法人別リリース Fri, 30 Sep 2022 09:00:00 +0900 hourly 1 臭いがせず、水もいらない「快適」汲み取り式水洗トイレ /release/202209297447 Fri, 30 Sep 2022 09:00:00 +0900 グリーンハート・インターナショナル     臭いがせず、水もいらない「快適」汲み取り式水洗トイレ~相次ぐ災害による大規模断水・土砂災害・地震の備えはこれ~     株式会社グリーンハート・インターナショナル(本社:大阪府吹田市)は、土... https://www.greenheart-intl.com/
 
 
臭いがせず、水もいらない「快適」汲み取り式水洗トイレ~相次ぐ災害による大規模断水・土砂災害・地震の備えはこれ~
 
 
株式会社グリーンハート・インターナショナル(本社:大阪府吹田市)は、土壌を用いた独自の処理方法を使って全国に小規模汚水処理システム(エコ浄化システム)を展開してきましたが、その名を水土(SUIDO)浄化システムと改め2022年6月から自己処理型トイレ「未来くるBOX」の販売をスタートしました。
自然災害の影響をこれだけ多分に受ける日本列島に、小規模分散型の超小型汚水処理システムを取り付けることで、日常でも災害時でもどれだけの人の心の安心が守れ、自治体の管理負担を減らせるでしょう?
 
 

 
<未来くるBOXとは>  未来くるBOXは、処理装置付きのトイレで、下水が通っていないところでも、トイレ洗浄水が確保できないところでも使える循環型のトイレです。循環型なので平時にたっぷりの水を使っても節水になり、災害時に断水しても水洗トイレが快適に使えます。
 
Q トイレの洗浄水は? 
A 尿と便をきれいな水に変えて、洗浄水にリサイクルします。
 
Q 水がなくなり足すことはありますか?
A ありません。むしろ、トイレの利用回数に応じて水が余ります。
 
Q 余った水はどうするのですか?
A 余った水=処理水です。トイレ洗浄水としての水質基準を遥かに超えており、近辺の草木散水へ点滴します。
 
Q 設置してからどれくらいで使用できますか?
A クレーンで現場に運搬し、最初は水張り後、試運転を実施した直後より利用できます。不必要になった場合は、他の場所に移動することもできます。
 
Q 利用制限はありますか?
A あります。利用人数に応じてタイプを選んでいただけます。一番小さいので25回/日仕様です。ただし、トイレ回数が増えても水が途絶えることが絶対にない為、(色素は完全に落とせなくても)トイレは使えます。これが当システムの特徴の一つです。
 
 
<トイレ実績80件@自治体> 当技術は、今から29年前の1993年、異臭がひどく汚物が山積みになっている淀川河川敷公園のトイレについてご相談を受けたところからスタートしました。以降、官公庁からの依頼を中心に、公園トイレ、駐車場トイレ、道の駅、キャンプ場、登山者用トイ
レ、標高が高く上下水が引けない寺社仏閣のトイレなどに水土浄化システムを活用しています。
 
 
<危機管理・備蓄のご担当者様必見!トイレはこんなに進化している。> 災害時を想定した設備をご検討の自治体もしくは企業の方々は、未来くるBOXをご検討ください。平時と非常時の境目がない生活を、現場を見てこられた方なら想像できると思います。
 
自治体の方なら、避難所などのトイレの確保に加えて、「汚物の処理」とそこから派生する「健康上の問題」も考える必要があります。
 
未来くるBOXの仕組みは、し尿を水に変えてしまうのでゴミが出ません。そして節水型でなく、たっぷりの水を使い、断水の影響を受けません。さらに、公衆衛生も守られます。常設利用で普段は節水型、災害時はふだんどおり使える超快適仮設トイレになります。
 
<こんな場面でも活躍しています>
 
滋賀県の湖岸公園に弊社のシステムが4カ所ありますが、最近はコロナの影響で利用者がそれまでの8倍にも伸びています。キャンプ場での宿泊やデイキャンプの利用者が多発し、それに伴いトイレの利用率もこれまでにないほどふくれあがっています。
 
通常の循環型トイレやバイオトイレでは、集中的な利用は残念ながら対応できず使用不可となってしまう例がほとんどです。当システムも、仕様上の利用回数はありますがトイレが使用不可になることはありません。水は循環し続けているからです!
 
