【展覧会 内容】
「絵の見方がわからない。でも興味はある・・・」、そんなお客様の声にお応えするのが、この展覧会です。
絵の見方は様々で、そこには正解はありません。ただ、少しでも絵に近づきやすい見方として、「作品同士をくらべながら鑑賞する」というやり方を、本展ではご提案いたします。
本展を見終えた後、前よりも絵画をみるのがたのしくなる。上原近代美術館では、そんな展覧会をご用意してお待ちしております。
【概要】
□ 展覧会名 くらべてたのしむ静物画
□ 会 期 2017年4月9日(日)~7月17日(月祝)
*会期中無休
□会 場 上原近代美術館
〒413-0715静岡県下田市宇土金341
□ 開館時間 9:00-17:00 (入館は16:30まで)
□ 入 館 料 大人800円/小・中学生400円(団体20名以上10%引)
*毎週土曜日は小・中学生、高校生は無料です
□ 主 催 公益財団法人 上原美術館
【学芸員のイチオシ!くらべてTop3】
1.ピエール=オーギュスト・ルノワール≪果物の静物≫ 対 須田国太郎≪静物≫
みずみずしい果物を描くルノワールと、果物に重厚な存在感をあたえた須田国太郎。
二人の作品を「油絵具の透明性」を切り口に見比べます。
2.小林古径≪茄子≫ 対 マティス『主題と変奏』より
日本画の余白と、デッサンの描かれなかった部分はどう違うのか。
紙に描かれた二人の作品を「余白」の視点で比べます。
3.小磯良平≪食卓≫ 対 ジョルジュ・ブラック≪ナプキンの上の紅茶ポットとレモン≫
端正な描写の小磯と、絵肌の魅力を探求したブラック。
二人の絵画に描かれた「レモン」の描写を見比べながら、画家の表現に迫ります。
【来館者の感想より】
● ”くらべてたのしむ静物画”タイトルにひかれて初めて来館。バス停からも遠く、少々不安に思いながらも…。でも、内容もよく”絵画”をくらべて楽しむことが出きました。
● ゆったりと見ることができました。説明の文章も比較して見ることができ、とてもすばらしい企画だと感じました。とても雰囲気のよい美術館ですね。ありがとうございました。
●想像以上に楽しかった。絵の見比べとか、その説明とか、絵画初心者には分かりやすくて良かった。