリウムなどのミネラルや食物繊維、ポリフェノールなどを豊富に含みます。そのまま蒸して食べたり、色を生かしたお菓子や料理にして食べることができ、上品な甘さで、ややねっとりとした食感が特徴です。
 
●おすすめ商品

FESTIVALO「紅芋レアケーキ・シュリ5個入」970円(税込)
https://www.festivalo.co.jp/goods/goods_detail.php?seq=134
 
 シュリは、唐芋と紅芋の二層になったケーキです。唐芋菓子専門店「フェスティバロ」が手がける沖縄限定の品で、2000年に開催された夏の沖縄サミットを記念して作られました。上層には紫色の唐芋「紅芋」がのっており、紫は琉球王朝が定めた最も高貴な色彩で沖縄限定ならではの工夫がされています。しっとりした食感とあっさりした甘さが絶品で、紅茶との相性は抜群です。甘すぎるお菓子が苦手な人でも美味しくいただけます。
 
 
 
3.「モリンガのチカラ」  
 モリンガは、インドを原産とする熱帯や亜熱帯の地域に自生している植物です。「生命の木」といわれるように、葉には90種類以上もの健康や美容に良いとされる栄養成分が含まれていることで知られています。インドなどに古くから伝わる民間療法アーユルヴェーダでは薬草として用いられてきました。
 
 
 
●おすすめ商品

Free Our Soul「モリンガのチカラ ティーバッグ 3g×15包(45g)」1,780円(税込)
https://freeoursoul.shopselect.net/items/821904
 
 沖縄県産の、有機・無農薬で栽培されたモリンガの葉と茎を使用した、モリンガ茶のティーバッグです。朝摘みモリンガを使用し、ノンカフェインです。アールグレイのようなすっきりしたお茶ではなく、どちらかといえば、そば茶のように少し重みのある味わい。珍しいお茶で、ティーバッグにもなっているのでお土産にぴったりです。
 
 
 
4.「ローゼル」  
 ローゼルは、西表島や石垣島では、一般家庭でもよく食べられるハイビスカスと同じアオイ科の植物です。花が咲いた後にできる赤紫に肥大した果実を乾燥させたものがお茶などに使われています。クエン酸、ハイビスカス酸、リンゴ酸などの酸やミネラルを多く含み、その酸の多さから、代謝を促すといわれています。
 
 
●おすすめ商品
 

農家民宿マナ「ハイビスカスジャム / ローゼル」850円(税込)
https://shimamiyage.com/products/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A0?_pos=1&_sid=b5adf94da&_ss=r
 
 西表島で一日一組限定の宿、「農家民宿マナ」を営んでいる石原ご夫妻が作るローゼルジャムは、農薬や肥料を使わずに育てたローゼルをたっぷりと使っています。ローゼルの花が咲き終わった後の萼(がく)を、一つ一つ収穫して中の種を取り出し、低精製糖で甘みをつけて作られており、甘酸っぱく爽やかな味わいが特徴。トーストやヨーグルトに入れたり、ステーキなどのお肉料理にもぴったり。日持ちもするのでお土産には最適です。
 
 
5.「からだにユーグレナ トロピカルフルーツオレ」
 
 ユーグレナはワカメと同じ藻(も)の一種。植物と動物の両方の特徴を持つため、野菜や魚、肉などに含まれる59種類の栄養素を摂ることができます。なかでも石垣島は、豊かな太陽と、ミネラル豊富な水に恵まれており、高品質なユーグレナを育てる最適な環境です。
 
●おすすめ商品

ユーグレナ「からだにユーグレナ トロピカルフルーツオレ カロリーオフ(24本セット)」
3,576円(税込)
https://online.euglena.jp/shop/g/g100002-110033600/
 
  石垣島の自動販売機でも気軽に買える、お土産にぴったりな一品。栄養豊富な石垣島ユーグレナとビタミンCが入って、さらにカロリーオフとあって、健康志向の人には特におすすめです。ミシュランガイド東京2020から3年連続1つ星掲載店「sio」の鳥羽周作シェフとの共同開発。マンゴー・パインアップル・バナナなど南国のフルーツがミックスされていてとても飲みやすいです。
 
 
上記が沖縄特有の材料などを使用した、健康にも嬉しいおすすめのお土産をご紹介しました。どれも健康志向の人や、元気になってほしい人にあげたくなるものばかり。
沖縄に訪れた際にはもちろんのこと、ネット通販で購入できるものもあるので、ぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか。
 
※価格は2023年5月初旬現在の価格です。
 
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約8割が感じている新環境でのストレス 【精神科医師に聞く】大型連休明けも“ココロ元気に”過ごす秘訣 /release/202304245187 Mon, 24 Apr 2023 15:51:56 +0900 ユーグレナ 新年度を迎え、新しい環境に変わることも多い季節。3年を超えるコロナ禍を経て、リアル出社とリモートワークのハイブリッドという職場環境や、変わらずマスクを着けたままでの初対面など、新しい環境、新しい人間... 株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、20代~60代の働く男女1000人を対象に、会社での新しい仕事や人間関係に対するストレスの有無やその対処方法について調査しました。
 
調査結果  
働く人の8割が、新しい環境にストレスを感じている
 
「会社で新しい仕事や人間関係にストレスを感じた経験がある」と回答した方が約8割(79.1%)を占め、多くの人が仕事、もしくは人間関係のいずれかでストレスを感じたことがあることがわかりました。また、半数を超える人(50.3%)が新しい仕事にも人間関係にもストレスを感じた経験を持っていることもわかりました。新環境での精神的な負荷は、多くのビジネスパーソンの問題だということがわかります。(図1)
 

 
 
また、「どのようにストレスを緩和・解消しようと努めたか?」という問いに対しては、多い順に、「苦手な人と極力接点を持たないようにする」(210人)、「好きなものをたくさん食べる」(197人)、「仕事以外で楽しみな予定や関心事を作り、そのことを考えてがんばる」(191人)、「睡眠時間を確保する」(177 人)、「休日のスポーツ、趣味などを積極的に行う」(162人)がトップ5となっています。(図2)
 
 

 
 
【調査概要】 調査期間:2023年4月4日~5日 /調査機関(調査主体):株式会社ユーグレナ /調査対象 20~60代の有職者の男女 /有効回答数(サンプル数):1000名 ・調査方法(集計方法、算出方法):Q1=単数回答、N=1000  Q2=複数回答 N=1000
 
 
新しい環境での緊張感から解放される大型連休のタイミングで起こることがあるといわれる「5月病」。この季節特有の精神的に不安定な状態、無気力な状態などを指す「5月病」の予防対策について、精神科医の芦澤裕子先生に解説いただきます。
 
 

 
【監修】 芦澤裕子先生 精神科医・市川メンタルクリニック 院長
日本睡眠学会認定医、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、指導医。心療内科、精神科のクリニックにて精神障害、睡眠障害などの治療にあたる。「心やすらぐ、ぐっすり眠れる夢の絶景カレンダー」「GOOD SLEEP BOOK 365日ぐっすり快適な 眠りのむかえ方」(翔泳社)監修。
市川メンタルクリニック 千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル11F
https://www.ichikawa-mental.jp/
 
 
「5月病」のリスクが高い人とは?  
「5月病」とは、そういった病名があるわけではなく、医学的には「適応障害」「うつ病」と診断されることが多い、この季節に起こりがちな抑うつ症状を呈する状態のことです。これは精神的または身体的なストレスや疲労によって心身に過大な負荷がかかり、脳がうまく働かず、ぼーっとしてしまったり、精神的に不安定になったり、無気力になってしまうなどの状態を指します。
環境の変化など、明らかにストレス原因となる事象が存在するのが通常で、その原因について夜、考え込んだりしてしまうことで眠れなくなってしまい、心身が回復しないまま日々を過ごしてしまうことが様々な抑うつ症状を増悪したりするといわれます。なんとか仕事ができている場合は大丈夫ですが、起床時から気力が湧かず、布団に身体が張り付いてしまって起き上がれないくらいの場合は精神科を受診しましょう。
プライベートでは軽やかに動けるけれども、仕事など、明確なストレス環境に行くことだけに気力が湧かないという人もたまに見られますが、そういったケースでも病的に重度な場合があるので要注意です。新しい環境に馴染めないなどのネガティブな原因のみならず、志望通りの進学や昇進など、ポジティブな変化であっても、「5月病」のような状態になることもあります。
 
 
●あなたは「5月病」予備軍!?チェックリスト●
 
下記項目のうち2項目以上チェックがつく人は、環境の変化による精神的ストレスや肉体疲労を貯めてしまうリスクがありそう。心当たりのある項目を改善するためにライフスタイルを工夫しましょう。
 
□完璧主義である
□この春、仕事や家庭において大きな人間関係の変化があった
□勤務時間が1日10時間以上の日がほとんどである
□リモートワークであまり日中外出しない
□1日中スマートフォンやPCなどを見ている
□愚痴を言う家族、同僚、パートナーがいない
□寝不足と感じる日が多い
□糖質や脂質に偏った食事など、栄養バランスの悪い食事をすることが多い
□お酒を頻繁に飲んでいる
□軽い運動もする習慣がない
 
 
 
人とのコミュニケーションにおける対策 ストレス要因となっている特定の人物と会うと動悸がするなど、ストレスの原因が明らかな場合は、その人物から距離を取らせてもらうなどの物理的な対処が一番の対策です。そういった対処が難しい場合は、間に別の人が入ってコミュニケーションしてもらう、プライベートの時間に、気を許せる人に話を聞いてもらうというだけでも改善が見込めることは多いです。
反対に、リモートワークの機会が増え、コミュニケーション不足で「5月病」的な傾向になる人もいるかもしれません。細かいニュアンスが伝わらない、相手が忙しいかもしれないので話しかけられないという理由で実務の相談がしづらく、ひとりで抱え込んでしまい、解決できずに自信喪失してしまうという負のスパイラルに陥ることが一因です。周囲の人が「いつでもなんでも聞いて」という姿勢を示したり、複数人での会議開始時に雑談の時間を持ち、些細なことでも話してもいいのだと思える環境づくりもおすすめです。
 
 
リスクを軽減するには“睡眠”が重要 「5月病」と感じる精神的な無気力さは、何らかの理由で自律神経、脳神経が上手に機能できていないことなど、様々な要因が考えられます。自律神経も脳神経も、細胞ひとつひとつからできていて、身体の組織のひとつです。きちんと疲労が回復され、栄養や酸素がいきわたっている状態を作ってあげることが重要です。そして、身体組織の疲労回復には、睡眠の量や質が深く関わっています。
 
・起床時刻を一定にする
 
人間の概日リズム(生体リズム)は約25時間と、1日の24時間より1時間ほど長いのです。この差を修正するためには、朝の起床時刻を一定にし、朝、光を目の中に入れる事で24時間周期にリセットを。午前中に光を一定時間浴びることによって、自律神経や脳神経を正常化するのに役立つホルモン、セロトニンの正常な分泌にも役立ちます。
 
・睡眠の質をあげる食生活
 
調査結果でもストレス解消法として「好きなものをたくさん食べる」という声が第2位でした。美味しいものを食べることでも“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンが分泌されるので、適度であれば好きなものを楽しむことはおすすめです。しかし、栄養が偏ったり、糖質・脂質など胃腸に負担がかかるものを過剰に摂ることは、長期的には血液中のコレステロールを増やしてしまったり腸内環境を乱すなど、メンタルヘルスにも良くない影響を及ぼす可能性もあるので注意。
 
睡眠の質の改善に必要な栄養素は、神経伝達物質を作るタンパク質、セロトニンの合成に不可欠なビタミンB6、脳神経の正常な働きを助けてくれるビタミンB12、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質の原料トリプトファン、ドーパミンを作るのに必須といわれる鉄、ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせるGABA、体の末端部分の血行量を増やして深部体温を冷やすグリシンです。
 
肉や魚は日々の主菜にきちんと取り入れ、ビタミンB12豊富なしじみやあさりなどの貝類、グリシン豊富なエビやウニ、トリプトファン豊富な豆腐や納豆も積極的に摂ってみてください。主食には、GABAが豊富な発芽玄米がおすすめです。
 
また、睡眠の質の改善に役立つ栄養素を含むといわれるユーグレナは、59種類もの栄養素を含み、その中にはビタミンB6、ビタミンB12、トリプトファン、鉄、GABA、グリシンに加え、ユーグレナ特有のβグルカンである「パラミロン」も含まれています。ユーグレナ粉末1,000mgおよびユーグレナ粉末の入っていないプラセボ粉末を12週間摂取した臨床試験において、主観的な睡眠への満足度有意な向上が見られたという検証結果もあります。一般販売されているドリンクやタブレット型のサプリメントなどで取り入れることができます。
 
 
・お酒はNG。カフェインは夜眠る時間の5時間前まで
 
お酒は睡眠の質を下げてしまい、アルコールの利尿作用で就寝中に目を醒ませてしまうなどデメリットが大きいので、睡眠の質を改善したい場合は避けるように。神経を覚醒させ、入眠しづらくなってしまうカフェインも、摂るならば就寝時間の5時間前までに。
 
・夕食のメニューは入眠を左右…おすすめできないものは?
 
夜は脂っぽいものをなるべく摂らない、ないしは控えるように。胃もたれが身体的負担、精神的なストレスにつながり、睡眠の質を下げてしまう恐れがあります。食べすぎでの胃もたれも同様です。
食事、特に夕食は腹八分目を心掛け、理想は就寝の3時間前、難しい場合は、2時間前には食べ終えるようにしましょう。
 
・運動するべきタイミングと強度
 
運動すると身体に乳酸などの疲労物質が作られ、身体が疲労回復しようとするために入眠しやすくなります。また、運動をすることで全身の血流、ないしは脳の血流もよくなり、思考の処理などが行われやすくなることも。運動習慣を持つことで、中期的に体力がつくので仕事の集中力・意欲の維持にもつながり、仕事への自信喪失などに起因する5月病リスクも軽減できるかもしれません。午前中に屋外で15分以上散歩するなど、ほんのり汗をかく程度の運動が理想的。
 
・就寝時に深部体温が下がるようにぬるめの半身浴を
 
身体の内部の温度(深部体温)が下がる時に副交感神経が優位になり、入眠しやすくなります。眠るタイミングで深部体温の低下を下げるには、春夏の暖かい季節は1時間前までに、湯船で38度~40度のぬるめの半身浴で入浴を。20分ほどゆったり浸かりましょう。
 
・眠る1時間前からはパソコンやスマートフォンの液晶画面(ブルーライト)は見ないように
ブルーライトは、光の脳への刺激によって睡眠相(睡眠リズム)を崩してしまいます。本来は夕方以降にブルーライトを浴びないほうが理想とも言われます。また、眠る前のネットサーフィンも、見ていることに興味を持ってしまうことで交感神経が優位になり、入眠の際に優位になるべき副交感神経がうまく作用せず、なかなか寝付けなくなってしまいます。
 
 
理想の休み方  
ゴールデンウィークなど大型連休だからと“ここぞ!”と楽しもうとして予定などを詰め込んでしまう過ごし方は、残念ながらおすすめはできません。計画的にみっちり動き回ろうとすることが、逆に精神的な疲労につながったり、連休があまりに楽しく充実した時間だと、仕事復帰後のギャップで精神的な落ち込みが大きくなるリスクも。
ぬるめの温泉などは、深部体温を温めてくれて睡眠の質を上げてくれるのでおすすめですが、長時間のプールなどは、体温を下げてしまい、交感神経が緊張し続ける状態をつくってしまいます。
気を許せる家族やパートナー、友人たちと、ほどほどに予定を入れて、夜は早めに眠る。そんな連休の過ごし方がもっともおすすめです。
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歓迎会シーズン到来。みんなのマスク着用状況は? 外すなら、注力したい免疫対策! /release/202304044582 Wed, 05 Apr 2023 15:00:00 +0900 ユーグレナ 2023年3月13日より、厚生労働省の発表にてマスクが義務ではなく自由意志での着用となりました。株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、20代~60代の働く男女1000人を... https://www.euglena.jp/karadani/
2023年3月13日より、厚生労働省の発表にてマスクが義務ではなく自由意志での着用となりました。株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、20代~60代の働く男女1000人を対象に、歓迎会などの会食が増える今の季節の会食でのマスク着用の有無や感染対策への意識を調査しました。
調査の結果、いまだ会食における感染リスクを懸念する人が4割弱を占め、3割強の人が日頃からの免疫対策も意識していることがわかりました。
この調査結果を受け、みなさまからの関心の高い免疫対策について管理栄養士のShieさんに、日頃の食生活でできる免疫対策を解説いただきます。
 
 
調査結果   
いまだ9割の人が、必要に応じて会食時のマスクを着けている
歓送迎会シーズンのマスクの着用について質問したところ、「マスクは常に完全に外している」という人は10%で、「必要に応じてつけている」という人が90%と、まだ大半の人がマスク着用の習慣を完全にはやめていないことが伺えます。(図1)

 
 
上司や取引先、義両親など、人間関係上の外圧で、飲食時に限らず“マスクをはずさざるを得ない状況”も想定されます。その際の対応としては、「自分の意志を貫きマスクを外さないようにする」が最多で27.8%、次点が花粉症や風邪気味であるなど、「当たり障りのない嘘をついてマスクをつける」で26.9%と、まだマスクを外さないようにしている人が合わせて54.7%を占めます。「気まずいので不安だが仕方なくはずす」(17.1%)と、不安で不本意ながら周囲に合わせて外す人もいました。(図2)

 
 
会食時の感染リスクを「まったく気にしない」人は1割強。
全体の7割弱が何らかの物理的な感染対策を講じている。
会食に対する姿勢については、「内心コロナ感染が不安なので行かない/参加しても早めに帰る」という人が37.7%と最多で、次いで「日頃から免疫力を高めておく努力をする」という人も31.3%と3割強いました。全体の7割弱(67.6%)が、何らかの“物理的な”感染対策(「内心コロナ感染が不安なので行かない/参加しても早めに帰る」、「歓送迎会後の感染ケア(うがい手洗いや最低限の配慮)だけはする」、「感染リスクが高そうな人から離れる」、「広い店、換気のいい店などの希望を伝える」)といった策を講じていることもわかりました。
対し、「感染リスクはまったく気にしない」(13.2%)、「割り切って楽しむ」(11.7%)と、感染を意識しないという人はいまだ1割強程度と少数派である模様です。(図3)

 
 
会食の際、何らかの物理的な感染防止策を講じていている人のうち86.5%は、
日頃からの免疫対策はしていない。
しかし、(図3)の“物理的な”感染防止策を講じている人(※)(676人)の中で、さらに「日頃から免疫力を高めておく努力をしている」を抽出すると、わずか91人(13.5%)にとどまることもわかりました。
 その場でできる物理的な感染対策への意識は高いながら、日頃から自身の免疫力それ自体を底上げしておくという意識は希薄なことが伺えます。

 
 
Shieさんに聞く、免疫対策を意識した、会食シーズンの食対策  
 
【監修】Shieさん
 


大学卒業後、大手食品メーカーに研究員として16年在籍。サラダ・惣菜・調味料等の商品開発、商品価値を活かしたレシピ開発、美味しさの数値化等に従事。手掛けたレシピは1000以上。ヘルスケアアプリ部門ダウンロード1位取得のヘルスケアベンチャーに出向中は、管理栄養士監修のレシピ動画立上げと事業責任者を経験。ル・コルドンブルーにてグランディプロム(料理・菓子)取得。ワインエキスパート、離乳食アドバイザー等、その他多くの資格を保持し、料理・菓子分野において専門知識や理論に裏づけされた技術を磨く。2021年9月に独立後、TVやラジオ出演、レシピや商品開発、開発コンサル、コラム執筆、セミナー講師、フードコーディネート等に加え、東京港区にて理論を伝える料理・菓子教室の主宰、オーダーメイドスイーツの受注販売等も行う。2021年8月に発売された書籍「オートミール健康レシピ」はAmazonにてベストセラーに。https://shielabo.com/
 
 
免疫機能に役立つ栄養素は? たんぱく質は、細胞の主要な成分。免疫細胞やその機能も、たんぱく質がないとうまく働くことができません。たんぱく質を不足なく摂取することで、正常な免疫のシステムを維持します。牛乳・肉・魚・卵等の必須アミノ酸を多く含む動物性のたんぱく質や、豆腐、小麦、米等の植物性たんぱく質をバランスよく摂取しましょう。
さらに、菌やウイルスの侵入を防いでくれる、喉や鼻の粘膜強化に働くビタミンAや、体の中でビタミンAに代わるβ-カロテン、粘膜の健康維持に加え、ウイルスや細菌と戦う白血球に必要なビタミンC、免疫細胞の活性化や機能調整に働くビタミンB6やD、抗酸化作用を持ち、免疫機能の低下を招く活性酸素の働きを抑えるビタミンEなどのビタミン類も有用です。
免疫細胞の活性化に働く亜鉛などの微量栄養素も免疫機能をサポートしてくれます。
 
「バランス良く摂る」、が基本でありながら、「肝」!  このように、免疫対策に関わる栄養素は非常に多くありますが、意識せずに食事を摂っていると、脂質や糖質が多くなってしまったり、ビタミン、ミネラルといった微量栄養素が不足してしまう等、栄養素のバランスが偏ってしまうこともあります。大前提としてバランスの整った食生活を送ることが非常に重要です。
 
数々の栄養素は他の栄養素と相互連携して働くので、ピンポイントで特定の栄養素を摂取しても他の栄養素が不足していることで最高のパフォーマンスを発揮できないことがあります。これは、“桶の理論”とも呼ばれ、右の図のように、栄養素1つ1つが桶の板にたとえられ、板の高さが足りない箇所、すなわち何か不足している栄養素があると、そのレベルまでしか他の栄養素も作用できないのです。