その意味でも、災害に強いインフラとしてこれからも進化し続けます。
 
 
「令和2年度第3次補正 事業再構築補助により作成」
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土壌から広がる明るい世界 /release/202209166675 Wed, 21 Sep 2022 10:00:00 +0900 グリーンハート・インターナショナル       土壌から広がる明るい世界      人<企業<環境<地球 を守る取り組みを日本中に広げたい!        株式会社グリーンハート・インターナショナル(本社:大阪府吹田市)は、2022年...  (株)グリーンハート・インターナショナル
環境科学 エコトイレセクション
山田 祐加
TEL: 06-6105-8003  
https://www.greenheart-intl.com/
 
    土壌から広がる明るい世界
     人<企業<環境<地球 を守る取り組みを日本中に広げたい!
    
 
株式会社グリーンハート・インターナショナル(本社:大阪府吹田市)は、2022年6月から自己処理型トイレ「未来くるBOX」の販売をスタートしました。土壌を用いた独自の処理方法にて、他にはない特徴を有するトイレの普及に努め、環境問題と社会課題を解決するプロジェクト(9/1発信プレスリリース参照)を展開しています。土壌の可能性についてみなさんは想像つきますでしょうか?私たちは、水と土を使った独自の技術「水土(SUIDO)の技術」と、全国の協力会社(一般社団法人水土の技術研究協会の賛助会員)の技術を組み合わせて、トイレ汚水の浄化だけには留まらない、持続可能なビジネスを生み出し、脱炭素社会の構築に貢献できるよう日々活動しています。
 
 
<土壌って何?> 
私たちは、身近にある土(土壌)を材料に水をいかに浄化できるかを研究しています。土(土壌)とはいったい何でしょうか。そして、土(土壌)を使ってどんなことができるのでしょうか?
 
土壌の中には、微生物、菌類、モグラ、ネズミ、ミミズ、昆虫が生息しています。1gの土壌中に10~20憶もの個体数が存在すると言われます。これらの土壌微生物や生物が、土壌中の有機物をエサとして分解し、無機質に戻す作用をします。私たちは、土壌のろ過・吸着・生物分解という作用を利用してきれいな水を作っています。
 
<有機物に着目するとこんなところに役に立てる!>
 土壌にとって有機物は格好のエサです。
自己処理型「未来BOX」は、し尿(有機物)を微生物が分解して綺麗な水にすることを利用して、トイレ洗浄水に再利用しています。汚水を無色無臭の水に変えてくれるので(NETISに登録)、トイレの洗浄水以外に余る水は、修景用水として植栽への散水に再利用するか川に流します(地域条例等により協議は必要)。
 
地域には色々な問題があります。例えば、排水を流せない、排水規制が厳しいなど。そんな場所で優遇されるのが、この土壌を使った水土浄化システムです。世界遺産に登録されている施設内トイレや、琵琶湖湖岸や、瀬戸内周辺などでは大いに必要とされています。
 

韓国済州島(世界自然遺産)           水土浄化装置(土壌処理槽)
 
<土壌だからこんなことができる>
 
土壌を駆使して、この世の中にはまだまだ様々な用途において脱炭素やリサイクル社会の構築に役立てることを私たちは確信しており、以下のことに挑戦しています。
 
私たちの生活の中には沢山無駄がありますね。雨水は貯水するものの多くは捨てられ、工場などでは日々大量に洗浄水を捨てていますし、床洗浄や車洗浄用には贅沢にも大量の水道水を使っています。これらの水を再び綺麗にして中水に再利用したり、雨水を殺菌して、車両洗浄したり私たちにできることは目白押しです。
 
<食品工場における節水>
 
スーパー、コンビニなどに食品を卸している食品工場は大量の水を使います。野菜を毎日大量にカットし、洗浄します。この水には野菜に付着した沢山の微生物が含まれています。これらは土壌の微生物の大切なエサです。そして、食品は殺菌する必要がある為、洗浄水はそのまま排水できず処理が必要になる場合もありコストもかさみます。土壌の浄化作用を有効に活用すると節水や環境負荷低減が可能になります。
 
