法人別リリース Fri, 30 Aug 2024 15:00:00 +0900 hourly 1 サーキュラーエコノミーを目指す新しい牧場のカタチ 八重山列島カーボンフリーファームが始動 /release/202408295607 Fri, 30 Aug 2024 15:00:00 +0900 INFLUX 再生可能エネルギーのインフラ構築事業を全国に展開する株式会社INFLUX(本社:東京都港区、代表取締役社長 星野 敦、以下「インフラックス」)及びグループ会社である農地所有適格法人 八重山列島カーボ...  
カーボンフリーファームのコンセプト
 
■「カーボンフリーファーム構想」について
インフラックスグループは環境負荷を最小限に抑え、資源の効率的な利用と再利用を推進することを方針とした牧場運営を開始します。自然環境と調和する形で持続可能な運営を目指し、ファーム全体を通してカーボンニュートラルで、サーキュラーエコノミーな事業モデルを地域の実情に合わせた形で各地へ展開していきます。
 
■第一弾は石垣島を拠点とした「八重山列島カーボンフリーファーム」
 「カーボンフリーファーム構想」の第一弾として、沖縄県石垣市において、「八重山列島カーボンフリーファーム(以下「八重山列島CFF」)」として牧場経営を開始しました。当ファームでは、以下の事業を柱にすべく準備を進めています。
 
1.黒毛和牛の一貫生産
現地畜産農家の事業を継承し、既存の生産資源を有効活用しながら「石垣牛」の繁殖・肥育の一貫生産を行います。牛舎の改修等の整備を行い、2025年より順次運営を開始し、将来的には500~600頭まで拡充する予定です。
八重山列島CFF 牛舎完成予想図
 
2.新たな黒毛和牛ブランド「脱炭素牛」の開発
地球温暖化の要因の一つである牛のゲップ中のメタンガスを抑制する特殊な給餌方法で育てられたメタンレスな和牛ブランド「脱炭素牛」を開発し、石垣牛と並ぶ新たなブランド作りを目指していきます。
「脱炭素牛」の開発
 
3.深刻な環境問題も解決する「バイオマスの活用」
牧場運営の過程で飼育牛から排出される糞尿は、島内畜産農家からの回収分と合わせて1日当たり100トン超の量を、グループ企業が行うメタン発酵型バイオガス発電事業へと提供し、電力を生み出すための原料として活用します。また発電プロセスで発生する発酵残渣は特殊肥料として地元農家等へ還元していきます。石垣市が抱える家畜の糞尿由来の深刻な環境汚染問題の解決に対しても、本事業が貢献できると考えています。
 
八重山列島CFF バイオマス発電設備完成予想図
 
4.老朽化した牛舎をクローズドループな水耕栽培農場としてアップサイクル
老朽化からその機能を失った牛舎を修復・刷新して水耕栽培農場とし、前述の発電事業で得られる電力やその副産物であるバイオマス由来の液肥を活用することでサーキュラーエコノミーを体現していきます。
 
八重山列島CFF 水耕栽培農場完成予想図
 
■今後について
八重山列島CFFでは、畜産事業や発電事業のほかにも、宿泊施設や農場直営の焼肉店やカフェの運営など、市民や観光客の皆様に愛されるファームを目指します。地域資源を活かした新たなスポットや産業を地域の方々と共に創り出す予定です。
 
 
■株式会社INFLUXについて
持続可能なエネルギーの未来を築く企業として、世界の環境問題に立ち向かうべく、太陽光や風力といった再生可能エネルギーを活用したプロジェクトを推進しています。枯渇する資源への依存を減らし、環境への影響を最小限に抑えた「ネイチャーポジティブ」な開発を行っています。
地域密着型の開発を掲げる「Jimoto first(地元ファースト)」の理念に基づき、地元に新たな産業と雇用を創出し、地域経済の発展に貢献しています。また、地域社会との協力を通じて、持続可能なエネルギーシステムを構築し、循環型社会(サーキュラーエコノミー)を実現することを目指しています。
これまでの豊富な実績と専門知識を活かし、当社は次世代に持続可能な未来を引き継ぐために、引き続き地域の方々の声を聞きながらエネルギーの革新に取り組んでまいります。
 
<企業概要>
法人名  :株式会社INFLUX
代表者名 :代表取締役社長 星野 敦
本社所在地:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー41F
設立年月 :2018年3月
URL   :https://influx-inc.com/ 
事業内容 :国内外における再生可能エネルギー発電事業のプロジェクト開発・設計・施工・運営管理
 
■農地所有適格法人 八重山列島カーボンフリーファーム合同会社 について
沖縄県石垣市を拠点に、地域の豊かな自然環境と調和した持続可能な発展を目指す企業です。当社は農地所有適格法人として、地域特有の気候と土壌を活かしながらサーキュラーエコノミーに適う農畜産業に取り組んでいます。また、グループ会社が行う再生可能エネルギー事業とも連携し、「地元ファースト」のグループ理念を共有しながらクローズドループな社会構築を目指します。
 
<企業概要>
法人名  :農地所有適格法人 八重山列島カーボンフリーファーム合同会社
代表者名 :代表 星野 敦
本社所在地:沖縄県石垣市伊原間キンブ山2-650
設立年月 : 2020年10月
 
 
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INFLUX×長崎大学 水中ドローン『アクアレモナ』を共同開発! 藻場の海底地形を高精度3Dマップ化に成功! /release/202404159468 Tue, 16 Apr 2024 15:00:00 +0900 INFLUX 全国に再生可能エネルギーのインフラ構築事業を展開する株式会社INFLUX(本社:東京都港区、代表取締役社長 星野 敦、以下「インフラックス」)は、長崎大学海洋未来イノベーション機構および長崎大学大学...