微量栄養素などをバランスよく摂るためには、主菜だったら肉だけでなく魚や卵も食べることや、いろいろな種類の野菜を幅広く摂るなど、食材が偏らないような食事を継続することが基本です。けれども、忙しい時等、こうした食事が難しい場合は、簡単に栄養素を補給できる加工食品等を利用するのも一つの方法です。
例えば、不足しがちな微量栄養素を含め、オールラウンドに59種類の栄養素を含むユーグレナは、ミルクや豆乳で割って飲んだり、お味噌汁や調味料に混ぜることも出来るので、日々の習慣に無理なく取り入れ易い点が良いところです。細胞壁をもたないユーグレナは、栄養素が体内に吸収されやすい特長があるというのも注目すべきポイントです。
この時期に増えてくる会食は、ビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素が不足しがちですが、会食時に野菜のメニューを頼んだり、手軽に携帯しておけるタブレットや粉末タイプのユーグレナを取り入れてあげるのもおすすめです。糖質のとり過ぎが気になる外食ですが、ユーグレナには血糖値の上昇を緩やかにしてくれる食物繊維も含まれているのも嬉しいところです。
 
 
腸管免疫を整える「腸活」も意識 腸内には、もともと免疫の働きを担っている細胞や、病原菌などの身体に害を及ぼす物質を撃退するために戦ってくれる抗体が多くあります。これを「腸管免疫」と言います。そのため、腸を元気にし、腸管免疫のシステムを正常にすることが重要だと考えられています。
 腸管免疫を高めるには、腸内環境を整えてあげる「腸活」がおすすめです。腸内には細菌がバランスを取りながら多様に存在していますが、中でも特に善玉菌を摂ること、善玉菌が増えるような環境を作ることが重要です。
 
ヨーグルト等に含まれる菌は、商品により生菌(生きている菌)と死菌(死んでいる菌)両タイプあり、生菌はもちろん腸内で活動し腸内環境を整えてくれますが、死菌でも有効な生理機能が期待できると注目を集めています。
次に、オリゴ糖や食物繊維などの、腸内の善玉菌のエサとなり善玉菌を増やしてくれる働きをもつ「プレバイオティクス」を摂取することも効果的です。野菜や豆類、果物などに多く含まれます。
 
食物繊維は善玉菌のエサとなる他、便のかさを増やす等でも整腸作用があることで知られますが、ユーグレナに多く含まれる特有の食物繊維「パラミロン」は、免疫細胞の活性化という面でも期待されています。
プロバイオティクスやプレバイオティクスを同時にとることは、腸内フローラの維持・改善に効果的な組み合わせですから、例えば生菌を含むヨーグルト等に、食物繊維が含まれるユーグレナパウダーを混ぜて食べるのは、免疫対策の朝食・間食としてもおすすめできるでしょう。
 
 
注目の菌、「酪酸菌」とは 善玉菌の中でも、今注目を集めているのが「酪酸菌」です。酪酸菌が食物繊維を分解して作る酪酸は、腸の粘膜を丈夫に保つ働きが知られていましたが、これに加え、免疫や代謝に対する働きが明らかになってきています。食品にはぬか漬けなどに多く含まれていますが、腸内にも存在しますので、エサとなる食物繊維を摂るのもいいでしょう。
 
 
栄養メリットだけではない、1日3食を摂ったほうがいい理由 食事は抜かずに、1日3食摂ることがやはり大切。様々な食材から、ひろく栄養素を摂り易いということはもちろんですが、もう1つは、食事をすることで体温が上がり、血流の流れが良くなることで白血球の動きが活性化されるということにあります。「体温が1℃下がると免疫力は約30%低下する」と言われています。特に朝食欠食は低体温の状態を招きやすいので、忙しくても欠かさないよう心掛けて下さい。
 
 
アルコールの飲みすぎは、やはりNG アルコールはウイルスの侵入を防いでくれる喉や胃腸の粘膜を荒らし、自然免疫や獲得免疫等の免疫機能も低下させてしまうと言われています。適度な飲酒は血流を促す等の利点もありますが、過度になると高血圧等を招き、血管を傷つけ、ウイルス等からのバリア機能を弱めることにもつながります。1日の適量は、純アルコール量で20g程度(ビールなら中びん1本(500ml)、日本酒は1合(180ml)、ワインなら1/4本(180ml)程度)と言われますので、ほどほどでおさえておくべきです。
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花粉症シーズン到来…医師が解説する、 「内側からの花粉対策」と「外側からの花粉対策」の正解 /release/202302092824 Fri, 10 Feb 2023 15:00:00 +0900 ユーグレナ 株式会社ユーグレナは、2023年1月に全国の花粉症の症状の自覚のある20代から60代の男女526人を対象に、「花粉の時期の症状として最もつらいと感じる症状」に関して調査を実施しました。 その結果をう... その結果をうけ、内側・外側の花粉症対策について詳しい日比野佐和子先生から具体的な対策方法についてアドバイスいただきます。
 
 

 
 
調査の結果、花粉症の時期の症状として最もつらいものの圧倒的1位は「鼻水・鼻づまり(242人/526人・以下同)」、2位が「目のかゆみ(118人)」、3位が「くしゃみ(77人)」となり、やはり粘膜に花粉が付着することで起こるアレルギー症状に対して不快に感じる人が多いことがわかります。
次いで「皮膚のかぶれ・かゆみ(14人)」、「鼻周りが乾燥する/赤くなる(13人)」と皮膚症状が続きました。
 
 
 
【監修】医師 日比野 佐和子(ひびのさわこ)先生
 

 
医療法人社団康梓会 Y'sサイエンスクリニック広尾統括院長、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授、医学博士。内科医、皮膚科医、眼科医、アンチエイジングドクター(日本抗加齢医学会専門医)。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、(財)ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長などを歴任。中医学、ホルモン療法、プラセンタ療法、植物療法(フィトテラピー)、アフェレーシス療法(血液浄化療法)などを専門とする。アンチエイジングの第一人者として国際的に活躍するほか、テレビや雑誌などにも数多く出演。
 
 
 
花粉症には“内側から”と“外側から”がある?  
花粉症とは、スギ等の植物の花粉に対する免疫反応により発症するアレルギー症状です。主に鼻水が出る、涙が出る等の症状が一般的です。鼻腔内や目の粘膜に付着し、体内に入ってきた異物に対抗するために体内に備わる「抗体」が過剰に反応することによって起こります。本来なら、花粉やダニなどは人体に無害ですが、体内で、それらの異物に対して必要以上に攻撃する抗体が作られることによって症状が出てくるといいます。
この「抗体」をコントロールするためには免疫のバランスを整えることが重要です。この「内側からの花粉対策」と共に、花粉を物理的に寄せ付けない「外側からの花粉対策」も欠かせません。ぜひどちらも対策をしましょう。
 
 
■“内側から”の花粉症の原因は免疫のバランスの崩れ
 
 

 
花粉症の原因となる免疫のバランスの崩れとは、免疫細胞が変化した「Th1細胞」と「Th2細胞」のバランスが崩れることを指します。病原菌や花粉などのアレルギーを起こす物質「アレルゲン」が体の中に侵入すると、次の流れで免疫機能が働きます。
 
1. 免疫細胞の「マクロファージ」が病原菌やアレルゲンなどの異物を食べて除去する。
2. 「マクロファージ」は、その異物の情報を免疫細胞「ヘルパーT細胞」に伝える。
3. 「ヘルパーT細胞」は、受け取った異物の情報が『菌やウィルスなどの病原体』の場合は「Th1細胞」に、『ダニ・カビ・花粉などのアレルゲン』の場合は「Th2細胞」に変化する。
4. 「Th1細胞」や「Th2細胞」は、「B細胞」に対して侵入した異物に”くっついて無力化”する「抗体」を作るように指令を出す。
「Th2細胞」は、アレルゲン向けの抗体を作るように指令を出す。これが花粉症の原因といわれる「IgE抗体」。
 
4の段階のとき、「Th2細胞」が過剰に反応すると、「IgE抗体」が必要以上に放出され、余分な「IgE抗体」が「マスト細胞」という細胞に結合します。すると、マスト細胞が「ヒスタミン」や「セロトニン」等の炎症の原因物質を放出してしまいます。これがくしゃみや鼻水、かゆみなどを引き起こすのです。
つまり、Th2細胞が過剰に反応しないように免疫バランスを整えることが、花粉症対策となります。
 
コロナ感染後などは一時的に免疫が低下してしまう傾向があり、昨年から今年が帯状疱疹の患者さんが増えている傾向にもあります。また、コロナ感染後遺症として、蕁麻疹や脱毛症などが増えています。同じように免疫バランスが関与する花粉症を発症する人も、増えている可能性もあります。もしも喉の違和感、鼻水があっても、鼻水や痰が黄色や緑でなく透明の場合は、花粉症などほかの要因である可能性も高いので、コロナ、風邪などとあわせ、「花粉症になったかも?」という可能性も視野に入れてみてください。もちろんマスク、手洗い、うがいなどはいずれの予防にも役立ちますので、引き続きしっかりと行いましょう。
 
 
“外側から”の「花粉肌あれ」にも要注意  
花粉症といえば、くしゃみや鼻水、かゆみですが、肌にも影響があります。花粉が肌に付着することで「花粉肌あれ」を引き起こす人も多くいます。その原因となるのが、目や鼻のアレルギー症状など多くの花粉症症状の原因にもなっているスギ花粉のタンパク「Cryj1(クリジェイワン)」です。
これが肌に付着すると、通常は活動していない肌の中の「トロンビン」という酵素が活性化してしまうことで、表皮細胞が興奮状態になり、肌あれの原因になります。
また肌のバリア機能を担う「ランゲルハンス細胞」という細胞の働きの減少によって生じる「肌免疫」の低下も肌あれにつながります。特に春先は、花粉や紫外線といった外からの刺激が多いのに加え、新生活に向けて精神的ストレスが増すことでも影響を受けます。
 
 
 
【内側からの花粉対策】 免疫バランスを意識した食生活とは? 免疫バランスを整えるためには、基本的に身体に必要なタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6種類の栄養素をバランスよく摂ることが重要です。食物繊維は野菜や穀類に多く含まれますが、特におすすめなのが「パラミロン」という食物繊維の一種です。なぜなら「Th1細胞」と「Th2細胞」のバランスを整える働きがあるからです。
 
●免疫バランスを整える食物繊維の一種「パラミロン」とは?
「藻類(そうるい)」であり、食物繊維の一種である「パラミロン」とよばれる成分が花粉症の予防に役立つ可能性が示されています。「パラミロン」には「Th1細胞」と「Th2細胞」の働きのバランスを整える作用があることがわかっており、新たな花粉症対策食品として注目されはじめています。
また「パラミロン」には、睡眠の質を向上させたり、疲労を回復させたりする効果があることも示唆されています。
 
 ● 食物繊維は発酵食品などに含まれる善玉菌と一緒に摂るのがおすすめ
腸内の善玉菌の餌となる食物繊維と、善玉菌自体や、善玉菌を含んでいるとされる発酵食品とを一緒に摂ることで、腸内環境が整うと言われています。そのため、食物繊維の一種「パラミロン」と乳酸菌を一緒に摂ることをおすすめします。ヨーグルトを食べるときに食物繊維を一緒に摂ったり、最近は食物繊維と乳酸菌があらかじめ一緒になっている飲料などもありますので利用しましょう。
 
 ● 「グルテン」の過剰摂取はNG
花粉シーズンにパンやパスタ、ピザ、うどんなどの小麦由来食品をちょっと控えてみることが予防につながる可能性も。小麦、大麦、ライ麦などには難消化性たんぱく質の「グルテン」が多く含まれているからです。グルテンの過剰摂取は、腸で炎症が起こり、バリア機能を壊すことによって、リーキーガット症候群を引き起こしやすくなります。リーキーガット症候群とは腸に穴が開き、腸内細菌や老廃物が漏れ出すこと。これが肌あれにつながることもあります。できるだけグルテンフリーの食品を選び、小麦由来食品の過剰摂取を避けることがオススメです。
 
 
【外側からの花粉対策】 花粉との接触をできるだけ避ける 花粉症は花粉との接触をできるだけ避けるという外側からの対策も重要です。花粉は晴れて気温が高い日や、空気が乾燥して風が強い日、雨上がりの翌日、気温の高い日が2~3日続いた後に大量に飛散すると言われています。このような日は外出を控えてみるなどしてみましょう。帰宅したらすぐに手をしっかりと洗い、刺激の少ない洗顔料で顔についた花粉を洗い流すことも心がけてみてください。
 
 ● マスクと共に花粉をバリアするアイテムを活用
花粉の付着は、花粉・ちり・ほこりなど空気中の気になる微粒子の汚れや、紫外線によるダメージ・乾燥などの外部刺激から守ってくれるスキンケアやメイクなどで肌を覆っておくことで軽減できます。マスクは肌に刺激にならないように、柔らかい素材の不織布マスクや綿・麻・絹などの天然素材のマスクを選びましょう。またサイズの大きすぎるマスクは、隙間から水分が蒸発しやすく摩擦を招くので肌にとってもNGです。正しく装着して隙間をなくしましょう。
マスクをする際も、花粉やほこりなどの微粒子の汚れから肌を守る機能を持ったクリームなどを塗った上から着けると、より花粉からガードできます。
 
 ● 「花粉肌あれ」予防のポイント
「花粉肌あれ」を予防するには、花粉を肌に付着させないことに加えて、肌のバリア機能を低下させないことを心がけましょう。
 
 
【肌のバリア機能対策方法】
肌のバリア機能を維持するには、肌の表層部にある角層の部分が、皮脂膜により水分が保たれ、かつ細胞間脂質がきちんと生成されていることが必要です。そのためには、保湿が重要です。特に皮膚が薄い眼の周りなどの箇所は重点的に保湿しましょう。
また、洗顔や入浴後に水分を拭き取るときは、ナイロン、ポリエステルといった化学繊維は固めで肌と摩擦が起こりやすく、摩擦による肌への刺激は、肌のバリア機能を低下させます。さらに、乾燥シーズンでもある冬は、化学繊維が起こしやすい静電気も肌のバリア機能に悪影響を与えます。柔らかく摩擦の少ない綿100%タオルを使用することで、肌のバリア機能へのダメージを最小限にできます。
室内での湿度は、肌に最適な60~65%を心がけましょう。部屋に洗濯物や濡れタオルを干すだけでも湿度は上がります。
なお、外出しない日はノーファンデのほうが肌にいいという神話がありますが、近年はファンデーションを塗ったほうが肌の水分量や皮脂量をコントロールしてくれるため、肌にとっては良いことがわかっています。室内だからといって、怠らず、薄くても良いので、ファンデーションを塗って肌をガードし、ケアすることも重要です。
 
 
身体の内側から外側からの対策を万全に、本格的な花粉症シーズンを乗り切りましょう。
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風邪・新型コロナ・インフルエンザ…予防の肝は、やっぱり免疫対策! /release/202212211532 Thu, 22 Dec 2022 15:00:00 +0900 ユーグレナ 冬本番を迎え、いよいよ本格的な風邪シーズンの到来です。気温の低下とともにリスクが増大する風邪、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、全方位で予防をしていきたいものです。 マスク、手洗い、うがいな... マスク、手洗い、うがいなど、ウイルスを身体に入れない対策ももちろん重要ですが、医師であり、栄養に詳しい谷口英喜先生によると、実はそれらを行うことによる感染症予防ではまだまだ十分とは言えないそうです。
そこで、株式会社ユーグレナは、2022年12月に、全国の20~60代の男女1000名に、免疫対策として気をつけている食生活、および生活習慣に関してのアンケートを実施しました。
 

 
 株式会社ユーグレナが実施したインターネット調査の結果において、食生活では、「野菜を食べるようにする」(434人/1000人・以下同じ)、「ヨーグルトを飲む、食べるようにする」(311人)、「納豆を食べる」(286人)、「コーヒーを飲むようにする」(265人)、「果物を食べるようにする」(222人)と続きました。生活習慣では、「規則正しい生活をする」(454人)、「よく寝る」(436人)、「ストレスを貯めないようにする」(396人)、「食事は栄養を考えてバランスよく食べる」(367人)と続きました。
 
 上記の谷口英喜先生によると、規則正しい生活に栄養バランスの良い食事を心がけることは大正解とのこと。ただ、ウイルスはどこにでもいるもので、感染する人、しない人の差が出るのは、そもそもの免疫力の違いからだといいます。そこで、免疫アップのための抜本的な対策について解説いただきました。
 
 
 
【監修】 谷口英喜先生
済生会横浜市東部病院 患者支援センター長/周術期支援センター長/栄養部部長
 
教えて!「かくれ脱水」委員会 副委員長、日本麻酔学会指導医、日本集中治療医学会専門医、日本救急医学会専門医、TNT-Dメディカルアドバイザー。1991年、福島県立医科大学医学部卒業。栄養管理・麻酔・集中治療、経口補水療法、体液管理、臨床栄養、周術期体液が専門。
 
 
 「アンケ―ト結果の、規則正しい生活に栄養バランスの良い食事を心がけている方が多いですが、大正解です。しかし、多忙な日々の中で生活リズムが崩れたり、食事をすることすらままならないような方は、免疫バランスを整える効果のある食品を知って積極的に取り入れるといいですね。近年、昔よりもさらに、免疫バランスに良い影響をもたらす食品が発見されています。そもそもウイルスが身体に侵入しないように防ぐのは不可能です。マスクや手洗いは、侵入してしまうウイルスの量を減らす対策にはなりますが、どんな人もウイルスは常日頃、口や鼻などから体内に取り込んでしまっているものです。しかし感染する人、しない人の差が出るのは、そもそもの免疫力の違いからです。抜本的な免疫対策をする必要があります」(谷口英喜先生)
 
今年の冬も風邪・新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ、全方位予防を  
風邪の症状で診察に来る患者さんは増えており、都度、風邪か新型コロナウイルス感染症かインフルエンザかの検査が必要になります。特に最近は、重い風邪症状だとオミクロン株 BA-5系統に感染している患者さんが多くを占めます。比較的症状が軽い方が多いのが幸いですが、咳、咽の痛み、痰の症状を訴える方が多いですね。
オミクロン株 BA-5系統に感染している患者さんだと、年齢による差や個人差はありますが、39度を超える高熱を1回は出すという方が大半です。中高年以上の方、疲労がたまっていて免疫力が下がっている方はやはりそれだけ高熱が続くと身体へのダメージが重なり、重症化してしまうリスクがあるので、免疫対策をそれぞれが心がけることが最重要です。
 
 
「人混みを避ける」が最重要。マスクは有効。うがい、手洗いは、やらないよりはいい  
感染症はウイルスが一定量体内に入り、細胞に感染することで起こります。ですので、体内に侵入するウイルス量を最小限に抑えることが感染症予防の第一歩になるといいます。
「そのためにはまず、人混みに近寄らないこと。これは非常に有効です。また、マスクも、吸い込んでしまうウイルスを減らせるのでもちろん有効です。うがいは、喉や手に付着したウイルスを洗い流すという行為ですが、どんなにガードしていても喉には多少のウイルスは付着してしまいますし、既に付着してしまっているものを時間が経過してから流すという行為に、高い感染症予防効果が期待できるかというと、若干疑問です。また、空気は鼻からも入っているので、鼻洗いまでしないと完璧とは言えないでしょう。人混みで感染している方と接触があるかもしれないけれど、うがいをすれば大丈夫、とは考えず、なるべく大量のウイルスに接触する可能性のある機会を減らすことが予防の観点ではおすすめです」(谷口英喜先生)
 
 
 
免疫細胞を“つくる、はたらく、まもる”栄養素を意識して、バランスの良い食事を  
風邪などのウイルスは実は毎日身体に入ってきています。それでも症状が出ないのは、免疫機能が順調に働いているからです。ウイルスや細菌が入ってきたときに戦う免疫細胞が、きちんと作られ、そのメカニズムがきちんと働き、破壊されにくくするために積極的に取り入れるべき栄養素や成分とは?
 