<衛生設備に中水を利用し、CO2排出を削減>
 
水土浄化システムで浄化して膜濾過を行い殺菌処理した中水を、空調室外機やソーラーパネルの冷却に再利用することで、エネルギー消費を抑えることができます。
 
水土浄化装置にはトイレ利用回数分の余剰水が発生します。トイレ1回あたり200ccの余剰水が発生する為、100回で20L、1000回で200Lが余剰水として出てきます。余剰水は、草木の点滴散水などに再利用するのが通例です。また屋上緑化への散水に使用するとCO2排出削減をすると共に、建物の冷暖房負荷の低減にも役立てられます。※地域により協議が必要です。
 
 
<教育分野での活躍>

最近は、体験型農業や学習型の施設が沢山あります。これらの場所で、水土浄化システムをそれぞれの課題に応じて活用いただくとともに、土壌を肥料として2次利用する等など次世代の用途を模索しながら学習できる場としても利用いただきたいと私たちは願っています。地域のこどもたちの環境教育や体験学習として、当事業の活用を提案しています。
 
◀土壌槽に汚水の流れが分かるよう窓をつけ、浄化の様子を観察できるようにしています。
 
 
<皆様にメッセージ>
 
地域には、畜産の糞尿の処理に困っていたり、養殖に浄化技術を要したり、林業従事者が年々減少したり様々な課題が沢山あります。私たちは、そのような個々の課題を知り、そこにある資源・人材・技術を組み合わせて、地域の地場産業や伝統産業を重んじながら地域の雇用促進に繋がる事業を計画しています。例えば、間伐材を使って、地元固有の建築技術やデザインによるトイレブースの製作などです。これらのまちづくり・社会づくりをぜひ切磋琢磨してともに行っていただける自治体・企業様からのご連絡をお待ちしております。
 
~今後の予定~
 日程               内容 9月~年内 水土浄化装置による中水利用実験(1)
<太陽光パネルの冷却水システムによるエネルギー負荷低減の検証
9月末 水土浄化装置(地上型)設置(奈良県桜井市) 2023年1月~ 水土浄化装置による中水利用実験(2)
ミライクルシステムの開発:空調室外機の中水システム、屋上緑化の省エネ実験等
一般社団法人水土の技術研究協会
「水土浄化技術が水インフラをかえる」
 会員募集中!
   http://www.suido-tech.or.jp/
 
 
当プレスリリースは「令和2年度第3次補正 事業再構築補助により作成」
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9月1日は防災の日。 自己処理型トイレ「未来くるBOX」で救える命 /release/202208305663 Wed, 31 Aug 2022 17:00:00 +0900 グリーンハート・インターナショナル 9月1日は防災の日。 自己処理型トイレ「未来くるBOX」で救える命 日本のトイレは世界一と称賛、だが災害時はワースト○位?!    6/29自治体・公共Week展示会(東京ビックサイト)に自己処理型... (株)グリーンハート・インターナショナル
9月1日は防災の日。 自己処理型トイレ「未来くるBOX」で救える命
日本のトイレは世界一と称賛、だが災害時はワースト○位?!
 
 6/29自治体・公共Week展示会(東京ビックサイト)に自己処理型トイレ「未来くるBOX」を出展以降、自治体の方からトイレに関する様々なご相談やお問い合わせをいただきます。
 
ここから見えてくる現在の課題は何でしょうか。そして、私たちがすべきことは何でしょうか。
「未来くるBOX」を開発した株式会社グリーンハート・インターナショナル(本社:大阪府吹田市)は、一般社団法人水土の技術研究協会およびその賛助会員様(青森、群馬、東京、兵庫、大阪、熊本、沖縄)と、当技術の普及を通じて地域の課題解決に努めています。

(写真:未来くるBOX)
 
<お客様のご相談・お困りごと> 
 
・下水が引かれていないところにキャンプ場を計画している
・登山者用のトイレが汚くて臭くてクレームがきている
・古民家再生事業でトイレの計画がある
・防災公園の排水設備を計画している
・山の中にある駐車場にトイレが必要
・普段はそれほど使わないけれど観光シーズンにトイレが足りない
・店舗を増築する(合併浄化槽使用)のにトイレも計画している
・下水道を引くのに数千万かかる
・合併浄化槽で処理しているけれどトイレ増築はどうしたらよいの?
 