全国に再生可能エネルギーのインフラ構築事業を展開する株式会社INFLUX(本社:東京都港区、代表取締役社長 星野 敦、以下「インフラックス」)は、長崎大学海洋未来イノベーション機構および長崎大学大学院工学研究科と協力して、海洋環境保全と再生可能エネルギー発展の両立を目指す「藻場再生」への共同研究を進めています。この度開発した次世代型水中ドローン「アクアレモナ」は、海中でも潮流に影響されにくく安定して測定位置をコントロールする機能が搭載され、「藻場」の3Dマップ化に成功しました。この成果によって正確な「藻場」の状況を広範囲に調査でき、藻場再生事業の効率化を図ることができます。また、3Dマップから藻場の正確な分布を知ることによって海藻のCO2吸収量測定精度が上がりブルーカーボン取引上のビジネスチャンスも広がり、持続可能な海洋事業を活性化できる可能性がいっそう広がりました。
次世代型水中ドローン「アクアレモナ」イメージ写真
 

 
株式会社INFLUX:https://influx-inc.com/
長崎大学:https://www.nagasaki-u.ac.jp/
 
■「アクアレモナ」で藻場の3Dマッピングに成功
インフラックスと長崎大学海洋未来イノベーション機構および長崎大学大学院工学研究科が共同開発した次世代型水中ドローン「アクアレモナ」は、海岸域における未踏領域の藻場生態系調査を可能にし、ブルーカーボンの定量化を実現するために設計されました。
次世代型水中ドローン「アクアレモナ」(イメージ図)
 
「アクアレモナ」は、8つのクラスタを搭載し、全方向に移動可能で、バッテリーも交換式で長時間の運用が可能です。特徴は、前方と下方に設置されたステレオカメラと、音波を使った距離測定機能です。これにより、海藻と海底までの距離を測定し、海藻の高さと体積を算出することを可能としました。また、海底は地形の影響を受けるために潮の流れが複雑で、手動で水中ドローンを操作し海底の正確な地形を測定することは困難を極めておりましたが、8つの強力なモーターとオプティカルフロー技術(※1)を用いた平面制御により、潮流の影響が少ない状態でホバリングし、水中での安定した位置保持を実現しています。これにより、複雑な潮流の中、自ら制御し予め指定していたエリアを自走し、藻場の正確な3Dのマップの作製に成功いたしました。
 
(※1)オプティカルフロー技術:動画や連続したフレームの画像において、ピクセルの移動ベクトルを推定するための手法。画像内の物体や領域の移動を検出し、移動ベクトルを算出することが目的の技術。
 
■藻場の3Dマッピング成功とその意義について
長崎県島原市の島原湾における検証実験では、これらの新開発の自走機能を使用して、1m×1mのパイプフレームで作られた碁盤のマス目に沿って移動することで、沿岸の藻場の3Dマッピングを高精度で行うことに成功しました。
藻場の撮影画像(左)と3D化(右)
 
このように「アクアレモナ」を用いて海藻の高さと体積を高精度に測定し算出できることは、従来の人が潜っての測量や、潮流の影響を受けやすい既存の水中ドローンを用いて測量する方法と比べて、困難とされていた広い海域での正確な海藻のCO2吸収量を算出することが可能となります。「アクアレモナ」の活用は海藻の研究や海底の調査に革命をもたらし、ブルーカーボン形成を加速化させ、ブルーカーボン取引における測定ツールになり得る可能性をも秘めています。
 
■ブルーカーボン形成について
ブルーカーボンは、藻や水草、マングローブなどの海洋植物が光合成で二酸化炭素(CO2)を吸収して海洋生態系が貯めこむ炭素のことで、海洋植物は陸の植物と異なり、枯れたあとでも数百年単位で炭素を貯めこむことができると言われています。そのCO2の吸収源であるブルーカーボンを形成しているのが主に海藻が生い茂る「藻場」になります。産卵や保育、摂餌等の場として魚介類が集まり、海のゆりかごとも呼ばれる「藻場」は日本の漁場に数多く存在していましたが、磯焼けなどの環境変化で年々消滅してきており、ブルーカーボンの保全は水産業において大きな課題となっています。
海洋植物の消失による貯蓄CO2放出イメージ

■ブルーカーボンとビジネス創出の関連性について
ブルーカーボン形成を図ることは地球温暖化の要因となるCO2の増加を抑制するため、CO2吸収量を企業などが買取れるブルーカーボンクレジット「Jブルークレジット」によって売買できるようになり、新たなビジネスを創出できる可能性を秘めています。インフラックスでは全国の漁業協同組合の皆様と連携・協働して、こうした新たなビジネスを共創し、経済面においても持続可能な海洋事業並びに地域活性化を推進してまいります。
 
