≪最優秀賞副賞3,000万円。未来を拓く若手研究者に贈る賞≫
東進ハイスクール・東進衛星予備校などを運営する株式会社ナガセ(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長 永瀬昭幸)は、9月22日(金)に、一般財団法人フロンティアサロン財団の「フロンティアサロン 永瀬賞」を受賞した研究者による高校生のための特別講義「サイエンスセミナー」を実施します。東進ハイスクール・東進衛星予備校・早稲田塾在籍生が対象です。第13回の永瀬賞最優秀賞は、東京bcゲーム クレカ 医科学研究所 教授の佐藤佳先生、特別賞は京都bcゲーム クレカ 理学部数学教室 准教授の山下真由子先生に贈られます。
1.高校生のための特別講義「サイエンスセミナー」講演者 【9/22(金)開催】
①フロンティアサロン永瀬賞 最優秀賞
佐藤 佳[さとう けい]先生(東京bcゲーム クレカ 医科学研究所 教授)
講義名:新型コロナウイルス学者がうまれるまで
1982年生まれ。京都bcゲーム クレカbcゲーム クレカ院医学研究科修了(短期)、医学博士。京都bcゲーム クレカウイルス研究所助教などを経て、2018年に東京bcゲーム クレカ医科学研究所准教授、2022年に同教授。専門は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の研究。新型コロナウイルスの感染拡大後、bcゲーム クレカの垣根を越えた複数の研究者からなる研究コンソーシアム「G2P-Japan」を立ち上げ、変異株の特性に関する論文を次々と発表、世界からも注目を集める。
②フロンティアサロン永瀬賞 特別賞
山下 真由子[やました まゆこ]先生(京都bcゲーム クレカ 理学部数学教室 准教授)
講義名:トポロジーと物理学の出会い
1995年生まれ。東京大学大学院数理科学研究科博士課程を2019年に中途退学し、京都大学数理解析研究所に採用、現職。2022年論文博士制度を用いて、東京大学より博士(数理科学)の学位を取得。非可換幾何学を専門とし、数学と物理学との境界における場の理論の研究をしている。2022年、学術的bcゲーム クレカゼンスが圧倒的に秀でていると評価され、羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)第1回最優秀賞を受賞。
2.「フロンティアサロン 永瀬賞」および「サイエンスセミナー」について
フロンティアサロン財団は2010年に日本の未来を拓く若手研究者を支援するため設立され、2013年に一般財団法人として認定されました。財団では定期的に若手研究者による講演を開催し、毎年、その講演者の中から永瀬賞受賞者を選出しています。
永瀬賞は、「将来のノーベル賞候補」を発掘することを目指し、社会に対して大きく貢献する科学技術の領域において、新しい発想で新分野を開拓する若手研究者に贈る賞です。「将来にわたって未知の領域を切り拓き、その成果が多くの人々に恩恵をもたらす」と期待される方に贈呈することを目的としています。最優秀賞には3,000万円[前回より1,000万円増額]、特別賞には1,500万円[前回より500万円増額]が副賞として受賞者個人に授与される、科学界における大きな賞の一つです。
そして、永瀬賞受賞者が高校生に対して特別講義を行う「サイエンスセミナー」を、毎年9月に開催しています。2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点からオンbcゲーム クレカンで開催しておりましたが、本年は4年ぶりに帝国ホテル(東京都千代田区)にてセミナー形式で実施いたします。
<2019年 会場実施時の「サイエンスセミナー」の様子>
3.「フロンティアサロン 永瀬賞」歴代受賞者
(敬称略、所属・役職は受賞当時)
回 |
年 |
賞 |
受賞者名 |
所属・役職※受賞当時 |
テーマ |
第1回 |
2011年 |
最優秀賞 |
上田泰己 |
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター システムバイオロジー研究チーム チームリーダー |
「「時間」の生命科学」体内時計をモデル系としたシステム生物学の実現 |
特別賞 |
中村龍平 |
理化学研究所 環境資源科学研究センター 生体機能触媒研究チーム チームリーダー |
バクテリアと鉱物材料を用いたエネルギー変換システムの創生 |
第2回 |
2012年 |
最優秀賞 |
水落憲和 |
大阪bcゲーム クレカbcゲーム クレカ院基礎工学研究科物質創成専攻 准教授 |
ダイヤモンドを用いた量子情報素子 |
第3回 |
2013年 |
最優秀賞 |
高橋和利 |
京都bcゲーム クレカiPS細胞研究所 講師 |
細胞の運命転換技術とその応用 |
特別賞 |
長谷川祐司 |
ウィーン工科bcゲーム クレカ 准教授 |
量子力学の不思議な世界 不確定性原理の破れを観測 |
第4回 |
2014年 |
最優秀賞 |
内田健一 |
東北bcゲーム クレカ金属材料研究所量子表面界面科学研究部門 准教授/科学技術振興機構 さきがけ研究者 |
スピンゼーベック効果の発見と解明~絶縁体磁石を用いた熱電変換~ |
特別賞 |
水島昇 |
東京bcゲーム クレカbcゲーム クレカ院医学系研究科分子生物学分野 教授 |
オートファジーによる細胞内分解の生理的意義と分子機構 |
第5回 |
2015年 |