特に最近は、公園でのデイキャンプ利用が急増し、利用人数の多い祝日のし尿処理が大変です。
 
これらほとんどは、公共下水が整っておらず、電気もありません。つまり、断水で配管が切断されたり、停電してトイレが使えない状況と同じです。
 
 
<異臭のする淀川河川敷のトイレを何とかしてほしい>
 
 私たちの活動は、今から29年前の1993年、異臭がひどく汚物が山積みになっている淀川河川敷公園のトイレについてご相談を受けたところから始まりました。以降、土壌による浄化作用を利用した水土浄化システムを、国内外約100件設置してきました。現在は、地上に簡単に設置できる「未来くるBOX」を開発し、水道がなくても快適な水洗トイレが使える環境を整えております。
 
私たちは今、人の命を救う・災害時に役立つトイレとして未来くるBOXを広めています。
 
 
<未来くるBOXが救える命>
 
【過去の災害のトイレ状況】
 
過去の災害において、避難所の便器内は大小便の山となってしまったケースが多く報じられております。
 
(H17 阪神・淡路大震災)
災害用トイレ設置が困難。神戸市内の水洗化率が高く、し尿汲み取り体制が不十分。水・食料・毛布・医薬品の確保が優先され、トイレは後回し。避難所に災害用トイレが設置されたのは早くても3日以降。
死者数:6,432人 
 
(H16 新潟中越地震)
災害用100人に1基では足りないとの苦情。トイレが不安で水を飲むことを控えたとする人が小千谷市で33.3%、川口町で13.8%。死者60人のうち半数近くが関連死とされストレス、不眠、集団生活による感染症等。トイレを我慢したことも一因。
 
(H23 東日本大震災)
発災当初は寒さが厳しく、屋外に設置された災害トイレの使用は困難。トイレもバキューム車の数も不足していたため、汲み取り式のトイレが多数使用不能。
死者数:1万5900人
(出典:避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン H28 内閣府)
 
⇒水洗トイレの使用不可・トイレ不足・し尿汲み取り体制に問題が集中。
 
【こんなトイレは今までにない・未来くるBOXが役立つところ】
 
 未来くるBOXは処理装置と一体型のトイレでその処理方法を「水土(SUIDO)浄化システム」といいます。土壌の浄化作用を使った、当システムの特徴は以下です。
 
・上下水道がなくても、災害時でも水洗トイレが使えます。
・トイレの汚水を浄化して綺麗にした後、トイレ洗浄水に再利用。それを繰り返すから水がなくなることはありません。むしろ、綺麗な水が余ってくるのでトイレ以外の用途(草木に散布)にも再利用します。
・設置は、完成品をクレーンで現場に据え付けるだけなので簡単。
・災害やイベント時など連続してトイレを使用しても、水がなくなることはありません。
・利用人数に応じて増設・減設もできます。
・超小型(10人~)から中規模(数百人)まで幅広く対応可能
(規模が大きくなると移動式ではなくなります)
・耐用年数20年
 
※「未来くるBOX」チラシ参照
 
 ⇒未来くるBOXを常設することで、普段は節水(上下水道とは独立)型で災害がおきても普段どおり水洗トイレが使え、緊急時の汲み取りも慌てることはありません。
 
 
<地域と連携した普及活動>
 
私たちは、「未来くるBOX」を通じて地域連携の強化を進めています。一般社団法人水土の技術研究協会の賛助会員様は、同じビジョンを共有できる様々な分野の企業様です。当会をプラットフォームとしてそれぞれの強みやノウハウを共有し、地域の雇用促進、災害でも安心できるまちづくり、ネットワークづくりを行っています。具体的には、設置業務、トイレ部の製作、設置後の維持管理です。
 
災害時、水洗トイレが使えたら、沢山の場所で命が助かります。
それを水土浄化システムは可能にします。
「令和2年度第3次補正 事業再構築補助により作成」
 
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「なぜ今、循環型トイレが必要なのか。」自己処理型トイレ「未来くるBOX」に期待が高まる /release/202207183938 Tue, 19 Jul 2022 10:00:00 +0900 グリーンハート・インターナショナル    _____________________________________________ なぜ今、循環型トイレが必要なのか  6/30「地域防災EXPO」にて展示した商品についての同日セミナ... (株)グリーンハート・インターナショナル
 