■藻場の3Dマッピングを高精度で成功したことにあたり
 
《長崎大学 大学院工学研究科 教授 山本郁夫様のコメント》
 
この度、株式会社INFLUX様との共同研究で次世代型水中ロボット「アクアレモナ」を開発し、水中下での「藻場」の正確なCO2の吸収量を算出できる3Dマッピング化を成功させたことは非常に意義深いものと考えております。当プロジェクトでは2022年より産学連携で水中カメラとロボットシステムとを組み合わせた「統合水中ロボット」の開発を進め、実海域にてフィールド試験を実施し、操作性および安全性を検証、高度な水中ロボットの運用方法なども確立してまいりました。
 
この度の「アクアレモナ」を使った正確な3Dマッピングを成功させたことは、年々厳しさを増す漁業を取り巻く環境を改善する一助となるはずです。今後も同社との産学連携での研究をさらに発展させ、成果を高めて行くことで社会に貢献できるプロジェクトとなるよう、積極的に取り組んでまいります。
 
《株式会社INFLUX 代表取締役社長 星野 敦のコメント》
 
当社は、洋上風力発電事業による新たな地域産業や雇用機会の創出、地元企業、地元港湾関係者、地元金融機関、漁業との共生など地域経済波及効果の最大化を目指すと共に、自然との共生を理念としています。この度の長崎大学様との共同研究においてすばらしい成果が出せたことは、藻場の再生(サステナブル・ブルーエコノミーの推進)を目指す活動の大きな一歩になると確信しております。
 
現在インフラックスでは洋上風力発電事業において、精密な海洋調査を行っております。また、日本の沿岸における「藻場」は1990年代に比べて平均20%も減少していることから、その主な原因となっている「磯焼け」を改善し、海の生態系を正常化するために「フルボ酸鉄」(※2)を溶出する人工ブロックを海中へ設置。不足している栄養分を供給し、植物プランクトンや藻の生育を促進して海藻の減少を改善する「藻場再生対策事業」をおよそ10年前より開始しており、地元関係者にも高い評価をいただいております。
 
また当社は世界的に注目されている「ブルーカーボンコミュニティデベロップメント(※3)」において、ブルーカーボン生態系の活用によるブルーエコノミーの発展へ積極的な展開も行っております。この度の実験でブルーカーボンクレジットにおいても画期的となる正確な海藻のCO2吸収量を算出することが可能となったことは一つの大きな成果であると考えております。当社は今後も長崎大学様と産学連携を行いながら、自然と共生し持続可能な洋上風力発電産業の発展に貢献してまいります。
 
(※2)フルボ酸鉄:海中のプランクトンや藻の成長に不可欠な窒素を吸収するための触媒の働きをする物質。森林で時間をかけて生成され海へと流れつき、海中の藻や植物プランクトンの育成に大きく貢献する。
 
(※3) ブルーカーボンコミュニティデベロップメント:2009年の国連環境計画(UNEP)でブルーカーボンの役割が世界的に注目され、2015年のパリ協定で二酸化炭素排出量削減に55か国以上が合意。日本でも2019年に国土交通省にて「地球温暖化防止に貢献するブルーカーボンの役割に関する検討会」を設置。2020年の経済産業省『2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略』では、脱炭素化社会に向けてのブルーカーボン生態系の活用について具体的な提言が示されている。
 
■国立大学法人長崎大学について
 
<長崎大学>
所在地:長崎市文教町1-14
URL :https://www.nagasaki-u.ac.jp/ 
 
<長崎大学海洋未来イノベーション機構>
所在地:長崎市文教町1-14 (研究国際部学術支援課内)
URL :https://www.nagasaki-u.ac.jp/marine/ 
 
<長崎大学大学院工学研究科>
所在地:長崎市文教町1-14
URL :http://www.eng.nagasaki-u.ac.jp/ 
 
■株式会社INFLUXについて
世界の経済成長、人口増加と共に進んできた地球環境問題は、近年顕在化してきた地球温暖化による異常気象をはじめ、石油や化石燃料といった枯渇する資源や原子力に依存する社会、森林伐採や海洋汚染等の環境破壊など、すでに私たちの生活にも深刻な影響を及ぼし始めています。インフラックスが進める再生可能エネルギー事業は、枯渇することのない太陽や風を利用するサステナブルな事業です。インフラックスは地域情熱商社として「Jimoto first(地元ファースト)」を理念に掲げ、開発に伴う環境への影響を最小限に留めながらも、自立型エネルギー開発でクローズドループな地域循環型の電力供給網を構築すると共に、地元に新たなシンボル産業と雇用を生み出し地域経済に貢献しています。
 
今後もインフラックスはこれまで積み上げてきた再生可能エネルギーの設計、開発、実施の実績を活かして、地域の方々と共に取り組む「コミュニティパワー」で世界の主力エネルギーのあり方を全方位型エネルギーへと改革し、今ある環境と社会を未来へと引き継げる持続可能な循環型社会(サーキュラーエコノミー)の確立へ積極的に取り組んでまいります。
 
<企業概要>
法人名  :株式会社INFLUX
代表者名 :代表取締役社長 星野 敦
本社所在地:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー41F
設立年月 :2018年3月
URL   :https://influx-inc.com/ 
事業内容 :国内外における再生可能エネルギー発電事業のプロジェクト開発・設計・施工・運営管理
 