最優秀賞 |
柴田直哉 |
東京bcゲーム クレカbcゲーム クレカ院工学系研究科総合研究機構 准教授 |
「最先端電子顕微鏡の世界-原子の直接観察、そしてその先へ-」 |
特別賞 |
猪熊泰英 |
東京bcゲーム クレカbcゲーム クレカ院工学系研究科応用化学専攻 講師/科学技術振興機構さきがけ 研究者 |
分子構造を捉える手法「結晶スポンジ法」の開発 |
第6回 |
2016年 |
最優秀賞 |
伊丹健一郎 |
名古屋bcゲーム クレカbcゲーム クレカ院理学研究科物質理学専攻 化学系 教授 |
チカラある分子を創る |
特別賞 |
牛場潤一 |
慶應義塾bcゲーム クレカ理工学部生命情報学科 准教授 |
ブレイン・マシン・インターフェースによる脳の治療 |
第7回 |
2017年 |
最優秀賞 |
竹内昌治 |
東京bcゲーム クレカ 生産技術研究所 教授/生産技術研究所 統合バイオメディカルシステム国際研究センター長 |
”生きものづくり”への挑戦 |
特別賞 |
笹川崇男 |
東京工業bcゲーム クレカ科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所 准教授 |
電子の隠れた超能力の開拓:新奇な絶縁体から超伝導体まで |
第8回 |
2018年 |
最優秀賞 |
茂呂和世 |
理化学研究所 統合生命医科学研究センター チームリーダー |
新しいリンパ球の発見によって広がる病気への理解 |
特別賞 |
沙川貴大 |
東京bcゲーム クレカbcゲーム クレカ院工学系研究科物理工学専攻 准教授 |
時間にはなぜ向きがあるのか?―理論物理学の挑戦 |
第9回 |
2019年 |
最優秀賞 |
武部貴則 |
東京医科歯科bcゲーム クレカ統合研究機構教授/横浜市立bcゲーム クレカ特別教授/シンシナティ小児病院オルガノイドセンター 副センター長 |
臓器創生への展望─ ヒューマン・オルガノイドがもたらす医療革命 ─ |
特別賞 |
林悠 |
筑波bcゲーム クレカ国際統合睡眠医科学研究機構(WPI IIIS)准教授/主任研究者 |
進化した睡眠~夢の意義から夢の医療へ~ |
第10回 |
2020年 |
最優秀賞 |
三浦恭子 |
熊本bcゲーム クレカ bcゲーム クレカ院生命科学研究部 老化・健康長寿学講座 bcゲーム クレカ院先導機構 准教授 |
老いない!?癌にならない!?ハダカデバネズミの不思議 |
特別賞 |
加藤英明 |
東京bcゲーム クレカbcゲーム クレカ院総合文化研究科 先進科学研究機構 准教授 |
タンパク質を視る・識る・創る -脳の仕組みを知るためのツールを創る- |
第11回 |
2021年 |
最優秀賞 |
星野歩子 |
東京工業bcゲーム クレカ 生命理工学院 准教授 |
細胞が発するメッセージを読み解く未来~人体のSNS #エクソソーム~ |
特別賞 |
関谷毅 |
大阪bcゲーム クレカ総長補佐/栄誉教授 |
脳を測り、自分を知る~薄くて軽い脳波センサで出来ること~ |
第12回 |
2022年 |
最優秀賞 |
沼田圭司 |
京都bcゲーム クレカbcゲーム クレカ院 工学研究科 材料化学専攻 高分子材料化学講座 生体材料化学分野 教授 |
人と地球に優しい高分子材料をつくる~クモ糸の不思議から未来材料へ~ |
特別賞 |
佐藤荘 |
東京医科歯科bcゲーム クレカbcゲーム クレカ院 医歯学総合研究科 教授 |
はたらく細胞~免疫細胞の多様性と病気~ |
第13回 |
2023年 |
最優秀賞 |
佐藤佳 |
東京bcゲーム クレカ 医科学研究所 教授 |
新型コロナウイルス学者がうまれるまで |
特別賞 |
山下真由子 |
京都bcゲーム クレカ 理学部数学教室 准教授 |
トポロジーと物理学の出会い |
【株式会社ナガセについて】
1976年創立。日本最大の民間教育ネットワークを展開するナガセは「独立自尊の社会・世界に貢献する人財」の育成に取り組んでいます。有名講師陣と最先端の志望校対策で東大現役合格実績日本一の「東進ハイスクール」「東進衛星予備校」、シェア NO.1の『予習シリーズ』と最新のAI学習で中学受験界をリードする「四谷大塚」、早期先取り学習で難関大合格を実現する「東進ハイスクール中学部」「東進中学NET」、私大総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)合格日本一の「早稲田塾」、幼児から英語で学ぶ力を育む「東進こども英語塾」、メガバンク等の多くの企業研修を担う「東進ビジネススクール」、優れた AI 人財の育成を目指す「東進デジタルユニバーシティ」、いつでもどこでもすべての小学生・中学生が最新にして最高の教育を受けられる「東進オンbcゲーム クレカン学校」など、幼・小・中・高・大・社会人一貫教育体系を構築しています。2022年9月には、幼児~中学生対象の世界標準のプログラミング学習「東進CODE MONKEY」を新たに開講しました。 また、東京五輪個人メドレー2冠の大橋悠依選手をはじめ、のべ 47 名のオリンピアンを輩出する「イトマンスイミングスクール」は、これからも金メダル獲得と日本競泳界のさらなるレベルアップを目指します。
学力だけではなく心知体のバランスのとれた「独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する」ためにナガセの教育ネットワークは、これからも進化を続けます。