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なぜ今、循環型トイレが必要なのか
 6/30「地域防災EXPO」にて展示した商品についての同日セミナーが大盛況で終了。
 自己処理型トイレ「未来くるBOX」に期待が高まる
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「未来くるBOX」を開発した株式会社グリーンハート・インターナショナル(本社:大阪府吹田市)は、自治体向けの災害対策専門展で、水関連専門家を特別ゲストに招待しセミナーを行いました(6/30)。
「自然生理現象であるトイレは我慢できない!」トレイが使えないと最終的には、飲み水を飲むこと、食事をとることを我慢する。だからこそ求められる災害時もふだん通り使えるトイレの必要性についてパネルディスカッションの内容を発表します。
 
 
「未来くるBOX」展示の様子
 
【開催概要】
 
イベント名:「自治体・公共Week」内「地域防災EXPO」展示会
セミナータイトル:「地方創生と水循環型社会構築のためのSDGs」無料セミナー
日時: 2022年6月30日(木)14:30-15:30
会場: 東京ビッグサイト<特設会場>
定員: 50名
見所: 災害時でも普段通り水洗トイレが使える「未来くるBOX」がなぜ今必要なのか、国内や国外にも視野を広げてその可能性について議論。
 
 
<登壇者の紹介>
・一般社団法人Watern-n 代表理事 奥田早希子
環境関係の専門紙、環境新聞など業界紙の記者として、情報発信に努める。
 
・グローバルウォータ・ジャパン/国連のニューヨーク本部 環境審議官 吉村 和就
国連加盟国193カ国のうち85カ国の途上国の水関連問題について指導
 
・一般社団法人 水土の技術研究協会 水落 元之 
地元企業と連携して「未来くるBOX」の普及に努める
 
・株式会社グリーンハート・インターナショナル 織田 和男
「未来くるBOX」を製造・販売。技術を引き継ぎ後世に残す。
 
 
【トイレは我慢できない(被災地の経験)】
(吉村氏)東日本大震災1週間後に現地まで行けず、秋田まで飛行機で飛んでから車で気仙沼、石巻を全部回りました。120カ所の下水処理場が全部やられました。大きなブルーシートに水を溜めて塩素を入れ、とりあえず病原菌だけ殺して海に放流していた。これが半年から1年間続きました。損害金額は約3000億円と国交省では試算しています。気仙沼行った時もまるっきりトイレが使えなかった。これは大変でしたね。飲み水は自衛隊等からペットボトルが全国から送られてきた。これは大丈夫だと、結局、トイレが1番大変ということでした。
 
「安全安心な飲料水、それからこのトイレ。これが喫緊の課題」(吉村)



【「土」というローテク技術が社会に役立つ】
(織田氏)私たちは食べ物を食べて消化吸収して排出に至ります。その糞便の中には1グラム100万個のバクテリアと1000万個のウイルスがいると言われています。それを適切に処理して安全を保つことが公衆衛生の要。我々の開発する「水土(SUIDO)浄化システム」は、水洗トイレの汚水をきれいな水にして循環再利用するシステムのことです。
 
このシステムを掲載したのが今回初登場の「未来くるBOX」
ユニック車で「未来くるBOX」を現場にポンと置くだけで水がなくてもトイレが使えます。連続して使い続けられ、移動ができ、水が綺麗になり、小型であることが特徴です。
※一番小さいサイズでw1600 x L2500 x H2500、トイレ利用回数 50回(最大75回)/日
処理人数により増設・減設ができます。
※「未来くるBOX」チラシ参照
 
吉村先生に衝撃なことを教わりました。「食べ物、エネルギーは代替があるけれど水の代替はない」
 
「水は最大限、循環再利用することを肝に銘じる」(織田)
 

 
 
【未来くるBOXの開発の背景】
コロナで1箇所に集まることが難しくなってくる社会状況の中で小型分散ができる未来くるBOXは、必要なところに集めて必要でない時には必要なところにまた移動する。これが1番いいと思っています。災害時でも独立して使えることを目指し、安心感を提供できたらと思っています。
 