 
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《 INFLUX × 佐賀玄海漁業協同組合 》 玄界灘のブルーカーボン形成や地域振興で包括的連携協定締結 /release/202310271826 Fri, 27 Oct 2023 15:00:00 +0900 INFLUX 全国に再生可能エネルギーのインフラ構築事業を展開する株式会社INFLUX(本社:東京都港区、代表取締役社長 星野 敦、以下「インフラックス」)は、佐賀玄海漁業協同組合(本所:佐賀県唐津市、代表理事組... 事業実施エリアと調査イメージ写真
 

 
株式会社INFLUX:https://influx-inc.com/
佐賀玄海漁業協同組合:https://www.jf-sagagenkai.or.jp/
 
 本協定は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、インフラックスと佐賀玄海漁業協同組合が取り組むための連携協定です。連携内容では玄界灘海域において漁獲量に大きな影響を与えるブルーカーボン形成に向けての検証活動や、ブルーカーボン形成を通じた新たなビジネスを創出する経済面でも連携を図り、そこから生まれる雇用創出や、インフラックスが得意とする他業種との連携を活かした地域の産業活性化、同組合管轄下の漁場で獲れる水産物の効果的なプロモーション、更には玄界灘の魅力を伝えるための観光振興策や新たなチャレンジに向けての教育・人財育成など、佐賀玄海漁業協同組合と共に様々な角度から“未来へつなぐ持続可能な社会構築”を共創してまいります。
 
■連携協定の背景について
佐賀玄海漁業協同組合は、佐賀県北西部の玄界灘に面した6つの離島を含む2市からなる協同組合で、唐津や呼子などの漁港を擁し、対馬暖流の影響下にある壱岐水道の外海漁場と唐津湾や伊万里湾等の内湾漁場がある日本有数の好漁場となっています。しかしながら、近年の漁業を取り巻く環境は、燃油コストの増加、水産資源の減少、魚価の低迷、漁業の担い手不足など厳しいものとなっており、新型コロナ感染拡大による需要低迷なども相まって、同地区の漁獲量は2010年の1万282トンに比べて、2019年には3,006トンと約3割にまで減少しています。
 
この度の連携協定では、厳しい環境下にある佐賀玄海漁業協同組合とインフラックス並びに関連企業であるMOBA再生株式会社(以下、MOBA再生)が連携し、まずは漁獲量に影響の大きい水産資源環境の保全・再生を図るため、呼子港沖合約500メートルの玄界灘に位置する加部島周り全域となる約200ヘクタール(東京ドーム約43個分相当)の広大な海域において、ブルーカーボン形成に関する調査を開始します。佐賀玄海漁業協同組合との協定は、インフラックスが目指す地域シンボル産業「MOBA農場」の構築を共創する第一歩となるものです。
 
■ブルーカーボン形成について
ブルーカーボンは、藻や水草、マングローブなどの海洋植物が光合成で二酸化炭素(CO2)を吸収して海洋生態系が貯めこむ炭素のことで、海洋植物は陸の植物と異なり、枯れたあとでも数百年単位で炭素を貯めこむことができると言われています。そのCO2の吸収源であるブルーカーボンを形成しているのが主に海藻が生い茂る「藻場」になります。産卵や保育、摂餌等の場として魚介類が集まる「藻場」は日本の漁場に数多く存在していましたが、磯焼けなどの環境変化で年々消滅してきており、ブルーカーボンの保全は水産業において大きな課題となっています。
 
海洋植物の消失による貯蓄CO2放出イメージ

MOBA再生は、2022年9月より東北大学の青木 優和教授との共同研究( /release/202208315773 )で、全国各地の異なる藻場環境にも応用できる、地域環境に順応した効率的で効果的な「藻場再生手法」を研究開発しています。現在当研究では、地球温暖化などで悪化した環境でも生き残る「環境に強い藻の種=エリートシード」を見つけ出し、人為的な操作は一切行わずに養殖・増殖して海に戻す研究を進めています。この度の連携協定では、まずは交通網など最も調査に適した環境下にある加部島周辺海域でブルーカーボン形成への検証を青木教授と共に協働して取り組んでまいります。また、加部島での検証を行った後は、その調査結果を元に佐賀玄海漁業協同組合が管轄する各漁場へも順次調査を広げ、環境面・安全面での検証を行ってまいります。
 
■ブルーカーボンとビジネス創出の関連性について
ブルーカーボン形成を図ることは地球温暖化の要因となるCO2の増加を抑制するため、その保全活動が認められれば、取り組む漁業関係者からCO2吸収量を企業などが買取れるブルーカーボンクレジット「Jブルークレジット」が発行されて売買できるようになり、新たなビジネスを創出できる可能性も秘めています。インフラックスでは佐賀玄海漁業協同組合と連携・協働して、こうした新たなビジネスを共創し、経済面においても玄界灘における持続可能な水産事業並びに地域活性化を推進してまいります。
 