免疫細胞自体をつくるタンパク質はたっぷりと 肉、魚、卵、大豆などに含まれるタンパク質は、筋肉を作る栄養素として有名ですが、そもそも生き物の身体を作る細胞はタンパク質を主成分としています。ウイルスなどと戦う免疫細胞もタンパク質からできていますので、豊富な免疫細胞を維持するにはタンパク質が必須になります。
 
補酵素と呼ばれるビタミン群 食べたものを分解・消化・吸収・排泄、代謝させることで健全な生体活動がなされますが、摂取した栄養素にこれらの働きをさせるには「補酵素(英語では「コエンザイム」)と言われる成分たちが必要です。それにあたるのがビタミン類です。なかでも免疫細胞を“つくる、はたらく、まもる”上で注目したい栄養素は下記です。
 
・ビタミンC
身体の様々な細胞同士をつなげる結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の栄養素。攻撃された細胞の炎症を抑え、免疫機能の抵抗力を上げることにつながります。
 
・ビタミンB
食べ物をエネルギーとして代謝し、活動のためのエネルギーを作る栄養素です。また、免疫細胞のもとになる免疫グロブリン(IgEやIgMなどと呼ばれるタンパク成分)はビタミンBがないと作れません。ウイルスなどが侵入し、抗原刺激を受けた際にウイルスや細菌と戦う兵隊となり、戦ってくれる血液中のタンパク成分が免疫グロブリンです。
 
・ビタミンA
皮膚や粘膜を作り、維持するのに役立つ栄養素です。皮膚や粘膜が健康であることで、ウイルスの第一関門である体表面におけるウイルス侵入を防ぐことにもつながります。侵入するウイルスの量が減ると、ウイルスと戦う免疫機能への負担も減ります。
 
・ビタミンE
血管を丈夫にしなやかにすることに一役買います。血管が元気であることで、血流がスムーズになり、全身の臓器に栄養や酸素が豊富に行き渡り、正常に働くことになります。すると、免疫細胞を作る肝臓や骨髄などの臓器も活性化し、免疫機能の正常化につながります。
 
 
細胞の破壊からまもるフィトケミカル ・ポリフェノール
緑茶に入っている「エピガロカテキン(EGC)」、「エピガロカテキンガレート(EGCG)」やコーヒーに入っている「クロロゲン酸」などのポリフェノールは、果実を紫外線から守る栄養素で、抗酸化作用を持ち、身体の中で日々作られ、細胞を破壊してしまう活性酸素を不活化する働きがあるものがあります。活性酸素が過剰になると免疫細胞にも障害が出るので、ポリフェノールの摂取で活性酸素を抑制することは、免疫に多少なりとも寄与すると言えます。
 
免疫機能を正常にはたらかせる栄養素 ・ユーグレナの食物繊維「パラミロン」
ユーグレナは、ワカメや昆布、クロレラと同じ藻の一種で、動物と植物の両方の特徴を持つ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素をバランスよく含んだ食品です。このユーグレナ特有の成分でβ-グルカンの一種である「パラミロン」は、近年機能性についての研究が進んでいて、さまざまな効果がわかっていますが、今年この「パラミロン」が免疫細胞を活性化するということがわかりました。
 
21歳から82歳までの健常な日本人成人男女213名を対象に2022年1月から8週間に渡ってユーグレナ1日1,000 mgを8週間、毎朝継続摂取した人と摂取していない人とを比較したところ感冒症状(かぜ様症状)に及ぼす影響に差が出ました。ユーグレナを摂取していた人は8週間中に感冒症状があらわれた日の累積日数※1が有意に少なくなりました。また、感冒症状の中でも特に鼻閉、のどの痛み、疲労などの個別の症状の摂取5週目から摂取8週目の4週間中の重症度※2も、ユーグレナを摂取していた人のほうが有意に低くなるという結果が出ています。
 
※1 累積日数の平均値。全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、疲労、くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、せき、関節痛、筋肉痛について、1. 「全くない」、2. 「ほとんどない」、3. 「少しだけある」、4. 「多少はある」、5. 「ひどい」の5段階で回答し、3~5のいずれかを回答した場合を「症状あり」とした。さらに、「症状あり」がいずれか1つ以上あった場合を感冒症状ありとし、累積日数を確認した
※2 全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、疲労、くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、せき、関節痛、筋肉痛、それぞれの項目について、1. 「全くない」、2. 「ほとんどない」、3. 「少しだけある」、4. 「多少はある」、5. 「ひどい」の5段階で回答し、重症度を確認した。腸管内の抗原提示細胞の一種である樹状細胞に直接作用
 
この症状の抑制に影響を与えているのが、ユーグレナが自身のエネルギー源として蓄えている「パラミロン」だということがわかっています。「パラミロン」が免疫応答を担うリンパ球の一種、T細胞やB細胞を活性化することがわかっていますが、独自のゲノム編集技術により作出した「パラミロンを蓄積しないユーグレナ」では、この反応が起こらないからです。
 
・ヨーグルトなどの乳酸菌
免疫細胞が正常につくられ続け、正常にはたらく一連のメカニズムを制御するのに、腸内細菌叢のバランスが保たれていることは重要ですが、疲労や不規則な生活、不摂生によって腸内環境が乱れると、腸内細菌叢のバランスが崩れ、免疫機能も正常に働かなくなってしまいます。乳酸菌も、腸内細菌叢のバランスを整えるので、免疫バランスには寄与すると考えます。
 
 
規則正しい生活と質の良い睡眠を。疲労を溜めないことが重要  
栄養のほかに、休息をきちんととり、疲労していない十分な体力を蓄えておくことも重要です。そのためには、規則正しい生活と質の良い睡眠が必須です。たとえ睡眠時間が短くても、翌日に疲れの残らないような質のいい睡眠がとれるのが理想的です。最初の3時間のレム睡眠時にしっかり眠れると、翌朝の疲労感につながりにくいといわれます。疲労感は、様々な体調不良の初期に現れやすい症状です。細胞に十分な栄養素と酸素が行き届かなかったり、老廃物が排泄されなかったりすると疲労感を感じます。従って、疲労を回復させることは、新陳代謝が良くなった徴候と考えられ、免疫対策としても重要です。
また、前述のユーグレナの「パラミロン」は、睡眠の質の改善、ストレスの緩和にも寄与することがわかっているので、免疫対策にぜひ取り入れたい食品といえます。
 
 
軽めの運動で免疫機能をアップする  
免疫対策には軽めの運動を習慣にするのもおすすめです。身体を動かすことで血行が促進され、免疫細胞を作る肝臓、骨髄などに新鮮な酸素、栄養素が送られ、免疫細胞が盛んに作られるようになります。しかし、あまり強度の高い運動は免疫力を低下させるリスクがあるので注意しましょう。
 
 
水分をきちんと摂り、かくれ脱水をおこさない  
冬は喉が渇きづらく、うっかり水分摂取を忘れがちですが、喉が渇いた時点で、もう軽い脱水、かくれ脱水を起こしているといえます。水分不足は血流の不足につながるので、臓器への栄養・酸素の運搬効率が悪くなってしまい、免疫機能を低下させます。
粘膜を覆う唾液などの粘液も、水分を十分摂らないと作られません。粘膜がきちんと湿っていると、粘膜の表面上にある線毛が粘液の中で動き、付着したウイルスを外に掻き出す機能が働き、ウイルスが体内に入りにくくなります。
 
 
お酒は体力十分のときにしか飲まない  
過度なアルコール摂取は肝臓に負担をかけます。肝臓では、消化器官からやってきた栄養を身体の各器官が必要とする形に変えたり、エネルギーとしてつくり出したりする働き=“代謝”が行われています。しかし、過度の飲酒をしてしまうと、肝臓の代謝酵素の誘導が促進され、薬物や栄養素の代謝にも悪影響を与えます。また、自律神経のアンバランスを引き起こし、血流障害が起きるために免疫産生細胞が十分に機能しなくなります。その結果として、過度な飲酒は全身の免疫機能のバランスを崩してしまいます。過度な飲酒は控えましょう。
 
まずは侵入するウイルスの数を減らすこと。しかし、必ず侵入してしまうウイルスに対抗する免疫細胞を作り、正常に働かせる仕組みを理解して、より効果的な免疫対策に取り組んでみてください。
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医師が解説!「気象病」の1つ、6割以上が感じている!  “秋バテ”の原因と対策 /release/202209297443 Fri, 30 Sep 2022 15:00:00 +0900 ユーグレナ  株式会社ユーグレナは、夏の終わりから秋にかけて、体調の変化を感じる人が少なくないという状況を受け、2022年8月に20歳から79歳の男女1000名を対象にして、夏から秋の季節の変わり目に感じる体調... 1
株式会社ユーグレナが実施したインターネット調査の結果において、6割以上の人(609人)が何らかの体調の変化を感じていました。上位3つは「なんとなくだるい」(266人)、「疲れやすい」(259人)、「やる気が出ない」(182人)と続き、直接的な体調不調というより、“なんとなく”元気がない状態という実感を持つ人が多いようです。
 

 
 具体的な身体のパーツの不調を感じる人も多く、「肩や腰などが凝る」(149人)、「頭痛がする」(119人)、目が通常より疲れる」(103人)という人も全体の10%を超えていました。「寝付けない」(110人)、「朝、なかなか起きられない」(101人)と、健康的な睡眠を維持できない人も目立ちます。
専門家によると、こういった季節の変わり目の原因不明の体調不良(不定愁訴)、実は「気象病」とも呼ばれ、体調管理をすることで軽減することができるといいます。医師の谷口英喜先生に、秋の入り口の不定愁訴の対策について解説いただきました。
 
   【監修】 谷口英喜先生
済生会横浜市東部病院 患者支援センター長/周術期支援センター長/栄養部部長
 

教えて!「かくれ脱水」委員会 副委員長、日本麻酔学会指導医、日本集中治療医学会専門医、日本救急医学会専門医、TNT-Dメディカルアドバイザー。1991年、福島県立医科大学医学部卒業。栄養管理・麻酔・集中治療、経口補水療法、体液管理、臨床栄養、周術期体液が専門。
教えて!「かくれ脱水」委員会 副委員長、日本麻酔学会指導医、日本集中治療医学会専門医、日本救急医学会専門医、TNT-Dメディカルアドバイザー。1991年、福島県立医科大学医学部卒業。栄養管理・麻酔・集中治療、経口補水療法、体液管理、臨床栄養、周術期体液が専門。
 
 
季節の変わり目のだるさのメカニズム  
秋の始まりは、暑さで体力を消耗した夏の後に、気温や気圧の変化に対応しようとすることで自律神経が乱れ、様々な「不定愁訴」が起こる人が増えます。
寒暖差に対応するため自律神経の一つである交感神経優位が続くと、エネルギー消費が増え、疲れやだるさを感じやすくなります。自律神経には、体を活動的にする交感神経とリラックスさせる副交感神経があり、2つがバランスをとりながら、心臓や腸、胃、血管などの臓器の働きを司っています。この自律神経、自分の意思ではコントロールできず、ちょっとしたストレスでもバランスが乱れてしまいます。
秋への変わり目は寒暖差のみならず、気圧の変動も自律神経に影響します。耳の奥の中耳のさらに奥に位置する内耳が、気圧低下などの情報をキャッチし、内耳の前庭神経を通って脳に伝達されることで気圧や気温の変化に適応しようとします。しかし、この一連の反応は交感神経を優位にさせて興奮状態を作るので、体にとってはストレスに。結果、抑うつやめまいの悪化、心拍数の増加、血圧の上昇、慢性的な体の痛みが悪化するなどの症状が顕著になることがあります。
夏場にエアコンに過剰にあたっていたり、暑くて寝付けないなどで昼夜逆転してしまって生活リズムが乱れている、栄養不足や消化不良により腸内環境の悪化を起こしているなどの要因で、秋への移行期に自律神経が乱れやすくなります。その結果、気圧や気温の変化についていけない体になってしまうのです。
急激に涼しくなるこの時期、つとめて自律神経のバランスを整える生活習慣を身に着けることは非常に重要です。また、自律神経を整えることは、免疫力の維持にもつながり、気温が低下して風邪や新型コロナへの抵抗力が落ちてしまうリスクを低減することにもつながります。
 
 
秋バテを防ぐための対策  
1.規則正しい生活を。睡眠は6時間以上 1日は24時間なのに対して人間の身体のサイクルは実は25時間周期だといわれているので、体内時計を毎日リセットする必要がありますが、朝起きて太陽の光を目に入れることで体内時計が整い、自立神経が乱れにくくなるといわれます。
決まった時間に起床し、朝・昼・夜の食事を決まった時間に腹八分目に摂るという基本的なことを守ることが自律神経を整える一番の近道です。
睡眠は、疲労を回復するために最低でも6時間はとることをおすすめします。
質のいい睡眠にするために、眠る直前のブルーライトを避ける工夫、たとえば眠る前にパソコンやスマートフォン、テレビなどを見ないなどを心がけるのが好ましいです。
 
2.できれば毎日、軽く汗をかく程度の運動を。お風呂で汗をかくのでもOK 自律神経を整えるためにできることとして、軽く汗をかく程度の運動を毎日することを習慣づけるのもおすすめです。早歩きで10分程度歩く、ラジオ体操をする程度でもいいでしょう。
運動をする時間が取れないという人は、なるべくお風呂で湯舟に浸かって汗をかくことでも良いです。
40度くらいのお湯に20分は浸かるといいでしょう。
 
3.胃腸に負担をかけずに食物繊維を摂る 腸内環境が乱れることが自律神経バランスを崩す大きな要因になります。腸内の善玉菌が増え、消化がスムーズにできる環境を作るためには、善玉菌のエサになる食物繊維をたっぷり摂取することがおすすめです。
ただし、生野菜をたくさん食べる、などは、消化に時間がかかり胃腸に負担がかかります。味噌汁などで野菜を柔らかく茹でて食べる、食物繊維が豊富なユーグレナ飲料や青汁飲料を毎日飲むことを習慣づけるなどして、胃腸に負担をかけずに食物繊維をたっぷり摂るようにしましょう。
そのほか、乳酸菌を含むヨーグルトをユーグレナと合わせて摂ると善玉菌を増やす効果が上がるので、ユーグレナパウダーをかけたヨーグルトを朝食やおやつに取り入れるのもおすすめです。
 
4.水分補給を怠らない 水分不足は血流の低下につながり、知らない間に神経、臓器が酸素や栄養不足になり、不定愁訴につながることもあります。水分も、食事で摂る水分以外に飲み物で1日1.5リットル以上は摂るようにしましょう。緑茶やコーヒーなどのカフェイン飲料は利尿作用があるためそれらだけをガブ飲みするのではなく、麦茶や真水などを1日8回(朝起きたら・朝食時・午前中・昼食時・おやつ時・夕食時・入浴前・就寝前)など規則的にコップ1杯飲む習慣をつけるなど、脱水を起こさないようこまめに摂るのがおすすめです。
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管理栄養士が解説 「時間と微量栄養素を味方にする持続可能なダイエット」 /release/202207284434 Thu, 28 Jul 2022 15:00:00 +0900 ユーグレナ 株式会社ユーグレナは、2022年5月に20代から60代の男女717名を対象に、ダイエットを意識した食生活で心がけていることを調査しました。 服装も薄着になり体型が気になる夏、食生活におけるダイエット... 株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナは、2022年5月に20代から60代の男女717名を対象に、ダイエットを意識した食生活で心がけていることを調査しました。
服装も薄着になり体型が気になる夏、食生活におけるダイエット対策の傾向を受けて、栄養に詳しい管理栄養士のShie先生にアドバイスをいただきます。
 

 
 
調査の結果、食生活で心がけていることのトップ3が、「野菜から食べる」(444人)、「1日の摂取カロリーを減らす」(264人)、「食物繊維を摂る」(238人)となり、次いで「間食を控える・しない」(208人)、「糖質を減らす・絶つ」(168人)、「たんぱく質を(食事)摂る」(167人)が続きました。
対して、少数派だったのが「血糖値を保つべくなるべく間食をする」(10人)、「血糖値を保つべく小分けにして(4食以上)食べる」(11人)、「ファスティング(絶食)をする」(17人)、「野菜のみを食べる」(18人)でした。
 
血糖値コントロールのためにも有効であるといわれる「野菜から食べる」=「べジファースト」に関しては半数以上の人が心がけるほど一般化しているようですが、同じように血糖値コントロールに役立つとも言われる間食の活用や食事を小分けにするという工夫を心がけている人が非常に少ないことがわかりました。
この傾向を受け、より効果的に血糖値コントロールをするための食べ方、おすすめの食品に関してShie先生に解説いただきます。
 
 
 【監修】 Shie先生
 

管理栄養士、菓子・料理研究家。
大学卒業後、大手食品メーカーに研究員として16年在籍。サラダ・惣菜・調味料等の商品開発、商品価値を活かしたレシピ開発、美味しさの数値化等に従事。手掛けたレシピは1000以上。ヘルスケアアプリ部門ダウンロード1位取得のヘルスケアベンチャーに出向中は、管理栄養士監修のレシピ動画立上げと事業責任者を経験。ル・コルドンブルーにてグランディプロム(料理・菓子)取得。ワインエキスパート、離乳食アドバイザー等、その他多くの資格を保持し、料理・菓子分野において専門知識や理論に裏づけされた技術を磨く。2021年9月に独立後、レシピや商品開発、開発コンサル、コラム執筆、セミナー講師、フードコーディネート等に加え、東京港区にて理論を伝える料理・菓子教室の主宰、オーダーメイドスイーツの受注販売等も行う。2021年8月に発売された書籍「オートミール健康レシピ」はamazonにてベストセラーに。https://shielabo.com/
 
 
「野菜から食べる」=「ベジファースト」、正しい方法を知っていますか? 調査の結果からも「ベジファースト」はだいぶ浸透しているようです。べジファーストが推奨される主な理由の一つは、ヒトの消化酵素では消化されない水溶性の食物繊維が、水に溶けると粘性を増し、食べ物の胃での滞留時間を長くしてくれることで腸からゆっくり糖質が吸収され血糖値の急上昇を抑えてくれるからです。
しかし、白米の前に食べる量は、50gのサラダでは効果がでなかったという報告*1もあるように、ある程度の量の食物繊維を摂取する必要があるとされ、小鉢一つくらいでは足りない可能性がある*1のです。ベジファーストには十分な野菜量を、時間をかけ、よく噛んで食べることが重要です。
また、実は肉や魚などのたんぱく質を最初に食べることも効果的である可能性があり、これも胃の中の滞留時間が延長されることで急激な血糖値上昇が抑えられているからだと推測されています。*1
*1 食事の摂取順序による血糖値への影響(長崎女子短期大学紀要 第40号 平成27年度/古賀克彦氏)
 
 
やみくもに「1日の摂取カロリーを抑える」のは逆効果! “欠食”の中でも朝食の欠食は特に問題 調査の結果では、「1日の摂取カロリーを減らす」が多いのに加え、「1日3食はとらないようにしている」人が一定数います。食事を抜くことを“欠食”と呼びますが、欠食により、血糖値が下がったままの時間が長くなると、その後の食事後に血糖値が急激に上がります。その際にインスリンというホルモンが大量に出ることなどから、脂肪を貯め込み太りやすくなってしまいます。
 特に朝食の欠食が一番望ましくありません。まず、脳のエネルギー源となるブドウ糖が不足するため、1日の集中力や記憶力の低下につながります。ブドウ糖は体内に大量に貯蓄しておくことができませんので、常に補充する必要があります。
また、生活リズムを作る体内時計は、太陽の刺激以外に、食事によっても保たれているため、朝食の欠食は自律神経の乱れも引き起こすことに。食欲のコントロールや代謝の不調が起こり、昼食・夕食のドカ食いや代謝低下による太りやすさにつながるリスクもあります。自律神経は体温調節などの役割も担っているため、朝食抜きの生活は体の冷えにもつながり、ダイエット視点でも理想的ではありません。
欠食は、太りやすいからだを作ることにつながる恐れがあるため、食事の回数を減らすのではなく、食事の量や質を見直すことが重要です。
 
 
“間食”を味方につけるポイントは、微量栄養素 「間食を控える」人は多くみられ、「低糖質の菓子を活用する」人や「1日4食以上にすることを意識している人」は少ない模様。摂取カロリーを減らすために間食を我慢し、食事時間が長時間あいてしまうことで、かえって夕食のドカ食いなど、より太りやすい食習慣を引き起こすことのないよう、間食を上手に取り入れるのもおすすめです。
間食は、特に食事制限などの必要ない健康的な大人であれば、1日200kcal程度を目安に取り入れることが理想的*2。糖質や脂質たっぷりのお菓子を日常的にたくさん食べてしまうのは、ダイエットをしたい方には特におすすめできませんが、間食は日常の気分転換やリラックス、そして栄養補給の役割も果たします。カロリーや糖質が高すぎず、たんぱく質を多く含み、鉄分・カルシウム、食物繊維等の不足しがちな栄養素を補えるような間食を意識しましょう!
*2 間食のエネルギー(カロリー) e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp) より
 
ダイエットの落とし穴!不足していると痩せにくくなってしまう微量栄養素を知っておきましょう 糖質や脂質を控えることにフォーカスすると、おのずと食べる量や食品の種類も減り、微量栄養素等が不足しがちに。しかし、微量栄養素は、身体の必要な細胞を作り変えたり、脂肪を上手に代謝できる身体づくりには欠かせません。これらが不足することで、実は自ら痩せにくい体質にしてしまうリスクがあります。
 
ビタミンB群 身体の代謝などの働きに重要な役割を果たすビタミンB群は、ダイエット中にも意識して摂りたい栄養素。ビタミンB群は水溶性なので尿から体外へ排出されやすく、蓄積されにくいので、日々継続的に摂取することが重要です。
 
・ビタミンB1
糖質の代謝に必要で、不足するとエネルギー産生が滞り、疲労やだるさ、食欲不振などをひき起こします。
(含む食材:豚肉/赤身肉/全粒穀物/ナッツ/大豆/カリフラワー/ほうれん草など)
・ビタミンB2
糖質、脂質、たんぱく質の代謝に必要で、特に脂質代謝の際に多く消費されます。不足すると肌荒れや髪のトラブルにもつながることもあり、成長期の子供では慢性的な不足で成長障害もひきおこすことがあるので要注意です。
(含む食材:豚・牛・鶏のレバー/鶏肉/藻類/卵/豆類など)
・ナイアシン
糖質や脂質の代謝をサポート。ただし、肉や魚、大豆などでたんぱく質をとっていれば体内合成されるので不足することはほとんどありません。
(含む食材:鶏胸肉/カツオ/たらこ/マグロ/豚・牛レバー/鶏ささみ/落花生など)
・ビタミンB6
たんぱく質の代謝に必要で、たんぱく質を多くとる人ほど必要量が増えます。
(含む食材:にんにく/牛レバー/ピスタチオ/黒まぐろ赤身など)
 