【トイレの悪臭はどうなる?】
お家の中でもトイレが使えない、避難所に移動しても普段通りのトイレは使えないということで、臭いが溜まっちゃう。このシステムを使えば、そういった事は解決できるものなんでしょうか。
 
紙おむつや衛生用品は今まで通り別にしていただきますが、トイレットペーパーと糞便は全て水に戻る。土壌を使っているので、臭気は問題ない程度まで処理が可能で、皆様には気持ちよく使っていただいています。

【地域と連携した普及活動】
(水落)開発した一社が営業するだけだと地域に応じた営業ができないということで、一般社団法人水土の技術研究協会の賛助会員様(全国から募集)に責任をもって普及活動をやっていただく。我々の経験したノウハウを提供し、地域の雇用、災害でも安心、SDGsの分野で貢献していきたい。同業他社とも切磋琢磨しながらプラットフォームを提供する。将来的にはこういう形でいい技術をより速やかにより多くの地域に展開していきたいという風に考えております。
 
【海外での可能性】
(吉村)96年から2001年まで国連ニューヨークで発展途上国85カ国の水環境の改善についてアドバイスをしておりました。その中で必ず話しているのが、三位一体説です。水と食料とエネルギーで考えなければ普及しないということを常に話しております。途上国だけでなく日本国内もこれから限界集落が多くなる中、雇用ができるものを作っていかなければいけないなと思っております。
 
ウクライナが侵攻してから肥料が通常の2~4倍に上がっている。窒素、リン、カリが足りない。ところが糞尿の中にはこれらがいっぱい入っている。それをいかに安全に回収して、農業に使うかが課題です。換金作物というお金に代わるものはいくらでも頑張る、相手がチャリンと儲かるような提案をしなければこれからは東南アジアには普及しないんですね。
 
 
【展示会・セミナー後の反響】
トイレの設置をご計画されている自治体の方、新規プロジェクトや事業を立ち上げの方、キャンプ場のトイレの設置など、その後お問合せを沢山いただいております。地域にあったものを地元の皆様と協力してつくっていきけるため、今後もご連絡をお待ちしております。
 

 
 
 
 
 セミナーの様子:大勢の人にご参加いただきました。
「 令和2年度第3次補正 事業再構築補助により作成」
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新商品!自己処理型トイレ「未来くるBOX」を地域防災EXPO@東京ビックサイト(6月29日~)にて展示 /release/202206112431 Wed, 15 Jun 2022 10:00:00 +0900 グリーンハート・インターナショナル 2022年6月14日 株式会社グリーンハート・インターナショナル              _________________________ 6月29日~7月1日、東京ビックサイトにて新商品を展示... (株)グリーンハート・インターナショナル
2022年6月14日
株式会社グリーンハート・インターナショナル
 
           _________________________
6月29日~7月1日、東京ビックサイトにて新商品を展示。 災害時でも、普段どおり水洗トイレが使える 自己処理型トイレ「未来くるBOX」をリリース 6月30日14:30-15:30「商品PRセミナー」にて技術紹介・今後の展望を大公開
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株式会社グリーンハート・インターナショナルは(本社:大阪府吹田市)は、自治体向けの災害対策専門展「自治体・公共Week」内「地域防災EXPO」にて、災害時も使える自己処理型の水洗トイレ「未来くるBOX」をリリースします。トイレと処理機能がついた商品の展示は初めてになります。「未来くるBOX」は、小型の処理装置を搭載し、し尿を再利用可能な水質にまで浄化し、トイレ洗浄水にリサイクルするものです。通常のインフラが使えないときにも水洗トイレがいつでも使えることと、一時的に集中したトイレ利用にも対応可能である点から、災害時および観光地や民間施設向けに全国に導入を呼びかけます。
 
展示会会期中の6月30日14:30~15:30に、特別セミナーを行います。水循環型社会を構築するため、未来くるBOXの事業展開について、特別ゲストを招待してパネルディスカッションを行います。
【展示会詳細URL】https://www.greenheart-intl.com/ (新着情報)
 