■「MOBA農場」について
インフラックス及びMOBA再生はこれまで藻場の再生に有効とされるフルボ酸鉄を活用し、海洋環境の回復を目指して藻場造成の実証実験を行ってきました。この度の連携協定では、藻場造成をひとつの大きな事業ととらえ、農場経営をコンセプトとした「MOBA農場」を地域のシンボル産業とするべく佐賀玄海漁業協同組合と共創して取り組んでまいります。「MOBA農場」は、農場建設(藻場再生・造成)からはじまり、藻場で固定したブルーカーボンクレジットの創出・販売、藻や磯焼け対策として捕獲したウニの製品化、農場の管理・保全やCO2固定量のモニタリング等、オペレーション、マーチャンダイズ、メンテナンスまでを包括的に行う事業となります。
 
地域特性を考慮し、各地域が持続的且つ自立的な藻場再生を実現することにより、ビジネスや雇用創出など含め地域創生の出口戦略まで見据えた包括的な地域活性化策を提案する「MOBA農場」事業を積極的に推進してまいります。
 
■連携協定の締結について
 
《佐賀玄海漁業協同組合 代表理事組合長 川嵜 和正様のコメント》
 
この度、株式会社INFLUX様と連携協定を締結させていただくこととなりました。漁業を取り巻く環境は年々厳しいものとなっています。そのような中で、私たちは「漁業者の生活の向上と地域の発展」と「消費者の皆様に安全で安心な水産物を安定的に供給すること」を使命として組合活動に取り組んでまいりました。株式会社INFLUX様との共創は、減少する漁獲量に歯止めをかけ、未来へこの日本有数の好漁場を継承してゆくための第一歩となります。豊かな海を維持し、漁家経営を持続可能なものとし、地域経済に貢献するためにも、玄界灘のブルーカーボンを保全し、組合員、関係団体とも協力して、環境面・安全面に配慮しつつ新たなビジネスの創出にも積極的に取り組んでまいります。
 
《株式会社INFLUX 代表取締役社長 星野 敦のコメント》
 
インフラックスは、地域創生を主軸とした事業展開を理念としており、再生可能エネルギー事業による新たな産業や雇用機会の創出、地元企業や地元港湾関係者、地元金融機関、漁業関係者などとの共生など地域経済波及効果の最大化を目指しています。この度の佐賀玄海漁業協同組合様との連携協定では、環境面・安全面に十分に配慮しブルーカーボン形成を図り、且つ地域の雇用や活性化につながるビジネスを共創し、来る2050年カーボンニュートラルの実現に向けて連携させていただくものです。インフラックスは海洋での環境調査をはじめとした様々な環境問題への解決に知見と実績を有しています。関係会社のMOBA再生では、豊かな海の源となる「藻場」の再生に向けての取り組みを続けています。こうした活動を佐賀玄海漁業協同組合様と連携して行えることは大変大きな意義があります。また今回の取り組みは、インフラックスが実現を目指している、地域シンボル産業としての「MOBA農場」の構築の先駆けともなるものです。今後も佐賀玄界灘の地域振興に積極的に参加させていただき、佐賀玄海漁業協同組合様及び地元の皆様と協力しながら、地域の振興・発展に貢献してまいります。
 
■佐賀玄海漁業協同組合について
佐賀玄海漁業協同組合は、玄界灘に面する佐賀県の北西部に位置し、東は福岡県、西は長崎県に接し、6つの離島を含む2市からなる協同組合です。唐津や呼子などの漁港を擁し、海岸線は屈曲に富むリアス式海岸でそのほとんどが玄海国定公園に指定されています。漁場としては対馬暖流の影響下にある壱岐水道の外海漁場と、唐津湾や伊万里湾等の内湾漁場とがあり、どちらも日本有数の好漁場となっています。主な漁法としては、タイやブリなどの高級魚の釣り、延縄をはじめ、マダイのごち網、小型底引き網、船びき網等があり、外縁域ではイカ釣り、アカムツやトラフグの延縄等が行われています。内湾では、カキやヒオウギなどの二枚貝、ウニ、車エビ、真珠等の養殖も盛んです。
 
<組合概要>
組合名  :佐賀玄海漁業協同組合
代表者名 :代表理事組合長 川嵜 和正
本所所在地:佐賀県唐津市海岸通7182-233
設立年月 :2012年4月
URL   :https://www.jf-sagagenkai.or.jp/ 
事業内容 :共済事業・購買事業・販売事業・製氷冷凍事業・加工事業・利用事業・漁業自営事業・指導事業
 
■株式会社INFLUXについて
世界の経済成長、人口増加と共に進んできた地球環境問題は、近年顕在化してきた地球温暖化による異常気象をはじめ、石油や化石燃料といった枯渇する資源や原子力に依存する社会、森林伐採や海洋汚染等の環境破壊など、すでに私たちの生活にも深刻な影響を及ぼし始めています。インフラックスが進める再生可能エネルギー事業は、枯渇することのない太陽や風を利用するサステナブルな事業です。インフラックスでは、これまで積み上げてきた再生可能エネルギーの設計、開発、実施の実績を活かし、世界の主力エネルギーのあり方を持続可能なものへと変えていきます。更に、開発に伴う環境への影響を最小限に留めながらも、新たなシンボル産業として地域の雇用を生み出すことで、地域経済に貢献し、地域の自然と暮らしの調和とサイクルを実現し、再エネ主力電源化と共に、今ある環境と社会を未来へと引き継げる「持続可能な社会」の実現を目指しています。
 