鉄分 エネルギー代謝を行う酵素の構成成分になっています。不足すると貧血だけでなく、全身倦怠感にもつながります。日本人に特に不足しがちな栄養素の一つなので、積極的に摂取が必要です。
動物性のヘム鉄は吸収率が高く、植物性の非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップします。
(含む食材:動物性はレバー、赤身肉など。植物性はプルーン、レーズンなど)
 
亜鉛 筋肉を作るたんぱく質合成に関与しており、カルシウムや鉄等ほどではないですが不足する傾向にあるといわれる栄養素の一つです。
(含む食材:牡蠣/豚レバー/牛赤身肉/小麦胚芽/カシューナッツ/卵など)
 
カルシウム カルシウムは細胞や筋肉、神経の働きを助ける栄養素。筋肉の収縮にも不可欠なので、ダイエットの際の運動にも重要な働きを担います。日本人に不足しがちな栄養素なので積極的に摂取するように心がけましょう。
(含む食材:牛乳/ヨーグルト/チーズ/骨ごと食べられる小魚/豆腐/納豆/野菜類/藻類)
 
 これらの微量栄養素を含む代表的な食品を毎日コンスタントに摂るのは大変ですが、間食にビタミン・ミネラルを幅広く含む食品を足すことで、無理なく不足を補うことができます。
 
 
ダイエット中におすすめの間食メニューとは?  
1)より優れた栄養価にしてくれるユーグレナパウダーをかける
 

 
藻類のユーグレナは、ユーグレナにのみ含まれる食物繊維「パラミロン」のほか、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、鉄、亜鉛などの微量栄養素を豊富に含む非常に栄養価の高い食品です。
もともと海苔やわかめなどと同じ藻類の一種なので低カロリーで、個体が非常に小さいために乾燥パウダーで販売されています。
最近ではフルーツ味のように、牛乳やヨーグルトとミックスしてもおいしく食べやすいものも市販されています。
 
 このフルーツ味のユーグレナパウダー※3をヨーグルト(100g=56Kcal*4)と混ぜても約70Kcal程度、牛乳1杯分(200ml=122Kcal*5)に溶かしても140kcal程度です。低カロリーながら、不足しがちな栄養素であるカルシウムや他の微量栄養素、そしてたんぱく質等も補える、美味しい間食になり、手間なく摂取できる上、ヘルシーなのも理想的です。
また、豆乳にミックスするのもおすすめです。豆乳は牛乳には含まれない鉄分を含み、牛乳よりもエネルギー・糖質・脂質が低い食品です。カルシウム不足が気になる時は牛乳(カルシウム量は豆乳の約7.3倍)、炭水化物の摂りすぎや、鉄分不足が気になる時は豆乳などの使い分けをすると良いかもしれません。
 
*3 からだにユーグレナ やさしいフルーツオレパウダー https://online.euglena.jp/shop/g/g100002-110034100/
*4 ヨーグルト 100g:56kcal 日本食品標準成分表2020(八訂))
*5 普通牛乳コップ一杯200ml:122Kcal 日本食品標準成分表2020(八訂))
 
 
2)小麦胚芽クラッカーのユーグレナ・プロセスチーズサンド
 

 
プロセスチーズはチーズの中でもカルシウムやたんぱく質を多く含みます。カルシウムはクリームチーズの9倍、モッツアレラチーズの約2倍もの量を含み、たんぱく質も20gあたり4.5gと多く含まれます。牛乳よりも糖質が低いこともポイントの一つで、ダイエット中の間食に取り入れたい食材です。小麦胚芽クラッカーは、 糖 質も高くなく、食物繊維や鉄など日本人に不足しがちな栄養素を含む傾向にあります。この小麦胚芽クラッカーにプロセスチーズをのせ、少量の水で溶いたユーグレナパウダーをかけてサンドするだけで、栄養素に配慮した、さっと作れる簡単おやつの完成です。甘しょっぱさとサクッとした食感が美味しく、満足感も得られるのもポイントです。
 
夕食の時間が遅くなりがちな人の間食は炭水化物でもOK!? 仕事などで夕食が21時以降といった遅い時間になってしまうという場合は、夕食を分ける”分食”がおすすめです。夕方にまず、主食である炭水化物の間食をして、夕食として野菜、たんぱく質系の主菜(おかず)を食べるという食事を分割する方法です。
同じ内容の食事でも、遅い時間に摂取する方がエネルギーを消費しにくいことや、空腹状態が持続することで血糖値の急上昇を招くことなどが肥満につながりやすいと言えますが、そうした状況が夕食を分けることで軽減されると言われています。
 
 
商品情報  

商品名:からだにユーグレナ やさしいフルーツオレパウダー(30杯分)
名称:ユーグレナグラシリス加工食品
価格:4,700円(税抜)
容量:135g ※30杯分
原材料: 黒糖(さとうきび(沖縄産))、ユーグレナグラシリス粉末、果糖、有機大麦若葉粉末、バナナパウダー、ガラクトオリゴ糖、りんご果汁パウダー、パインアップル果汁パウダー、レモン果汁パウダー、乳酸菌(殺菌)/香料、リンゴ酸、クエン酸、増粘剤 (キサンタン)、ビタミンD、(一部にバナナ・りんご・大豆を含む)
※アレルギー物質(28品目中)バナナ、りんご、大豆
 
特長:
・牛乳や植物性ミルクなどに溶かして飲めるほかヨーグルトに混ぜるなどアレンジ自由。お子さまから大人までおいしく飲めるやさしい味わいに仕上げることで、毎日続けられるおいしさを実現
・やさしい味わいと強い身体づくりをサポートする沖縄県産黒糖を使用
・野菜ジュースと青汁、ヨーグルトの栄養素がぎゅっと1杯に濃縮
・栄養素が豊富な石垣島ユーグレナ10億個(約1,000mg)配合(1杯当たり)
・まもり続ける高濃度乳酸菌1,000億個配合(1杯当たり)
・保存料・合成着色料・人工甘味料不使用、カフェイン・トランス脂肪酸フリー
・プラスチック使用量を減らした紙エコパウチ
・計量スプーンはバイオマスプラスチックを使用(公式通販サイト「ユーグレナ・オンライン」で初回のみ付属)
発売日:2022年4月19日(火)
 
販売場所:
・公式通販サイト「ユーグレナ・オンライン」 https://online.euglena.jp/shop/g/g100002-110034100/
・インターネットモール(Amazon、楽天市場店、PayPayモール)
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医師がアドバイス「免疫力を高める食品の効果的な食べ方とは」日比野佐和子先生監修 /release/202201226429 Mon, 24 Jan 2022 11:00:00 +0900 ユーグレナ 株式会社ユーグレナは、2021年12月に20代から60代の男女1000人を対象に、「免疫力向上のため積極的に食べているもの」に関して調査しました。その結果をうけ、免疫に詳しい日比野佐和子先生から、食... 株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナは、2021年12月に20代から60代の男女1000人を対象に、「免疫力向上のため積極的に食べているもの」に関して調査しました。その結果をうけ、免疫に詳しい日比野佐和子先生から、食生活でより効果的に免疫力を高める方法をアドバイスいただきます。
 
調査:免疫力向上のため積極的に食べているものは? 株式会社ユーグレナ調査(全国の20代~60代男女1000名対象。2021年12月実施。複数回答)

 
調査の結果、免疫力を高めるために摂取している食品のトップ3が「ヨーグルト」(443人)、「肉・魚・卵(たんぱく質)」(389人)、「納豆」(383人)となり、次いで「緑黄色野菜」(331人)、「コーヒー」(259人)、「チーズ」「キノコ」(ともに258人)が続きました。
 
 
【監修者】 皮膚科医 日比野 佐和子(ひびのさわこ) 先生 日比野佐和子先生


「ヨーグルト、納豆、そしてチーズなどの発酵食品が免疫力を高めるのに有効であるという知識を持っている人が多いことは素晴らしいことです。よりパワフルに免疫力を高めることを意識した食生活を送るため、毎日の習慣に取り入れやすい方法としては、調味料に味噌や醤油などの発酵食品を選択するなどのちょっとした習慣を足していくことです。それにより、より腸内環境を整え、免疫機能を高めることに寄与できそうです。また、ヨーグルトの摂り方で菌の効果を最大限に高めるコツも後述します。
 
免疫細胞を作るために不可欠で、私たちの身体の細胞・組織を作るための基礎でもあるたんぱく質を摂取できている人が多いのもいいことですね。そして、ビタミンやミネラルを積極的に摂る意識で緑黄色野菜を摂取できていますね。緑黄色野菜も生で食べるか調理して食べるかで免疫効果が大きく変わる場合があります。より深い知識を身につけてせっかくの野菜の栄養素を存分に活かせるようにしましょう。
 
逆に、より意識してほしいのが、善玉菌のエサとなり免疫力向上にも直結する食物繊維を摂取することの習慣化。日常的に食べる主食を白米から玄米や胚芽米にしてみる、オートミールや雑穀もメニューに取り入れてみるなどの工夫や、キノコ、ワカメ、ユーグレナといった海藻類を毎日摂る習慣を心がけて欲しいです。実は、ユーグレナはワカメや昆布と同じ藻の仲間なんです。そして、このユーグレナには、ビタミン、ミネラル、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素も含まれているんです。」(日比野佐和子先生)
 
 
免疫力を高める食品の、効果を最大限に活かす食べ方 調査の選択肢はいずれも免疫力を高めるとして、なんらかの効果が得られるといわれる食品です。これらの食品も、実はちょっとしたコツでもっと効果的に免疫力を高めることができる摂り方があります。
 
 
免疫力向上の鉄板・ヨーグルト習慣、さらに結果を出すには“食後”に〇〇と一緒に摂る! ヨーグルトに含まれる乳酸菌、ビフィズス菌は免疫力を高めるのに役立ちます。量としては毎日200g摂るのがおすすめ。ただし、胃酸などの影響で腸に届く前までに死んでしまう場合もあるので、食後に食べましょう。また、ヨーグルトの効果をさらに高めてくれるのが、パラミロン(β-1,3-グルカン)という多糖類の成分を持つユーグレナ。パラミロンは腸内で乳酸菌をより活性化させる効果が確認されており、ユーグレナパウダーとヨーグルトをあわせて摂るのが非常におすすめ。ユーグレナ単体でも、豊富な栄養素とパラミロンによって免疫サポート効果が期待できるといわれています。
 
 
ファイトケミカルの宝庫、野菜の食べ方のOKとNG 免疫力を高めるために積極的に取り入れたい野菜。ビタミンやミネラルのほか、免疫バランスを調整してくれる抗酸化物質などを多様に含みますが、実はより効果を得るために食べ方に工夫が要るものがあります。
 
●ビタミン、ミネラルは生野菜で摂る…は、むしろ間違い!?
野菜などはビタミンや酵素をそのまま摂るために生野菜で食べる、そう考える方は多いかもしれません。しかし、実は免疫力向上には野菜スープにするのがおすすめ。野菜スープにすると、いろいろな野菜の抗酸化作用が約10~100倍になるといわれます。
野菜はできる限り皮や葉ごと、スープにするのがおすすめです。なぜなら、野菜の皮や葉にこそ、害虫や紫外線から身を守るための成分である各種のファイトケミカルがたっぷり含まれるからです。
ファイトケミカルとは、植物が紫外線や有害物質、害虫などの害から身を守るために作り出した色素や香り、アク、辛味などの機能性成分です。
 
数千種類以上あるファイトケミカルには抗酸化作用を持つものが多いことから、抗酸化作用による老化予防が期待できるほか、代謝の促進、免疫力向上、脳機能の強化など、種類によって多様な働きがあると言われています。例えば「アントシアニン」「カテキン」「リコピン」など耳にしたことがある成分も、ファイトケミカルに含まれます。
ただ、ファイトケミカルは細胞壁にしっかり守られているので、じっくり煮込んでスープの中にファイトケミカルが浸みだしてくるように調理しましょう。
 
 ● 油と調理するべき野菜
ビタミンAが豊富なニンジンは免疫力向上におすすめの緑黄色野菜ですが、皮と葉も一緒に食べることでより豊富なビタミンAを摂取できます。せっかくニンジンを食べるのであれば皮ごとおろす、蒸す、葉をスープに入れて食べるなど、まるごと食べる調理法を試してみていただきたいです。
また、油と調理することでビタミンAとテルペンの吸収率がアップするので、油で炒めるのが非常におすすめです。テルペンとは、植物にたえず進入しようとする有害な微生物(菌や細菌)、有害な昆虫から身を守るために植物自身が自己防衛のためにつくりあげてきた物質の一種で、この成分も免疫バランス増強の一助になるのではと考えられます。
 
トマトに含まれるファイトケミカルであるリコピンは、β-カロテンの約2倍、ビタミンEの約100倍もの抗酸化作用を持つといわれています。身体の細胞の抗酸化効果が期待できる栄養素も、免疫細胞が老化したり、弱ってしまうのをセーブしてくれることが期待できます。リコピンも油と一緒に摂ると吸収率がアップするので、サラダでトマトを食べるときは必ずドレッシングと一緒にいただくようにしましょう。
 
また、炒めたりサラダにかけるオイルにも注意しましょう。飲食店や家庭で使われる多くのサラダ油はリノール酸を含んでいます。リノール酸は体内に入ると炎症を誘発するアラキドン酸に変化してしまいます。特に腸管の細胞は炎症を起こしやすく、炎症を起こすと免疫力が低下してしまいます。オリーブオイル、アマニ油、エゴマ油、魚油などを取りいれるようにしましょう。
 
 ● 細かく刻まないと意味がない野菜は?
免疫力向上にニンニクを取り入れるという方もいますが、焼いてそのまま丸ごと食べるだけでは実はもったいないのです。ニンニクはビタミンB6を豊富に含みます。ニンニクは細かく刻むことでアリイナーゼいう酵素がアリインに反応し、アリシンという疲労回復効果、殺菌効果、強壮作用などの多彩な薬効を生み出す成分になります。アリシンはビタミンB1と結合し、免疫機能を正常に維持するのに役立つビタミンB6の働きを高めてくれるのです。
 
 ● よく噛むことで免疫力が高まる野菜は?
ブロッコリーには強い解毒作用や抗酸化作用を持つスルフォラファンが多く、新芽のスプラウトは特に豊富です。しかし、よく噛まないとスルフォラファンは生成されないので、ブロッコリーはしっかり噛んで食べることを心がけましょう。
 
 
日々の飲み物、おすすめは緑茶とコーヒー お茶やコーヒーを毎日一定量飲むという方は多いのではないでしょうか?これらの飲み物も免疫力向上に役立ちますが、実は、意識すべき飲み方があるのです。
 
①緑茶は熱くして飲む?冷たくして飲む?
緑茶に含まれるカテキンは抗菌・殺菌作用、抗酸化作用に優れたファイトケミカルの代表格です。
緑茶には複数のカテキンが含まれますが、特に「エピガロカテキン(EGC)」と「エピガロカテキンガレート(EGCG)」に注目を。
カテキンの中でも、免疫細胞のマクロファージを活性化させる作用が最大と言われている「エピガロカテキン(EGC)」は低温状態でより多く抽出されるため、氷水で入れる「氷出し」で飲むとより多く摂れます。一方、ビタミンCの数十倍といわれる抗酸化作用を持ち、老化を防いで免疫力を向上させるといわれる「エピガロカテキンガレート(EGCG)」は、20度以下の低温では抽出されにくいため、70~80度のお湯でなるべく時間をかけて入れましょう。
いずれのカテキンも煮え切った熱湯をかけると変性してしまいせっかくの効果がなくなってしまうので、緑茶は水出しか70~80度で入れるようにしましょう。
 
②コーヒーも免疫力向上に役立つ。1日何杯までOK?
コーヒーに含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」にも抗酸化作用があり、免疫バランスの調整に役立ちます。しかし、飲みすぎは胃を荒らしてしまい逆に免疫バランス機能を下げてしまうおそれも。1杯のコーヒー(約150ml)に含まれるカフェインを90mgとし、1日400mgまでの摂取であればリスクがないというのが一般的な見解です。子供や妊婦、授乳中の人を除く成人では1日3~4杯を目安にしましょう。
 
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いつから、何をするのが正解!? 医師が教える、発症する前に今知っておきたい花粉症の原因と対策 /release/202112104759 Tue, 14 Dec 2021 11:00:00 +0900 ユーグレナ 株式会社ユーグレナは、2021年11月に「花粉症と診断された、または診断されていないが自身が花粉症であると思っている20代~60代の男女200人」を対象に、花粉症対策として実行していることを調査しま...  
 
調査結果:花粉症対策、何をしている?
 
花粉防備策としては、圧倒的に多いのが「マスクの使用」(78%)でした。次いで、「サングラス・眼鏡をする」(22%)、「部屋で空気清浄機・エアコンの花粉対策機能を使う」(20%)となりました。
予防のための習慣は、「手洗い・うがい」(54.5%)が最も多くなりました。次いで「自宅に入る前に衣服をはたく」(22%)、「よく眠る」(18.5%)となりました。また、「顔を洗う」(15.5%)に次いで「シャワーを浴びる」(11.5%)と「鼻うがい」(11.5%)が並立となりました。
治療・薬などの使用に関しては、「花粉症の薬を服用する」(61%)、「目薬をさす」(55.5%)、「病院へ行く」(28%)、「鼻クリームを塗る」(6.2%)の順になりました。
食事での対策としては、「ヨーグルト・乳酸菌飲料などをとる」(33.5%)、「緑茶を飲む(カテキン)」(12.5%)、「キムチ・味噌などの発酵食品をとる」(11%)が上位となりました。
 
2021年12月に日本気象協会が発表した「2022年春の花粉飛散予測 第2報」によると、花粉の飛び始めは早いところでは2月上旬から始まり、飛散量は東海から北海道では前シーズン(2021年春)に比べて多くなると予測されています。年が明け、少し経てばもう花粉症が辛い季節が到来します。いざ、本格シーズンインしてから対策するという方、実はそれでは遅いそうです。花粉症は、免疫バランスや自律神経バランスを整えておくことで、発症を遅らせることや症状を軽減させることができるといいます。免疫バランスや栄養に詳しい医師の石原新菜先生に、花粉症の原因と対策を解説いただきます。
 
 
【監修】
医師・イシハラクリニック副院長/ヒポクラティック・サナトリウム副施設長/健康ソムリエ講師
 

1980年長崎県生まれ。小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。​クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすいキャラクターで、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書は 13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』、『研修医ニーナの731日』等30冊を数え、韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳され出版されている。​日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。二児の母。法人社団康梓会 Y'sサイエンスクリニック広尾統括院長、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授、医学博士。内科医、皮膚科医、眼科医、アンチエイジングドクター(日本抗加齢医学会専門医)。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、(財)ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長などを歴任。中医学、ホルモン療法、プラセンタ療法、植物療法(フィトテラピー)、アフェレーシス療法(血液浄化療法)などを専門とする。アンチエイジングの第一人者として国際的に活躍するほか、テレビや雑誌などにも数多く出演。
 
 
「花粉症の症状をなるべく和らげるには、粘膜に付着する花粉の量をいかに減らすかが重要。アレルギー反応が起こるマスト細胞が皮膚や粘膜に多く分布しているため、花粉症の症状は目や鼻、気道、皮膚に出やすいです。アレルギー症状を防ぐには、マスクや衣服、メガネなどを活用してなるべく皮膚や粘膜に花粉を付着させないこと、付着した花粉をすぐに洗い流すこと、目薬をするようにしましょう。
近年話題にのぼる鼻うがいや鼻に塗って花粉が粘膜につかないようにする市販のものを使うのも良いと思います。
からだを温めるか冷やすかは、基礎免疫力を維持するためにはからだを冷やさないようにすべきですが、あまりに痒みがあるときなどは長時間湯船につからず、シャワーで済ませるのがよいと思います。」(石原先生)
 
「乳酸菌やカテキンなどのメジャーな食品以外にも、青魚に含まれるEPAやユーグレナに含まれる食物繊維パラミロンなど、アレルギーに効果が見込める成分が多数見つかっています。それらの情報をアップデートして、より高度なアレルギー対策に取り組んでいってほしいと思います。免疫バランス強化には少なくとも3か月以上はかかるといわれますので、今から花粉症に備えた食生活を送っておきましょう。」(石原先生)
 
 
 
花粉症のメカニズム  
花粉症とは、鼻腔内や目の粘膜に付着したスギなどの植物の花粉に対する免疫反応によって、鼻水が出る、涙が出るなどのアレルギー症状が引き起こされること。体内に入ってきた異物に対抗するための「抗体」が過剰に反応することによって、粘膜の炎症からくしゃみや鼻水、目のかゆみや充血が引き起こされ、皮膚にはかゆみや赤みなどを発症するのが花粉症です。
本来は、花粉やダニなどは人体に無害であることも多いのですが、身体がこれらに過敏に反応し、必要以上に攻撃してしまうことによって、くしゃみや鼻水、かゆみといった症状が出ます。
この「抗体」をコントロールしてくれるのが、“免疫バランス”なのです。
 
 
“免疫のバランス”はどう保たれている?  
●2種類の免疫細胞(「Th1細胞」と「Th2細胞」)のバランスが、“免疫バランス”
 

 
病原菌やアレルゲンが体に入ると、第一関門になってくれる免疫細胞の「マクロファージ」がそれを食べ(ここまでの仕組みを「自然免疫」といいます)、その異物の情報をキャッチ。抗体を作る司令塔であるリンパ球の一種である免疫細胞「ヘルパーT細胞」にその情報を伝えます。
 
侵入者に関する情報を受け取った「ヘルパーT細胞(Th細胞)」は、それが『菌やウィルスなどの病原体』の場合は「Th1細胞」に、『ダニ・カビ・花粉などのアレルゲン』の場合は「Th2細胞」に変化します。
 