 
商品概要
商品名:未来くるBOX(タイプA/タイプB/タイプC)
機能 :土壌による高度処理機能付き水洗トイレ
特徴 : (1)循環型水洗トイレ (2)持ち運び可能 (3) 土壌の浄化作用を利用する為、環境負荷が少ない
仕様
 
タイプA タイプB タイプC トイレ利用回数(日)
50回(最大75回)
100回(最大150回)
150回(最大225回)
サイズ(mm)
W1600 x L2500 x H2300
W1600 x L4000 x H2300
W2200 x L6000 x H2300
便器数
大便器1(女・男併用)
大便器2(女・男)
大便器3(多目的・女・男)
重量(t)
1.09
1.81
2.37
電気容量(kw/d)
3.69
3.85
4.96
 ※装置のみの重量となり、トイレブースの重量は含まれておりません。
 ※トイレブースはご要望により仕様を変更することができます。
 
未来くるBOXは、完成した商品をクレーンで現場に運搬・設置し、試運転後すぐに使用することができます。上下水道に接続せず、仮設扱いなので確認申請の必要がなく手間がかかりません。※但し、所管轄の確認により正式に決定します。オプションとして、手洗い水の雨水利用、ソーラーパネル使用、遠隔操作が可能です。
定期点検は、年に4回行います。
利用用途は、農地・キャンプ場・グランピング・国定公園・道の駅・駐車場トイレ・登山者用トイレなどがあげられます。特に避難場所としては、公民館・学校・公園・コンビニエンスストア・ショッピングモール・配送センターなどが考えられます。より人が多く利用する場所では、装置を連結することにより規模を拡大して利用できます。
 
<当技術を用いたトイレの実績100件>
官公庁(公園トイレ・駐車場トイレ・道の駅・キャンプ場・登山者用トイレ・寺社仏閣など / トイレ以外の実績 リネンクリーニング排水・河川浄化)
 
開発の経緯とメーカーの挑戦
当社の商品はこれまで官公庁の依頼を受けて、琵琶湖湖岸公園の公衆トイレや道の駅(埼玉県)などに導入されてきました。
【導入実績URL】https://www.greenheart-intl.com/case.php
 
水も電気も通っていない場所でのトイレ利用の依頼を受け、様々な公共下水道未整備地区に設置してきました。また、 観光地など利用頻度にバラツキの大きい場所にも対応可能な仕組みにより、兵庫県の竹田城では平日の利用150回/日~ピーク時利用4400回/日を達成しており、2003年から支障なく稼働しております。
 
新発売の「未来くるBOX」は、今までの当社製品と比較して、利用回数が50回/日・100回/日・150回/日と、コンパクトな商品です。これは、キーデバイスとなる土壌処理槽の技術開発により実現化したもので、単位面積あたりの処理能力が飛躍的に増えたことにあります。1日に10~20人が利用する農業用トイレ、キャンプ場・グランピングでのビジネスツールの一つとして活用されることを期待しています。
 
事業展開の方法
「未来くるBOX」は、一般社団法人水土の技術研究協会の賛助会員様を通じて事業展開する予定です。営業活動~設置~設置後のメンテナンスやアフターフォローは、全て地元企業様にお願いし、地域での雇用創出および地元企業様のネットワークを通じた地域課題解決に役立つビジネスモデルをめざしています。現在、賛助会員様は、青森県、東京、群馬、大阪、兵庫、熊本、沖縄と15社におよびさらに拡大を模索中であります。
水土の技術研究協会の公式サイトです (suido-tech.or.jp)
今後の展開
「未来くるBOX」は、災害時でも普段と変わらない水洗トイレ環境が実現でき、避難所生活での衛生課題解決の決め手となります。災害時には、簡易トイレや仮設トイレなどがあっても決して快適な環境とは言い難いのが現状です。少なくとも水洗トイレがふだん通り使えることで、トイレゴミや公衆衛生の問題が軽減でき、環境負荷およびトイレストレスの軽減に繋がります。地域インフラのレジリエンスを強化の一環として、災害につよいまちづくりを衛生面で支えるツールとして設置を進めることが私たちの目標です。
 
「令和2年度第3次補正 事業再構築補助により作成」

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