<企業概要>
法人名  :株式会社INFLUX
代表者名 :代表取締役社長 星野 敦
本社所在地:東京都港区新橋6-17-21 住友不動産御成門駅前ビル10F
設立年月 :2018年3月
URL   :https://influx-inc.com/ 
事業内容 :国内外における再生可能エネルギー発電事業のプロジェクト開発・設計・施工・運営管理
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《再生可能エネルギーのINFLUX》 2023-24もB.LEAGUE「青森ワッツ」のメインパートナーに! /release/202306286696 Fri, 30 Jun 2023 11:00:00 +0900 INFLUX 全国に洋上風力発電など再生可能エネルギーのインフラ構築事業を展開する株式会社INFLUX(東京都港区、代表取締役社長 星野 敦、以下「インフラックス」)は、プロバスケットボールリーグ「B.LEAGU...


青森ワッツ : https://aomori-wats.jp/ 
INFLUX INC: https://influx-inc.com/
 
インフラックスは、青森県青森市をホームタウンとする「青森ワッツ」(運営:青森スポーツクリエイション株式会社)と、2022-23シーズンのメインパートナーとしてチーム運営をサポートしてまいりましたが、引き続きサポートしてゆくことを決定し、2023年7月1日付でメインスポンサー契約を更新することといたしました。チーム創設10周年を迎えた2022-23シーズンの活躍はめざましく、初めてB2リーグのプレーオフ進出を果たされました。2023-24シーズンも「青森ワッツ」ユニフォームの胸部分にはメインパートナーの証しとなるインフラックスのロゴが配され、シーズンを通してチーム運営をサポートいたします。
インフラックスは、青森県において再生可能エネルギー事業を推進すると共に、地元に根差した地域振興策への積極的な参加の一環として、引き続き「青森ワッツ」をメインスポンサーとしてご支援してまいります。
 
■メインスポンサー契約更新について
 
《青森スポーツクリエイション株式会社 代表取締役 北谷 稔行様のコメント》
 
この度、2023-24シーズンも株式会社INFLUX様とメインパートナー契約を更新させていただくこととなりました。2022-23シーズンはチーム創設10周年目にして初めてB2リーグのプレーオフ進出を果たし、新しい景色を見ることができました。株式会社INFLUX様は常に私たちクラブに寄り添いながらチームを支え続けていただいた賜物と、青森ワッツ一同、心より感謝しております。2023-24シーズンもメインパートナーとして社名を胸に入れ、共に歩んでいけることを大変心強く思っております。さらなる景色を見るために、また青森県に青森ワッツが必要だと思ってもらえる存在になるために、地域創生、地域貢献をテーマにスポーツの力で勇気と感動、そして笑顔を届けていきます。しっかりと価値を提供できるように、青森ワッツ一同成長してまいります。
 
《株式会社INFLUX 代表取締役社長 星野 敦のコメント》
 
インフラックスは、地域創生を主軸とした事業展開を理念としており、再生可能エネルギー事業による新たな産業や雇用機会の創出はもちろんのこと、地元企業や地元港湾関係者、地元金融機関、漁業関係者などとの共生など地域経済波及効果の最大化を目指しています。
この度の青森ワッツ様とのメインパートナー契約は、地域に貢献するプランの一つとして更新させていただくものです。2022-23シーズンは初のB2リーグプレーオフ進出を見事につかみ取り、シーズンの終わりまで私たちを楽しませてくれました。地域に根差したスポーツチームがもたらす感動と、応援する方々からのエネルギーの相互作用を感じた素晴らしいシーズンでした。2023-24シーズンはこの熱がさらに拡がり、より多くの方に知っていただくことで地域の活性化につながればと願っております。
これまでインフラックスでは「青森ワッツ」の選手や関係者の皆様と共に、昨年7月に「ビーチクリーン活動」、8月には地元の小学生に向けての「バスケット教室」開催のスポンサーを担うなど、地元の地域振興にも積極的に参加させていただきました。他にも地域貢献モデルとして、青森県の社会福祉法人鯵ヶ沢町社会福祉協議会と連携して、鰺ヶ沢町における買い物困難者の多い地域での「移動販売事業」や、「青森ねぶた祭」への協賛なども行っております。
今後も青森県の地域振興に積極的に参加させていただくと共に、「洋上風力発電事業」の計画も進めさせていただきたいと考えており、今後も地元の皆様と協力しながら、地域の振興・発展と、日本の再生可能エネルギー産業の発展に貢献してまいります。
 
■青森ワッツについて
青森県青森市をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「青森ワッツ」(運営:青森スポーツクリエイション株式会社)は、2012年に青森県内で初めて設立されたプロスポーツチームで、2013年より「bjリーグ」に参戦、現在は「B.LEAGUE」のB2リーグで戦っています。チーム名の「ワッツ」は、青森県の方言で「とても熱い」を『わぁあっつ』、また「力強く」や「スピーディーに」を『わっつ、わっつど』『わっつり』と言うことから命名されました。「青森ワッツ」は熱く力強いスピーディーなゲームを繰り広げ、選手もブースターも一丸となって、青森県を盛り上げています。また地域貢献活動にも力を注ぎ、県民の皆様に愛されるチームを目指しています。
 