「Th1細胞」と「Th2細胞」は、いずれも、「B細胞」に「抗体を作れ」という指令を出し、抗体が作られます。「Th1細胞」は「B細胞」に対して“菌やウィルスといった病原体向け”の抗体を作るよう指令し、「Th2細胞」は“ダニ・カビ・花粉などのアレルゲン向け”の抗体(これが花粉症の原因の「IgE抗体」)を作るよう指令します。B細胞はそれぞれに指令された抗体を作ります。こうして作られた抗体が、侵入した異物にくっついて無力化することで、病気などに感染しないようになるのが免疫機能です。
 
●花粉症を起こすのは「Th2細胞」が過剰に反応するとき
「Th2細胞」が過剰に反応してしまうと、「IgE抗体」が必要以上に放出され、これが花粉症の原因になります。余分な「IgE抗体」が「マスト細胞」という細胞に結合してしまい、マスト細胞が「ヒスタミン」や「セロトニン」など、炎症の原因物質を放出するのです。これがくしゃみや鼻水、かゆみなどを引き起こします。
 
Th1細胞とTh2細胞は、互いに「情報伝達物質(=「サイトカイン」。どんな抗体を作るのか指示する物質)」をバランスよく放出することによってお互いが暴走しないように抑制しあっているというのが定説です。
Th1細胞とTh2細胞の活動バランスが崩れる原因はまだ解明されていませんが、近年の雑菌やウィルスにさらされない生活環境が影響している可能性があるといわれています。
菌やウィルスに対抗するための「Th1細胞」がはたらく機会が減っていることから、「Th2細胞」が過剰に働きがちになるという説があります。
この2年はコロナ禍で積極的にウィルス殺菌などをしてきたことから、もしかしたらより「Th1細胞」の出番が少なく、「Th2細胞」が過剰に活発化してしまう可能性もあります。
 
●加齢とともに花粉症を発症しやすくなる理由
人間の細胞の能力は、20歳をピークに年齢とともに低下するといわれます。免疫細胞の機能や免疫バランスを維持する力は年齢とともに低下していくため、大人になってから花粉症になる人が多いというわけです。
加齢のほかにも、バランスの悪い食生活、ストレス、環境汚染、抗生物質などの常用などによって花粉症リスクが高まるおそれがあります。
 
 
 
花粉症の症状をやわらげる食生活は?  
身体自体をアレルギーに対抗できる状態に整えるための食生活のポイントは、
①皮膚や粘膜を丈夫にすること ②腸内環境を整えること ③免疫バランスを整えること
この3点を意識することです。
 
①皮膚や粘膜を丈夫にするには…  
 ● たんぱく質を摂る(大豆・肉・魚・卵)
免疫細胞自体を元気にしたり、皮膚や粘膜を丈夫にするために欠かせないのがたんぱく質。
納豆、豆腐といった大豆製品を毎日の食事に取り入れたり、肉や魚、卵などをおかずにして、必ず毎食たんぱく質を取り入れる工夫をしましょう。
大豆製品には粘膜を強くするビタミンB群、腸内環境を整える食物繊維も豊富。肉類には免疫力維持におすすめの亜鉛も豊富です。魚に含まれるEPA、DHAという不飽和脂肪酸(オメガ3)は血流を促進し、免疫バランスを整えるといわれています。
卵の卵黄には皮膚や粘膜を丈夫にしてくれるビタミンA(レチノール)、ビタミンEも多く含まれます。
 
 
②腸内環境を整えるには…  
 ● 乳酸菌をとる
免疫細胞の約7割が腸に集まっているので、腸内環境を整え、免疫細胞を活性化することは重要です。
ぬか漬け、キムチ、納豆、味噌、切り干し大根などから植物性乳酸菌を摂ることで腸内環境が整います。
ぬか漬けのぬか自体も洗ってしまわず、軽くふく程度で野菜と一緒に食べましょう。米ぬかを乾燥した米ぬかパウダーをお味噌汁やごはん、おかずなどにかけるなどで習慣化するのもおすすめ。
食べる点滴ともいわれる甘酒の麹菌も、腸内環境をよくすることにつながります。
乳酸菌と皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンAやビタミンB群を含むヨーグルトもいいでしょう。
 
 ● 食物繊維をとる
食物繊維が豊富な食品としては、麦や雑穀などの穀類、さつまいもやこんにゃくなどのいも類、豆やおからなどの豆類、ごぼうなどの野菜類、アボカド、きんかん、ドライフルーツなどの果物類、きのこ類、わかめひじきなどの藻類があります。
きのこ類はとくにおすすめで、食物繊維の中でもきのこ類に含まれる「β-グルカン」には免疫細胞を活性化する作用があるといわれています。他にも、皮膚や粘膜を保護する効果、精神を落ち着かせてくれる効果のあるビタミンB1やB6、ナイアシンも含まれています。自分の好きなきのこでいいので、積極的に摂るようにしましょう。
 
③免疫バランスを整えるには…  
●Th1細胞とTh2細胞のバランスを調える「パラミロン」
パウダー状のものやドリンク状の製品で売っている、「藻類(も)」の一種ユーグレナだけが持っている「パラミロン」という食物繊維に、Th1細胞とTh2細胞の働きのバランスを整える作用があることがわかっています。
「パラミロン」には“トゲ”のように突起した箇所があり、これが病原体が持つ“トゲ”の部分(糖鎖)に似た形状をしています。そのため、「パラミロン」を身体に取り込むことで異物として認識され、普段は活性化していない「Th1細胞」が活性化し、Th1細胞とTh2細胞の活性のバランスが整うというメカニズムです。
また、「パラミロン」には、自律神経を整え、睡眠の質を向上させたり、疲労を回復させる効果があるともいわれるので、集中力が下がりストレスのたまる花粉症シーズンにはその側面でもおすすめ。
 
●マクロファージを活性化するといわれる「LPS(リポポリサッカライド)」
水の中や土の中にいる細菌由来成分のLPS(リポポリサッカライド)は、体内に入ったアレルゲンを食べてくれるマクロファージを活性化するといわれており、めかぶ、わかめ、れんこんなどに多く含まれています。また、漢方の「葛根湯」の原料である「葛根(クズの根)」 にも多く含まれている成分で、アレルギー予防にはくず湯を飲んだり、お味噌汁にくず湯を混ぜて習慣化するのもおすすめです。
 
●身体を温める食材を選ぶようにする
体温が下がると免疫機能も低下するといわれています。免疫細胞が最も活発に働くのは体温が36.5度のときだといわれるので、36.5度以上をキープすることを目指しましょう。
身体を温める食材は「陽性食品」といわれ、北方産、濃い色、堅い、土の中のもの、精製していないものといった特徴を持つものが多いです。下記のようなものが該当します。
 
チーズ/玄米・黒パン・そば/根菜(玉ねぎ・にんじんなど)/赤身の肉、魚介類
りんご・さくらんぼ・ぶどう/納豆・あずき・黒豆
紅茶・ココア・ウーロン茶/塩・みそ・醤油/黒ごま・黒砂糖・和菓子
 
●チョコレートなどのポリフェノール
ポリフェノールは、もともと、植物が有害なものから自身を守るために作り出す成分「ファイトケミカル」の一種。赤ワインのポリフェノールやチョコレートに含まれるカカオポリフェノールには免疫バランスを整える効果があるのは有名。コーヒーに含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」も抗酸化作用が高く、免疫バランスを整えるのに役立つといわれます。
 
 
花粉症をやわらげる入浴テクニック  
夜、入浴せずにそのまま就寝してしまうと、身体に付着した花粉(アレルゲン)を眠っている間にも触れていることになり症状が悪化してしまうおそれもあるので、必ずシャワーだけでもお風呂には入りましょう。シャワーやお風呂のお湯を42℃を超える高温にしてしまうと、アレルギー症状を悪化させるヒスタミンが分泌されやすくなってしまうので注意しましょう。また、お風呂で湯気を吸い込むことで、鼻の内側に湿り気が出て、粘膜に付着している花粉を排出しやすくなったり、一時的に鼻腔の充血を改善して鼻づまりを改善してくれる効果もあります。
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親として知っておくべき 子どもの体質悩み改善のためのおすすめ習慣 /release/202108319398 Tue, 31 Aug 2021 13:00:00 +0900 ユーグレナ 株式会社ユーグレナは、2021年8月、1歳から5歳の子どもを持つ親200人を対象に、同居している子どもの体質などに関する悩みについて調査を実施しました。その結果、悩みの1位が「好きなものしか食べない...
株式会社ユーグレナは、2021年8月、1歳から5歳の子どもを持つ親200人を対象に、同居している子どもの体質などに関する悩みについて調査を実施しました。その結果、悩みの1位が「好きなものしか食べない(77人)」、2位「野菜を食べてくれない(48人)」とトップ2が偏食傾向への悩みでした。次いで、「なかなか寝ない(46人)」、「落ち着きがない(40人)」のほか、「食が細い(29人)」や、「癇癪を起こしやすい(27人)」「肌がかぶれやすい・弱い(26人)」が続きます。
栄養バランスや生活のリズム、そして情緒の安定性に関する悩みが並びますが、これらにどう対策してあげるべきなのでしょうか? 医師の石原新菜先生に解説いただきます。
 
 
【監修】 石原新菜(いしはら にいな)先生 プロフィール 医師・イシハラクリニック副院長/ヒポクラティック・サナトリウム副施設長/健康ソムリエ講師
 
石原新菜先生
 
1980年長崎県生まれ。小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。​クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすいキャラクターで、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書は 13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』、『研修医ニーナの731日』” 等30冊を数え、韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳され出版されている。​日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。二児の母。
 
 
子どもは本能で好き嫌いがあるので、嫌いなものを無理に食べさせる必要はありません。だんだんと食べられるようになるので焦らなくて大丈夫です。食べられるものの中からバランスよく、ビタミン、ミネラル、食物繊維をしっかり摂ることを意識しましょう。トマトが嫌いでもカボチャが好きならばカボチャで、のように。
 
なかなか寝付けないのは、近年は親も忙しく生活リズムが狂いがちになってしまうこと、また、デジタルコンテンツの光刺激のせいもあるでしょう。光刺激は脳を興奮させ、睡眠のホルモンであるメラトニンの分泌を抑えてしまいます。また、1日の運動量が少ない可能性も。体が疲れると、ぐっと深い睡眠になるので運動させることも大事です。
体が冷えていることも寝つきの悪さの原因になるので、毎日、湯船でしっかり温まることも大事です。
また、睡眠リズムと情緒の安定性、いずれも自律神経が左右します。自律神経は腸内環境とも連携していることから、腸内環境を理想的にする工夫も睡眠や癇癪などの情緒の安定につながります。
 
 
習慣にしたい食べ物  
発酵食品と食物繊維で腸からハッピーホルモンを出す、毎日摂りたい食品 ハッピーホルモンといわれるセロトニンの9割は腸で作られると言われています。腸内環境のために子どもに積極的に食べさせたい食品は、発酵食品と食物繊維。発酵食品から摂った良い菌を腸の中で育てるには、エサとなる食物繊維もしっかり摂ることが大事。
 
 
●おすすめの発酵食品… 納豆、ヨーグルト、味噌、お酢
 

納豆や味噌、ヨーグルトの健康効果は有名です。腸内環境を整えてくれることで自律神経や免疫機能への関与も期待できます。納豆とお味噌汁は毎日食べさせるのがおすすめです。お味噌は体を温める食品で、温かいお味噌汁で摂ると腸を温める効果もあって非常に理想的です。朝ごはんに取り入れるのが特におすすめです。
お酢も酢酸菌という、腸内細菌のエサとなる菌を腸に入れるためにぜひ摂りましょう。お味噌汁、牛乳にお酢ひとさじを入れることで毎日ちょっとずつ摂らせることができます。
 
 
 ● おすすめの食物繊維豊富な食品… ユーグレナ、アーモンド、カカオ(ココア)
 

 
ユーグレナは、ワカメや昆布と同じ藻の一種。動物と植物の両方の特徴を持っており、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素をバランスよく含んでいる食品。子どもがユーグレナを含む飲料を摂取することで、便通の回数が増えたり、睡眠の質が上がったという報告事例もあります。また、子どものアトピー性皮膚炎症状が軽減される可能性を示唆する研究成果も出ています。子どもが喜んで飲む味付けになっているドリンクもあり、いちばんの悩みでもあった野菜嫌いな子にビタミン・ミネラルなどを補わせるのにも手軽に取り入れられます。
 
アーモンドは総重量の約1割もの食物繊維を含む食品で、摂取した栄養をエネルギーに変えるはたらきや、肌や粘膜の健康を保護するはたらきが。得に成長期に不足すると成長障害を起こすビタミンB2も豊富なことから子どもにぜひ食べさせたい食品。
 
カカオも、実はごぼうやセロリよりも食物繊維が豊富といわれる食品。それ以外にも一緒に含まれているポリフェノールにも自律神経を整える効果があるといわれています。カルシウム、マグネシウム、ミネラルも豊富です。
 
塩も体温上昇のために重要 子どもに塩分を過剰に摂らせないようにしようという親も多いようですが、過度に薄味にしすぎる必要はありません。塩は体温を上げる働きがあるので、不足していると体温の低下につながります。
食事をあまり食べないのは、もしかしたら塩気が少なくて美味しく感じられていないからかもしれず、逆に量を食べ過ぎてしまう子は、必要な塩分量を摂れるまで本能で食べ続けてしまっているのかも。
子どものおかずは薄味すぎない味付けで。
 
「辛い・酸っぱい・苦い」をとる“嫌なもの反射”も腸にいい 辛いもの、酸っぱいもの、苦いものは子どもが「ちょっとまずいかな?」とびっくりしますが、実はこの“嫌なもの反射”が、腸を適度に活性化し、免疫機能などにいい影響を及ぼす可能性があるといわれています。調味料や薬味、レモン汁などを食事の中で味合わせるのも健康な腸づくりに役立ちます。
 
 
食べ方のポイント  
あごを動かしてしっかり噛んで食べる 食べ物をよく噛むことで唾液に含まれる消化酵素アミラーゼが混ざりやすくなり、消化が早まります。
食べ物をよく噛まないと内臓に負担がかかり、内臓が疲れることで自律神経の働きも悪化します。
また、噛む行為は自律神経やセロトニン神経を刺激してくれるといわれる「リズム運動」のひとつ。しっかり噛むことで幸せホルモンのセロトニンが分泌され、強い心を育てることにもつながりうるのです。
「10回噛んで食べよう」と習慣づけましょう。
 
会話を楽しみながら 栄養価の高いものを食べさせたい気持ちはわかりますが、本来食事は楽しいことであるべき。子どもが「おなかがすいた」という感覚を持ち、食べたいものを選んで食べられることが重要です。
野菜のえぐみや苦みは、自然界では、苦みは体が受け付けない毒の、酸味は腐敗のサイン。無理に食べさせようとすることで本能的に食べ物の安全を感知する能力の発達を妨げることもあり得ます。
消化酵素を出すためには、副交感神経を働かせる必要があるので、お小言は封印し、親子で会話を楽しみながらゆったり食事をしましょう。
 
夕食は就寝の1~2時間前に終える 食べ物が胃から十二指腸まで移動するのには40分~1時間かかります。
子どもは夜8時~9時には寝かせることが重要。夕食は消化しやすい軽めのメニューにして、寝る1時間前までに終えるようにしましょう。野菜スープやおじや、リゾット、にゅうめんなど、胃に負担がかからない食事がおすすめ。揚げ物や量の多すぎる肉類、食後の甘いスイーツは胃に負担がかかるのでなるべく避けましょう。
 
冷たいものは温かい場所でとらせる 涼しい場所で冷たいものを食べると、急激に内蔵が冷えることで血流が悪くなり、自律神経の乱れの原因に。アイスなどの冷たいものがNGというわけではないですが、食べるとき、飲むときにはベランダや外など、温かい場所でとるよう工夫するといいでしょう。
 
 
自律神経を整える朝習慣  
起床後、窓をあけて朝日を浴びる 睡眠中は副交感神経が優位にはたらき、起きる時間が近づくと徐々に交感神経が優位になります。その切り替えをはっきりさせるために、朝起きたら朝日を浴び、外の空気を感じさせましょう。体内時計の機能が強化されます。
また、朝5時~7時は、心の発達にも重要なセロトニンの分泌のピーク。このタイミングに親子で窓際やベランダで軽い運動などをすると、さらにセロトニンの分泌を高めることができます。
 
ちなみに、成長ホルモンを促し細胞の修復につながる睡眠時間は、5歳なら10時間、9歳なら9時間が目安。夜8~9時には電気を消して、睡眠前1時間はスマホやタブレット、テレビを避け、本やおはなし、ボードゲームなどをしながら、光刺激はシャットアウトするように。
 
朝起きたら、まず白湯を飲ませる。 朝の1杯目の水分は、冷たい水や麦茶でなくて白湯を飲ませましょう。内臓が温まって血流がアップし、自律神経が活性化します。血流がアップするとリンパの流れもよくなるため、老廃物の排出もスムーズになり代謝もアップします。子どもが飲みづらいという場合は、はちみつや黒砂糖でちょっと甘みを足してあげましょう。朝ごはんを待つ間に白湯を飲む、をルーティンにするといいでしょう。
 
排便リズムはどう作る? 夜の睡眠中に消化されたものが朝排出されるのが本来のサイクル。朝、排便できるサイクルを作るポイントは、よく眠って朝までに消化を終わらせておくこと、また、家を出るまでに短くても1時間、できれば2時間前には起きるようにさせましょう。
朝食に手作りの野菜ジュースやお味噌汁、スープで胃腸を刺激してあげるのもおすすめ。胃腸が動くことで消化したものが直腸まで落ちやすくなります。
 
お腹を冷やさないテクニック 腸内環境を整えるには、体を冷やさない、特にお腹は冷やさないのが鉄則です。そのためにすぐにできる
テクニックがあります。
 
シャツの下には必ず肌着を 内臓が集まっているお腹を温めておくことで体温が上がります。短パンに半袖、丈が短いTシャツなどではお腹が冷えてしまいます。シャツの下には必ず肌着を着せるように。肌着には汗の吸収や保温の役割があり、体感温度が約1度上昇するといわれます。
真夏に屋外で過ごすとき以外は、極力肌着を下に着せましょう。
素材は綿100%で、サイズがきつすぎず風通しがいいものを。
 
寝るときは、腹巻き×おふとんの横掛け また、寝るときには薄手の腹巻を必ずさせてあげましょう。暑がりな子も腹巻だけは忘れずに。
 
眠っている最中も、暑いといっておふとんを蹴飛ばしてしまった後、結局寝冷えしてしまうこともままあります。それを防ぐには、掛け布団を横掛けにして、足先が出るようにしてあげましょう。寝ている間にたまった熱が足から逃げ、胸からおしりの下あたりはほどよい温かさを保てます。
 
お風呂は食べる前に、湯船につかって 寝付くときは深部体温が少し下がったとき。冷えているとなかなか深部体温が下がらないので寝つきが悪くなるのでお風呂の習慣はつけましょう。
できれば夕食の前に。食べる前に温めることで内臓の働きも活発になり、消化・吸収もよくなります。お風呂でお腹を温める習慣によってアトピーの症状が緩和したというケースもあります。
私の推奨している3分間湯船につかり、3分間洗い場で体を洗い、それを3回くりかえす、「3・3・3入浴」をすると、より代謝のアップが期待できます。お風呂の温度は41度くらいがおすすめです。
 
お風呂の中やお風呂から出たあと、お腹を温めるツボである「丹田(たんでん)」を押すのもおすすめ。
丹田はおへそから約5cm(指3本分)ほど下がったところにあるツボで、ここを温めることで体全体を温めることができ、腸の働きも活発に。鼻から息を吸って丹田に空気を溜めてからゆっくりと息を吐くように意識すると自律神経がいっそう整いやすいです。
 
 
親子でできる 子どもの腸活 おすすめストレッチ  
朝・夜5分のストレッチ 朝、簡単なストレッチを行うと交換神経を刺激してくれ、夜行うと血流がよくなりポカポカで入眠しやすくなるという効果が。上半身・下半身・全身がほぐれればフリースタイルで大丈夫です。
ストレッチを習慣づけると、内臓が正常な位置に戻り、自律神経が整います。
 
・上半身のストレッチ
 

四つん這いの姿勢で右手と左足を水平に伸ばし、キープする。反対も。交互に4,5回ずつ。
 
 
・ 股関節のストレッチ
 

床に座り両足の足裏を合わせる。両ひざが床につくようにゆっくり上体を前屈。4,5回。
 
 
・ 半身のストレッチ①
 

台に片足をのせ、腰に手を据えて支えながらお腹を突き出し、のせているほうのお尻を伸ばす。反対も同様に。左右4,5回ずつ。
 
 ・下半身のストレッチ②
 

床に片足を延ばして座り、もう片方の足をクロスして組んで“4”の字を作る。
その状態で上体をゆっくり前に倒して10秒キープ。左右交互に4,5回ずつ。
 
 
・全身のストレッチ
 

仰向けになり両手をバンザイ。全身を上下に思い切り伸ばし、脱力。2,3回繰り返す。
 
 
 
 
食品画像:Shutterstock(Studio Barcelona/Victoria Sergeeva/Yamurchik/Leila Divin/Fancy Tapis)
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【医師解説】ワクチン接種前に知っておきたい ワクチン接種に向けて、するといいこと・避けること /release/202105315579 Tue, 01 Jun 2021 10:00:00 +0900 ユーグレナ   新型コロナワクチンの接種が開始し、すでに接種完了したという医療従事者、高齢者の方もいます。どれくらい有効であるのか、どんな副反応があるのかなど、不安を覚える人もいることでしょう。 一般的にワクチ...
 