<企業概要>
法人名  :青森スポーツクリエイション株式会社
代表者名 :代表取締役社長 北谷 稔行
本社所在地:青森県青森市柳川1-4-1
設立年月 :2012年7月
URL   :https://aomori-wats.jp/ 
事業内容 :プロバスケットボールチーム「青森ワッツ」の運営
 
■株式会社INFLUXについて
世界の経済成長、人口増加と共に進んできた地球環境問題は、近年顕在化してきた地球温暖化による異常気象をはじめ、石油や化石燃料といった枯渇する資源や原子力に依存する社会、森林伐採や海洋汚染等の環境破壊など、すでに私たちの生活にも深刻な影響を及ぼし始めています。インフラックスが進める太陽光、風力を主軸とした再生可能エネルギー事業は、発電時にCO2を排出しないだけでなく、枯渇することのない太陽や風を利用するサステナブルな事業です。インフラックスでは、これまで積み上げてきた再生可能エネルギーの設計、開発、実施の実績を生かし、世界の主力エネルギーのあり方を持続可能なものへと変えていきます。更に、開発に伴う環境への影響を最小限に留めながらも、地域の雇用を生み出すことで、地域経済に貢献し、地域の自然と暮らしの調和とサイクルを実現し、再エネ主力電源化と共に、今ある環境と社会を未来へと引き継げる「持続可能な社会」の実現を目指しています。
 
<企業概要>
法人名  :株式会社INFLUX
代表者名 :代表取締役社長 星野 敦
本社所在地:東京都港区新橋6-17-21 住友不動産御成門駅前ビル10F
設立年月 :2018年3月
URL   :https://influx-inc.com/ 
事業内容 :国内外における再生可能エネルギー発電事業のプロジェクト開発・設計・施工・運営管理
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インフラックスグループ、 東北大学青木教授と「藻場再生」の共同研究を開始 /release/202208315773 Thu, 01 Sep 2022 13:00:00 +0900 INFLUX 全国に洋上風力発電など再生可能エネルギーのインフラ構築事業を展開する株式会社INFLUX(東京都港区、代表取締役社長 星野 敦、以下「インフラックス」)のグループ会社であるMOBA再生株式会社(東京... 「藻場再生」へ研究が進められている東北大学の海洋調査


INFLUX : https://influx-inc.com/
東北大学 : https://www.tohoku.ac.jp/
 
この度の共同研究では、東北大学大学院農学研究科 水圏植物生態学 青木 優和(あおき まさかず) 教授がこれまで培われた実績と研究力を礎として、千葉県沿岸で海洋生物の生育を対象とした実証実験を行い、地球温暖化による海水温度の上昇など刻々と変化する自然環境の中、全国各地で異なる「藻場」環境にも応用できる最も効率的で効果的な「藻場再生手法」を開発するものです。
青木教授の「水圏植物生態学」※1では、海洋沿岸域の岩礁生態系において、海藻に関わる生物間の相互作用システムについての野外調査や実験に基づく生態学的研究を行い、その成果を海藻養殖や沿岸藻場の保全、再生へ利活用する研究が進められています。
※1研究内容:https://www.agri.tohoku.ac.jp/jp/laboratory/algae/ 
 
インフラックスでは持続可能な社会の実現に向けて、当社が推進する再生可能エネルギー事業の一つである洋上風力に関わりの深い「海洋資源の保全」に積極的に取り組んでいます。近年、日本近海で広まる「磯焼け」の現象は海の生態系を壊し、魚の漁獲量にも大きな影響を与えています。当社では、洋上風力設備のメンテナンスに「磯焼け」を改善する「藻場再生メニュー」を組み込み、ステークホルダーである漁業者と協力し、海洋環境保全活動を通じて、漁業や街に再び活気が満ち溢れるよう、地域の皆様と共存共栄できる施策の実現を目指しています。
特に、「藻場再生」はMOBA再生を通して積極的に取り組みを進めている事業であり、これまでの実証実験結果をご覧いただいた地元住民の皆様や関係者の方々から高い期待を寄せられています。
今後もインフラックスグループでは様々な分野での産学連携を行いながら、自然と共生し「持続可能な洋上風力発電産業」の発展に貢献してまいります。
 
 
■「磯焼け」と「藻場再生」について
海の生態系を維持している要素の一つが「藻場」です。日本の沿岸における「藻場」は1990年代に比べて平均20%も減少しており、その主な原因となっているのが「磯焼け」です。海底の岩肌が白くなり海の砂漠化とも言われる「磯焼け」は、海水温の上昇や森の荒廃による養分溶出量の減少などによって引き起こされていると考えられています。「磯焼け」状態になった藻場は、魚の育成機会の喪失や漁獲量の減少につながっており、いかに「磯焼け」を改善し「藻場再生」を実現できるかは、私たちにとって身近で大変重要な喫緊の環境問題となっています。

磯焼けした藻場(左)と再生してきた藻場(右)
 
《東北大学大学院農学研究科 水圏植物生態学分野 青木 優和 教授のコメント》
 
沿岸の藻場は、生物多様性の維持や水産資源保全の観点からも、また、二酸化炭素の貯留場所であるブルーカーボンとしても、その重要性が認識されています。しかし、地球温暖化が進行する中で、全世界的に沿岸の藻場の衰退が進み、広い海域で磯焼け現象が観測されています。このため、沿岸の藻場再生は、私たちにとって解決すべき喫緊の課題となっています。では、藻場の再生は可能なのでしょうか?
 