新型コロナワクチンの接種が開始し、すでに接種完了したという医療従事者、高齢者の方もいます。どれくらい有効であるのか、どんな副反応があるのかなど、不安を覚える人もいることでしょう。
一般的にワクチン接種する際に、その効果を高め、副反応を低減するために準備できることはあるのでしょうか?
 
済生会横浜市東部病院の医師で患者支援センター長の谷口英喜先生に伺います。
 
 
<監修>谷口英喜先生
 

 
済生会横浜市東部病院患者支援センター長・栄養部長 医学博士
 1991年福島県立医科大学医学部卒業。横浜市立大学医学部附属病院麻酔科に入局し、同大救命救急センター集中治療室助手、神奈川県立がんセンター麻酔科医長、神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科准教授、同大実践教育センター急性期重症支援過程教授などを経て現職。麻酔・集中治療、術後回復促進、栄養管理のほか、経口補水療法、熱中症対策、脱水症・かくれ脱水などを専門とする。主な著書に『イラストでやさしく解説!「脱水症」と「経口補水液」のすべてがわかる本』(日本医療企画)ほか
 
 
そもそもワクチンとは?  感染症にかかると、原因となる病原体(ウイルスや細菌など)に対する「免疫」(抵抗力)ができます。免疫ができることで、その感染症に再びかかりにくくなったり、かかっても症状が軽くなったりするようになります。このような体の仕組みを使って病気に対する免疫をつけ、免疫を強くすることを目的に、ワクチンを接種します。
 
 
新型コロナワクチンも該当する、「mRNAワクチン」って? ワクチンの種類  
ワクチンの種類には「生ワクチン」、「不活化ワクチン」、「トキソイド」、「mRNAワクチン」があり、新型コロナワクチンは「mRNAワクチン」に該当します。
 
生ワクチン… 生きている病原体(ウイルスや細菌)が持っている病原性を弱めたものです。その病気に自然にかかった状態とほぼ同じ免疫力をつけます。病原性を弱くしたウイルスや細菌が身体の中で徐々に増えるので、接種後1~3週間に自然にかかったのと同じような軽い症状が出ることがあります。
生ワクチンの例:MR(麻しん風しん混合)、麻しん(はしか)、風しん、水痘(みずほうそう)、BCG(結核)、おたふくかぜ
 
不活化ワクチン… 病原性を無くした細菌やウイルスの一部を使ったものです。生ワクチンに比べて免疫力がつきにくいといわれ、何回かに分けて接種する必要があります。
不活化ワクチンの例:DPT-IPV四種混合(D:ジフテリア・P:百日せき・T:破傷風・IPV:不活化ポリオ)、DT二種混合(D:ジフテリア・T:破傷風)、日本脳炎、インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、肺炎球菌、不活化ポリオ
 
トキソイド… 細菌の産生する毒素(トキシン)を取り出し、免疫を作る能力はありながらも毒性をなくしたものです。「不活化ワクチン」に分類されることもあります。
トキソイドの例:ジフテリア、破傷風のワクチン
 
mRNAワクチン…
病原体を構成するタンパク質の設計図を身体に投与することで免疫をつけるものです。新型コロナワクチンとして開発されているものの多くがこのmRNA ワクチンです。
新型コロナウイルスの場合、ウイルスの周囲のスパイクタンパク質というトゲトゲした部分に対する免疫をつけるために、この部分の設計図が書かれた mRNA ワクチンを投与します。
スパイクタンパク質の部分の設計図だけでウイルスの遺伝子本体は入っていないため、ワクチンを打つことで新型コロナウイルスに感染することはありません。また、mRNA は細胞の核の中に入りませんので、ヒトの遺伝子に組み込まれることもありません。
mRNA は細胞に取り込まれてから 20 秒から 20 分で分解されます。作られたタンパク質も 10 日以内には分解されいずれも体内に残りません。
 
 
アジュバントによりワクチンのはたらきが強化 “アジュバント”とは、ワクチンと一緒に投与することでワクチンの効果を高める成分のことです。
たとえば、発育鶏卵を用いて作られるインフルエンザワクチンの抗原は、安定して大量に製造するにはまだまだ課題があり、接種1回に必要な抗原の量を減らすことでワクチン自体の供給数を増やす工夫をします。このときに、抗原の働きを増幅させるためにアジュバントと呼ばれる成分を混合しています。
 
ワクチンとはもともと備わった免疫力を活用して抗体を作る仕組みワクチンは治療薬剤とは異なり、自分に備わった免疫能力を活用して抗体を作るものです。従って、効果を期待するには、もともとの免疫力が高いに越したことはありません。
特に、加齢に伴い免疫の主役である胸腺(胸骨の裏にある免疫産生組織)という組織が退化していきます。そうするとワクチンを接種しても十分な抗体が産生できません。ワクチンの効果を十分に出すために、免疫力を強化しておきましょう。
 
規則正しい生活を送り、3度の食事をきちんと摂り、十分な睡眠を意識して体力を蓄えることも大切です。
水分や電解質不足による脱水も、体内の器官に必要な栄養を行きわたらせる血液の循環に影響したり、粘膜を乾かせてしまうことから、免疫に負担をかける結果を招きます。
ストレスで交感神経ばかりが優位になっている状態も免疫力の低下を招くので、過度なストレスを避けるよう心掛けることも大切です。
 
 
ワクチンの効果を高めるには日頃の免疫力が大事。 “免疫力を向上させる効果”が期待できる食品      
 
免疫力を向上させる効果が期待できる食品、ヨーグルト・ユーグレナ・マイタケ
 
ワクチンによって抗体を得るには、日ごろの免疫力を高めておくことが重要です。例えば、ヨーグルト、漬物、納豆などの発酵食品には乳酸菌や納豆菌が含まれており、それらは腸内環境を整えることが知られています。免疫細胞の70%は腸内にいるとされ、腸内環境が整うこと自体が免疫力の向上につながると言われています。そして、乳酸菌の中には、それ自体が免疫細胞を活性化する種類があることも知られています。また、マイタケをはじめとするきのこ類も免疫力を向上させる効果が期待できます。
さらに、藻の仲間であるユーグレナに含まれる不溶性の食物繊維「パラミロン」が免疫力の向上や免疫バランスの調整に寄与することが分かっています。ユーグレナは含まれる栄養素が豊富で、自律神経のバランスを整えてストレスによる諸症状を緩和させる働きもあります。自律神経のバランスの乱れは、免疫バランスの乱れにもつながるため、そのことを介しても、免疫力をサポートしてくれると期待できます。ユーグレナを継続的に摂取することで、免疫が常に戦う準備をしている状態になるため、習慣化がおすすめの食品です。市販のパック飲料や粉飲料、サプリメントなどでも摂ることができます。
 
これらの食品を恒常的に摂取することでワクチン効果を増幅させることが期待できるかもしれません。そして、ウイルスは変異するので、必ずしもそのワクチンだけで防ぎきれるとは限りません。そういう意味でも、日頃からの免疫力の向上が大切です。大前提として、バランスの良い3度の食事を意識し、その中でこれらの食品を取り入れてみるのもおすすめです。
 
 
副反応を軽減することはできる? ワクチンを打った後に出るのぞましくない身体の症状を副反応と呼びます。
副反応には2種類あって、接種直後におこるアナフィラキシーショック、これは体調によるものとは限らないので防ぎようがありません。万が一起きても、医師による適切な対応がなされるので安心して下さい。
 
一方、遅発性に起きる発熱、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などは、それが起きたときの体力によりダメージが違ってきます。ダメージに耐えうるように普段からの体力強化が必要だといえます。
イメージとしては、これから山に登ろう、100m走ろう、そんな時に耐えうるような体力を作っておくことで副反応のダメージを軽減できます。
 
また、ワクチン接種後に発熱してしまうというケースがあるようですが、その時も自己判断で薬を飲んでしまうことはおすすめできません。症状が重い場合は必ず医師に相談しましょう。
発熱に伴い大汗をかいたり食欲がなくなったりといった症状がある場合、脱水を起こすリスクがあるので、塩分、糖分、カリウムが吸収されやすい濃度で含まれた経口補水液を飲んで脱水を回避することをおすすめします。
 
 
ワクチン接種の前・後、に避けたほうがいいこと ワクチン接種前にしてはいけないこととしては、汗をかくような激しい運動、寝不足、アルコール摂取も好ましくありません。ワクチン接種には万全の体力で臨むようにしましょう。
 
ワクチンの接種後に関しては、1回目の新型コロナワクチン接種後はほぼ筋肉痛が起こり、接種部位を中心に腕があがらないくらいになります。
注射部位を使用する作業や運転なども控えるようにしたほうがよいでしょう。
また、激しい運動をしてしまうことも筋肉痛を増悪させます。
 
2回目の接種後には、高い確率で発熱、筋肉・関節痛が起こると言われています。全身倦怠感なども起こるので、集中力が必要な業務や運転などは避けるべきでしょう。
 
もちろん、接種を受けても副反応が起きない場合も多いので、過剰な心配はしなくても大丈夫です。
もしも接種後に副反応で痛みなどが現れたときは、原則、医師の指示・処方に従いましょう。必要に応じて医師から鎮痛解熱剤が処方されます。自己判断での内服はお勧めできません。
 
上記のような対策を意識しながら、ワクチン接種に向けて免疫の状態や体力を万全に整えておきましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(画像出典)
注射される女性 Shutterstock/BaLL LunLa
ユーグルト Shutterstock/NOBUHIRO ASADA
グリーンのパウダー Shutterstock/Stephen VanHorn
マイタケ Shutterstock/akepong srichaichana
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唯一無二の奇跡の生き物!ユーグレナ。59種類の栄養素を網羅する植物であり、動物でもあるスーパーフード /release/202104294368 Fri, 30 Apr 2021 13:00:00 +0900 ユーグレナ   ユーグレナとは? ユーグレナは、企業名・固有名詞と思われがちですが、実は“学術名”で一般名詞です。日本名(和名)では「ミドリムシ」といいます。   小学校時代に、顕微鏡で動いている姿を見たことが...  
ユーグレナとは? ユーグレナは、企業名・固有名詞と思われがちですが、実は“学術名”で一般名詞です。日本名(和名)では「ミドリムシ」といいます。
 
小学校時代に、顕微鏡で動いている姿を見たことがあるという方がほとんどではないでしょうか?
実は、2005年まで、「人工的に大量培養がなかなかできなかった」のをご存じでしたか?(顕微鏡で観察したのは、池の水などに生息していた“天然モノ”だったのです。)
豊富な栄養素を持つスーパーフードとして注目され、世界中の研究者が培養に挑戦してきた「ユーグレナ」の食用屋外大量培養に世界で初めて成功したのが、株式会社ユーグレナの「石垣島ユーグレナ」です。
 
 
植物性と動物性の幅広い栄養素。栄養の消化・吸収率は断トツ!  
 

 
石垣島ユーグレナは、わかめや昆布、クロレラと同じ藻の一種です。植物なのですが、光合成に必要な太陽の光を求めて自ら動きます!それゆえ、動物が持っているような栄養素(アミノ酸やDHAなど)もある奇跡のようなスーパーフードなのです。
 
さらに、通常の植物にある硬い細胞壁がないため、消化・吸収率が高く、野菜の栄養素の消化吸収率と比べて、石垣島ユーグレナの栄養素はとても消化吸収しやすいという特長があります。
 
 
59種類もの栄養素(糖質以外ほぼすべて)を含む  
 

 
人が必要とする ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など、なんと驚異の59種類もの栄養素をバランスよく含んでおり、普段の食事に加えることで不足しがちな栄養素を広くカバーすることができます。
 
また、ユーグレナにのみ含まれる食物繊維の一種である「パラミロン」の働きにより、免疫の活性化、免疫バランスの改善に効果がある可能性が研究でわかっているなど、いま期待の成分です。
 
 
ユーグレナに含まれる栄養素  
■ギネスも認めたビタミンの宝庫!アボカドよりも凄いユーグレナ
アボカドの栄養価の高さはギネスブックでも認定され、世界中で食べられる38種類の果物の中で1位にランクされています。そのアボカドをはるかに超えるビタミンをユーグレナは含んでいます。
 
 アボカドのビタミン9種

カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6
ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸、葉酸
 
 
ユ ーグレナのビタミン14種
 

α-カロテン、β-カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、
ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、
ビタミンE、ビタミンK1、ナイアシン、パントテン酸、
ビオチン、葉酸
 
●ビタミン類
ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸
 
●アミノ酸
イソロイシン、ロイシン、バリン、ヒスチジン、リジン、メチオニン、トリプトファン、フェニルアラニン、スレオニン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、シスチン、グルタミン酸、グリシン、プロリン、セリン、チロシン、GABA
 
●不飽和脂肪酸
DHA、EPA、α-リノレン酸、エイコサテトラエン酸、リノール酸、ジホモ-γ-リノレン酸、アラキドン酸、エイコサジエン酸、ドコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸
 
●ミネラル
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン
 
●その他の元気成分
パラミロン、ルテイン、ゼアキサンチン、クロロフィル、スペルミジン、プトレッシン
 
 
サステナブルな「クリーンフード」としての石垣島ユーグレナ  

 
地球にとってサステナブルな、まさに「クリーンフード」 石垣島ユーグレナは、藻で、わかめなどと同じ海藻の仲間です。
植物でありながらも、光合成をするための太陽の光を求めて自ら動くため、植物性のほかに動物性の栄養素(タンパク質・アミノ酸…)も内包しています。
光合成によって増え、成長過程でCO2を吸収し、かわりに酸素を吐き出すため、気候変動問題の解決策のひとつとして注目されている、非常に“クリーン”なフードです。
 
 
バングラデシュの栄養失調の子どもたちを救う「ユーグレナGENKIプログラム」  

 ユーグレナ社の創業者である出雲充氏が学生時代の訪れたバングラデシュで、酷暑な気候、貧しい環境にある子どもたちが米しか食べることができず、栄養失調を起こしているのをみて、その解決のために、保存性が高く栄養価の高い万能な食品を提供したいと思い立ったことが始まり。「栄養が万能な食品とは?」と、探してまわり、ユーグレナに出合います。その驚異的な栄養バランスを知り、ユーグレナ培養を事業とすることを決断しました。当時、人工的に培養するすべがないといわれていたユーグレナでしたが、2005年にユーグレナ社が石垣島で、食用大量培養に世界で初めて成功しました。
 
ユーグレナ社は、石垣島ユーグレナの入ったクッキーをバングラデシュの子どもたちに送る活動「ユーグレナGENKIプログラム」を行っています。ユーグレナ社製品を購入すると、その売上の一部がこのプログラムに活用されます。2020年9月末時点で、66校、約1万人の子どもたちに、ユーグレナ入りクッキーを配布しており、配布数は累計1,000万食を突破しています。
 
 
身体のバランスを整える、食べ物としてのユーグレナ  
自律神経バランスを整える効果 ユーグレナの継続摂取が自律神経のバランスを調整する可能性があることが分かっています。
 
 
摂取4週間後の作業負荷時の自立神経バランス(LF/HF値)
 

 
ユーグレナ粉末を 500mg 、 1,000mg 、 3,000mg 、およびユーグレナ粉末の入っていないプラセボ粉末をそれぞれ 4 週間摂取し、事務作業負荷をかけた直後、 60 分後、事務作業前のタイミングでの自律神経バランスを測定したところ、 特にユーグレナ粉末 1,000mg 接種した場合に、自律神経バランスが有意に調整されました。自律神経のバランスは意思とは関係なく、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールしており、バランスが崩れると心身に異常をきたし、ストレスや疲労に密接に関わっていることが知られています。
https://www.euglena.jp/news/20200518-2/
 
 
 
また、社会人サッカーチームSHIBUYA CITY FCとの共同実証研究では、運動によってストレスが負荷された状態でも、ユーグレナの継続摂取が自律神経のバランスを調整する傾向が確認されています。
 
ユーグレナ接種有無による試合前後の精神的ストレス程度の比較
 

 
 
ユーグレナ接種有無による試合前後の精神的ストレス程度の比較
https://www.euglena.jp/news/20210303-2/
 
 
 
睡眠満足度の向上 ユーグレナの継続摂取が睡眠を深くし、睡眠満足度の向上に寄与することがわかっています。
 
主観的な睡眠への満足度
 

 
ユーグレナ粉末3,000mg含有食品摂取群とプラセボ食品摂取群※の2群に分け、摂取開始前、摂取2週間後、摂取4週間後、および摂取終了2週間後の4つの時点で、睡眠中の脳波の測定を実施しました。被験者は同一の施設に宿泊し、定められた時間に就寝・起床しました。
※試験物質の代わりに人体に影響が出にくい物質を配合して、試験食と区別のつかないようにした試験食
 
また、被験者の睡眠中の脳波を測定することで、被験者の睡眠の状態をモニタリングしました。脳波のパターンから、睡眠を浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠の3つの段階(睡眠段階)」※に分けて、それぞれの出現回数を測定した結果、ユーグレナを4週間続けて摂取することで、深い睡眠の回数が、開始前と比べて有意に増加しました。また、摂取を終了して2週間経過した後には、深い睡眠の出現回数は摂取開始前と近い水準まで戻りました。この結果は、ユーグレナの継続的な摂取により、深い睡眠が増えることを示唆しています。
 
※眠りにつくとまず深い眠りに入り、1時間ほどたつと、徐々に眠りが浅くなり、次にレム睡眠へと移ります。このような約90分の周期が、一晩に3~5回繰り返されます。一般的に、レム睡眠のときに夢をみるといわれ、深い眠りは睡眠の満足感に影響することが知られています https://www.euglena.jp/news/20201021-2/
 
 
 
免疫バランス調整への効果  

 
石垣島ユーグレナは、他の生物にはない「パラミロン」という成分を持っています。
パラミロンは免疫細胞から見ると、“トゲ”のように突起した箇所があり、ぱっと見、身体に悪さをする細菌やウイルスなどの形にとてもよく似ています。
 
この “トゲ”が、細菌やウイルスなどの持つ“トゲの部分(糖鎖という)に似た形状のため、免疫細胞の司令塔に異物としてパラミロンは認識されます。免疫細胞は、司令を受けて、細菌やウイルスなどとたたかう準備をはじめます(=つまり、免疫力が高まっている状態)。パラミロンのおかげで免疫細胞が戦闘態勢になっているところに、細菌やウイルスなどがやってくると、すぐにたたかうことができ、身体が守られやすくなるのです。
 

 
パ ラミロンは、花粉症などのアレルギー反応を左右するTh1細胞とTh2細胞の働きのバランスを整える作用があることがわかっています。ウイルスなどに反応するTh1細胞の働きが強すぎると、自分の細胞まで攻撃してしまう可能性があります。一方、アレルゲン物質に反応するTh2細胞の働きが強すぎると、アレルギー症状につながります。
パラミロンを摂取することで普段は活性化していないTh1細胞が活性化されるため、Th1細胞とTh2細胞の活性のバランスが整うというメカニズムです。
 
 
 
ワクチンの効果を上げる「アジュバント効果」にも期待 ユーグレナの継続摂取が、インフルエンザの症状を緩和する効果を示唆する研究結果もあります。
 
ユーグレナあるいはパラミロンを食べていたマウスは、インフルエンザウイルス感染からの生存率が上昇しました。
通常、インフルエンザウイルスに感染したマウスは肺で強い炎症が起こしてしまうのですが、ユーグレナおよびパラミロンを2週間食べさせていたマウスにインフルエンザウイルスを感染させると、肺の中のウイルスの数が減少し、生存率が高くなりました。
https://www.euglena.jp/news/20171101-2/
 
ユーグレナの継続摂取は、インフルエンザワクチンの効果を上げる「アジュバント効果」も期待できそうです。
 
 
 
美容成分としてのユーグレナ ユーグレナから抽出できる美容成分「加水分解ユーグレナエキス」とは、ユーグレナ粉末を酵素で加水分解抽出したユーグレナ社独自のエキスです。
 
ユーグレナエキスに期待できる効果
■紫外線によるシワの形成やハリの低下を防ぐ効果が期待できます。
■線維芽細胞を活性化させ、シワの形成やハリの低下を防ぐことが期待できます。
■表皮細胞を活性化させ、表皮のターンオーバーを促進し、くすみや肌荒れを防ぐことが期待できます。
■表皮バリア機能を高め、肌荒れを防いだり、保湿力アップが期待できます
 
 
 
バイオ燃料の原料としてのユーグレナ  

 
ユーグレナは栄養豊富な食品ですが、その油脂が、地球温暖化の解決策と期待されている“バイオ燃料”の原料にもなります。
 
ユ ーグレナ社が製造するユーグレナバイオディーゼル燃料は、ユーグレナの油脂と使用済み食用油等を原料に使用し、車両自体の内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料です。
バ イオ燃料は、燃料の燃焼段階ではCO2を排出しますが、原料となるユーグレナが成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルだとされています。
 
ユーグレナ社は、2018年の日本初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントの完成を機に、「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す『GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)』を宣言し、これまでバスや配送トラック、フェリーなどでユーグレナバイオ燃料を導入してきました。
さらに2021年3月は、世界初のユーグレナバイオジェット燃料が完成したことを発表し、フライト実現に向け取り組んでいます。
 
 
 
 
 
※アボカドの資料写真:Shutterstock Maks Narodenko
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【精神科医が解説】連休明けの“5月病”リスクに注意!心身バランスに重要な“睡眠の質”を高める方法 /release/202104203864 Tue, 20 Apr 2021 11:40:00 +0900 ユーグレナ       新年度が開始し、5月の連休を経た5月から6月にかけての時期は、年間でも心身バランスを崩す人が最も多い傾向があります。新しい環境や人間関係に馴染めず、いわゆる“5月病”の症状に陥ってしまう... 株式会社ユーグレナ
 
 

 
新年度が開始し、5月の連休を経た5月から6月にかけての時期は、年間でも心身バランスを崩す人が最も多い傾向があります。新しい環境や人間関係に馴染めず、いわゆる“5月病”の症状に陥ってしまうケースも多いといいます。医学的には、適応障害、うつ病、パーソナリティー障害、発達障害、パニック障害、不眠症といった病気など、人によって異なる症状が出ます。
 
特にコロナ禍が2年目に突入し、以前よりも心身バランスを崩しやすい環境下では、5月病傾向の人が増える可能性も。
 
勤務形態が変化し続けていたり、気軽にコミュニケーションが取れない事、リモートワークでは自閉的な生活となってしまう事などから5月病を発症させるリスクが通常よりも高くなると想定されます。
 
“5月病”にならないための対策を精神科医の芦澤裕子先生に伺います。
 
 
【監修】芦澤裕子先生 精神科医・市川メンタルクリニック 院長
 
芦澤裕子先生
日本睡眠学会認定医、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、指導医。心療内科、
精神科のクリニックにて精神障害、睡眠障害などの治療にあたる。「心やすらぐ、ぐっすり眠れる夢の絶景カレンダー」「GOOD SLEEP BOOK 365日ぐっすり快適な 眠りのむかえ方」(翔泳社)監修。
 
市川メンタルクリニック 千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル11F
https://www.ichikawa-mental.jp/
 
 
5月病リスクが高いタイプは? 気分転換や睡眠をとることなどで解消出来ず数日以上悩み続ける傾向がある人、周囲の人は気にならない程度の不快感を増幅させ精神的に疲弊してしまう傾向のある人は要注意。
完璧主義な傾向がある人も、ちょっとした躓きが自分の中で非常に大きな精神的ストレスになってしまい気を患ってしまうことが自律神経を乱し、体調不良につながることも。
 
男性よりは女性のほうが心身のバランスを崩しやすいといわれますが、男性も社会生活において新年度が始まり職場や人間関係が変化する中でなかなか適応できずに悩まれるケースが散在されます。
 
心身バランスの鍵を握るのは「セロトニン」 「セロトニン」とは、“しあわせホルモン”と呼ばれる脳内ホルモンで、神経を興奮させる「ノルアドレナリン」や快感に繋がる「ドーパミン」と並んで三大神経伝達物質の1つです。
緊張やストレスに対抗する際に、脳からセロトニンが分泌され、他のノルアドレナリンやドーパミンの働きを制御し、自律神経のバランスを整えようとします。セロトニンの分泌量が減ったり、働きが制限されると、心身のバランスを取りづらくなってしまいます。
セロトニンが正常に分泌される生活習慣を心掛けることが、心身バランスを整えることに繋がります。
また、それぞれの神経伝達物質がお互いにどう作用するのかの全ては解明されきれていませんが、バランスも重要だと言われています。セロトニンのみならず、それぞれのホルモンがきちんと分泌され、作用していることも必要です。
 
セロトニン分泌の鍵は、“睡眠の質” セロトニンの分泌には、質の高い睡眠を十分確保できているかどうかが非常に重要です。慢性的な睡眠不足や眠りの浅さが心身疲労に繋がります。
理想の睡眠時間については、実は個人差があります。必要な睡眠時間は人によって異なり、睡眠時間が短くても朝すっきりと目が醒め、活動的に過ごせるならば問題ありません。
逆に長時間眠っていても、思考力の低下や注意力のおとろえ、不安やイライラ、頭痛や肩こりを感じてしまう場合、睡眠の質が下がっている可能性があります。
 
睡眠の質を上げるための方法を紹介していきます。
 
起床時刻を一定にする 人間の概日リズム(生体リズム)は約25時間と、1日の24時間より1時間ほど長いのです。
この差を修正するには朝の起床時刻を一定にし、朝、光を目の中に入れる事で24時間周期にリセットすることが出来ます。
人間の1つ1つの細胞に体内時計があるといわれており、24時間周期にセットすることで体内時計が正常に働き、それぞれの機能やホルモンなどがそれぞれある一定の時刻に優位に活動し、全身が協調性を保ち、心身ともに健康でいられるのです。
 
運動するべきタイミングと強度 夜に運動をすると交感神経が優位になってしまい寝付きが悪くなってしまうのでNGです。
可能であれば、午前中に屋外で15分以上、散歩程度の強度の運動をし、日光を浴びるようにしましょう。午前中に光を一定時間浴びることによって、体内時計が整い、生活リズムが安定してきます。また、セロトニンの正常な分泌にも役立ちます。
睡眠障害を起こしている人向けにも、「光治療」といって、太陽光を模した光を決まった時間あびることで生活リズムを取り戻す治療があります。
 
おすすめの運動強度としては、ハードすぎず、ほんのり汗をかく程度の強度・時間の運動がおすすめです。
 
就寝時に深部体温がちょうど下がるタイミングでぬるめの半身浴を 身体の内部の温度(深部体温)が下がる時に副交感神経が優位になり、入眠しやすくなります。
眠るタイミングで深部体温の低下を下げるためには、寒い季節は眠る30分前くらい、暖かい季節は1時間前までに、湯舟で38度~40度のぬるめの半身浴で入浴を。20分ほどゆったり浸かって、身体の内部まで温めましょう。
 
ブルーライトは寝る1時間前から見ないように 眠る1時間前からはパソコンやスマートフォンの液晶画面は見ないようにしましょう。
 
眠る空間づくりで気をつけること 照明は真っ暗ではなく、ちょっとカーテンから光が透けるくらいの暗さが理想的です。
シーツや枕カバーなどの寝具は、目で見て安らぐ薄い色の、ブルー系かグリーン系の綿やシルクなどの天然素材のものを使用しましょう。吸汗性があまり高くないシーツだと、かいた汗が吸収されず、それが不快感に繋がり睡眠の質を下げてしまいます。
 
枕は“寝返りのうちやすさ”が選ぶ基準。寝返りは質の高い睡眠には不可欠なものです。同じ姿勢のまま固定されてしまうと血流が悪くなってしまいますが、寝返りを打つことで身体の血行が促進されます。また、寝具の中の温度・湿度を調節するというメリットも。
理想の枕は、横になったときにおでこ、鼻、鎖骨を結ぶラインが一直線になる高さであること。多くの人が想像する枕より平たく低い枕のほうが寝返りを妨げません。
 
 
理想の枕位置
 
アロマを香らせるのも有効で、ラベンダー、カモミール、ベルガモット、スイートマジョラム、ローズゼラニウムなど、鎮静効果のある香りがおすすめ。ただし、自分がいい香り、と快く思う香りを選びましょう。
アロマディフューザーやアロマストーンで使用したり、ティッシュに1、2滴を垂らしてそれを枕のそばに置くのでもOK。合成成分が含まれていると知らずにストレスを与える可能性もあるので天然香料のものを。
 
睡眠の質を上げてくれる食品は?  
睡眠の質改善に必要な栄養素は…
・神経伝達物質を作るタンパク質
・セロトニンの合成に不可欠なビタミンB6
・脳神経の正常な働きを助けてくれるビタミンB12
・セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質の原料 トリプトファン
・ドーパミンを作るのに必須といわれる鉄
・ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせるGABA
・体の末端部分の血行量を増やして深部体温を冷やすグリシン
 
■おかずで積極的に摂りたい肉、魚
タンパク質が豊富な肉や魚は、良質な睡眠に欠かせません。
ビタミンB6が豊富なのは、カツオ、マグロ、サケ、牛レバー、豚レバーなど。
また牛、鶏のレバーにはビタミンB12が豊富。
必須アミノ酸のトリプトファンは豚肉、牛肉に豊富。
鉄も、肉や魚には豊富に含まれます。鉄は、補給するだけで鬱病が改善したという女性の例も聞かれる重要な成分です。肉や魚にはグリシンも豊富だといわれます。
 
■睡眠の質改善に役立つ栄養素のすべてを含むユーグレナ
 
ユーグレナ
 
ユーグレナは、セロトニンの分泌を促進し、睡眠の質を向上させてくれることが期待できる近年注目の食品で、59種類もの栄養素を含み、その中にはビタミンB6、ビタミンB12、トリプトファン、鉄、GABA、グリシンなどすべてを含有しています。
ユーグレナ粉末500mg、1,000mgおよびユーグレナ粉末の入っていないプラセボ粉末を12週間摂取した結果、主観的な睡眠への満足度の有意な向上が見られたという検証結果もあります。
一般販売されているドリンクや粉末加工品、サプリメントなどで摂取できます。
 
 ■ 主食は発芽玄米がおすすめ
気持ちを落ち着かせる「抗ストレス作用」があり、働きをするといわれるGABAが豊富です。
 
 ■ しじみ、あさりなどの貝類
ビタミンB12が豊富に含まれます。
 
 ■ エビ、ウニなど
グリシンが豊富に含まれます。深部体温を冷やしてくれるグリシン豊富な食材は、寝る前の夜の食事に摂るのがおすすめです。
 
 ■ 豆腐・納豆
トリプトファンが豊富です。
 
 
カフェインは夜眠る時間の5時間前から摂取するのを控えましょう カフェインは神経を覚醒させるので、入眠しづらくなる作用があります。
就寝時間の5時間前からは摂取するのを控えましょう。
 
夕食のメニューは入眠を左右します…おすすめできないものは? 夜は脂っぽいものをなるべく摂らない、ないしは控えるようにしましょう。胃もたれが精神的なストレスにつながり、睡眠の質を下げてしまう恐れがあります。また、食べすぎでの胃もたれも同様です。
食事、特に夕食は腹八分目を心掛け、理想は就寝の3時間前、難しい場合は、2時間前には食べ終えるようにしましょう。
また、食べすぎて苦しい、胃がもたれるという感覚もストレスになり入眠を妨げるので、食事は腹八分目を睡眠の質のためにも意識しましょう。
 
お酒はNG お酒は睡眠の質を下げ、睡眠が浅くなることがわかっています。
また、アルコールの利尿作用で就寝中に目が醒めてしまうというデメリットもあるので、睡眠の質を改善したい場合は避けるようにしましょう。
 
 
寝付けない時に…入眠しやすくするテクニック 眠る前も交感神経が優位なままだとなかなか寝付けません。副交感を優位にして入眠を促してくれるテクニックをご紹介。
 
 ■ 自律神経を整える耳マッサージ
耳まわりを刺激することで副交感神経が優位になることを助けてくれます。
まず耳全体を上下から指で挟んでから、耳の真ん中の位置をつまんで外側に引っ張る。
その後耳の上側をつまんで上に引っ張り、同じように耳たぶをはさんで下に引っ張る。
 
 ■ 安眠のツボを刺激する
 
ツボ押しの基本は、やや強めの圧で3秒押して3秒離す、を10~15回、気持ちいいと感じる適度な回数を繰り返すことです。
 
安眠のためのツボの位置
 
耳の後ろの大きな骨の終点から指1本下にある「安眠」は、副交感神経を優位にするツボ。眉と眉の間のへこんだ部分にある「印堂」は、気持ちを落ち着かせてくれるツボ。頭の天辺の押すと少し凹むように感じる場所にある「百会(ひゃくえ)」も、頭を手で覆うようにして刺激することでリラックスできます。
また、足の踵の真ん中にある「失眠」も代表的な安眠のツボです。
 
 
 精神の安定のために大切なこと 精神の安定を保つ対策としては、“信頼する人に話を聞いてもらう”のがダントツでおすすめです。
孤独感を感じると抑うつ症状が悪化しやすいといわれます。
 
他にも、人との交流が苦手という人は趣味に没頭する、寝る、大声を出すなどもストレス発散になります。やはり、生活リズムを一定に保ち、健康的な生活を送ること(3食を一定の時間に食べ、起床時刻を一定にし、自分に合った十分な睡眠時間を取る、継続できる運動を規則的に続ける)に勝るものはないと心得てください。
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医師が解説「なんでそれ免疫にいいの?」  ビタミン“だけ”、乳酸菌“だけ”…では効果なし!? /release/202012158637 Wed, 16 Dec 2020 10:00:00 +0900 ユーグレナ 新型コロナウィルスの感染拡大は、まだまだ予断を許さない状況にあります。 それに加え、日本ではもうすぐ気温が低く湿度の低い冬。冬の気候はウィルスの生存期間を延ばしてしまい、かつ、人間の免疫力を低下させ... 新型コロナウィルスの感染拡大は、まだまだ予断を許さない状況にあります。
それに加え、日本ではもうすぐ気温が低く湿度の低い冬。冬の気候はウィルスの生存期間を延ばしてしまい、かつ、人間の免疫力を低下させるため、今後ますますのウィルス感染リスクの増大が懸念されます。3密を避け、手洗い・うがいを確実に実施し、換気や部屋などの掃除・消毒を心掛けることは継続すべきですが、冬に向けて、さらに自分自身の「免疫力」を高め、感染リスクを低減させておきたいところです。
 
2020年から2021年に向けての冬、自らの免疫を調整し、ウィルス感染リスクを低減させるために知っておくべき基礎知識と最新情報を 医師の大竹真一郎先生に伺います。
 
大竹真一郎先生
 
【監修者】大竹真一郎先生 
医師。総合内科専門医、特に消化器内科のスペシャリスト。
神戸大学医学部を卒業後、愛仁会高槻病院でスーパーローテート研修(多科研修)を行い、
その後は消化器専門医として内視鏡検査を中心に研鑽に励む。
大腸内視鏡検査は通算1万例以上行い、おおたけ消化器内科クリニックを赤坂に開院。
テレビ出演ほか、健康法やダイエット関連の著書も多数上梓している。
 
 
睡眠不足・疲労・栄養不足(偏り)がある限り、免疫力は向上しない! 睡眠の質が悪かったり、睡眠時間自体が確保できていないと疲労が蓄積します。
疲労が蓄積し、食欲が落ちると栄養不足になります。不足している栄養素があると、様々な器官の働きが失調し、自律神経の乱れなどが現れます。こうなるとさらに、睡眠の質が低下し、身体が休養を取ることができず、回復力が低下します。この悪循環の中で、免疫バランスも当然崩れてしまいます。
 
疲労からくる精神的なストレスも、腸内環境を悪化させ、これも免疫バランスに悪影響を及ぼします。
疲労・睡眠・栄養不足・免疫と一端だけを意識したケアではいつまで経っても感染リスクを低減することができないでしょう。トータルにどれも意識することで負の連鎖を断ち切りましょう。
 
 
ビタミンCだけ、Dだけ、乳酸菌だけ、食物繊維だけ…を摂っても免疫調整はできない!  
「桶理論」といって、身体が必要としている栄養素のうち何かの栄養が不足していたり極端に少なかったりすると、その、最も少量の栄養素と相互作用できる範囲でしかそのほかの栄養素も働かないと言われています。つまり、栄養のバランスを考慮せずに、ビタミンCだけ、ビタミンDだけ、乳酸菌だけ…など、免疫によさそうなものだけを重点的に摂取することだけでは免疫力の向上に繋がらない可能性が大きいのです。
 
特定栄養素だけを突出して摂っても意味がない「桶理論」
 
 
免疫にほんとうに効果が期待できる栄養素は?  
 
乳酸菌 乳酸菌にはたくさんの種類があり、それぞれ特徴が異なります。一般的に、乳酸菌は腸内環境を整えることも知られていますが、腸内環境が整うこと自体が免疫力の向上につながることが分かっています。また、乳酸菌の中には、それ自体が免疫細胞を活性化させる種類があることも知られています。
ヨーグルトを毎日食べるなどはおすすめです。
 
β‐グルカン β‐グルカンは食物繊維の一種ですが、マイタケやシイタケの様な茸、酵母、穀物など様々な食材に含まれており、由来によって水溶性のものと不溶性のものがあり、どちらも重要です。β-グルカンは、一般的に免疫を上げる効果が報告されており、マイタケではインフルエンザワクチン効果の増強作用である「アジュバント作用」があることもわかっています。
 
 
特に注目のβ―グルカンが、ユーグレナに含まれる「パラミロン 」  
 
 
食物繊維の中でもユーグレナに含まれる「パラミロン」(β-グルカンの一種)は近年、免疫調整効果があるという結果が発表されています。
 
パラミロンは、不溶性の食物繊維であるので、その形を保ったまま腸内に到達すると考えられています。免疫細胞の70%は腸内にいるとされており、腸管に到達したパラミロンは免疫細胞と出会います。パラミロンは免疫細胞が持っている受容体に結合し、他の免疫細胞に指令を送ります。パラミロンを継続的に摂取することで、免疫が常に準備している状態になるために、感染リスクが低下することが期待できます。
 
ユーグレナは自律神経を整えてストレスを緩和させる働きもあります。
自律神経のバランスの乱れは、免疫のバランスの乱れにもつながりますので、そのことを介しても、免疫をサポートしてくれると期待できます。
藻の一種で植物のように光合成をしつつ、自分で動くことができる特異な生き物であるために、肉・魚・野菜などが持っているような、人が必要とする栄養素をほぼすべて網羅している(炭水化物以外のほぼすべての栄養素を摂ることができる)ことも、免疫サポートに活用しやすい食品といえます。
 
 
LPS(リポポリサッカライド) リポポリサッカライド(LPS)は土の中にいる細菌由来の成分で、畑で育つ野菜、穀類、海藻類などに含まれています。明日葉やメカブなどに多いとされ、また、漢方の「葛根湯」の原料である「葛根(クズの根)」 にも多く含まれています。
LPSもまた、パラミロンに似た働きで、感染症の原因となる病原体を攻撃し退治する免疫細胞を活性化させることが分かっています。
 
ビタミンA、E ビタミンA、Eは、粘膜をつくるために必要なビタミンで、ウィルスが身体に侵入するのを防ぐことに役立つといえます。
ビタミンAは鶏や豚のレバー、あんこう肝、うなぎ、卵黄、にんじん、小松菜、ほうれんそうなどに含まれ、ビタミンEは魚介類やアーモンド、ナッツ、アボカドなどに含まれます。
 
ビタミンC 皮膚のバリア機能を正常にする役割で、ウィルスが身体に侵入することを防いでくれます。ビタミンCはブロッコリー、ケール、キウイフルーツなどに多く含まれます。
 
 
身体を温める食品  

 
通 常、人の体温は37度程度であることが好ましいですが、極端に体温が下がってしまうと風邪のウィルスに感染しやすくなることが分かっており、これは他の感染症でも同じことがいえると思われます。
体温が上がり代謝を上げることで免疫力も上がりますが、免疫がウィルスに対抗する過程で産生されるサイトカインと呼ばれる物質によって、体温が上昇するともいえます。
体温を上げる食材としてはショウガ、根菜類などが知られています。
 
ビタミンD
 
世界的にも感染予防に効果的と認められ始めたビタミンD。しいたけなどのきのこ類に含まれるビタミンD2(植物由来)と、鮭などの魚類や卵などに含まれるビタミンD3(動物由来)があります。
通常ビタミンは、体の中でつくることができないため、食品などから摂取しなければなりませんが、ビタミンDは、日光(紫外線)に当たることによって、80%~90%を体内でつくることができるという特性があります。
 
ビタミンDにはヒトの皮膚、気道、腸管などにある、天然抗菌物質(「カテリジン」というタンパク(抗菌ペプチド)や「β-ディフェンシン」という皮膚上にある抗菌ペプチド)を作らせる働きが報告されていることから、免疫サポートをしてくれる可能性が示されています。
干しシイタケ、サケやキクラゲ、内臓ごと食べられるししゃも、しらすなどから摂れます。
食材は天日干しすることでよりビタミンDが増えます。
 
 
水分をたっぷり摂ることも感染症リスクを低下させる  

 
冬になり湿度が下がると、ウィルス感染リスクが上がると言われています。その理由の1つが、ウィルスをブロックすべき「粘膜」がうまく機能しなくなること。
 
喉や鼻などの粘膜の表面には「繊毛」と言われる細かい毛のようなものが生えていて、この繊毛は粘膜が粘液で湿っていて、その湿り気の中で細かく動き、付着したウィルスなどの異物を外へと押し出します。
しかし空気が乾燥すると、粘膜が渇き、また、知らずに脱水をおこしていて分泌される粘液が減り、繊毛が機能しづらくなり、ウィルス感染リスクが上がってしまうことも。夏に比べて喉の渇きに気づき辛い冬は特に、夏よりも積極的に水分補給を。加湿器で部屋の湿度を40%~60%程度にして、夏よりもさらにこまめに水分補給をすることを心掛けると良いでしょう。
 
ちなみに加湿器で湿度を上げると、湿気を好むウィルスにとっても好条件になってしまうので、こまめに換気をし、床などウィルスが溜まりやすい場所を消毒することも併行して行いましょう。
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コロナ自粛明け、痩せないのは心身バランスのせい!?ダイエットホルモン“セロトニン”を分泌する神フード /release/202007051668 Tue, 07 Jul 2020 15:02:24 +0900 ユーグレナ   新型コロナウィルス感染症対策のための自粛生活が緩和され、気づけば夏!運動不足や不規則な生活で太ってしまった…という方も多いのでは? 「あわててカロリーを制限して、スピードダイエットを…」なんて思... 新型コロナウィルス感染症対策のための自粛生活が緩和され、気づけば夏!運動不足や不規則な生活で太ってしまった…という方も多いのでは?
「あわててカロリーを制限して、スピードダイエットを…」なんて思っている方は、ちょっと待って! 通常と異なるライフスタイルを送っていた期間を経た後のダイエットは、心身ともにストレスがかかっているため思い描いている成果が出づらいことも。
 