藻場を構成する海藻の生育は、光と温度と栄養塩と水の動きという主要な4つの環境要因の支配を受けることがわかっています。これらに加えて、ウニや巻貝などの植食動物や他の競合生物との種間関係も大きな影響を与えます。私たちは、これらの要因を野外において適正に操作することができれば、藻場の再生は可能であると考えています。この度実施させていただく共同研究では、この基本的なコンセプトを背景に、藻場再生の現場における実現を図ってゆきたいと考えています。現場における各種の操作実験やモニタリングから得られたデータは、他海域の藻場再生においても応用が可能な技術的知見になると信じています。
 
《インフラックスグループ代表 株式会社INFLUX 代表取締役社長 星野 敦のコメント》
 
インフラックスグループは、地域創生を主軸とした事業展開を理念としており、洋上風力発電をメインとした再生可能エネルギー発電事業による新たな産業や雇用機会の創出はもちろんのこと、地元企業や地元関係者、地元金融機関などと連携した地域経済波及効果の最大化を目指しています。
洋上風力発電設備のメンテナンスメニューに藻場再生を加えることで、海洋環境の改善、ブルーカーボンの増大による地球温暖化抑止、魚類の育成環境改善による漁獲量の向上などにつなげたいとの願いから、水圏植物生態学に精通された青木教授の知見と研究力をお借りしたいと考え、今回の共同研究契約締結の運びとなりました。
 
当グループでは既に地元貢献モデルとして移動販売事業や漁業支援ツールの提供等を行っており、単なる開発ではなく地域のシンボル産業となり得る洋上風力発電事業の構築を目指しています。今後も様々な分野の産学連携を行いながら、自然と共生し持続可能な再生可能エネルギー事業の発展に貢献してまいります。
 
■東北大学について
東北大学は、開学以来の「研究第一主義」の伝統、「門戸開放」の理念及び「実学尊重」の精神を基に、数々の教育研究の成果を挙げてきた実績を踏まえ、これらの伝統、理念等を積極的に踏襲し、独創的な研究を基盤として高等教育を推進する総合大学です。東北大学では、産学連携の一環として、「企業と大学双方の相互尊重と対等性の原則」に基づき企業等との「共同研究」を積極的に行っています。
 
<東北大学 概要>
法人名  :国立大学法人 東北大学
代表者名 :総長 大野 英男
所在地  :宮城県仙台市青葉区片平二丁目1-1
設立年月 :1907年 6月
URL   :https://www.tohoku.ac.jp/ 
 
■MOBA再生 株式会社について
インフラックスのグループ会社であるMOBA再生では、「藻場は魚を、魚は地域をうるおす。」を理念に掲げ、藻場の再生事業を行っています。現在、MOBA再生では藻場が減少する主な要因となっている「磯焼け」の改善策として、海の養分(主に海中のプランクトンや藻の成長に不可欠な成分を吸収するための触媒の働きをする)を溶出する人工ブロックの海中設置を各地で進めており、これらが植物プランクトンや藻の生育を促進してブルーカーボンの減少を改善し藻場を再生します。再生された藻場にはたくさんの魚類や海藻類が育ち、海洋環境を正常化へと導くことが可能となります。今後もMOBA再生は様々なアプローチで海洋環境保全に向けて「藻場再生」への取り組みを積極的に推進してまいります。
 
<MOBA再生 株式会社 概要>
法人名  :MOBA再生 株式会社
代表者名 :代表取締役社長 坂本 真也
本社所在地:東京都港区新橋6-17-21 住友不動産御成門駅前ビル10F
設立年月 :2022年2月
事業内容 :藻場再生を主とした環境保全事業
 
■株式会社INFLUXについて
世界の経済成長、人口増加と共に進んできた地球環境問題は、近年顕在化してきた地球温暖化による異常気象をはじめ、石油や化石燃料といった枯渇する資源や原子力に依存する社会、森林伐採や海洋汚染等の環境破壊など、すでに私たちの生活にも深刻な影響を及ぼし始めています。インフラックスが進める太陽光、風力を主軸とした再生可能エネルギー事業は、発電時にCO2を排出しないだけでなく、枯渇することのない太陽や風を利用するサステナブルな事業です。インフラックスでは、これまで積み上げてきた再生可能エネルギーの設計、開発、実施の実績を生かし、世界の主力エネルギーのあり方を持続可能なものへと変えていきます。さらに、開発に伴う環境への影響を最小限にとどめながらも、地域の雇用を生み出すこと等で、地域経済に貢献し、地域の自然と暮らしの調和とサイクルを実現し、再エネ主力電源化と共に、今ある環境と社会を未来に引き継げる「持続可能な社会」の実現を目指しています。
 
<株式会社INFLUX 概要>
法人名  :株式会社INFLUX
代表者名 :代表取締役社長 星野 敦
本社所在地:東京都港区新橋6-17-21 住友不動産御成門駅前ビル10F
設立年月 :2018年3月
URL   :https://influx-inc.com/ 
事業内容 :国内外における再生可能エネルギー発電事業のプロジェクト開発・設計・施工・運営管理
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