ニューヨークでボディケアについて学び、認定栄養学&健康促進コンサルに関するアメリカの資格、AFPA Nutrition & Wellness Consultant Certificationを取得。自らも350種類のダイエットを試し、15Kgの減量に成功したというダイエットエキスパート 和田清香さんに、自粛期間明けにスピーディにスタイルアップするためのおすすめの食材を伺いました。
 
 
【監修者】ダイエットエキスパート 和田清香さん

アメリカ・NYの美容学校にてボディケア等の学びを重ね、認定栄養学&健康促進コンサルに関する米国資格、AFPA Nutrition & Wellness Consultant Certificationを取得。現在は、各メディアにてダイエット&美容の監修・執筆を行う他、企業及び個人向けのダイエット&美容のコンサルを行う。
AFPA Nutrition & Wellness Consultant/FTPマットピラティスベーシックインストラクター/NY&NJ State Esthetics License所持。
『パーフェクト・サクセスダイエット徹底ガイド』(講談社)、『ハワイ ワンプレートダイエット 』(メディアファクトリー)、『30秒でスッキリ「壁トレ」』(ナツメ社)、『着圧ハイウエストレギンス入浴で脚・おなか・ヒップやせ』(主婦の友社)、『忙しいひとほどうまくいく!週1回×5分「FAT5」ダイエット』(宝島社)等 著書多数。
 
 
 
長い自粛期間明けのダイエット、痩せにくい原因は“セロトニン”の減少  
新型コロナウィルス感染症対策の一環で、多くの方が外出などのままならない自粛生活を余儀なくされてきたと思いますが、この時期に感じた、感染症への不安や外出のなかなかできない環境によってかかる過剰なストレスにより、自分自身のコントロールがうまく行えなくなるという傾向が出る方もいます。その原因のひとつとして、「幸せホルモン」や「ダイエットホルモン」とも呼ばれているセロトニン分泌が抑制されてしまっていることが考えられます。
 
集中力や意欲は、様々な脳内伝達物質が適切に分泌されることで維持されています※1。ところが、ストレス過剰な状況においては交感神経活性が過剰になり、自分自身のコントロールを担う脳内分泌物質のセロトニンの分泌も抑制されてしまいます。また、外出を控えて太陽の光を浴びない生活もセロトニン分泌を妨げると言われます。
 
セロトニンの働きが不十分だと、疲労やストレスも感じやすくなり、意欲も減退してしまいます。そのことが腸内細菌のバランスを乱し、食物の消化・吸収もスムーズにいかず、代謝のアップに欠かせない栄養素の吸収も妨げることで、より痩せにくくなるという負のスパイラルに。
また、セロトニン減少により腸内環境が乱れることで免疫力も低下するといわれています。そのような状態でカロリー制限などをすることは、この時期、ますます感心できません。
 
 
セロトニン分泌を活発にするライフスタイルは?  
セロトニンは、規則正しい生活(睡眠・覚醒リズムの維持)、栄養バランス、適度な運動によって分泌が盛んになります。
セロトニン分泌のためには、脳にストレスを与えない規則正しい生活(睡眠・覚醒のリズムを整えるよう毎日同じ時間に起き、活動し、就寝する)、近所を20~30分歩く程度の適度な運動、そして食事の栄養バランスが重要。
特に、セロトニン分泌を促す栄養素を積極的に摂るよう意識しましょう。
 
 
セロトニンを出しながら痩せる…和田さんおすすめの『セロトニン分泌フード』  
カロリーを控えることはもちろんダイエットにはマストですが、ストレスコントロールの主役ともいえるセロトニン分泌を促す食品を活用することで、より効率よくダイエットできます。
 
セロトニンを生成しながらダイエットをするには、糖質・タンパク質(特にアミノ酸のトリプトファン)・ビタミンB6が必須※2。特にセロトニンの原材料であるトリプトファンやビタミンB6の摂取量自体は、油断していると不足しがちな栄養素です。
この3つを摂るために毎日摂りたい『セロトニン分泌フード』をご紹介します。
 
 
 
糖質を上手に摂るには?  
オートミールはよく噛んで食べるのもダイエット効果に

単品ものにプラスするだけでセロトニン分泌ダイエットに!
通常糖質は過剰に摂取してしまいがちなので、過剰摂取を防げる食品を選びましょう。ダイエットを意識しながら糖質を摂るならば、「オートミール」がおすすめ。
オートミールとは、オーツ麦やえん麦を脱穀し、小さくカットしたり平たく押しつぶしたりしたシリアルの一種。ビタミンB群をはじめ、カルシウム、鉄分、亜鉛、タンパク質、食物繊維など、様々な栄養素が豊富で、鉄分や食物繊維にいたっては、同量の玄米に比べて2~3倍程度含まれていると言われています。
「低GI食品」でもあり、血糖値上昇をゆるやかにし、肥満に繋がる可能性のあるインシュリンの分泌を安定させる効果も。朝食に摂ると腹持ちもよく、食べすぎを防げそうです。和田さんは極力オーガニックのものをチョイスします。
 
 
トリプトファンを上手に摂るには?  
朝食の定番アイテムで摂りやすいトリプトファン
 
トリプトファンを摂るために毎日取り入れやすいのが納豆。
様々なアレンジで飽きないように取り入れます。
そのほか、卵、牛乳、チーズなどのたんぱく質に多く含まれます。卵、牛乳を朝食の定番アイテムにしたり、おやつをチーズにするなどもおすすめ。
 
 
 ビタミンB6を上手に摂るには?  
バナナ、ゴマなど、毎日摂ることを決めるのも◎
 
たっぷりのビタミンB6を手軽に摂るならば、バナナがおすすめ。そのほかかつお、まぐろなどの魚類、鶏胸肉やささみなどの脂身の少ない肉類のほか、酒粕やごま、にんにくなどに含まれるので、普段使う調味料に意識的に使用するのもいいでしょう。
 
 
おにぎりやパンにプラスすると完全食に! 
“セロトニンダイエット”の究極の神フードはユーグレナ。  
 トリプトファン、ビタミンB6をふんだんに含む注目食材に、「ユーグレナ」があります。
単品ものにプラスするだけでセロトニン分泌ダイエットに!
 
ユーグレナは、ワカメや昆布、クロレラと同じ藻の一種で、トリプトファンやビタミンB6の他に、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など、1つの食品としては驚異的な59種類の栄養素をバランスよく含んでいます。
 
また、ユーグレナにのみ含まれる「パラミロン」という不溶性性食物繊維の働きにより、免疫の活性化※3、免疫バランスの改善※4に効果をもたらすこともわかっています。
さらに、作業ストレス負荷がかかっている際の自律神経バランス※5の調整やイライラ感・緊張感の抑制、睡眠の質の改善を示す研究成果も新たに確認され、「栄養の偏り」「疲労・ストレス」「免疫力の低下」すべてをケアできる食品として期待されています。
 
市販されているドリンクでも気軽に摂れますし、豆乳や、アーモンドミルクにパウダーを溶いて置き換えとして使うのも、栄養不足になりにくい置き換えダイエットに最適な食材で、「忙しくてパンやおにぎりを食べる時間くらいしかない!」という人でも、糖質の摂れるパンやおにぎりにユーグレナドリンクをプラスするだけで、心身のバランスを取り戻して、健やかなダイエットを目指すためのメニューに変えてしまえるので忙しい方にも非常におすすめ。
 
 
 
注釈:
※1 ※2:脳からストレスをスッキリ消す事典 有田秀穂著 (※1:P32-35 ※2:P124)
※3:ユーグレナまたはパラミロンを摂取させたマウスにインフルエンザウイルスを感染させたところ、肺中のウイルスの排出促進がみられ、インフルエンザ症状を緩和したことがわかっています。 [出典]A.Nakashima et al. Biochem Biophys Res Commun. 2017 2015.2.9/2017.11.1 株式会社ユーグレナよりニュースリリース
※4:免疫力に不安がある男女10名に、ユーグレナから抽出したパラミロン粉末を1,000 mgを8週間摂取させた結果、血液中のリンパ球から産生されるIFN-γの増加と、IL-4の減少がみられ、細胞性免疫と液性免疫のバランスを調整している可能性が示されました。[出典]アンチエイジング医学(2015)
※5:自律神経は、活動的な働きの交感神経と、リラックスする働きの副交感神経で構成され、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールしています。ストレスや疲労によりバランスが崩れると心身に異常をきたします。
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“ユーグレナにプリン”でティラミス!?開発者直伝!美味しい“食べ合わせ” BEST5!1位は『プリン』 /release/202005280282 Thu, 28 May 2020 11:00:00 +0900 ユーグレナ 苦味・独特の風味の「奇跡のケミストリー」!ユーグレナ“食べ合わせ”BEST5!!  味が個性的(※)なので …開発者 自ら、考えてみました。 ※藻(も)のような味。というかそもそも藻。    株式会... ※藻(も)のような味。というかそもそも藻。 
 
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充)は、 執行役員研究開発担当、農学博士/医学博士 鈴木 健吾の検証による、ユーグレナパウダーを普段の食事に取り入れ、美味しく食べられる『食べ合わせ』検証を実施。
実食した組み合わせのうち、もっとも美味しく食べることができたと判断した5つの『食べ合わせ』メニューを発表いたします。
 


解説はのちほど…
 
 
「ユーグレナね、あったよね…」なんておっしゃるそこの方! 実はユーグレナという食品には、新たな驚くべき健康効果が続々と発見されていることをご存知ですか?ユーグレナを召し上がっていただいたことのある方、ない方いらっしゃると思いますが、いまいちど、ユーグレナという食材についてご紹介するとともに、「藻の独特の風味と苦味でちょっと食べづらい」とのご指摘をそこそこ頂いておりますユーグレナを、美味しく日常に取り入れていただくべく、日夜ユーグレナについて研究開発している担当者自らが自信をもっておすすめする“食べ合わせ”ベスト5をお届けいたします!
 
 
苦味、そして「藻」の仲間独特の“風味”が敬遠されがち ユーグレナの食べ合わせは、その深いコク・苦味・そして藻ならではの独特の風味の奥深さを熟知した猛者でなければ“フリースタイル”が難しい側面があります。多くの掛け合わせが、「やっちゃった感」を醸すのも事実です。
しかし、海苔や苦い緑の野菜の旨味とも近しいので、掛け合わせの妙で美味しく召し上がっていただけるメニューがあるはず…。
 
なんとか毎日の食卓に添えていただきたい一心で、開発者自らが試行錯誤を重ねた末に編み出した、
 多少クセのある“ユーグレナ”を、美味しく召し上がっていただける『食べ合わせ TOP5』をお届けいたします。
  
食べ合わせ検証者: 
 

 
鈴木 健吾 (農学博士/医学博士)
東京大学農学部生物システム工学専修卒、2005年8月株式会社ユーグレナ創業、
執行役員研究開発担当。同年12月に、世界でも初となる微細藻類ユーグレナの食用屋外大量培養に成功。微細藻類ユーグレナの利活用およびその他藻類に関する研究に携わる傍ら、ユーグレナ由来のバイオ燃料製造開発に向けた研究に挑む。農学博士、医学博士。
 
 
そもそも「ユーグレナってなんだっけ?」という方へ… ユーグレナは、企業名・固有名詞と思われがちですが、実はれっきとした“学術名”、一般名詞です。日本名(和名)では「ミドリムシ」といいます。
 
小学校時代に、ガラスのプレパラート(観察したい物をガラスやプラスチック製のスライド上に固定して、いつでも観察できるようにしたもの)に挟んで顕微鏡で動いている姿を見たことがあるという方がほとんどではないでしょうか?あんなに全国の小学生が眺めていたのに…実は、2005年まで、「人工的に大量培養がなかなかできなかった」のをご存じでしたか?(あれらは、池の水などに生息していた“天然モノ”だったのです。)豊富な栄養素を持つ総合栄養食「ユーグレナ」の大量培養に世界で初めて成功したのが、株式会社ユーグレナの「石垣島ユーグレナ」なのです。
 
 
スーパーフード中のスーパーフード、「ユーグレナ」の何がすごいのか? 石垣島ユーグレナは、ワカメや昆布、クロレラと同じ藻の一種です。
植物でありながらも、光合成をするための太陽の光を求めて自ら動きます!!それゆえか、動物が持っているような栄養素(タンパク質・アミノ酸…)も内包する奇跡のような生き物なのです。
そして通常、植物にある細胞と細胞を隔てる硬い細胞壁(肉や魚にはありません)がないために、消化・吸収率が高く、野菜の吸収率がおよそ20%程度 なのに対し、石垣島ユーグレナは93.1%で、野菜の約4倍の吸収率があります。※1
 
ユーグレナ
 
ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など、なんと脅威の59種類もの栄養素をバランスよく含んでおり、普段の食事に加えることで不足しがちな栄養素を広くカバーすることができます。
 
また、ユーグレナにのみ含まれる水溶性食物繊維「パラミロン」の働きにより、免疫の活性化※2、免疫バランスの改善※3に効果をもたらします。
 
さらに、ユーグレナ粉末の継続摂取により、作業ストレス負荷がかかっている際の自律神経バランス※4の調整やイライラ感・緊張感の抑制、睡眠の質の改善を示す研究成果も新たに確認され、
「栄養の偏り」・「疲労」・「免疫力の低下」の3点をケアし、身体をより良い状態に保つ可能性が示されています。
 
ユーグレナに含まれる59種類の栄養素
●ビタミン類
α-カロテン、β-カロテン、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、D、E、K1、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸
●アミノ酸
バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン、グリシン、セリン、シスチン
●不飽和脂肪酸
DHA、EPA、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エイコサジエン酸、アラキドン酸、ドコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸、ジホモ-γ-リノレン酸
●ミネラル
マンガン、銅、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、ナトリウム
●その他の元気成分
パラミロン、クロロフィル、ルテイン、ゼアキサンチン、GABA、スペルミジン、プトレッシン
 
 
 
苦味・独特の風味の「奇跡のケミストリー」!“食べ合わせ”BEST5!! 栄養豊富なユーグレナをぜひ、毎日の食卓に…。
バランスの偏りがちな皆様の食卓にどうプラスしていただくと、その玄人向けの苦味・独特の風味のケミストリーを楽しんでいただけるか、検証を重ね、多くの掛け合わせを試した結果、下記の“食べ合わせ”が私的『TOP5』となりました。詳しく解説いたします。
 
 
第5位 味噌汁 毎食、気づいたらユーグレナを食べている!!
もはやただの「上品な“あおさ”のお味噌汁」的ナチュラル感
『アオサ汁みたいに馴染みすぎる!“お味噌汁”』
 
味噌汁×ユーグレナ
 
そもそも海苔もユーグレナも海藻の仲間なので(ちなみにユーグレナは海水ではなく真水で育ちます)順当といえば順当です。
デイリーなごはんのお供に馴染むので、食事に無理なく取り入れられますね!
 
 
第4位 バーニャカウダ バーニャカウダソースに“コク”と“旨味”をプラス!
その名も『ユーグレニャ・カウダ』!?
 
バーニャカウダ×ユーグレナ
 
バーニャカウダソースとはそもそも細かく刻んだニンニク、オリーブオイル、ミルク、アンチョビを混ぜで作ることが多いようですが、このソースにアンチョビの持つシーフードの旨味にユーグレナの磯の香りや、飲みやすくするためのアレンジで加えてある有機大麦若葉の香ばしさが奥行きをプラス。
野菜がたっぷり摂れるバーニャカウダですが、ソースにビタミン・ミネラルを多種・ふんだんに含んだユーグレナをミックスすると、もはや野菜要らず!?にバランスアップ!?
ユーグレナから、肉や魚から摂取する栄養素も摂れてしまうので、もはやメインがなくてもバランスが取れてしまうかもしれません。
(※言いすぎました。食事はバランスよく、いろいろなものをふんだんに召し上がって下さい。)
 
 
第3位 カレー レトルトカレーがおしゃれで意識高い美人風!?『グリーン・ベジカレー』に!
白いカレーが特にがおすすめ
 
カレー×ユーグレナ
 
様々な食品のエキスがたっぷりのカレーですが、レトルトカレーなどだけだと、ビタミンやミネラル、たんぱく質など、“おかず”で摂れる栄養素が不足しがち…。
しかし、ユーグレナを加えることでバランスアップ!カレーのスパイスの濃さに、ユーグレナの個性的な香りが多少混ざっても、「1スパイス増えた」程度の微差なので、大好きなカレーのおいしさそのままに、コクがプラスされる感覚です。
ホワイトカレーに入れると、鮮やかなグリーンで、味もほうれん草を思わせるボタニカル・テイストになるので、なんだかすごく高級デリな雰囲気の「ベジカレー」っていうやつっぽくなります。
具が少なめのインスタントカレーでも、ビタミン・ミネラル・タンパク質などなどを一挙にプラスできるので、レトルトLoverの方には至極おすすめです。
 
ちなみに普通の茶色いカレーでもイケます。
ほうれん草のカレーのような風味になります。
 
普通のカレーもいけます
 
 
 
第2位 お好み焼き “粉もんLovers”の皆様に朗報!偏った栄養バランスが一発逆転で整う“奇跡の青のり”!?生地に入れてもコクアップ!
 
お好み焼き×ユーグレナ
 
「ユーグレナは青のりとして使え」。この法則をぜひ覚えておいてください。
そうです、だって海苔の仲間ですから!
磯の香りもばっちりします!しかも画期的なのが、驚異的なバランスの総合栄養食を最後にひとかけすることで、“粉もんLover”が従来悩まされてきた「”炭水化物祭り“すぎて気が引ける」という罪悪感を払拭してくれるのです。食するときの精神的負荷まで緩和してくれる…まさに、スーパーフードです。
 
ちなみに“青のり”用途であれば、焼きそばもいけてしまいます。
大好きジャンクな焼きそばだって、ヘルシーバランスフードに早変わり!
 
やきそばにもユーグレナ
 
 
 第1位 プリン 抹茶プリン風になるかと思ったら大間違い。
ふつうのプリンを“大人な本格ティラミス”に変えてしまう!
ユーグレナが深み・苦味・食感すべてを格上げする!
 
プリン×ユーグレナ
 
堂々の第1位は…意外や意外、『プリン』です!気持ち悪そうなのに!?
まったく予想を裏切るケミストリーが炸裂しました。
絶対的に色は緑化するので、「抹茶プリン」化すると想像されますが、それともまた違う味わい。抹茶プリンっぽさもありますが、それ以上になんというか味に深みが出て、どちらかというと「高級イタリアンのティラミス」の味わい。上品な甘みが癖になります。このコラボレーションは、まさに新発見!
甘くて美味しいプリンですが糖質や脂質が心配…なんていう気持ちも、腸内環境を整えてくれダイエットにも役立つ水溶性食物繊維「パラミロン」をもってすれば、まさに、プラスマイナス・ゼロ!(気持ちの上では)
 
 
使用した商品は…サッと掛けられるパウダー状ユーグレナ「からだにユーグレナ」  
からだにユーグレナ
 
●からだにユーグレナ Green Powder
野菜・魚・肉の栄養素をバランスよく持つ石垣島ユーグレナ配合のパウダー。クセがなく飲めて、水などに溶かしてもヨーグルトや料理などに混ぜてもおいしい。アレンジ自由な、パウダータイプ。
 
【内容量】114.7g(3.7g×31本入り) 
【価格】4,200円(税別)
【原材料名】有機大麦若葉、ユーグレナグラシリス、有機明日葉粉、イヌリン(食物繊維)、イソマルトオリゴ糖粉あめ、クロレラ、精製魚油(ゼラチンを含む)、酵母エキス、L-シトルリン、緑茶抽出物、オルニチン塩酸塩、ヘマトコッカス藻抽出物/香料、L-テアニン
 
●お試し用の7本入り980円(税込)もあります。
 
●「粉を溶いて飲むのが面倒くさい!」という方はドリンクタイプもあります。
からだにユーグレナ Green Smoothie/からだにユーグレナ Green Smoothie 乳酸菌
(ユーグレナ公式通販サイト「euglena online」、大手スーパーマーケット等で販売中)
 
からだにユーグレナGreen Smoothie
 
●「からだにユーグレナ」詳細はこちら
https://www.euglena.jp/karadani/
 
 


 
<注釈>
※1:北岡正三郎、細谷圭助 (1977), Euglena gracilisタンパク質の人口消化実験およびネズミ飼 育試験における栄養価の決定
※2:一部の病原体とパラミロンは表面構造がよく似た構造になっており、パラミロンが腸管にとりこまれると、細菌と勘違いして免疫細胞が反応し、指令を出すため免疫が活性化されることがわかっています。 [出典1]βグルカンの基礎研究と応用・利用の動向, 183-191 [出典2]J Nutr Sci Vitaminol, 64, 8-17, 2018 ※3:免疫力に不安がある男女10名に、ユーグレナから抽出したパラミロン粉末を1,000 mgを8週間摂取させた結果、血液中のリンパ球から産生されるIFN-γの増加と、IL-4の減少がみられ、細胞性免疫と液性免疫のバランスを調整している可能性が示されました。[出典]アレルギーの臨床(2015) ※4:自律神経は、活動的な働きの交感神経と、リラックスする働きの副交感神経で構成され、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールしています。ストレスや疲労によりバランスが崩れると心身に異常をきたします。
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